BMW1シリーズの厳選おすすめオプションとアクセサリーはどれ?後悔しないために必須OPを選んでみた!
最終更新日 2021/11/1
駆け抜ける歓びを標榜するBMW。そのラインナップでもっともコンパクトなモデルにあたるのが1シリーズです。いわゆるCセグメントに該当するモデルで、同じドイツブランドならメルセデスベンツAクラス、VWゴルフ、国産ならカローラ、シビック、マツダ3などがひしめく激戦区でもあります。
そこへ投入されたBMWの新型1シリーズは、先代からプラットフォームが刷新され前輪駆動(FF)へと大きく方向転換。2シリーズやMINIで培われたFF技術を活かし、従来とは一線を画すコンセプトのクルマとなりました。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
今回のクルドラではそんなBMW1シリーズを実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
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新型BMW1シリーズってこんなクルマ
1シリーズの初代は2004年に誕生し、従来の3シリーズコンパクトからバトンを受け継ぐ形でBMWでのエントリーモデルを担います。3シリーズとプラットフォームを共通するその成り立ちからコンパクトカーには珍しい後輪駆動(FR)が特色であり、2011年に登場した2代目までFR(及び4WD)を継続、全世界で累計250万台が販売されたヒットモデルです。
BMWブランドには「爽快な走り」をイメージする向きが多く、コンパクトながらFRであることが1シリーズのセリングポイントでもありましたが、2019年に発表された3代目ではFF化されることになり、これで文字通り他社ライバルと同じ土俵に上がったわけです。
FF化には賛否両論あるようですが、結果的に新型は室内空間やラゲージルームの広さにおいてFF車のメリットが十分に出ており、一般にコンパクトカーに求められるニーズをしっかりと満たしています。
引用:https://www.webcg.net/
もちろん「走り」についてもこだわりを捨てず、例えば日本に導入されるBMW車としては初めてARB(タイヤスリップコントロールシステム)が搭載されました。これはエンジンコントロールユニットで直接スリップを感知すると、従来の約3倍の速さでそのスリップ信号を直接エンジンに伝達する機能。FF車特有のアンダーステアを大幅に抑制し、俊敏な走りを実現すると言います。
3代目は8年近い歳月を経てのモデルチェンジのため、後述するBMWライブコックピットやインフォテインメントシステムなどに高い先進性を感じさ、さらに充実した運転支援機能も含めとても魅力的な一台に仕上がっています。
最新1シリーズのグレード構成はどうなっている?
引用:https://tirenavi.jp/
昨年(2019年)デビュー時には、ベーシックな118iに3タイプと、ハイパフォーマンスグレードM135i xDriveの合計4モデルでした。全てガソリン車で118iは最高出力140PSの1.5ℓ直3ターボエンジンを搭載するFF、M135i xDriveは306PSを発揮する2.0ℓリッター直4ターボを搭載する4WDとなります。
いよいよディーゼルモデルが追加に
現在は今年の4月に待望のディーゼルエンジンを搭載した118dグレードが追加となっています。エンジンは2.0ℓ直4ディーゼルターボで、150PSの最高出力と350N・mの最大トルクを発生。過給機には、エンジン始動直後の低回転域でも効率よくターボを稼働させるべく、1シリーズとしては初となる2ステージターボチャージャーが採用されています。
118iと118dには装備別にStandard、Play、M sportとグレードがあり、取りまとめると以下の通りです。
なお、上記一覧と違い一部他のクルマ情報サイトや雑誌等で118dのグレードについて「Play」「Play Edition Joy+」「M Sport」「M Sport Edition Joy+」の4グレード展開で紹介されているものもあります。実際、価格帯も4つ設定され「Edition Joy+」と付くグレードが安いため、『装備を簡略した低価格グレードを設定している』と紹介されていますがそれは間違いです。
118d Edition Joy+について
厳密には「Edition Joy+」が付いていても付いていなくても”同じクルマ”で、現時点では118dの「Edition Joy+」が付いていないモデルは既にありません。実は5月からBMWのディーゼル車やプラグインハイブリッド車に「Edition Joy+」というグレード名称が付加されることになっていて、タイミング的に4月発売の1シリーズディーゼルは先行して「Edition Joy+」が付けられているわけです。今後は3シリーズ等でも「Edition Joy+」が加わります。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
確かに価格も4つ設定がありましたが、これについては今後「Edition Joy+」”だけ”になるので、実質『値下げ』となります。従来からBMWはガソリン車とそれ以外のエンジンモデルの価格差が大きかったため、その是正措置なのでしょう。そこで現時点で実体がないものを除き、クルドラでは118dについては2グレードで紹介しています。
満足度の高いメーカーオプションは?
1シリーズのメーカーオプションは、原則的にパッケージ型として「推奨オプション」と「受注生産オプション」の二通りあります。計7つのパッケージオプションとなりますが、おそらく推奨オプションの方はディーラー在庫として見込み発注されるモデルにはある程度選択されていると思われます。
一方の受注生産オプションはその名の通りのため、選択するとけっこう納期は遅くなるのを覚悟する必要があるかも知れません。
ただ「ビジョンパッケージ」は国産車で言うサポカーSワイドの認証対象である「先進ライト」が含まれているので、案外見込み発注にもチョイスされるのではと考えます。
ちなみに新型1シリーズはヨーロッパで自動車の安全性を評価する、Euro NCAP(ユーロNCAP)の衝突安全試験にて、最高評価の総合5つ星を獲得しています。
ではそれらメーカーオプション群の中から、特に注目すべきおすすめアイテムを5点ご紹介します。
8年分の進化を感じるならまずはコレ
1シリーズにナビゲーションを搭載するには、基本iDriveナビゲーションパッケージを選択するしかありません。その中に含まれるBMWライブコックピットは、タッチパネル機能付の10.25インチのインフォメーションディスプレイと、デジタル表示で同サイズの10.25インチメーターパネルで構成され、全ての情報が精細にわかりやすく表示されます。
引用:https://car-me.jp/
BMWオペレーティングシステム7.0により操作の手段を個別に設定できるため、タッチスクリーン、iDriveコントローラーを利用してより直観的な操作も可能になりました。
メーターパネルはドライバーが常に目を配るところなので、特に前モデルから乗り換えた方などは進化の度合いをダイレクトに実感できるでしょう。さらにこのパッケージに含まれるもう一つBMWインテリジェントパーソナルアシスタントも同様です。これはいわゆるAIによる音声会話システムで、メルセデスベンツなども積極的に導入を進めています。
引用:https://www.gqjapan.jp/
BMWのそれは先進テクノロジーの粋を集めたAI音声会話システムとなっていて、ごく自然な会話であらゆるシーンにおいて常にドライバーをサポートしてくれます。
システムを呼び出すために、わざわざボタンに手を伸ばす必要はなく誰かに話しかけるように呼びかけるだけ。基本は「OK、BMW~」で会話スタートですが、気恥ずかしいようならご自身で呼びかけの言葉を設定することもできますよ。この機能は今のところ他社にはなくBMWだけのようですが、知人は「ちょっと」で起動させていました。
イマドキこれは外せないでしょう
今や軽自動車にも搭載が進んでいるACC(アクティブクルーズコントロール)ですが、1シリーズではコンフォートパッケージに含まれています。
引用:https://www.gqjapan.jp/
正直、BMWともなれば標準装備でもいいのでは、という気もしますが今回のACCは走行中、前走車との車間距離を維持するだけではなく、道路標識認識システムで読み取った制限速度内で走行する機能も加わりました。もちろん渋滞時にありがたいストップ&ゴー機能付きです。
また、Play系のコンフォートパッケージだけになりますが、イルミネーテッドインテリアトリムも付きます。半透明のトリムは、太陽の光の下では通常のトリムと変わりませんが、車内が暗くなるとその表面に6色から選べる光のパターンが浮かび上がり幻想的な照明として楽しめます。インテリアの上質感が高まること間違いなく、これはおすすめです。
引用:https://www.yanase.co.jp/
先進ライトならこのパッケージに
前述した通り、1シリーズに先進ライトを組み込もうと思えば、ビジョンパッケージを選択して、アダプティブLEDヘッドライトを装備します。
バリアブルライトコントロール機能を備えたアダプティブ LED ヘッドライトは、ステアリングの動きに反応してヘッドライトの角度を自動制御。コーナーの先を照らして夜間での視界を向上させ、ドライビングの安心感を高めます。
またハイ/ローを自動で切り替えるハイビームアシスタントも付くので、安全性の高い常時ハイビームドライブも可能になります。
引用:https://bmw.jpn.org/
さらにこのパッケージにはBMWヘッドアップディスプレイも装備され、走行に必要なあらゆる情報をドライバーの視線の先にあるフロントウインドー上に鮮明なカラーで直接映し出します。ドライバーは視線を大きく移動する必要がなく、常に前方に集中できます。
オトコならやっぱMスポでしょう
BMW殆どのモデルでグレード設定があるのが「M Sport」です。前後バンパーやアルミホイールの違いにより標準系のグレードとはひと味違う男前なエクステリアが特徴です。もちろんイメージソースはBMW Mモデルであり、1シリーズのM135i xDriveは直系にあたるグレードです。
引用:https://www.autocar.jp/
そんなMのエッセンスを取り入れたM Sportグレード用のメーカーオプションがMスポーツプラスパッケージです。専用シート、シートベルト、リヤスポイラー、ブレーキ、専用デザイン18インチアルミがセットになっていて、素のM SportがよりMモデルの雰囲気に近づきます。
中でもM スポーツシートは一体型ヘッドレストを備え、深さのある座面と厚みのあるシートクッション、そして立体的なサイドサポートによりタイトなコーナリング時においても乗員をしっかりとホールドします。さらに、バックレスト幅の調節機能により、個々の乗員に合わせた細やかな調整も可能です。常に身体に触れているシートの変更はスポーツ感を高めるのに効果的です。
引用:https://response.jp/
なお、このシートはM135i xDriveにもデビューパッケージとして、当面オプション選択できるもようです。
このサンルーフなら付けたい!
1シリーズのパノラマサンルーフは、上記してきたセットパッケージではなく、単独のメーカーオプションとしてStandardを除く全グレードに150,000円で選択できます。
最近は国産車でのサンルーフ装着率(人気?)は低く、ましてやコンパクトカークラスになるとその率はさらに下がるのではないでしょうか。しかし1シリーズに用意される電動パノラマガラスサンルーフは開口部が非常に大きく、比較的大型の輸入SUVで見られるようなデザインになっていて、新鮮な空気をたっぷりと室内に取り込むことができます。
引用:https://genroq.jp/
スイッチひとつで簡単にチルトアップとスライドも可能。リモートコントロールキーでサンルーフを車外から開閉できるコンフォートオープン&クローズ機能や、ローラーブラインド、ウインドディフレクターまで装備されています。
このサンルーフなら、閉じている状態でも開放感にあふれた室内環境を作り出せますし、国産コンパクトと一線を画すには絶好のオプションなのでおすすめです。
おすすめディーラーオプションをチェック
BMWは輸入車の中ではディーラーオプション、純正アクセサリーのラインナップは豊富なメーカーです。特にM PERFORMANCE PARTS.というスポーティパーツを扱う専門のブランドも持っています。トヨタでいうモデリスタやG’z、日産のニスモみたいなイメージでしょうか。
アロイホイールはメーカーオプションがお得
BMWのアクセサリーカタログのトップには、どのモデルもアロイ(アルミ)ホイールが並んでいますが1シリーズ用には5点揃っています。但し、M135i xDrive とM Sportは18インチ、それ以外は16インチアルミが標準になっていますので、ディーラーオプションで購入する方はそれほど多くないと思われます。
また、価格面からも例えばPlayグレードを17インチアルミにしようと思えば、メーカーオプションで4本70,000円ですが、ディーラーオプションだと同じ17インチアルミが4本で218,680円+タイヤ代+工賃になります。さらに外したタイヤと16インチアルミも余ってしまうのも悩ましいですよね。
引用:https://www.webcg.net/
もっとも18インチを履いている方が、冬タイヤ用に17か16インチのアルミを買うというニーズもあるのでしょう。
デザインコンシャスなプラスチックマット
純正アクセサリー定番のベーシック用品ですが、1シリーズにもフロアカーペット、ドアバイザー、フロントウィンドーサンシェード、アッシュトレイ(灰皿)など一通り揃っています。その中で目を引いたのがオールウェザーフロアマットです。
いわゆる生地のカーペットではなく、ゴム(プラスチック)マットに近いものですが、興味深いのはそのデザインの秀逸さで、単純にカッコ良い!これなら普通のカーペットマットではなくプラスチック製でもいいかなと感じてしまいます。
スキーやモトクロスなどが趣味でシューズが汚れやすい人にはおすすめですし、そうでなくともこのデザインで買いもアリかなと。調べてみると高級クーペにセグメントされる8シリーズなどでもこのマットが採用されていますから、単に生地マットに比べて安いのでいい、ではないかも知れませんよ。
FF化により拡大されたラゲージを有効に
先代1シリーズはクラス唯一つのFR車というスポーティなキャラクターでしたが、新型はあえてFRを捨て、FF車へと舵を切りました。その背景にはもっと大きな車内空間や荷室を求める市場の要望があったと言います。そうした声に応えるには縦置きエンジンのFRをあきらめ、横置きFFに変えるしかなかったわけです。
引用:https://www.webcg.net/
キャラクターを変えてまで空間効率を高めた結果、ボディサイズにさほどの変化は感じられないのに、後席足元のスペースが40mm拡大されて全体的に広々とし、ラゲージスペースも+20リッターの380リッターへと容量を増しています。
せっかく拡大したラゲージルームですから、有効に使うため純正アクセサリーも品揃えが豊富です。
カーペット類もいいですが、コンパートメントマットは荷物のスリップを防止してくれるだけでなく、気軽に汚れものを積み込んでも耐久性プラスチック製なので簡単にお手入れができるのが魅力です。アウトドア派にはおすすめのアクセサリーです。
キャリアに積んで出掛けよう
3代目はFF化されたとは言えそこはコンパクトカー。ファミリーカーとして家族4人で旅行でも、となったときには標準のラゲージルームだけでは厳しいかも知れません。そんなときに1シリーズのルックスを損なうことなく容量が確保できるのは、純正のルーフボックスでしょう。
どんな車体色でも相性の良いブラックとチタンシルバーの2トーンカラーで、用途に応じて3タイプの容量を設定しています。ボックスサイドに入るBMWのエンブレムが社外の汎用品でないことをさりげなく主張します。
また、ベースサポートにはボックス以外にも様々なラックやホルダーもありますから、ご自身の趣味に合わせてチョイスできますよ。
今やマイカーには外せないドラレコ
もはやドライブレコーダーはクルマの三種の神器に数えられる用品になったのではないでしょうか。BMWでもご多分に漏れず純正アクセサリーには3種類ものドラレコが用意されています。
引用:https://www.webcartop.jp/
当たり前ですが純正用品とは言えBMWがドラレコを直接作っていることはなく、専門メーカーからのODM品(Original Design Manufacturing)です。3種の内、ADVANCED CAR EYE 2はBMW本国でも採用されているグローバルモデルで、日本仕様に若干LED信号対策等を施して販売されています。残りの2つはパイオニア製とTCL製の日本メーカー品になりBMW JAPANでのみ取り扱われています。
どのモデルも大体似たような価格帯とスペックですが、ADVANCED CAR EYE 2のみ本体に液晶モニターがなく専用アプリを入れたスマホで映像確認をするタイプです。
パイオニア製はフロントカメラのみなので、どうせなら前後撮影できるADVANCED CAR EYE 2かTCL製がいいでしょう。前者はBMW本体のお墨付きモデルですし、後者は2017年発売と少し時間が経っていますが、BMWの他にプジョーやシトロエンといった輸入車でも採用されている実績があります。
クルドラ的にはTCL製はリヤカメラの画素数がイマドキ100万画素では不足を感じるため、リヤも200万画素フルHDのADVANCED CAR EYE 2をおすすめしておきます。
1シリーズの今後の展開は?
引用:https://www.bmwblog.com/
日本では4月にクリーンディーゼルの118dを追加したばかりですが、2021年に向かい1シリーズの展開はどうなっていくのでしょうか。順当にいけばBMWも他の欧州メーカー同様にラインナップの電動化については進めていて、既にハイセグメントのi8やi3などEV車も市販しています。
エントリー系のモデルではまだ展開がありませんが、1シリーズも3代目の登場に合わせPHEVのxDrive25eが出るとの噂もありましたが少し遅れているようです。
引用:https://genroq.jp/
但し、BMWでは今後4年間で12台以上のEVモデル、13台以上のPHEVモデルの開発を発表していますから早晩実車をご紹介できるときが来るでしょう。
以上、BMW1シリーズのおすすめオプションのご紹介でした。
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