ブーンのおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/9/16
女性ユーザーをターゲットに開発されたダイハツ・ブーン。普通車の快適性と軽自動車の使い勝手を両立させたスタンダードなコンパクトカーです。
軽自動車の車両価格がどんどん高騰している昨今、ブーンはベースグレードの価格が1,177,200円(税込)からと、普通車ながら非常にお買い得な車種となっています。
今回はそんなブーンのグレードを徹底解剖。ブーンに設定されている7つのグレードの解説と、それぞれの魅力の比較を行い、最もオススメできるグレードを紹介したいと思います。
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ブーンのグレードを徹底解剖!
日本は小型車の人気が高いです。自動車メーカー各社は、コンパクトカーの開発に非常に力を注いでいます。
昨今では走りを重視したコンパクトカーや車内空間の確保に全力投球したコンパクトカーなど、バリエーションが多様化しており、様々なコンパクトカーが販売されていることはご存知でしょう。ブーンは国産コンパクトカーの中でも、特にオーソドックスな車種です。
他社のコンパクトカーのようにブーンだからこそといえるような魅力は少ないですが、オーソドックスなだけにコンパクトカーとしての完成度が非常に高く、大勢のユーザー、特に女性ユーザーから高い支持を得ています。
また、全体の設計がシンプルな分、車両価格がリーズナブルという特徴もあります。昨今は軽自動車でも高い車種は200万円を超えるような車種が続々と登場していますが、ブーンは高いものでも200万円を下回り、安いものは120万円以下で販売されています。
安さが魅力のX
ブーンのベースグレードであるX。快適装備や安全装備を最低限にすることで、非常に安価な車両価格を実現しているグレードです。
その価格はなんと1,177,200円(税込)スタートとリーズナブル。昨今の軽自動車と同じくらいか、何なら軽自動車よりも安く販売されています。
装備が最低限なので、外観や内装の質感が低く、エアコンもマニュアルなのですが、ABSやVSC、SRSデュアルエアバックなどの安全装備はもちろん標準採用しています。
普段使いにはちょっと物足りないと感じる可能性はありますが、通勤車や移動手段として割り切って使う分には全く問題ありません。
Xに安全性能を加えたX”SA III”
X“SA III”はベースグレードのXに、ダイハツの先進安全技術である「スマートアシスト3」をプラス。Xに欠けていた安全性を補ったグレードです。
標準装備は「スマートアシスト3」が採用された程度で、大きな変更点はありません。外観や内装の質感も変更がない上、快適装備もそのままです。
昨今は車の安全性が非常に重視される世の中なので、安さと安全性が両立されたX“SA III”のようなグレードの存在は非常にありがたいですよね。
価格は1,242,000円(税込)スタートとなっています。Xと比べ若干高くはなってしまいますが、それでも十分にお買い得なグレードだと思います。
快適性をプラスしたX”Lパッケージ SA III”
X“Lパッケージ SA III”はX“SA III”に快適性をプラスし、日常での使い勝手を高めたグレードです。外観の大きな変更は無いものの、UVカット機能付きスモークドガラスやオートエアコンを採用することで、車内での快適性が大きく向上しています。
内装はエアコンレジスターやインパネに、シルバーのオーナメントがプラスされる程度に留まっていますが、リアシートは一体可倒式から6:4分割可倒式となり、融通の利くシートアレンジが可能となりました。
価格は1,350,000円(税込)スタートです。
上質感を高めたX”Gパッケージ SA III”
ブーンの標準モデルの最上級グレードがX“Gパッケージ SA III”です。X“Lパッケージ SA III”をベースに、外観や内装の質感向上をスポットに当てて開発されています。
ヘッドライトは下位グレードのマルチリフレクターハロゲンからLEDに変更。ホイールも14インチアルミホイールとなり、上質感がアップ。
内装も安っぽさのあるウレタンステアリングホイールから、シルバー加飾付きの革巻きステアリングホイールに変更されるなど、質感向上に努めているようです。
価格は1,474,200円(税込)スタートとなっています。変更点は多数あるものの、やや高い印象はありますね。
キュートな外観・内装のSTYLE”SA III”
STYLE“SA III”はX“Gパッケージ SA III”をベースに、外観と内装を大きくイメチェンしたグレードになります。フロントマスクは全体的に丸みを帯びたキュートなデザインに変更されました。
愛嬌のある顔立ちは、女性ユーザーに焦点を当ててデザインされているのでしょう。内装はデザインこそ変わりないものの、女性受けするカラフルな内装に仕上がっています。
標準モデルの全グレードに採用されていた単眼メーターは自発光式2眼メーターに変更され、視認性が大きく向上しました。価格は1,522,800円(税込)スタートとなっていますが、魅力がプラスされているのでそれほど高い印象はありません。
おしゃれな外観・内装のCILQ”SA III”
CILQ“SA III”はSTYLE“SA III”と同様、X“Gパッケージ SA III”をベースに外観と内装をアレンジしたグレードです。装着されているLEDヘッドライトはSTYLE“SA III”と同じものですが、バンパーのデザインが異なっているので、受ける印象が違います。
全体的に丸みを帯びていてキュートだったSTYLE“SA III”に対し、CILQ“SA III”は直線的なラインで構成されていて、おしゃれな雰囲気を醸し出しています。内装はSTYLE“SA III”に比べ、シックで落ち着きのあるアレンジがなされています。
採用されている安全装備や快適装備についても、STYLE“SA III”と変わりありません。価格も1,533,600円(税込)スタートと、STYLE“SA III”よりもやや高い程度です。
標準装備が最も充実したCILQ”Gパッケージ SA III”
CILQ”Gパッケージ SA III”はCILQ”SA III”の上級グレードにあたり、ブーン全体の最上級グレードでもあります。外観や内装の変更点については14インチアルミホイールが採用された程度で、大きな変更点はありません。
X”Gパッケージ SA III”の外観をCILQ”Gパッケージ SA III”に変更したと考えると、イメージがしやすいでしょう。価格は1,695,600円(税込)スタートと少々高めの価格設定です。
その分、標準装備は満載ですが、コストパフォーマンスが高いとは言えません。
ブーンの主要装備を比較
最後にブーンの主要装備を比較します。
X | X”SA III” | X”Lパッケージ SA III” | X”Gパッケージ SA III” | STYLE”SA III” | CILQ”SA III” | CILQ”Gパッケージ SA III” | |
スマートアシスト3 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ヘッドライト | マルチリフレクターハロゲン | マルチリフレクターハロゲン | マルチリフレクターハロゲン | LED | Bi-Angle LED | Bi-Angle LED | Bi-Angle LED |
リアシート | 一体可倒式 | 一体可倒式 | 6:4分割可倒式 | 6:4分割可倒式 | 6:4分割可倒式 | 6:4分割可倒式 | 6:4分割可倒式 |
ステアリング | ウレタン | ウレタン | ウレタン | 革巻き | ウレタン | ウレタン | 革巻き |
メーター | 単眼 | 単眼 | 単眼 | 単眼 | 自発光式2眼 | 自発光式2眼 | 自発光式2眼 |
エアコン | マニュアル | マニュアル | オート | オート | オート | オート | オート |
SRSサイドエアバッグ+SRSサイドカーテンエアバグ | 全車メーカーオプション<49,680~58,320円(税込)> |
ブーンのおすすめグレードはコレだ!
私がオススメするブーンのグレードはSTYLE”SA III”、もしくはCILQ”SA III”の2つです。標準モデルは価格の安さが魅力ですが、あまりにも個性がなく、必ずしもブーンでなければならないという魅力を感じることができません。
その点、STYLE”SA III”とCILQ”SA III”は見るからに魅力的です。女性ユーザーに焦点を当てた外観を採用しているのも、コンパクトカーの中ではブーンのSTYLE”SA III”とCILQ”SA III”だけ。
外観で選ぶのであれば、間違いなくこのどちらかでしょう。標準装備も必要十分なものはすべて揃っているので、不足はないと思います。
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