CX-8の実燃費を検証!他のSUVよりも良いのかハッキリさせます!
最終更新日 2021/9/29
7人乗り・3列シートを備えるSUV、マツダ 新型CX-8が人気です。
これから、CX-8を買おうか迷っていて、「燃費どのくらいなんだろう?」と気になっている方、
CX-8を買ってみたものの、燃費が伸びずに不満な方も読んでみてください。
目次(タップで飛べます)
カタログでは?
公式サイトに載っているカタログ上の燃費は
[2WD(FF)] 17.6km/L
[4WD] 17.0km/L
となっています。
しかしカタログの燃費は「JC08モード」という、実際に道路ではなく屋内での計測をしているのです。
空気抵抗や信号待ち、渋滞などが無く、実際よりもかなり良い燃費が計測されるのです。
ですので実燃費としては、カタログ数値の70%程度と思ってください。
カタログで20km/Lと表示されていれば、実際には14km程度になるということです。
CX-8の実燃費を測ってみた。走らせて出た結果をご報告
先日(2018/02/04)、実際に
XD PROACTIVE 2WDを走らせて燃費を計測しましたので、結果をご報告しますね。
条件:気温 9度、天候 晴れ、エアコン 24度、乗車人数 2人(私と妻。合わせて115kg)
市街地(渋滞含む)の実燃費 8.2㎞/L
郊外・幹線道路の実燃費 12.9㎞/L
高速道路中心の実燃費 14.1㎞/L
平均の実燃費は11.7km/Lでした。
路面などの条件が良かったのかネット上に書かれている実燃費よりも少し良い燃費が計測されました。
SUVの燃費として考えてもまずまず、
車のサイズも考慮すると良好な燃費
と言えます。
燃料コストで考えると
軽油の料金はガソリンの8割程度です。(2018/2時点のデータガソリン140円/軽油111円)
CX-8はミニバンのアルファードやエルグランドと同等の燃費ですので燃料コストで考えるとそれ以上で、ハイブリッド車ともいい勝負をするレベルです。
ライバル車達と比べて燃費は良い?
CX-8のライバルとしては「トヨタ ランドクルーザープラド」「三菱 アウトランダー」「日産 エクストレイル」「トヨタ ハリアー」などが挙げられます。
燃費 | CX-8 | ランクルプラド | アウトランダー | エクストレイル | ハリアー |
カタログ燃費 [JC08] | 17.0km/L(※) | 11.2km/L | 16.0km/L | 15.6km/L | 15.2km/L |
実燃費 | 11.0km/L | 10.0km/L | 9.5km/L | 11.0km/L | 12.0km/L |
燃費達成率 | 78.5% | 89.2% | 59.3% | 70.5% | 78.9% |
パワートレイン | 2.2Lディーゼルターボ | 2.7L | 2.4L | 2.0L | 2LガソリンNA/ターボ |
重量 | 1,550kg | 2,320kg | 1,810kg | 1,530kg | 1,630kg |
駆動方式 | 4WD | フルタイム4WD | 4WD | 4WD | 4WD |
エンジン 最高出力 | 190馬力 | 276馬力 | 169馬力 | 182馬力 | 114馬力 |
これらのライバル車と比べても燃費は良い方です。
ハリアーには負けていますが、ハイブリッドシステムが燃費に貢献しているのではないでしょうか。
SUV全体としてみても、CX-8はかなり良い燃費と言えそうです。
CX-8の軽油代はいくらかかるのか?
ガソリンの価格は1リットル111円(2018/2の全国平均)として、1か月、1年間の軽油代を計算してみました。
条件は燃費11.7km、
通勤利用、往復30km×22日、週末1日10km×8日
休日のみの利用は1日20km×8日
燃費 | 1か月 | 半年 | 1年 |
通勤利用 | 7,020 | 42,123 | 84,246 |
休日のみ利用 | 1,517 | 9,107 | 18,215 |
CX-8の年間の軽油代84,246円はガソリン車の年間ガソリン代9万円と比較してもやや安いです。
満タンでいくらかかるのか
CX-8の燃料タンクは異例の大きさで74Lもあります。
燃費11.7kmで考えても満タンなら865.8kmも走ることになるます。
相当入りますね。
単純計算すると、74L×軽油111円=8,214
CX-8で軽油満タンにすると8,214円かかります。
燃費を良くするコツ10選
A/CスイッチをOFFにする
エアコンは、送風や暖房の時はあまり燃費に影響しません
しかしA/CスイッチをONにしてコンプレッサーを働かせると、約5馬力の負荷がかかると言われています。
冷房を使いたいとき以外はA/CスイッチはOFFにしておきましょう。
エンジンの回転数・速度を一定に
走行時に、加速減速を繰り返しおこなうと燃費悪化につながります。
アクセルの踏みこみを一定にして、速度・エンジンの回転数を一定に保ちましょう。
余分な荷物はおろしておきましょう
車の中に載せたままになってる荷物はありませんか?
車重が増えると加速、ブレーキ、燃費、ハンドリングなど、全てに悪影響を及ぼします。
10kgの荷物を積んで100km走ると約21mlのガソリンを余分に消費してしまいます。
また、同じ重くなるという理由でガソリンを満タンにせず、20Lくらいずついれる方法もありますが、何度も給油するのも面倒ですので苦にならない方はやってもいいのかなと思います。
アイドリングストップ
エンジンのかけっぱなしで車から離れたりするのはガソリンを無駄に消費することになります。
また、踏切待ちなど、停車時間がある程度長い時はなるべくエンジンを切るようにしましょう。
暖機運転
雪国の人には酷かもしれませんが、リモコンエンジンスターターを使っている人はかなり燃費が悪くなります。
ちなみにアイドリングのまま3分間暖機運転をすると、約100ccのガソリンを消費してしまいます。
クーラーはほどほどに
クーラーを使うとエンジンに負担がかかり、最大20%燃費を悪くします。
窓を開けるなどの暑さ対策をしても無理な時だけ使うようにしましょう。
ちなみに暖房はエンジンの余熱を使うので、燃費は悪くなりません。
速度の出し過ぎはNG
速度を上げると、それに比例(速さの2乗になる場合も)して空気抵抗はあがります。
燃料の大部分を、空気を押しのけるために使うことになるので、速度はほどほどに抑えましょう。
高速道路では80km/h位がちょうど良いです。
減速時にはエンジンブレーキを使う
電子制御燃料噴射を採用している車(最近の車はほとんど)なら、エンジンブレーキを使っている時は燃料供給がストップします。
冬場は燃費が悪くなる
冬は温度が低いのでエンジンが温まるまで回転数を上げる仕組みになってることなどで燃料を消費して燃費が悪くなります。
車で遠出をするなら夏場の方が燃費的にはお得ですね。
ガソリンは朝入れるのがオトク?
ガソリンは温度が上がると体積が大きくなり、逆に温度が下がると体積が小さくなる性質があります。
そのため、「日中や夜ではなく、気温の低い朝のうちに給油する方がたくさん入れられる」
のでオトクなのでは?という説がありますが、
実際にはガソリンを貯蔵しているタンクは地下にあるので、夏でも冬でも朝と昼との温度差はほとんどありません。
フローセンサーのメーターが正確にカウントしますので季節や時間などが違っても全く同じ量が出るようになっています。
むしろ早朝からガソリンスタンドまで往復する燃料と労力の方がもったいないと言えます。
CX-8を安く買いたいなら値引き相場のチェックも忘れずに!
新車を安く購入するためには値引きの情報が何よりも重要になります。
下の記事で詳しく書かれていますので値引き交渉の参考になさってください。
>>新型CX-8の値引き相場レポート!評価、評判もチェック!