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CVT(無段変速機)とは

CVTとは

英語でContinuouslyVariableTransmissionと言います。日本語では無断変速機、連続可変トランスミッションです。このCVTはベルト式、チェーン式、トロイダルの三種類があります。


主に使われているのがベルト式CVTでトランスミッションの中に入力側のプーリーと出力側のプーリーがあり、これをベルトで繋いでいます。

イメージしにくいと思いますが、プーリーとは滑車のことで自転車の変速機と考えてもらってかまいません。そして、CVTとはこの滑車が油圧で形状を変えることにより、連続的に変速できるようになったミッションを指します。

引用:https://kotobank.jp/word/CVT-516147

CVTとATの違い

ATとはオートマチックトランスミッションのことで1速2速と呼ばれる歯車(ギア)をコンピューター制御で最適なギア比に設定することで、エンジンの動力を操作します。
4速ATより8速ATの方が細かに変速を行えるので最低なパワーバンドを選ぶことが可能となります。CVTは数種類の歯車により操作せず、プーリーと呼ばれる滑車を利用して無段階にスピードに合わせた最適なギア比に操作してくれます。

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つまり、変則の段数に制限があるのがAT、変速の段数に制限がないのがCVTとなります。

CVTのメリット


一番のメリットは何と言っても燃費です。CVTは常に最適なギア比が選ばれるため、回転数を低く抑えることができます。そのため、ATやMTよりも効率のいい状態になり燃費がよくなります。

CVTはギア自体がないため、ギアが代わる時の変速ショックがなく、急加速が起こらないスムーズな加速になります。

そして、日本のように渋滞が多い国だとATより圧倒的にCVTの方が燃費がよくなります。また、CVTは小型・軽量であるため、後輪駆動の日本のコンパクトカー市場にマッチしたトランスミッションであると言えます。

CVTのデメリット

CVTの問題点は多々あり、伝達効率がMTは約98ATは約95%と高く、CVTは90%しかなく効率が悪いです。無段階変速ということもあり、普段の運転で頻繁にギア比が変わることになります。

また、プーリーを使っているため高回転までエンジンを回すとベルトがスリップしてしまうので、スポーツカーや大排気量の車には適さないです。なので、軽自動車や小型車が中心に採用されています。坂道発進や勾配の大きい道などではトルクが弱く、回転数だけが上がり思ったよりスピードに乗らないことがあります。

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