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ハイエースのグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは

最終更新日 2021/9/16

日本を代表する商用車といえば、やはりハイエースです。

ハイエースには大きく分けて、商用モデルのハイエースバンと乗用モデルのハイエースワゴン、最大14名の乗車が可能なハイエースコミューターの3モデルが存在します。

この3モデルの中で最も人気があるのは、間違いなくハイエースバンです。

管理人
ハイエースバンの魅力は、何といっても広大な車内空間。

圧倒的な積載性を誇るので、ビジネスユースとしての活用はもちろん、オートバイやアウトドアグッズを載せたり車中泊を楽しんだりと、趣味を満喫するための車としても高く評価されています。

今回はそんなハイエースバンに設定されている7つのグレードを徹底比較。

購入したあと後悔せずに済むよう、選んでおきたいおすすめのグレードを紹介します。

ハイエースバンに設定されている7つのグレードを比較

引用元:トヨタ ハイエースバン

ハイエースバンはグレードによって、搭載するエンジンや乗車定員、ボディ形状などが異なっています。

しかし、ややこしいことにグレード名は「DX」「DX”GLパッケージ”」「スーパーGL」の3種類のみ。

そのため、ハイエースバンはグレードで判断するよりも、乗車定員とボディ形状で判断した方がわかりやすいため、()内に記載します。

最廉価のDX(3人乗り)

 

ハイエースバンの3人乗りモデル。

ルートバンを除くと、価格が最も安価に設定されているベースモデルのようなポジションを担っています。

後部座席は設定されておらず、運転席と助手席の間に簡易的なシートが配置。

前席空間に最大3名の乗車が可能で、残りのスペースはすべて荷室空間としての活用を想定されています。

ボディ形状はロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロア。いわゆるオーソドックスなハイエースバンです。

搭載されるエンジンは2.0Lガソリンと2.8Lディーゼル。

駆動方式は2WD(FR)と4WDから選ぶことができます。

片側スライドドアの4ドアモデルと両側スライドドアの5ドアモデルが設定されており、価格は3,189,240~3,222,720円(税込)です。

配達に適したDX(3人乗り・ルートバン)

 

3人乗りモデルのルートバン仕様。

ルートバンとはサイドウインドウガラスの一部がパネルになっているタイプのバンを指し、現金輸送車や食品配達車として用いられることを想定したグレードです。

ハイエースバンのグレードの中では、廉価モデルとして販売されています。

こちらもDX(3人乗り)と同様、前席空間に最大3名の乗車が可能です。

ボディ形状はロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロアを採用。

5ドアモデルの設定はありません。

駆動方式は2WD(FR)と4WD、搭載するエンジンは2.0Lガソリンと2.8Lディーゼル。

価格は2,133,000~3,221,640円(税込)です。

使い方に幅が出るDX/DX”GLパッケージ”(3/6人乗り)

 

ハイエースバンの3/6人乗りモデル。

このモデルから「DX”GLパッケージ”」が新たに設定されています。

「DX”GLパッケージ”」を簡単に説明すると、標準装備の一部が「スーパーGL」の装備に変更されたグレードです。

「DX(3人乗り)」に後部座席が追加されているため、最大6名の乗車が可能となっています。

荷物をあまり載せないときは後部座席を展開して最大6名乗車、荷物をたくさん載せるときは後部座席をたたんで最大3名乗車、というような使い方が想定されています。

エンジンは2.0Lガソリンと2.8Lディーゼル、駆動方式は2WD(FR)と4WDをラインナップ。

ボディ形状はロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロアのほかにも、ロングバン・標準ボディ・ハイルーフ・標準フロアがあります。

4ドアモデルと5ドアモデルも選択可能です。

価格はDX(3人乗り)よりも安価な2,221,560~3,497,040円(税込)まで、幅広い価格を設定しています。

DX/DX”GLパッケージ”(3/6人乗り・ジャストロー)

 

ハイエースバンの3/6人乗り・ジャストロー。

ジャストローとはリヤに小径タイヤを装着することで、タイヤハウスをコンパクトに設計したモデルのこと。

標準フロアのハイエースバンはタイヤハウスが車内に張り出しているのですが、ジャストローはそれがないため、フラットな空間を実現しています。

それ以外はDX/DX”GLパッケージ”(3/6人乗り)とほとんど変わりありません。

ボディ形状はロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・ジャストローと、ロングバン・標準ボディ・ハイルーフ・ジャストローが設定されています。

搭載するエンジンはDX/DX”GLパッケージ”(3/6人乗り)と同じですが、駆動方式は2WD(FR)のみ。

また、片側スライドドアの4ドアモデルは設定されておらず、5ドアモデルのみとなっています。

価格は2,314,440~3,257,280円(税込)です。

最もボディサイズが大きいDX/DX”GLパッケージ”(2/5・3/6人乗り・スーパーロングバン)

 

2/5・3/6人乗り・スーパーロングバンはハイエースバンの中で、最もボディサイズが大きなモデルです。

ロングバンよりもさらに長いスーパーロングバン、全幅が拡大したワイドボディ、全高が高いハイルーフ、標準フロアで構成されており、標準モデルのハイエースバンより積載性が向上しています。

2/5人乗りモデルと3/6人乗りモデルを設定。

運転席と助手席の間にシートが追加されるかどうかの違いで、後部座席はこれまでのモデルと同じ3人掛けとなっています。

搭載するエンジンは2.7Lガソリンと2.8Lディーゼル。

重たいボディを動かすためには、2.0Lガソリンだと役不足なのです。

なお、5ドアモデルは設定されておらず、4ドアモデルしか選ぶことができません。

駆動方式は2WD(FR)と4WDをラインナップ。

価格は2,655,720~3,549,960円(税込)となっています。

多人数乗車ならDX/DX”GLパッケージ”(3/6/9人乗り)

 

3/6/9人乗りのハイエースバン。

ハイエースバンのグレードの中で、乗車定員が最も多いモデルです。

3列シート仕様となっており、2列目・3列目シートはたたむことができます。

状況に応じて、人を乗せるか荷物を載せるか使い分ける必要があるなら、「DX/DX”GLパッケージ”(3/6/9人乗り)」は打ってつけのグレードです。

ボディ形状はロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロアとなっています。

エンジンは2.0Lガソリンと2.8Lディーゼル、駆動方式は2WD(FR)と4WDを設定。

5ドアモデルはラインナップされていません。

価格は2,333,880~3,531,600円(税込)となっています。

最上級グレードのスーパーGL(2/5人乗り)

 

ハイエースバンの最上級グレード「スーパーGL」。

商用モデルでありながら、乗用車並みの装備や使い勝手を実現しているグレードです。

それに伴い、後部座席も座り心地の良いリクライニング・スライド機能付シートに変更されています。

ボディ形状はロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロアと、ロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフ・標準フロアの2種類です。

どちらも乗車定員は2/5名で、3/6人乗りモデルは設定されていません。

ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロアの「スーパーGL」には、2.0Lガソリンと2.8Lディーゼルがラインナップ。

ロングバン・ワイドボディ・ミドルルーフ・標準フロアの「スーパーGL」には2.7Lガソリンと2.8Lディーゼルがラインナップされています。

駆動方式は2WD(FR)と4WD。

4ドアモデルはなく、5ドアモデルのみの設定です。

価格は2,974,320~3,894,480円(税込)となっています。

ハイエースバンのおすすめグレードはどれ?

ハイエースバンのグレード7つを紹介しました。

どれも用途によって違いがありますが、基本的にはビジネスユースを想定されています。

商用として使うならDX/DX”GLパッケージ”」

 

どんな用途で使用するかにもよりますが、全7グレードの中でどれかひとつを選ぶなら、間違いなく「DX/DX”GLパッケージ”(2/5・3/6人乗り・スーパーロングバン)」です。

全長・全幅・全高すべてが拡大されているため、ハイエース最大の魅力である積載性がばっちりと確保されています。

そのほかには、コストパフォーマンスの高さで選ぶなら「DX/DX”GLパッケージ”(3/6人乗り)」、乗車定員の多さで選ぶなら「DX/DX”GLパッケージ”(3/6/9人乗り)」になると思います。

プライベートで使うなら「スーパーGL

 

独身であれば、どのグレードでも良いと思います。

自身の用途に応じて、適切なグレードを購入してください。

ただし、家族がいて人を乗せる機会が多いのであれば「スーパーGL」一択です。

「スーパーGL」はプライベートでの使用が想定されているグレードなので、奥さんやお子さんからの不満も少ないでしょう。

「スーパーGL」以外のハイエースバンは、標準装備や内装の質感が乗用車クラスのクオリティに到達していません。

乗り心地やシートの座り心地に関しても同様で、昨今の軽自動車の方が高いレベルを実現しているといっても過言ではないくらいです。

その点、「スーパーGL」ならプライベートでの使用も差し支えありません。

ただし、「スーパーGL」もあくまで商用車なので、乗り心地や装備面で乗用車に劣っていることは理解したうえで購入しましょう。

この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。

>>ハイエースの値引き相場レポート

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