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ノアの値引き相場レポート!【どこよりも詳しいグレード別!2024年3月最新】実販売データから導き出された限界と合格ライン

最終更新日 2024/2/29

ニッポンのファミリーカー定番は今やミニバン。中でも扱いやすいサイズと手ごろな価格から需要の中心地となっているのがMクラスミニバンでしょう。

トヨタラインナップでそのポジションを確立しているのがノアです。高い人気を誇り7年以上の販売が続いた3代目モデルから満を持して2022年フルモデルチェンジされ4代目ノアが登場しました。

新型ノアトヨタがセグメントのヒエラルキーを度外視して、現在の持てる技術をフルに投入した渾身の1台となっています。

そんなノア購入を考えている方が、一番気になっているのは“どのくらい値引きが可能なのか“でしょう。

この記事を読めばわかること

  1. ノアの効率的な値引き交渉のやり方
  2. グレード毎の適正な値引き額
  3. オプション値引きとオマケしてもらう方法
  4. ライバル車競合はセレナとステップワゴンが効果的
  5. ノア同士を競合させるコツ
  6. 売れ筋グレード「X8人乗り」に月々1万円未満で乗る方法

特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!(記事の中で詳しく解説!)

どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…

管理人
実は管理人の友達トヨタ営業マンをしているので現場リアルな情報が入ってきます。

このページは《最新値引き情報》はもちろん《営業マンが困る値引き交渉のやり方》さらにはNEWノアのおすすめポイントまでガッツリと伝授しますので最後まで是非お読みください!

値引きの相場・限界は?【2024年3月最新】

ノア値引き相場はズバリ

交渉のレベル車両本体値引きオプション値引き
特に交渉なし11~12万円0~5%OFF
ライバル車を出して競合22万円15%OFF
限界突破のウルトラC27万円25%OFF

値引き難易度:普通 リセール価値:B

割安感もあり、緩んできています。

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フルモデルチェンジされ想像以上の進化を遂げたノア新型売行き好調とくれば値引きはまだ期待薄かな~という見方もありますが、各媒体の値引きレポートではかなり幅がある展開となっています。

もちろん大人しく商談していれば”お待たせ料10万円前後でまとめてくるところですが、徹底して競合させていけばわりとすんなり”条件闘争“に切り替わっているようです。特に今はどこのトヨタ販売店でもノアが買えるようになったのは大きいです。新型ながらレポートにはウルトラCクラスにある実績も見られました。

管理人

大きな声では言えませんが先代モデルはロングライフだったため、かなり長い期間「値引きで勝負!!」を続けていたはず。けっこう”値引き慣れ“してしまっているセールスさんも多いのでは?(笑)
新型だと臆せずガンガン攻めていきましょう!

グレード別の値引き相場

グレードHVorガソリン乗車人数車両本体価格(税込み)値引き相場
(付属品含まず)
特別仕様車
Si“W×B Ⅲ”(1番人気)
ハイブリッド7人344万3,000円31万円
ガソリン7人294万0,300円25万円
ガソリン8人290万9,500円25万円
Xハイブリッド7人305万9,100円26万円
ガソリン7人258万7,200円22万円
ガソリン8人255万6,400円22万円
Gハイブリッド7人321万8,600円28万円
ガソリン7人285万5,600円26万円
ガソリン8人282万4,800円25万円
SIハイブリッド7人334万7,300円28万円
ガソリン7人284万4,600円25万円
ガソリン8人281万3,800円25万円
GRスポーツ
SI
ガソリン7人330万6,600円29万円
福祉車両
X
サイドリフトアップチルトシート装着車
ガソリン7人277万1,000円23万円
福祉車両
X
ウェルジョイン
ガソリン7人261万3,600円22万円
管理人

グレードの違いがよくわからない方は下の記事を参考にしてください。

参考⇒ノアのおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは?

ちなみにこの目標金額は、月間自家用車、情報誌グーネット、ベストカー、オートックワン、価格.com、みんカラ、購入者への聞き取りなどの上位30%の平均で算出しています。

グレードやオプションによって差が出ますし、目標に届かない場合もありますので、その時は他のサービスを付けてもらうなどで調整しましょう。

ライバル車種と競合させるのは基本!


もうノアに決めてしまっている場合でも、値引きのためには他のクルマと迷っていることにするのは鉄板です。トヨタ営業マン値引き勝負したくなるようなライバル車セレナステップワゴンデリカD:5などです。少し前なら兄弟車ヴォクシーも強力なライバルでしたが、もはや今はどこのトヨタ店でもどちらも売っているため競合相手とは言えなくなりました。

管理人

これらのライバル車見積もりをあらかじめ取っておけば、営業マンにもより本気度が伝わります。ぜひ下記ライバル車クルドラ値引きレポートも一読を!

管理人

それぞれのクルマ良いところと悪いところがあるので

ノアのココが気になる…」風を装えばバッチリです。

欠点不満点に関しては下の記事も参考にしてください。

参考⇒後悔しないために確認しておきたいトヨタノアの不満点4つ

購入者

「ライバル車との検討をチラつかせて希望の値引きに成功!」
神奈川県 40代 男性
購入したグレード:S-G
値引き額:15万円
サービス:ガラスコーティング
感想:子供たちも中学生になり、愛車アクアもそろそろ手狭になってきたことからミニバンに絞って乗り換えを検討。トヨタの営業さんはずっとノアを勧めていましたが、ACCが付いていないことから対象外としていました。個人的にはプロパイロットもあるしセレナのデザインが良かったので見積書をもらい、次の車検には乗り換えだな~と思っていたところ新年早々にノア新型になるとの情報が!

さっそく営業さんからラブコールがあり、見積書をもらい商談開始新型ノアは先進安全装備テンコ盛りでもはやセレナを上回っています。これは待ったかいがあったと嬉しくなったものの、値引きの壁が立ちふさがります。

もともと見積りを取っていたセレナはモデル後半ということもあり、大盤振る舞いの条件を提示されていたため総支払額がかなり違います。現所有のアクアは親類に譲ることにしているため、純粋に値引き頼みの商談です。なじみのトヨタ営業さんもお得意様価格ということで、一般には10万引きのところ15万円を提示してくれたもののまだスッキリしません。本来ディーラーオプションからの値引きもあると思いますが、私は市販品で安く上げるのを信条にしているので何も付けていないため営業さんも手詰まりの様子。

そこで最後の一手として「春頃にはステップワゴンがフルモデルチェンジするので、それが出るまで様子を見たい」と告げたところ、これが効いたのか営業さんからは「今すぐの契約ならガラスコーティングサービスさせて頂きます!」とのご提案が!

こちらのディーラーではコーティングはノアクラスだと9万円ほどしますから、本体値引きと合わせると20万円超えになります。コーティングの原価がいくらかはわかりませんが、新型ノアからこの条件なら大満足です。商談も早かったのか4月前には納車も可能とのことで、これから春が待ち遠しいです。

ノア同士を競合させれば大幅値引きも

ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、ノア同士競合させる方法も有力です。

全てのトヨタ車2020年からトヨタ全チャンネルで売られているので同士競合は簡単です。見分け方も簡単で、ディーラー名前を見て少しでも違うところが別資本です。基本的には、隣県まで足を伸ばせばまず間違いありません。その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば、値引きが大きくなることも期待できます。

特にノアのような出たばかりのモデルは値引きが厳しく他メーカーと競合させてもノッてこないことも多いです。しかし全く同じクルマであれば”条件次第“でしか勝負がつかないのは営業マンも十分わかっています。前述のとおりトヨタ車は店舗数も多いため競合させやすい環境が整っています。
さらに同じ店舗兄弟車の”ヴォクシー“も併売されていますから、値引きの違いなどをチェックして偏りがあるようなら条件合わせを迫ってみるのも効果があります。

いくつかの店舗を回ることで、中には販売ノルマ未達ディーラー営業マン遭遇するときもあります。そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでラッキーですよ。

値引きに満足できないときはサブディーラーという手も


ライバル車別資本同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときは、サブディーラーを当たるのも一つの方法です。サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場中古車販売店のことです。表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
特にトヨタ販売店は歴史の長い店舗も多く、古くから近隣の整備工場モーター屋さんと付き合いがあり、業販(業者販売の略)としてサブディーラーへクルマを取り次いできました。ノアのように出たての新型値引き枠が少ない分、サブディーラー独自のサービスを狙ってみるのも検討する価値があるでしょう。

サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
新車がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリットデメリット正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでぜひチェックしてくださいね。

オプション値引きはマスト

オプションからの値引き車両本体値引き同様、大切なポイント。特に発売間もない新型車では、オプション値引きの方が額が大きくなることはよくある話しです。

ノアの場合は選択用品価格の概ね20%以上目標交渉しましょう。

管理人

トヨタの場合は営業マン個人裁量メーカーOP5%まで、ディーラーOP20%まで値引きを出せると言われています。

また、契約直前のダメ押しに最後にこのオプションをサービスしてくれたら契約するよと言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。

具体的には

・サイドバイザー(RVワイドタイプ)
・スノーレジャー用フロアマット
・サイドボックスゴミ箱
・ナンバーフレームセット
・スマートクッショントート
・サンシェード
・ラゲージソフトトレイ
・エアコンドリンクホルダー

などがねらい目です。

もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに“取付け工賃が安い”ものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度アピールしましょう。

管理人

どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。

参考⇒ノアのおすすめオプション12コとナビ、不要OP3コを実際の購入者の声からご紹介!

ノアの先進運転支援装備

緊急自動ブレーキクルマ・人
誤発進抑制前進・後退
追従クルーズコントロール全車速
ステアリング支援車線維持

細かいサービスのオマケをお願いする

思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、

  • ・総支払金額からの端数切捨て
  • ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
  • ・登録手数料のサービス・半額
  • ・納車時ガソリン満タン
  • ・ローンを組むなら金利の引き下げ


などはオマケでお願いするのを忘れないようにしましょう。



特にコーティングは、もともと半分がディーラーの利益なこと、納車前の汚れを落とさなくてよくなるのでサービスしてもらいやすいです。

また、任意保険の加入・切り替えの時期が近いなら、新車購入時にそのディーラーで加入することで、営業マンの成績アップになるので、その分値引きを上乗せしてもらえることもあります。

予算は伝えるべきか?

値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロ。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ
などと勝負を賭ける方法もあります。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。

Xグレードでも残価設定型クレジットなら月々1万円で乗れる

トヨタの残価設定型クレジット「トリプルアシスト」を利用すれば毎月1万円未満でノアに乗ることができます。条件は頭金100万ボーナス月に3万支払い。もちろん値引きを頑張ればもっと支払額は減ります。

グレードX8人乗り
支払回数36回
頭金1,000,000円
初回支払い額9,990円
2回目以降支払い額9,100円
ボーナス月加算額30,000円(6回)
36回払い後の残高1,332,029円

※実質金利はトリプルアシスト(カローラ東京)で適用される4.9%で計算

もし、ボーナス払いなしの場合でも月々の支払いは12,700円とあまり変わりません。

ただ、頭金がない場合は43,400円と高くなるのでなるべく頭金は用意した方が良いでしょう。

管理人

ノアはリセールも高く、残価設定ローンを利用するのに向いてる車種。最近では新車購入者の8割が利用しているというメーカーもありますので検討されてはいかがでしょうか。

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残価設定ローンの上手い利用方法は下の記事を参考にしてください。

参考⇒ノアを残価設定ローンでオトクに購入する方法!

納期は6か月以上と不安定

新型感染症による物流インフラの乱れと半導体不足などで、新車生産はどこのメーカーでも遅れがち。まっさらな新型であるノアも同様で、おそらく人気車だけに工場は優先して操業していると思われますが、納期6か月以上となっています。内訳はハイブリッドが10~12か月、ガソリン車が6~7か月(ブラインドスポットモニター装着車はプラス1か月)。ハイブリッドが長めの納期予定とされていますが、ディーラー情報によればオプション選択でかなりの差が出ている模様。具体的には後ほど説明する「アドバンストパーク」などADAS(先進安全装備)の新機能が盛り込まれたメーカーオプション「トヨタチームメイト」を選択すると+2か月の”待ち“は覚悟が必要とのこと。

予想どおりですが販売は絶好調のようなので、全体的にも今後さらに納期は長引いていく可能性があり、下取り車車検がある場合は十分に余裕を見た商談スタートを心掛ける必要があります。

ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!


ディーラーイメージ
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・

管理人
実はディーラー査定は安いことが多いってご存知でしたか?

理由は簡単。競合がいないからです。

なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。


営業マン
コチラのお車の下取りは70万円です


管理人
と言われてもその金額が妥当なのか、安いのかプロでもないのにわかりませんよね。


しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…

下取り額を大幅にアップさせる方法


査定額イメージ図
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。

下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!

答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。

そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。

営業マン
コチラのお車の下取りは70万円です(この金額で収まれば何十万と儲かるな)


あなた
他の買取店で90万円の査定をしてもらってます。これが見積書です。


営業マン
汗汗。では下取り100万でいかがでしょうか?


あなた
OKです。よし!やった!


これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。

しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。

そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。

管理人
管理人がリサーチした結果、圧倒的に利用者が多かったのはナビクル車査定(無料)です


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管理人
無料の一括査定サービスを知らなかったがために、下取りで安く買いたたかれて 「あのとき買い取り査定しておけば・・・」 と後悔している人は多いです。 やったもん勝ちで、100%損をすることのないサービスですのでぜひ活用してください

それでも・・・
あなた
ネットの一括査定って個人情報が洩れたり、めちゃめちゃ電話がかかってくるんじゃないの?それは嫌だな~
管理人
そんな不安をお持ちの方は「ナビクルって実際どう?キャンセルできる?管理人が実際に使ってみた」をご覧ください。きっと不安が解消します。
管理人
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管理人
ユーカーパック?どういうサービス?なにが得なの?という方は「ユーカーパックが車一括査定よりも良いところはどこ?」をご覧ください

新型ノアの魅力はココだ!

引用:https://web.motormagazine.co.jp/

トヨタの、と言うよりも日本を代表するMクラスミニバンと呼べるのがノアでしょう。もちろん他にも日産セレナホンダステップワゴンもありますが、昨年実績を見るとノアを中心としたヴォクシー&エスクァイア3兄弟が販売台数では先の2台を上回りました。3兄弟はデビューから既に7年を超えていて、ADAS(先進安全装備)などはセレナステップワゴンより見劣りするスペックにもかかわらず先の成績ですから驚きです。

そんな国内では圧倒的な人気を誇るノアですが、初代モデルが登場したのは2001年。それまでのキャブオーバー型だったタウンエースノアがフルモデルチェンジし、プラットフォームFF化。この機にタウンエースが外れ「トヨタノア」として再スタートを切ると、瞬く間に大人気車種となりました。現在の市場人気SUVが勢力を拡大しているものの、こと国内での使い勝手実用性は、絶対寸法に有利なミニバンが優れます。セダンに置き換わり、今やファミリーカーと言えばミニバンを挙げる人は多いでしょう。

クルマのモデルライフは長めになりつつありますが、3代目ノア2014年から2022年まで販売が継続され、今年1月4代目へとフルモデルチェンジされました。

兄弟車整理もノアはノーマル系とエアロ系を継続

少し整理しておくと、トヨタは昨年販売チャンネルごとの専売制をやめ、どの車種でもすべての販売店で買えるように変更しました。そのため一部兄弟車は統廃合され、ノア3兄弟では高級路線だったエスクァイアが消滅。
一時はスポーティ路線のヴォクシーノアに統合する形がウワサされましたが、3兄弟の中で最も人気があったため継続されることに。但し、エアロ系ボディのみの設定となり、従来通りノーマル系エアロ系の二つのボディタイプを持つのはノアだけとなりました。

3ナンバーボディに存在感抜群のフロントマスク

4代目となった新型ノア。さすがに7年に及ぶ期間を経ての新登場ですから相当な進化を遂げているのは想像に難くありません。当然プラットフォームには新アーキテクチャー”TNGA”由来のGA-Cプラットフォームが採用されたことで、メカニズムやデザインなど多方面が最先端モードへステップアップしています。

エクステリアは「箱スタイル」なためキープコンセプトにも映りますが、GA-Cプラットフォーム投入によりついに全車3ナンバー化されています。全幅1730mm3ナンバーサイズになったためですが、全長5ナンバー枠を堅持しているのはさすがです。

先代に比べリヤテールランプが縦に小さくなり、その分サイドからリヤまでウィンドウがぐるりと繋がるようなデザインとなったことで、居住性の高さを感じさせます。

引用:https://www.iza.ne.jp/

フロントマスクノーマル系がマイチェン後の先代似た雰囲気を持つのに対し、エアロ系はかなり大胆な造形でヴォクシーに寄せたようなデザイン。これだと”オラオラ顔好きの方なら、ヴォクシーとどちらにするか悩んでしまうレベルですね。

クラス感アップのインテリアに世界初装備も

インテリアの方は、仕立ての良さ上質感のある広く開放的な室内空間をスッキリとしたスタイルに包みます。グレードによって7人乗り8人乗りが設定され、2列目シート超ロングスライドシートを採用。さらに7人乗りキャプテンシートには、アルファードなどにも通じるオットマンシートヒーターも装備されています。

世界初採用となったのが「フリーストップバックドア」で、開閉時に任意の角度バックドア保持できるもの。後にスペースがないときの荷物の出し入れに役立ちそうです。

引用:https://www.webcg.net/

最新Toyota Safety Senseはレクサス超え!?

新型ノアで何より期待されていたのがADAS系でしょう。先代にはACCさえ付いていませんでしたから、それを理由に他車をチョイスされた方も多いのでは。そんな期待に応えるように新型では最新スペックADASがテンコ盛りです。自動ブレーキを始めとしたプリクラッシュセーフティ、高速道路でのレーンチェンジアシストなどの充実はもちろんのこと、注目はトヨタ初採用となるアドバンストドライブ。これは渋滞時(40km/h以下)に一定の条件を満たすとステアリングからを放して走行可能となる機能。まだレクサスRXNXにだって付いていない装備です。

その他にも自動二輪車まで検知できるようになった衝突被害軽減ブレーキや、パワースライドドアからの降車時接近車両を監視して警告ドア開閉停止を行う機能。また、並列駐車時の入出庫をアプリをインストールしたスマホで、外から操作できるリモート機能など紹介しきれない”トヨタ初”が目白押し。
一部に「トヨタチームメイト」としてメーカーオプションにはなっていますが、期待をはるかに超えてきた新Toyota Safety Sense、恐るべしです。

引用:https://response.jp/

パワーユニットは2.0ℓガソリン+1.8ℓハイブリッド

パワートレインは従来どおりガソリン車ハイブリッド2種類ガソリンエンジンはRAV4などと同じ2.0ℓダイナミックフォースエンジンDirect Shift-CVTの組み合わせへ変更。WLTCモード15.1km/ℓ燃費も良好です。また、ガソリン車ダイナミックトルクコントロール4WDも選択できます。

一方、1.8ℓハイブリッドは、型式こそ先代と同型ながらすべての電動モジュールを刷新。モーター及びバッテリー高出力化システム高効率化を図り、WLTCモード燃費は23.4km/ℓ。先代にはなかったハイブリッド+4WDのシステムは、モーター出力を向上させたE-Four(電気式4WD)になります。

引用:https://web.motormagazine.co.jp/

バリエ豊富なノアのおすすめグレードはどれ?

ノアグレード展開は全5タイプヴォクシー2タイプなのでやはりノアは幅広いユーザー層を想定しているのが窺えます。7名乗り8名乗りがあることや、どのグレードでもパワーユニット駆動方式の選択できるためバリエーションは下記のとおり豊富です。

基本は下からXGZ装備差によってグレードが上がっていき、S-GS-Zはボディタイプがエアロ系になります。ノーマル系エアロ系かはルックスがかなり違うのでお好み次第ですし、7名8名乗りご家庭によってニーズが変わるでしょう。駆動方式も同様ですが、先代モデルにはなかった「ハイブリッド+4WD」が設定されたのは朗報です。但し、トップグレードZハイブリッド4WDでは8名乗車仕様が選べませんね。

シンプルに装備差で見ていくとボトムグレードXでも装備は充実していて、昔はオプションだった装備が多数標準化されています。Toyota Safety Senseも当然標準。但し、新型のウリであるADAS新機能の多くがオプション選択できないことは物足りないかも知れません。

ミドルレンジGグレード16インチアルミホイール本革ステアリング10.5インチディスプレイオーディオシルバー加飾などで内外装の見栄えが一気にアップ。ADAS新機能Gからは選ぶことができます。

引用:https://web.motormagazine.co.jp/

トップグレードZには運転席側パワースライドドア7インチマルチインフォメーションバックガイドモニター非常時給電システム付アクセサリーコンセントなどが追加され、ヘッドアップディスプレイアダプティブハイビームなど他のグレードでは選べないオプションも付けることができます。

こうして見ていくとノアグレード展開は、に行くほどオプション設定できる範囲が増えていくのが特徴のようです。

すべてにウェルバランスのGグレードが満足度高し

さて、おすすめグレードとなると通常は出たての新型だとトップモデルを推したくなるのですが、今回のノアハイブリッドZ四駆全ADAS系オプションをフル装備したりしていくと500万円の総額が見えてきます。さすがに一家に一台のファミリーカー相場としては、内容の良さはさて置いてもやや行き過ぎな気も(筆者の主観です)。

そうなると手頃な価格帯のモデルで今回目玉の“トヨタ初系装備も選択できるGグレードがオススメです。年間の走行距離が多い方はハイブリッド、もちろんが好みならS-Gグレードもイイですね。

リセールバリューは高値安定が期待できそう

まだ発売後数か月にしかならない新型ノアなので、中古車市場での相場形成はこれからといったところ。一般的にリセールバリューを考えると、ミドルクラスのミニバンはそれなりに高めの残価率となることは予想できます。

参考に先代ノアリセールバリューをチェックしてみると、3年落ちガソリン車ハイブリッド車は残価率平均が60%前後でほとんど変わらず、概ね平均相場よりも少し高いくらい。5年落ちでも似た傾向にあります。前項でオススメをGグレードにしましたが、中古車市場ではやはりエアロ系ボディは人気が高めなので、リセールを少しでも良くしたい方はS-Gグレードにしておいた方がいいかも知れませんよ。

引用:https://www.webcg.net/

ライバル比較:シンプルクリーンな新ステップワゴン

令和の現在、国産ミドルクラスミニバントヨタノアヴォクシー日産セレナホンダステップワゴンが三つ巴でガチライバルです。三菱デリカD:5もありますが、クロカンの毛色が強いため指名買いの多いモデルで競合対象とはなりづらいでしょう。

2022年はそのビッグ3が揃ってモデルチェンジに当たる注目の年になります。ノアはご紹介してきたとおりですが、既に先行予約がスタートしたステップワゴン春頃セレナ年末頃を目途に新型へ切り替わる予定です。
本稿でノアライバルとしてピックアップするのはステップワゴンです。ステップワゴン初代1996年にデビュー。FFレイアウトミニバンとしてジャンルを開拓した大ヒットモデルとなります。現行ステップワゴン2015年にフルモデルチェンジされた第5世代モデルで、初代二代目頃の爆発的な人気はやや陰ってきたもののマイナーチェンジ追加されたハイブリッドモデルは2モーター式のハイスペックなe:HEVホンダらしい独自のわくわくゲートなど個性溢れるミニバンです。

引用:https://web.motormagazine.co.jp/

に発売開始となる6代目ステップワゴンは、従来のノーマル系に代わって新設定された「エアー(AIR)」とエアロ系の「スパーダ(SPADA)」、さらにスパーダをベースにした「スパーダ・プレミアムライン」が設定されます。こちらもノア同様に全車3ナンバー化されましたが、ノアとは違い全長100mm拡大し一回り大きくなった印象です。パワーユニットは1.5ℓガソリンターボ2.0ℓe:HEV二本立て5代目モデルを踏襲します。

ボディが拡大したとはいえ、ステップワゴンのデザインはノアとはかなりアプローチが変わります。ノアエアロ系はもちろんノーマル系でもかなり押し出し感のあるマスクに対し、ステップワゴンの方はシンプルナチュラルなテイスト。それはエアロ系スパーダであっても同様です。

新型対決”攻め”のノア対”癒し”のステップワゴン

新型ステップワゴンのセリングポイントは、ホンダ史上もっとも広い空間とされるキャビン。全幅が拡幅しているのに加え、ボディ側面の上方への絞り込みも抑制しています。これまでも低床フロアで広い室内空間が自慢でしたが、新型は実際の有効室内幅も広げ、開放感はこれまでの歴代モデルをはるかに上回ります。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

新型ノアがご紹介してきたとおりメカニズム装備の圧倒的な進化で勝負を掛けてきたのに対し、ステップワゴン居住性快適性の重視で立ち向かう構図でしょうか。

気になる価格面では後発ステップワゴンノアの価格を徹底して研究した跡が見られ、近い装備にすると若干有利なようです。他方、相変わらずハイブリッド4WDを用意していないなど、基本的なところでノア劣る面も少なからずあります。

もっとも先のとおりこの両車エクステリアのテイストがあまりに違うため、端から好みが分かれそうでどちらにしようかと悩む方も案外少ない気もしますが…

いずれにしても今年中登場が予想されている日産セレナを見てから、というユーザー候補生たちは多いことでしょうね。

以上、トヨタノア値引き相場レポートをお届けしました。

引用:https://www.gqjapan.jp/

 

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