後悔しないために確認しておきたいトヨタカローラの不満点5つ+α
最終更新日 2021/10/9
2021年はトヨタカローラにとって記念すべき年となりました。初代カローラの発売から、今年で55年。これまでのカローラシリーズ販売台数の累計が5000万台を突破したのです。
それ以前から累計販売台数”ギネス世界記録ホルダー”ではありましたが、その勢いは令和の世になっても衰えることはありません。
国内市場はSUVやコンパクトカーが活況を呈し、セダンとハッチバック&ワゴンで勝負するカローラには不利な状況とも言えますが、2020年度の乗用車販売実績ではヤリス、ライズに続く第3位に付けているのはさすが世界ブランドです(と、同時にベスト3を独占するトヨタの強さも際立ちますが)。
本稿ではセダン冬の時代を迎えている中、ひとり気を吐く現行カローラを実際に所有している方や、体感した方の様々な口コミ情報を徹底チェック。2019年に発売された12代目モデルに見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入時等の参考にしてください!
目次(タップで飛べます)
最新カローラのプロフィール
現行カローラには、基本のセダンに加えワゴンの「カローラツーリング」とハッチバックの「カローラスポーツ」が用意されています。
現行型最大のトピックは、トヨタの新しい設計思想”TNGA”(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)が導入されたことです。これにより全方位的に設計の自由度が高まり、プラットフォームやエンジンはもちろんのことあらゆる分野で新機軸の機能を投入でき、「走る・曲がる・止まる」といった車両性能が劇的に進化しました。またTNGAを導入することで、先代まで各国ごとに造り分けされていたプラットフォームも統一。世界共通の「ワン・カローラ」となったのです。
ちなみにネーミングも10代目、11代目と続いた「カローラアクシオ」からサブネームが外れ、セダンは約13年ぶりに無印の”カローラ“が戻ってきた格好です。
TNGAの効果がわかりやすいのは、低目に設定されたエンジンフードから見て取れる低重心なスタイリング。インテリアも同様にインパネのミドルパッドがスラントしていて、薄くシャープな造形が脱大衆車を感じさせます。
引用:https://gazoo.com/
パワーユニットは刷新されて従来の1.5ℓはガソリン車、ハイブリッド車ともに1.8ℓへ排気量アップ。さらにもう一つガソリンのMT車には1.2ℓのダウンサイジングターボが用意され、新たなカローラのスポーティモデルとして位置づけられました。
カローラの不満点を確認
トヨタのホームページによれば1966年から現在まで累計5000万台を販売してきたということは、約34秒に1台売れてきたことになるそうです。全世界150以上の国と地域で販売されているワールドワイドなカローラですが、もちろんそのルーツは日本。日本における評価軸は何をさて置いてもハズしてはならないとの信条は、開発陣のコメントなどからも窺えます。
それだけに実際のユーザーさん達は、どのようなジャッジを下しているのかが気になるます。
引用:https://www.webcg.net/
ウェブ上の各種サイトに上がる口コミやレポートを細かくチェックしていくと、いくつかオーナーさん達に共通する傾向も見られました。
前項のとおりカローラには他にワゴンとハッチバックもありますが、本稿ではセダンについてのネガティブな意見の多いものについてご紹介していきます。
①エクステリアの不満点はココ
12代目カローラはプリウスやC-HRと同じTNGAのGA-Cプラットフォームを使用することで、これまで以上にワイド&ローな造形が可能となり、お馴染みのキーンルックを先鋭化することで実用的ながら若々しいデザインが特徴です。
但し、GA-Cプラットフォームを使う以上、車幅拡大による3ナンバー化は避けて通れない課題でもありました。事実、新型カローラの情報が伝わり始めた頃は「カローラよ、お前もか!?」的な反応がけっこう見られたものです。そんなエクステリアに関しては以下のような口コミがありました。
引用:https://car-me.jp/
「車幅は日本用に1745mmに留めたらしいが、結局ドアミラーを全開状態だとかなりの横幅になる。左右のミラーtoミラーだと車幅1800mmのクルマと変わらない横幅になるため、機械式駐車場に入れるにも気を使うようになった」
「車両感覚が実寸以上にとにかく掴みづらい。私の実父は高齢なこともあるが、車庫入れをイヤがるようになった。もはや日本の道路事情に最適なクルマとは思えず、真っ当なポストカローラが必要だなと思う」
「納車されてから気が付いたが、思いのほか車体が低く乗り降りが大変になった。これは試乗の段階では感じなかったが、セールス氏曰くこの低重心化が新型のメリットらしい・・・。あいにくと当方には不要なメリットかも」
「デザイン優先のためか、乗り降りが窮屈。乗り込んでしまえば前席は快適だが、もう少し車高があったほうが良かった。コンビニ等の車両止めに前方から侵入する時は、フロント下部が擦らないか注意が必要なレベル」
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
「エクステリアの質感は比較的高いと感じたが、それは展示されていたW×Bグレードに限った話で、S以下のグレードだと質感が一気に落ちる。フロントマスクは強烈なアイコンなので、下位グレードにもグリルの縁取りメッキくらい施しておくべきでは。メッキがないだけでかなり安っぽい雰囲気になる」
3ナンバーでも日本向けに”小型化”を実施
近頃ではトヨタのキーンルックと呼ばれるフロントマスクの造形も見慣れてきたように感じます。さすがにカローラには派手すぎかな、とも思いましたがルックスやデザインに関しての不満はあまり見られませんでした。
反面、やはり3ナンバー化については多数の厳しい意見も。前項で新型カローラはグローバル共通のモデルとご紹介していますが、それは骨格やプラットフォームに関してであり、日本仕様のエクステリアはしっかりと造り分けされています。
引用:https://motorshow.com.br/
グローバルでは全幅が1780mmのところ日本仕様は1745mmにナロー化しています。このあたりの寸法は大ヒット作となった3代目プリウスの寸法が意識されたもので、比較的国内でも抵抗なく使ってもらえるサイズとして目安にされました。
カーデザインの分野で40mm近い寸法はかなり大きな数字になりますが、日本仕様とグローバルモデルは並べてみても殆どデザインに遜色がないのは、トヨタの技術力の高さを証明するものです。日本ではハッチバックのカローラスポーツが、グローバルモデルと同じ造形なので見比べてみると分かります。
しかしながらそれだけの手間ひまを掛けても「やはりカローラは5ナンバーだろ」という声も根強く、それを予見してなのか先代の5ナンバーモデル「アクシオ」もグレードを絞り、まだ併売しているところはさすがの大トヨタも保険をかけたのかも知れませんね。
引用:http://ot140c.blogspot.com/
②インテリアの不満点はココ
TNGA思想に基づきインテリアについても大胆に刷新を行ったカローラ。デザインコンセプトは「センシャス・ミニマリズム」、訳すと五感に訴える凝縮感という感じでしょうか。
インパネのソフトパッド部はゆったりとしたシンプルな造形ながら、機能部品は密に凝縮させてコントラストを効かせているのがハイライトです。TNGA効果で室内幅が広がるところは、コンソールの幅も広めてクラス感をアップさせています。一方では先代は実用性重視のため助手席側インパネにアッパーボックスなどもありましたが、現行型ではスッキリとした造形を優先させ採用を見送っています。
さて、そうしたインテリア関連についてもユーザーさん達からは若干辛口なコメントが目立ちました。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
「このサイズのセダンとして見れば、内装の質感が低め。エクステリアもそうだが、複雑なデザインばかりが優先された印象で、実際の使い勝手やパーツのクオリティは後回しにしてしまったようだ」
「インパネなどのデザインは従来カローラのイメージを覆していると思うが、それが実用性とバーターになってしまった。コックピット周りの小物収納は皆無に近く、スマホ置き場だけという貧しさ。このあたりは先代モデルや現行軽自動車の方がよほど気遣いはされている」
「近頃流行りかも知れないが、中央のドでかいディスプレイが周りのデザインから浮いている。視認性だけを求めたのか、内装に溶け込めておらず違和感がすごい。ディスプレイ周辺の黒パネルは、面積も広いため埃も目立つし清掃も面倒」
「運転席、助手席は問題ないが、後部座席は身長170cmのドライバーがシート合わせをした場合、ひざ前の余裕はせいぜい拳1~2個分ぐらい。天井との隙間もかなり狭く、大人だと窮屈に感じるかも知れない」
引用:https://bestcarweb.jp/
「残念なのは収納が少なくなったのと後部座席が狭くなったこと。後席の狭さは想像以上で、お尻も沈み込む感じ。リヤドアも小さめで乗り降りがとても困難。5人は到底ムリで、4人家族でも微妙なファミリーカーって一体?いくら少子化とは言え、ターゲットを絞りすぎではないか」
「3ナンバー化は時代の流れとも言えるが、カローラはせっかく3ナンバーになったのに、室内空間においてはその恩恵を感じる場面なし」
ボディは拡大しても車内は縮小なの?
代表的なところをピックアップしましたが、実はカローラの口コミではこのインテリアに関するところに意見が集中していました。
車格から質感についての不満はそれほどでもなかったですが、小物置きの少なさと後席居住空間には多数の口コミが。特に後部座席はやはりセダンである以上、そこにプライオリティを置く方も多いようです。
引用:https://www.webcg.net/
エクステリアの項で日本仕様への造り分けについて触れましたが、グローバルのセダンとの違いは全幅の変更だけでなく、ホイールベースとリヤオーバーハングもそれぞれ60~70mm程度短縮されています。もちろんこの変更は日本で使いやすいサイズ感や最小回転半径を小さくするための措置ですが、これにより後席空間にはしわ寄せが生じたようです。というのはフロントドアの長さは日本仕様とグローバルは共通なため、必然リヤドアが60mm短くされてしまいました。
その結果、口コミにあるようにリヤの開口幅が狭いとか、乗り降りし辛いということを感じた方も増えたようです。
こうしたところはグローバルモデルの難しいところで、日本向けにどの程度サイズをアジャストするのか、そのさじ加減に正解はないのかも知れません。ホンダシビックのようにそのままグローバルモデルを投入する例もあり、むしろ国内向けにこれほどの拘りを持って開発・設計されるのは、カローラというブランドの成せる技でしょう。
③装備や機能面での不満点はココ
現在のクルマは自動ブレーキやACCといった先進安全装備が充実してきたことや、BluetoothやWi-Fiの浸透でナビやオーディオ等の機能も様変わりし複雑化しています。カローラもクラウンと並び、トヨタのコネクテッドカーシリーズの先鋒として市場へ送り出されました。
こうした状況下では、かつては普通のファミリーカーといったポジションであったカローラにも、様々な装備の充実があってしかるべきですし、備わる機能に付いても使いやすさや親和性の高いインターフェイスが求められます。そしてそれらが意に沿わないことがあると、ネガなご意見として、すぐにオープンにされてしまうのが今の時代です。
「後席にエアコンの吹き出し口がない。アームレスト後方などに装着スペースはあるのにリヤシート側をコストダウンされるのは、家族で使うセダンとしては大きな残念ポイント」
引用:https://car.motor-fan.jp/
「一見、安全関連などはかなり上級装備となっているが、運転席パワーシートなどシンプルに便利な機能はスルー。価格の問題ならせめてオプション設定で選択の余地が欲しい」
「運転支援システムの”くせ”に慣れるまでが大変。例えば自分の感覚で車線中央に合わせようとすると、レーンキープアシストがハンドル操作に作用しているため、抵抗されているようにハンドルが重い。ロングドライブではかなりひどい肩こりになった」
「AT車なのになぜかボトムグレードだけACCが全車速追従ではなく40km/hでオフになるブレーキ制御付。またレーントレーシングアシスト(LTA)ではなく、ステアリング支援付き車線逸脱警告(LDA)に止まる。ハイブリッド車はボトムグレードでもACC全車速追従とLTAが付いている。安全関連を差別化するのが理解できない」
「最大の不満点はディスプレイオーディオの使えなさ。ナビはスマホ連携で済ませようという意図だろうが、その場合ずっと通信料が掛かる。おまけに接続にはUSBケーブルが必要なのに、USBポートはひとつしかないためUSBで音楽を聴いている場合両立できない」
引用:https://clicccar.com/
「ディスプレイオーディオの設定が難しい上に面倒くさく、スマホだのIDだのパスワードだの、おじさんでも頭をかきむしるレベルで、お爺さん層なら使いこなせないだろう。営業マンも『あれは難しくてよく分からない』という始末」
「ミラーリング機能はあるが、タイムラグがありすぎで動画視聴などは出来ない。また、納車後に分かったのだがT-Connectナビ以外からのルート案内に関する情報は、ヘッドアップディスプレイには一切表示されない」
ディスプレイオーディオのデフォ化加速?
機能や装備に関しての不満点が集中していたのが、ディスプレイオーディオについてです。
インテリアの項でもそのデザインに不満が上がっていたディスプレイオーディオ。残念ながらアンチ派の人は多めなようです。専門誌のインプレッションでもディスプレイの解像度が低いとの評価はありましたが、実際の使い勝手もやや難ありのもよう。
引用:https://www.pa-cars.jp/
カローラはコネクテッドカーとしてDCM(車載通信機)が搭載されるなど、次世代カーインターフェイスへの入り口に立ったモデルであり、トヨタも今後はこちらへ舵を切ることは避けられないとの判断もあったのでしょう。
ただカローラのユーザー層を考えると、やはりおじさんレベル以上の高齢者が多そうなことは容易に想像でき、そうした方々にとってディスプレイオーディオの設定や操作はややハードルが高かったと思われます。
特に今回は全車標準装備されていて、他に選択の余地がないこともネックとなった可能性も。他方、カローラ発表時に鳴り物入りでスタートした「LINEカーナビ」の運用などは、早くもサービス提供が停止してしまい、今後トヨタも何らか違った方向性を探っていくのかも知れません。
④ドライビングクオリティでの不満点はココ
12代目カローラのパワーユニットは1.8ℓのガソリンとハイブリッド、1.2ℓの直噴ターボの3タイプ。1.8ℓガソリンは先代カローラフィールダーからのキャリーオーバーで、実用性と低コストに優れ、1.8ℓハイブリッドはプリウスに匹敵する低燃費が自慢。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
1.2ℓターボは6速MT車だけの設定なため、スポーツ系モデルと言えなくもないですがスペック自体は、まあ排気量也といった感じです。
実際、カローラにそこまでのスポーツネスを求めている方がどれほどいるのかとも思われ、ドライビングクオリティについては静粛性や燃費性能へ関心が寄っているようでした。
「スポーティなデザインなので7代目カローラに用意されていた1.6ℓGTのようなモデルを期待したが1.2ℓでやや残念。やはりもう少しパワーが欲しい。海外モデルには2.0ℓのガソリンもあったはず」
「ハッチバックのカローラスポーツなら、ある程度のロードノイズも”味わい“として許容できるが、セダンではもっと徹底して静粛性に拘ってほしかった。ロードノイズがけっこう車内に入ってくる」
「踏み込んだ時のエンジン音は、やはり4気筒。スポーティな音色というよりか、単にエンジン音がうるさい。同じハイブリッドでも前車だった30系プリウスの方が静かだった」
引用:https://response.jp/
「純正タイヤ(15インチ)+純正サスは柔らかい。少し接地感が薄く、速度を上げるとフワフワ感が出るのでカローラっぽいとも言えるが、1800ccのセダンとしてはもう少ししっかり感があってもよい」
「フツーのガソリン車にしたが、片道4kmの通勤メインで9km/ℓは悪すぎ。価格面でムリしてもハイブリッドを狙っておくべきだったか」
「ガソリン車に4WDの設定が無い。なぜ無いのか理解に苦しむ。ただでさえ高いハイブリッドにさらに上乗せして4WDにしなければならないとは、降雪地方のユーザーに対しての優しさがない」
2.0ℓエンジンの限定ワゴンは完売!セダンは?
エンジンのモアパワーに関しての口コミはそれほど目立つものではありませんでした。上記にもあるとおり海外では2.0ℓダイナミックフォースエンジンを搭載したカローラも売られていて、実は昨年5月にワゴンのカローラツーリングにそのエンジンを積んだ「2000リミテッド」という500台の限定車が販売されていました。
引用:https://www.gqjapan.jp/
一定年齢以上のオジサンたちには何とも郷愁を誘うネーミングで、その効果かは分かりませんが即完売でした。需要はありそうなので、セダンにも追加設定されたらいいですね。
セダンの4WDはハイブリッド車だけ
4WDに関しては、確かにセダンにはハイブリッドのE-Fourしか設定がありません。E-Fourはシャフトドライブを介して後輪を駆動するメカニカルな4WDではなく、リヤ駆動用のモーターが追加される方式で、もっとも安価なグレード(HYBRID G-X E-Four)でも260万円。同グレードのFFガソリンより70万円近い上昇でこれはキツイでしょう。
不思議なのはハッチバックのカローラスポーツにはセダンとは逆にガソリン車にしか4WDがなく、この辺りはどうした拘りなのかよく分かりませんが、ベーシックな車型のセダン、ガソリン車にこそ生活四駆の設定は必要な気がします。
引用:https://twitter.com/
⑤バリューフォーマネーに関する不満点はココ
「自動車をみんなのものに」を掲げ、60年代から日本のモータリゼーションを牽引した偉大な大衆車カローラ。プロダクトとしての良さはもちろんのこと、お求めやすい価格は重要なポイントでした。
昨今では先進安全装備や電動化などによるクルマの高コスト化は加速し、価格への転嫁が続いているのは実感できるところ。最新カローラのコスパはいかがなものか、口コミ等では次のようなコメントが目立ちました。
「最上級グレードにオプションいろいろ付けると総額300万は軽く超えるので『カローラの値段じゃない!』と思う人も多いだろう」
「見えない部分でのコスト調整(カット)が、返って目に付いてしまう。これだとコスパは良いとは言えず、今の価格は可もなく不可もなくといった評価」
引用:https://review.kakaku.com/
「価格は高め。先代までのカローラのイメージで見積もりを取ったら、目が飛び出ると思うほど。若い夫婦ものには値段が高すぎるし、それならいっそミニバンを買う方が多いのではないか。逆に子育てが終わった高齢世代の方々は、カローラって名前の付いたクルマに300万円以上払う気になるか?」
「トヨタ車全体に言えるがガソリン、ハイブリッド共にグレードによる装備の設定、というか削り方が酷い。結局、快適な装備を求めれば一番高いグレードしかなくなる」
「カローラと聞くと一般大衆車の代表という印象があったが、総額300万円を超えるクルマならカローラのネーミングを外すべき」
カローラの価格は適正か?高いのか?
コメントを見て行くとカローラの価格に関しては総支払い額で300万円というのが、一つのラインとして暗黙の設定があるもよう。つまりそこを超えるのなら”高い”と評価されてしまうようです。
引用:https://clicccar.com/
近頃は軽自動車でも人気のスーパーハイト系になれば総支払いは250万円にすぐに届いてしまうご時世なので、Cセグメントのカローラだと300のラインは妥当な気もします。
ただカローラが中々そうした目で見られないのは、長年築き上げてきたクルマのイメージが大き過ぎるためでしょう。それはそれでカローラの価値であるのは間違いありませんが、いかに良いクルマでも”カローラ”の名が付けばコスパのハードルが自然と上昇し、カローラなんだからもっとリーズナブルに!と正当な評価が得にくいのかも知れませんね。
その他にも不満あれコレ
大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところ、あるいはクルマの個体差などもあり、感じ方は人それぞれですが何点か興味深い内容もありました。
「W×Bの純正17インチアルミはカッコいいけど前車に比べたらタイヤの減りが早く、来年車検だが3万キロまで持つか微妙で残念」
引用:https://www.webcg.net/
「車内運転席側ドアハンドルがミラー調整のスイッチ類と近過ぎて、誤って押してしまうことがある。ドアハンドルは単純なポケット形状にしてくれたらよかった」
「WAX掛けをしていて気づいたが、ボンネットとルーフは材質のせいか妙に柔らかく、力を加えると簡単にペコペコとする。薄い鉄板であろうことを実感」
「不快なビビリ音がする。荒れた路面でダッシュボード内部からプラスチックが震えるような音がしてとても気になる。ディーラーで見てもらったが未だ直らず。最近では運転席右上からも音が出始め、ハイブリッドの静かな車内が台無し」
「セダンのニーズは50を超えもはや60歳前後だろうに、今のカローラのコンセプトは若すぎてズレている感じ。特に顕著なのがUSBやブルートゥースでしか音楽が聴けないことで、そうした年齢層はまだまだネットやパソコンが苦手で抵抗を感じる人も多いだろう」
次代へ向かうワールドベストセラーカー
引用:https://gazoo.com/
もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックしてきましたから、それを持ってカローラのクルマとしての魅力度が低いかといえば、決してそうではないでしょう。
いかに国内およびグローバルで強力な販売網を持つトヨタであっても、”セダン離れ”には歯止めが掛からないところもあって、直近ではマークⅩやプレミオ、アリオンなどの製造が中止になっています。
それでもクラウン、カムリ、そしてカローラと基幹となるところへはしっかりとセダンモデルを配しているのはトヨタ自動車の矜持なのでしょう。
いくつかカローラの名前を捨てる時期では、という意見もありましたがこのネーミングはそんなに軽いものではないことはトヨタが一番承知しているはず。世界が認めた日本の名車、ワールドベストセラーカーの揺るぎない称号をいかにして次代へつないでいくか、トヨタの命題はここにもある気がします。
引用:https://www.webcartop.jp/
以上、カローラの不満点をいくつか検証してみました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
カローラを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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