BMWミニのおすすめグレードを比較して検証! 後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/10/9
今回はコンパクトなインポートカー!BMWミニを検証していきたいと思います。一口にミニと言っても3ドア・5ドアからオープンルーフのコンバーチブルやステーションワゴンに
4WDのクロスオーバーまで様々な車種が用意されています。
その車種ごとにグレードがラインナップされているので、今回はミニの中でも最もベーシックと言える【5ドア】をベースに比較検証していきたいと思います。
目次(タップで飛べます)
BMWミニの入門!全グレードの基本となるエントリーモデル 【ONE】
現在では第3世代目となったミニですが、各所に進化が見られます。
この【ONE】に搭載されるエンジンは3気筒1.5リッターツインパワーターボを採用。
小排気量ながらも最高出力は75kw(102ps)、最大トルク190Nmと、1260kgの車体を加速させる十分なパワーユニットが搭載されています。トランスミッションは7速DCTが搭載され、ATモードではなめらかなストレスないドライブを。MTモードではパワーアップしたエンジンを、よりダイレクトに運転を楽しむことが出来ます。
価格は271万円となっており、全グレードの中でも一番買いやすい価格となっているので、ミニの入門としては最適なグレードとなっています。
ディーゼルエンジンもラインナップ!カラーバリエーションも豊富な定番モデル 【COOPER】
【ミニ】といえば【クーパー】と、ネーミングの知名度も抜群のグレードです。
【ONE】と同じ1.5リッターエンジンながら、【無段階可変バルブコントロールシステム】・【バリアブルカムシャフトコントロールシステム】の採用で、最高出力は100kw(136ps)
最大トルクは220Nm(230※)※を発揮し、よりスポーティなドライブを楽しむことが出来ます。 ※オーバーブースト時
ディーゼルエンジンでは最高出力は85kw(116ps)と、ガソリン仕様に比べやや劣るものの、270Nmという高トルクを1750rpmという低回転から発生する為、力不足を感じることはありません。坂道などでもアクセルを踏み足すことなくグイグイ登っていく快感はガソリンエンジンでは決して味わうことが出来ないものでしょう。
また、燃料が軽油の為、単価が安いうえに、燃費はJC08モード計測でガソリンエンジン車が18.3km/Lなのに対しディーゼルエンジン車は23.9km/Lと大きく上回っています。ランニングコストと言った面ではディーゼルエンジン車に軍配ですが、そこはユーザーの好みによるところ。
ガソリンエンジン車で高回転まで気持ちよく回してスポーティドライビングを楽しむもよし。ディーゼルエンジン車のトルクを楽しむもよし。同じ外観で、まったく性格の違うエンジンを選べるというのもミニ選びの楽しみですよね。
外観においても、ボディカラーのほかに、【ルーフ】・【ミラーカバー】・【ボンネットストライプ】をブラックもしくはホワイトで選べるため、よりブリティッシュなカラーリングを自分好みに演出できます。また、LEDデイタイムランニングランプ・カーナビゲーションシステムは標準装備となり洗練された外観と、一体感あるインテリアとなっています。
価格はガソリンエンジン車で328万円、ディーゼルエンジン車が347万円となっています。
本格的スポーツドライビングも楽しめるハイエンドモデル【COOPER S】
【COOPER S】は外観において前述の二台と大差がありませんがその中身はまったくの別物です。
ガソリンエンジン車に搭載されるパワーユニットは2リッターツインパワーターボにより最高出力は141kw(192PS)、最大トルクは280Nmを絞り出します。
ひとたびアクセルを踏み込めばシートに体が押し付けられるほどの加速感が味わえます。
また、排気量が【ONE】の1.5リッターから2.0リッターに変更することに伴い、エンジンは3気筒から4気筒になることで、振動の低下とさらになめらかなエンジンフィーリングを実現しています。
さらに【COOPER S】では380台限定ながらも6速MTも用意されており、ミニで本格的スポーツドライビングを楽しむことが出来ます。
外観もLEDヘッドランプ・LEDフロントフォグランプ・17インチアルミホイールが標準装備となり、夜間の視認性もさることながら、より洗練された姿となっています。
また、ボンネットにはエンジンに効率よくフレッシュエアを導く為のエアインテークダクトが設けられ、スポーティさを印象付けます。
さらに【クルーズコントロール】・【アダプティブクルーズコントロール(前走車追従)】が標準装備※されていのも魅力です。
コンパクトなミニの街中での取り回しの良さに加え、長距離のクルージングも快適。一台ですべてこなせる優等生です。
※本機能は【ONE】には搭載不可、【COOPER】はオプション
そして【COOPER S】にもディーゼルエンジンが用意されています。こちらもガソリンエンジン車と同じ2リッターターボとなり、最高出力は125kw(170PS)、最大トルクにおいては360Nmという高トルクを1500~2750rpmという低回転から発生させ、実に【COOPER】の1.5リッターディーゼルエンジンに比べ90Nmものトルクアップを果たしています。
さらに特筆すべきはJC08モードにおける燃費が【COOPER】の23.9km/Lに対し、【COOPER S】では23.8km/Lと、ほとんど変わらないというところも見逃せません。
価格はガソリンエンジンが388万円、ディーゼルエンジンが407万円となっています。
ベストグレードはCOOPER S ディーゼルエンジンモデル
今回は【ONE】【COOPER】【COOPER S】の三種類、さらに【COOPER】と【COOPER S】には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンから選択できるため、合計5種類の ミニ・5ドアをご紹介しました。
ミニのスタイリングでスポーツドライビングを楽しむというのであれば、【COOPER S】の6速MTとなりますが、ミニの購入を検討する方の大部分はそのスタイリングで選ぶ方が多いと思います。そうなってくると一番のおすすめは、、、?
それは【COOPER S ディーゼルエンジンモデル】です。2.0リッターターボエンジンによるトルクフルなエンジンは、通勤などの市街地走行から、旅先への高速道路でのクルージング、アップダウンのあるワインディングなど、走るステージを選びません。
また、カラーリングやボディストライプなどで自分好みの一台をオーダーすることが出来ます。
軽油を燃料とするディーゼルエンジンは燃料自体もガソリンに比べ安価でありながら燃費も良い。お財布にも優しい仕様となっています。
念のため書いておきますが、ディーゼルエンジンというと、大型トラックなどが黒煙を巻き上げながら走行している姿や、ガラガラガラガラとうるさいエンジン音を想像してしまいがちですが、現在乗用車で販売されている【クリーンディーゼル】と呼ばれるエンジンは「え?本当にディーゼルエンジンなの?」と確認したくなるほど静かです。
車外でアイドリングを聞いた場合には、「ん?いつものエンジン音と違うかな?」と感じることがあるかもしれませんが、ひとたび運転席に収まってしまえば気になることはないでしょう。
逆に低回転から充分すぎる高トルクを発生する【COOPER S ディーゼルエンジンモデル】は高速道路での追い越しや、登り坂などでは【なんでこんなにエンジンがうならないの?】と疑問が出るほどでしょう。
全てのグレードの中でもエンジン、インテリア、エクステリアと、充実している【COOPER S】。後から「あ!やっぱりあの機能が欲しかったな・・・」と後悔することもありません。
価格は407万円とエントリーモデルである【ONE】との差は約130万円となっていますが、見た目は同じながらも、まったく次元の違う車になっています。
カラーリングやボディストライプなどで、自分好みの一台をオーダーし、【乗って楽しい!】【見て楽しい!】そんな一台と巡り合うことが出来るよう、祈っています。
ミニですばらしいカーライフを!
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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