BMW4シリーズの厳選おすすめオプションとアクセサリーはどれ?後悔しないために必須のOPを選んでみた!
最終更新日 2021/11/1
多くの車体バリエーションを持つBMWですが、社是の駆け抜ける歓びを最も体現しているのはやはりスポーティなクーペモデルではないでしょうか。ご承知の方も多いですが、BMWの車名の奇数モデルは、ハッチバック、セダン、ステーションワゴンなどベーシックなライン。対して偶数モデルは、クーペやオープンカー、スペシャリティ系のラインナップになっています。
本稿の主役としてご紹介するのは、偶数モデルのミドルクーペ「4シリーズ」です。3シリーズセダンをベースにしてクーペ、カブリオレ、4ドアのグランクーペで構成される4シリーズはBMWの中核をなすスポーティ路線です。
BMWならではのショートオーバーハング、ロングエンジンフード、流れるようなルーフラインを持ち、完璧なまでに美しくエレガントなプロポーションを形成する4シリーズ。
今回のクルドラではそんなBMW4シリーズを実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
現行BMW4シリーズのプロフィール
現行4シリーズは2013年にデビューした初代モデルです。前述した通り3シリーズがベースとなっていますが、現行3シリーズは2019年にモデルチェンジした新型のため、4シリーズのベースは先代の6代目3シリーズになります。2012年までは3シリーズクーペが販売されていましたが、モデルチェンジを機に4シリーズとしてクーペモデルが独立した格好です。
先代3シリーズセダンに対して正面からのルックスは、さほど変化が感じられないものの実際は全幅が25mm広く、全高も65mm低くいワイド感が強調されていて、ザ・BMWクーペと言えるプロポーションをしています。
フェラーリやランボルギーニのようなスポーツカークーペという造形ではないですが、そこがドイツ製クーペらしいところで、フロントフェンダーのエアブリーザーなどさりげない主張に4シリーズらしいスペシャリティ感が伺えます。
クーペなら走りの実力も重要ですがエンジンは2.0ℓ直列4気筒BMWツインパワーターボに出力特性違いの2種と、3.0ℓ 直列6気筒BMWツインパワーターボの計3機種が用意されています。
ちなみにBMWのツインパワーターボっていわゆるターボが2基ある「ツインターボ」ではなく、シングルターボ×可変バルブ機構のことで、「直噴」と「可変」だから「ツイン」とされています。何か紛らわしいですよね。
引用:https://www.webcg.net/
現行4シリーズのグレード構成はどうなっている?
デビューしてから7年近く経ちましたが、現在販売されている4シリーズのラインナップは2ドアクーペに4グレード、カブリオレが2グレード、4ドアグランクーペに4グレード+4WD 2グレードとかなり整理されてきました。
特徴的なのが現行ラインナップは基本M Sportのみとなっていて、他シリーズのようにStandardやLuxuryといったモデルトリムがありません(唯一カブリオレにだけLuxuryあり)。モデル終盤ということもあり、クーペとグランクーペにはLEDヘッドライトのアダプティブ機能やメーターパネルのマルチディスプレイ機能など一部装備を簡略化し、お求めやすい価格としたM Spiritも追加されています。取りまとめると以下の通りです。
満足度の高いメーカーオプションは?
デビュー当初に比べるとグレードの絞り込みが進んでいることから、現行4シリーズは基本装備の充実度は高くエクステリアはMダイナミクスパッケージ、18 or 19インチアルミ、LEDフォグランプ、ヒーター内蔵自動防眩ドアミラーが標準。インテリアでは電動スポーツシート、HDDナビゲーションシステム、アンビエントライト、オートエアコン、HiFiスピーカー9基などフル装備と言える内容です。
もちろん被害軽減ブレーキ、ACC(アクティブクルーズコントロール)など先進安全装備は全グレード共通で標準となっています。
BMWのメーカーオプションは、原則的にパッケージ型として「推奨オプション」と「受注生産オプション」の二通りあります。
推奨オプションはレザーシートとメタリックペイントを除くと2つのパッケージオプションとなりますが、おそらく推奨オプションの方はディーラー在庫として見込み発注されるモデルにはある程度選択されていると思われます。
一方の受注生産オプションは8アイテム+1パッケージで、こちらは選択するとけっこう納期は遅くなるのを覚悟する必要があるかも知れません。さらに現行4シリーズのモデルライフを考えた場合には、そろそろ受注制限が掛かるオプションも出てきそうな時期ですから、希望オプションがある人は少しディーラーへ急いだ方がいいでしょう。
では2つの推奨「メーカーオプション」パッケージの内容を、見ていきましょう。
最新モデルならコレは選んでおきたい
一つ目はパーキングサポートパッケージです。M Spirit系以外全グレードで選択できるオプションで、その名の通り駐車支援機能の「トップビュー+サイドビューカメラ」と「パーキングアシスト」が組み合わされたパッケージになります。
前者はドアミラーに内蔵された2つのカメラなど、複数のカメラの画像を合成して、真上から見た状況をコントロールディスプレイに表示します。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
また同様にフロントバンパーのサイドに装備されたカメラが、左右広範囲の状況を映し出します。見通しの悪い路地や駐車場の出口などでの視認性を高め、ドライバーは全方位でより安全かつ快適に運転操作を行うことができます。
後者は路上での縦列駐車をサポートする機能。システムが駐車可能なスペースがあるかどうかをセンサーで測定し、スペースがある場合はステアリング操作をドライバーに代わって自動的に行います。音によるガイダンスとコントロールディスプレイに表示される指示に従ってアクセルペダルとブレーキペダルを操作するだけで、簡単に縦列駐車ができます。
引用:https://www.vw-dealer.jp/
まぁ正直これら2つは最近では国産車、何なら軽自動車にも搭載が進む機能ですから4シリーズで選択しない手はないと思います。
クーペだからこそ選びたい装備
二つ目はファストトラックパッケージですが、こちらはM Spirit系に加えカブリオレのLuxuryにも設定がありません。
このオプションはアダプティブM サスペンション、M スポーツブレーキ、19インチ M ライトアロイホイール(ファストトラックパッケージ専用)がセットになっていて、より走りを意識させる装備が組み合わされています。420i系で選択した場合はホイールとタイヤがインチアップとなるため、オプション価格が変わってきます。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
この中ではアダプティブM サスペンションが注目です。このサスペンションは運転スタイルと路面状況に応じてサスペンションのダンピング特性を自動調整する電子制御式ダンパーになります。ドライバーはスイッチの切り替えでサスペンションの設定を変更することが可能です。
ドライビングパフォーマンスコントロールで「スポーツ」または「スポーツプラス」モードを選択すると、サスペンションの設定をより硬めに切り替えられます。
スポーツプラスモードでは、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)がDTC(ダイナミックトラクションコントロール)に変更され、タイヤのスリップやスライドを一定限度まで許容する豪快なドライビングが可能になります。ダイナミックなハンドリングをもたらす理想のサスペンションと言えるでしょう。
次に受注生産オプションの中から、おすすめのものをご紹介します。
クーペモデルだからそこ似合う
電動ガラスサンルーフはカブリオレ以外のモデルへ選択できるオプションです。4シリーズのカブリオレは電動3分割式のリトラクタブルハードトップとなっていて、オープンの爽快感とクーペ並みの対候性を持っています。
引用:https://driving.ca/bmw/
幌のオープンカーに抵抗のある方でも、閉じればクーペ同等となる4シリーズカブリオレは魅力的な存在でしょう。但し、価格面ではやはりその複雑な機構分それなりの上積みが必要となるため、モデル最後に近づく現在、カブリオレは3.0ℓ直6エンジン搭載の最上級グレード(440i)でしか用意がありません。
現実的にクーペで爽快感を手に入れるには、サンフルーフがリーズナブルです。もちろん開放感でカブリオレに敵うはずもありませんが、一昔前はプレリュードやソアラと言った80’sスペシャリティカー(死語?)には定番的にサンルーフが付いていたものです。今の国産車ではあまり人気がないサンルーフですが、ひと頃の不景気から嗜好性の強いサンルーフが落ちてしまったという背景もあるでしょう。
引用:https://www.caricos.com/
本来クーペと言うのは、十分な車体サイズに2人ないしは2+2程度の乗車しか見込まない贅沢なクルマなのであり、どちらかと言えば趣味のものであるサンルーフも4シリーズだからこそおすすめしたいオプションです。
グランクーペだけのメーカーオプション
グランクーペは、クーペのルックスに4ドア+リアハッチゲートの実用性を加えた異色なモデルです。もっとも異色と言われたのはけっこう前のことで、今や背が低くやや狭いリヤシートを備えた4ドアクーペはもはやジャンル化されていて、メルセデスベンツやアウディなど多くのメーカーからも発売されています。BMWでは2012年に6シリーズでグランクーペが登場し、4シリーズにも拡大されてきました。
引用:https://www.carmagazine.co.uk/
4シリーズと言えばクーペですが、販売実績としてはグランクーペの方がはるかに売れています。やはりイイとこ取りは、強しと言ったところでしょう。
その売れているグランクーペ用のメーカーオプションは、「スルーローディングシステム」と「ストレージパッケージ」になります。
前者は俗に言う分割可倒式のリヤシートのことですが、もちろんハイブランドに属するBMWなので標準でも付いてはいます。但し、標準の分割可倒が60:40になっているところ、このスルーローディングシステムを選択すると40:20:40の3分割可倒式リヤシートになります。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
メリットとしては長尺ものの荷物(例えばスキー板等)をトランクへ積んだ際、真ん中の箇所を倒して載せられる上、その左右に人が座れますので4名乗車が可能となります。60:40だと40側を倒して荷を積み、60側で大人2名が座ることはそもそも狭いリヤシートだけに困難です。
後者のストレージパッケージとは12V電源ソケット(センターコンソール後端&ラゲージルーム内)、シートバックネット、収納ネット(ラゲージルーム右側面&フロア)、荷物用フック、ストラップ(ラゲージルーム左側面)がセットパックされています。クーペとは言え4ドアとなると、それなりに実用性が求められる場面も多くなるのでしょうか、こうしたパッケージの用意があります。
引用:https://www.ge3ys.com/
パッケージに12V電源ソケットが入っていますが、今だとUSBスロットの方がニーズがあると思われ、この辺りデビューから少し時間が経っているかなと感じさせます。
カブリオレだけのメーカーオプション
前項でカブリオレのことに触れましたが、メーカーオプションにはカブリオレ用のものが2つあります。それが「ウインドディフレクター」と「エアカラー」です。
両方ともオープンにした際に、前者は前席への風の巻き込みを防止し、後者は両フロントシートヘッドレスト下部に設けられた吹き出し口から温風を送る装備です。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
秋口から冬場にかけてのオープンドライブには欠かせない装備であり、カブリオレを選ばれる方にはおすすめのオプションです。
最上級の装備を奢るならコレ
プラスパッケージは受注生産オプションの中で唯一のパッケージ品です。内容は各ボディタイプとも、3.0ℓ直6エンジン搭載のトップグレードには標準となる「バリアブルスポーツステアリング」「電動調節式フロントシート・ランバーサポート」「harman/kardon サラウンドサウンドシステム」の三点セットです。
2.0ℓ直4エンジン搭載車へこれら装備を装着したい場合にチョイスします。
引用:https://sugimag.com/
この内、バリアブルスポーツステアリングとは、ステアリングの操作量に合わせてステアリングギヤレシオを連続的に変化させ、ダイレクトで俊敏なドライビングと快適かつ安全なハンドリングをもたらします。
ステアリングを大きく切り込んでいる時は操作に対する前輪の切れ角も大きくなり、より少ないステアリング操作で抜群の切れ角を実現。駐車時の取り回しが容易になると同時に、シャープなコーナーやワインディングロードでの俊敏性も向上します。また、この特性は素早い回避操作が必要な場合にもメリットをもたらします。
長いストレートや高速走行時などステアリングの中立付近では、操作に対する前輪の切れ角は小さくなり、優れた直進安定性を発揮します。
引用:https://autoc-one.jp/
直6モデルと直4モデルでは130~170万円近い価格差がありますので、このパッケージが約12万円なのはリーズナブルに感じます。
おすすめディーラーオプションをチェック
BMWは輸入車の中ではディーラーオプション、純正アクセサリーのラインナップは豊富なメーカーです。またトヨタでいうモデリスタやG’z、日産のニスモにあたるM PERFORMANCE PARTSというスポーティなパーツを造る専門のブランドも持っています。
どんな好みにも応えられるバリエーション
BMWのアクセサリーカタログのトップには、どのモデルもアロイ(アルミ)ホイールが並んでいますが、4シリーズ用には色違い、サイズ違いで何と36種類も掲載があります。この数はBMWの各シリーズ中で断トツの数です。
もちろん4シリーズ全グレードでアルミホイールは標準になっていますので、果たしてこれだけのラインナップにニーズがあるか疑問ですが、BMWのミドルクラス以上をご検討される方なら、それ相応のこだわりと軍資金があるのでしょう。とにかくデザインは豊富で選びたい放題ですから、お好きなものをどうぞ!
足元の色合わせにも不足なし
純正アクセサリー定番のベーシック用品ですが、4シリーズにもフロアカーペット、ルーフキャリア、フロントウィンドーサンシェード、トランクルームマットなど一通り揃っています。中でもスペシャリティ系モデルだけあって、フロアカーペットの数が豊富でインテリアカラーにしっかりと色合わせできるよう、ブラック・ベージュ・グレー・ブラウンと細かく設定されています。
この色合わせはカーペット系マットだけでなく、オールウェザーフロアマットとされるラバー系マットにも3色用意され、ベーシック用品にもこだわりを感じさせます。
色々使えるトラベル&コンフォートシステム
クーペの4シリーズですから、リヤシートはあくまでエマージェンシー用として考え、普通は一人か二人で利用することが前提ではないでしょうか。そうすると後席は荷物スペースになる場面も増えるでしょうが、トラベル&コンフォートシステムを使えばより効率的にスペースを使えます。
フロントシートのヘッドレストポールに専用のベースキャリアを取り付け、そこに使用状況に応じたホルダーを装着するだけです。テーブル、コートハンガー、ユニバーサルフックなど様々なアタッチメントが用意されていますが、グランクーペ辺りだとまだ小さいお子さんを乗車させる機会もあるかも知れません。渋滞でハマったときなどは、タブレットホルダーを使いお子さんに映画を見せてあげることもできますね。
今やマイカーには外せないドラレコ
もはやクルマの三種の神器に数えられるドライブレコーダーですが、4シリーズのアクセサリーカタログには一つだけしか掲載がありません。
おそらく最後に4シリーズのアクセサリーカタログが更新されたのは2017年のマイチェン時だと思われ(価格部分の改定は2019年の消費税変更時に行われている)、そのためドラレコの品揃えがやや古いものと感じられます。最新モデルのBMWアクセサリーカタログでは3種類のドラレコが用意されています。
引用:https://www.webcg.net/
4シリーズのカタログにあるドラレコはパイオニア社のODM製品で、小さな液晶モニターを本体に組み込んだコンパクトモデル。ND-DVR40という製品名でカー用品店などでも市販されています。発売開始が2017年の12月からなので、現在の視点で見るとスペックはやや物足りないです。GPS内蔵や駐車監視モードなど付きますが、視野角やフロント1カメラに月日を感じさせます。
従って今、BMWのドラレコでおすすめはスマホ連携機能を持つ「ADVANCED CAR EYE 2」です。4シリーズのアクセサリーカタログには出ていませんが、オプションでドラレコ購入をお考えの方はぜひディーラーでご相談頂きたいですね。
次期型4シリーズの登場は間近?
冒頭にあった通り4シリーズのベースとなった3シリーズは一足先にモデルチェンジを済ませています。引き続き4シリーズも次世代型へと進化していきますが、既に2019年のフランクフルトショーにおいて「コンセプト4」というモデルがお披露目されています。
引用:https://www.autocar.co.uk/
ディテールにまだコンセプトカー然としたところはあるものの、現行型のように3シリーズのクーペ版という見え方からは相当に方向転換し、最新3シリーズセダンとの関係性をまるで感じさせないほど4シリーズならではの先鋭化が図られています。
特に縦長となるキドニーグリルは、今後のBMWクーペの新デザイン言語となることは間違いないでしょう。まだ、発表発売とも未定ですが期待したい1台です。
引用:http://wallpapers4screen.com/
以上、BMW4シリーズのおすすめオプションのご紹介でした。
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