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NV350キャラバンのおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは

最終更新日 2021/9/18

長い歴史を持つ日産のキャブオーバー型の商用および乗用車がキャラバンです。

その源流は1973年にまで遡り、当時トヨタハイエースの独壇場であったコマーシャルバン市場へ真っ向から挑むライバル車として登場しました。

以来、48年余りの間に5回のモデルチェンジが行われてきましたが、2012年に現行型となる5代目が登場、その機に車名もNV350キャラバンへと変更されました。

出典:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

ライバル車扱いされながらも、ハイエースとのシェア争いでは常に後塵を拝していて、現在でもその状況は変わっていませんが、この5代目が登場して以降は徐々にその差が縮まってきているのも事実です。

出典:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

日産では「ハイエースにはない」=「これまでの商用車にはなかった」装備を矢継ぎ早に投入しており、このNV350キャラバンは相当に気合の入ったモデルと言ってよいでしょう。

ここでは商用車の最先端を行くキャラバンを実際に購入する際、おすすめしたい各グレードの特徴について見ていきます!

多くのバリエーションが存在

キャラバンには商用車(バン)と多人数乗車を前提とした乗用車(ワゴン&マイクロバス)が用意されていますが、カタログを見ればまずはそのバリエーションの豊富さに驚かされます。

商用車だけに絞ってもエンジンタイプ3種ボディタイプ3種フロア形状2種グレード3種駆動方式2種トランスミッションが2種とこれらが組み合わされ、その数はおよそ50ものバリエーションを生み出しています。

出典:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

全バリエーションを書きだすだけでも紙面が尽きそうですが、今回はおすすめグレードを紹介することに絞りますので、そのグレードから後はご自身の必要性に応じて、例えば燃費が気になるのでディーゼルエンジンにしたい、寒冷地なので4WDにしたい、多人数乗車の機会が多いのでスーパーロングボディにしたい等々選んでいけばよいのではないでしょうか。

もちろんこれだけの構成ですから、グレードによっては選択できない組合せもあります。

出典:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

なお、ここでは販売の中心層となる商用車(バン)を中心にご説明をしていきます

グレード別の特徴を紹介

膨大なバリエーションを誇るキャラバンですが、グレードとしては3種となります。

下からDX、VX、プレミアムGXとなっています。

ビジネスユースに最適なDX

DXはもっとも簡素なグレードです。

基本的に法人需要を見越したモデルといえ、外観は前後ともに黒バンパーが標準となるなど、いかにも仕事用といった感じです。

但し、このDXはシリーズ中もっとも多くの仕様を選ぶことができるモデルで、標準幅ロングボディ標準ルーフ(これがキャラバンの基本ボディ)の他、スーパーロングハイルーフ標準幅もしくはワイド幅を選ぶことができるのはこのグレードだけです。

さらにフロア形状で低床(これがキャラバンの基本フロア)の他、荷室フロアを平らにできる「平床」を選択できるのもDXだけとなります。

従って、ハイルーフや平床を必要とするならこのグレード一択となるわけです。

またもっともベーシックなグレードとはいっても、2017年に実施されたマイナーチェンジからインテリジェントエマージェンシーブレーキは標準装備となっていますし、オプションながら360度アラウンドビューモニターを装備することだって可能です。

後者はライバル車にはないもので、2020年4月時点では先進安全装備がキャラバンの大きなアドバンテージとなります。

あの黒バンパーがちょっと、、という方もEXパッケージをオプション選択すれば、メッキグリルや前後カラーバンパーにすることもできますよ。

個人ユースならVX以上を

VXは中間グレードとなります。

見た目はDXにEXパッケージを選択したルックスで、プライバシーガラスも標準となるため、商用車臭はかなり薄まります。

これら外観装備に加えDXからさらに、サイドターンランプ付の電動格納式ドアミラーメーター内カラーディスプレイリクライニング&分割可倒式セカンドシート加飾付ステアリング、リヤホイールハウストリムなどが加わり、これで約40万円アップとなります。

メッキグリルやカラーバンパーの効果もあり、個人使用のクルマとしてはこのグレードからが選択肢となるのではないでしょうか。

特に趣味のモトクロスバイクやロードサイクルを積んで遠出したい、あるいはキャンプ道具を満載し、たまに車中泊の機会もある、という方なら商用バンの特性により使い出のあるカーゴスペースを持つキャラバンは、例えばミニバンのセレナやステップワゴンに並ぶ検討車両候補となりうるのでは?

なお、VXと後述するプレミアムGXはともに「標準幅ロングボディ標準ルーフ」および「低床フロアしか設定がありません

最新モデルの目玉はプレミアムGX!

最上級となるプレミアムGXは、VXの装備に加えてカラードドアハンドル両側スライドドア&バックドアオートクロージャーLEDリヤランプオートライトインテリジェントキーファインビジョンメーターリヤヒーター助手席シートスライドシートバックポケットマルチセンターコンソールなどが標準となります。これで約42万円アップします。

装備が加わるだけでなく、例えばエアコンがオートタイプになったり、シートがジャガード織物になったりと質感の向上も図られ、まさにキャラバンの最上級モデルらしく見た目と機能が大きくアップデートされたグレードです。

先にVXならミニバンとの比較対象となりうると書きましたが、やはりその役割はこのプレミアムGXこそが担うと考えられます。

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特にこのグレードのおすすめポイントは居住空間の充実度が高いことです。

運転席に座るとキャブオーバー車の構造上、ステアリングシャフトが足元に突出しているなどバンっぽさは当然残るものの、シートは商用車にありがちな平坦なものではなく立体的でホールド性も高い造りです。

またこのグレードのみ、助手席が前後にスライドできる仕様となっています。

後席は下位のDXと比べれば特に差別化されていて、運転席同様の立体感と厚みが備わる快適性が高いものになります。

またこの後席は商用車の特性上スライドこそできませんがリクライニングは可能で、しかも左右分割で倒すことができるのはライバル車ハイエースにもない機能です。

1.2BOXのクルマですから、もともと空間は広々としているので、ここに快適なシートが加わることは大きなアドバンテージでしょう。

運転席と助手席の間にマルチセンターコンソールボックスが備わり、このため5名乗車となる点もVXとの違いです。

乗車定員は1名減となりますが、このボックスは優れもので、ドライバーのアームレストになることはもちろん、15.6ℓと大容量のため収納力が高く、A4サイズのパソコンでも納めることができます。

コンソール後方にはリヤシートに座る方へのドリンクホルダーや引き出し式のトレーまで備わっていますので、家族ユースも視野に入っていることが伝わるグレードです。

用途別のおすすめグレードは!

さて、取りまとめるとハイルーフや平床を希望されないなら3種のグレードから選択可能となります。

ビジネス用途に軸足を置かれる使用状況なら、前述したとおりDXでしょう。基本装備に過不足はなく、自動緊急ブレーキまで標準で付きますし、修理のコストを考えれば黒バンパーだって納得です。

反対にビジネスにも使うが、普段のマイカーとしての側面も大切とされるなら、プレミアムGXをおすすめします。

出典:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

DXや中間のVXと比べて値は張りますが、シートに代表される快適性が商用バンなのに犠牲になっていない点は、他のグレードにはオプションでも与えることができないからです。

価格が高い点も他の乗用ミニバンと比べれば、年間のランニングコストが安い商用バンのメリットで吸収できるのではないでしょうか。

商用バンにも強い個性をお求めなら

最後にもうひとつキャラバンの異端グレードを紹介しておきましょう。

それがライダーです。

ライダーというグレードは日産車ではおなじみの、オーテックジャパン社が提供するカスタムモデファイで、アメリカンマッスルを連想させるビレットグリルなどが特徴です。

キャラバンにもプレミアムGXとDXに選択できます。

外観で人と違うクルマに差別化したい、と思う方にはぜひ選択肢に入れてほしいモデルです。

またライダーにはオプションパックが用意され、その中にはキャラバンの全タイプ中で唯一となる本革巻きステアリング防水加工シートも設定されています。

以上、NV350キャラバンのおすすめグレードをご紹介しました。

この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。

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