ヴェゼルの値引き相場レポート!【グレード別・2024年11月最新】実販売データから算出された限界額は?
最終更新日 2024/10/30
今や世界的なSUV人気の中、国内コンパクトSUV市場を確立したともいえる人気モデル「ホンダヴェゼル」。2021年ついに2代目へとフルモデルチェンジを敢行しました。
そんな注目の新型ヴェゼル購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- ヴェゼルの値引き交渉の効率的なやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はヤリクロとカロクロが効果的
- ヴェゼル同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さず紹介していこうと思います!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とヴェゼルのおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年11月最新】
ヴェゼルの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 25万 | 25% |
ライバル車を出して交渉 | 20万 | 20% |
特に交渉なし | 12~14万 | 0~10% |
値引き難易度:やや緩い リセール価値:B
値引きの基本は10~12万も、セールスマンの裁量で20万程度まではいきます。
夏にマイチェン予定で現行型は大盤振る舞い中。
グレード別の値引き相場
タイプ | 駆動 | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (付属品含まず) |
---|---|---|---|
G(ガソリン) | FF | 227万9,200円 | 22万円 |
4WD | 249万9,200円 | 24万円 | |
X(e:HEV) | FF | 265万8,700円 | 25万円 |
4WD | 287万8,700円 | 26万円 | |
Z(e:HEV)(1番人気) | FF | 289万8,500円 | 26万円 |
4WD | 311万8,500円 | 27万円 | |
PLaY(e:HEV) | FF | 329万8,900円 | 28万円 |
グレードの違いがよくわからない方は下の記事を参考にしてください。
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本
ライバル車種との競合で値引きを引き出す際に効果的なのはヤリスクロス、カローラクロス、C-HR、キックスなど。
とにかく人気のあるジャンルなので、各社しっかりとモデルが揃い競合相手には事欠きません。ヴェゼルが出たての新型なので、モデル後半に入っているC-HRなどは値引き勝負に出てくることも予想できます。また、現状ではヴェゼルの納期がやたら長いことをネタにして、即納できそうな他車をダシに使うのも手です。
いずれにしても新車購入でライバル車競合はテッパン。お得な条件をゲットしましょう!
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので
「ヴェゼルの悪いところが気になる…」風を装えばばっちり。
欠点、不満点に関しては下の記事を参考にしてください。
「ライバル車の条件をぶつけて上手くいきました」
東京都 20代 男性
購入したグレード:e:HEV Z
値引き額:5万円
サービス:フロアマット、納車時満タン
感想:2月の発表時から新型ヴェゼルを本命にしており、商談に入る前にあらかじめC-HRとキックスの見積りも取得しておきました。
というのも最近はハリアーやヤリスクロスなど新型のSUVはとにかく納期が長いのを横目で見ていましたので、発売と同時に速攻契約まで結び付けたいと考えていました。
なじみのディーラーで商談が開始されると早々に乗り込み、見積りを作成してもらいました。希望の金額を伝えると10万円以上の値引きが必要となり、交渉は停滞。さっそく用意していたライバル車の条件を伝え、反応を見ます。トヨタの条件がかなり良かったのが幸いし、期待していた「そこまではできないですが、即決してくれるなら・・・」という殺し文句を頂きました!
まぁ結果は5万円+フロアマットサービスと最低限と言えなくもない内容ですが、再来月には納車される目途も立ち、街で目にする機会も少ないタイミングで手に入るのは大満足。
最後に一押しでガソリンも満タン納車してくれることになり、なにより現マイカーの車検に間に合ったことは大きく、即決作戦はまずまず成功だと思っています!
ヴェゼル同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なるホンダ店同士で競わせる方法も有力です。
ヴェゼルは全ホンダ店で扱われていて、ホンダカーズ○○の○○部分が少しでも違うところが別資本=別会社です。その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えればさらに条件が良くなることも期待できます。
近所に知っているお店がなければ、ホンダの公式サイトから店舗が検索できます。
郵便番号、または都道府県市町村を選択すると近くの店舗一覧が出てきます。
たとえば、東京都豊島区の店舗を検索するとこんな感じです↓。
画像の3つの店舗の名称に注目してください。この3店舗の内、社名の違いから真ん中のお店だけ経営資本が異なる店舗なのが分かります。つまり豊島店と駒込店の値引き枠は同じでも、飯田橋店は違う枠が設定されている可能性大です。
もし近くに店舗が少なくても、隣の県まで足を伸ばせば必ず別会社は見つかります。
隣県まで越境できない方も、ホンダの新車を扱っているサブディーラー(整備工場や中古車販売をメインとするいわゆる町のモーター屋さん)なら十分競合させることができますので、近くにあればぜひ行ってみましょう。
同士競合へ作戦変更、まさかの展開に!
兵庫県 40代 男性
購入したグレード:e:HEV PLaY
値引き額:5万円+下取査定15万円アップ
サービス:コーティングと納車費用
感想:オデッセイからダウンサイジングして新型ヴェゼルを購入を検討。出たばかりの新型車なので中々競合を伝えても強気なディーラーが多い(笑)
そこで経営の違うホンダカーズ同士で競合する作戦へ変更。面倒くさがらずに隣県も含めディーラーを4店舗も回りました。
そしたらなんと4店舗目で店長さんがあいさつに出て来てくれたんですが、「○○さんお久しぶりです。お元気ですか?」と名前を呼ばれるではありませんか。
よく見ると7年前にオデッセイを買った時の担当さん(笑)
転職されたように聞いていた記憶でしたが、今はこちらのホンダ店にいるそうで巡り巡っての再会でビックリです。
「○○さん今回はヴェゼルをご希望ですか?値引きできませんけど当店から買ってくださいね(笑)」
と冗談か本気かわからないお言葉でしたが、私も話やすく商談もいいペースに!
結局、店長決済とかでニューモデルからけっこうな値引き金額に。但し、方法はお任せとしたので契約書には査定金額が大幅アップで記載されていました。
こんなことってあるんですね!
家の近くのディーラー以外にも足を伸ばして正解でした!
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。営業マンにお願いするだけで手間もかかりません。
ヴェゼルの場合は選択用品価格の概ね25%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたアクセサリー類なら付けてもらえることも。
具体的には
・ラゲッジソフトトレー
・トノカバー
・スポーツペダル
・USBチャージャー
・オールシーズンマット
・ライセンスフレーム
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
ヴェゼルの先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ・人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | 車線維持 |
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロ。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法もあります。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
セール・決算期を狙う
ヴェゼルのようにモデルチェンジ直後は中々好条件を勝ち取るのは難しいもの。
いっそ腰を落ち着けて期末セールや在庫一掃的なフェアに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
納期は2~4か月
SUVは人気ジャンルだけに納期は長めなのが定着してきています。トヨタのヤリスクロスやハリアーなども発売からしばらく経ちますが、いまだに半年以上待ちの状態が続いています。
ヴェゼルも言うに及ばずで全般に同様な状況ですが、パノラマルーフやツートーンカラーが唯一選べる最上級のPLaYグレードとZに至っては一時的に受注ストップしています。
納車までそんなに待てない方は、e:HEVは比較的早いですが、それでも3か月で、ガソリン車は2~4か月で納車されます。
世界的な半導体不足が各メーカーの製造ラインに影響を及ぼしていることも要因の一つであり、この辺りが解決しないことには中々好転しそうにありません。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
ヴェゼルの魅力はココだ!
令和の今、クルマ業界で一番熱いセグメントはSUVですが、中でもコンパクトSUVは昨今の低価格化志向を受けて注目度も高いところです。
引用:https://www.gqjapan.jp/
そのジャンルを開拓したと言えるモデルがホンダヴェゼルです。2013年に登場した初代モデルはSUVらしいガッチリとした下半身に、クーペライクなグリーンハウスを重ねたデザインとフィット譲りの効率的なパッケージングでクラストップの居住空間と荷室を確保。フルハイブリッド車の設定と併せ、瞬く間にトップセラーの座を獲得し、2014年から3年連続でSUVのNO.1セールスを記録することになります。
一時期トヨタC-HRに首位の座を奪われるも、モデル終盤の2019年には再びトップへ返り咲くなど、一代でホンダを代表するモデルへと成長しました。
ガラリと変わったデザインに話題集中
そんな人気モデルのフルモデルチェンジだけに、そのハードルは相当に高いことは想像に難くありませんが、2021年ついに2代目ヴェゼルが発売となりました。
プラットフォームを同じくするフィットが先行して新型へ切り替わっていましたが、そのときも先代の面影を残さない大胆な変更が話題に。そのためヴェゼルもある程度予見はされていたものの、新型は想像を超えてガラリと刷新されました。
画像がお披露目された直後は、あまりの変わりようにネット上などで「新型CX-5?」とか「リヤビューはハリアーのパクリ」など賛否が巻き起こるほど。しかしそうした議論も現車を目の当たりにできる頃にはポジティブな意見が増えていき、N-WGN・フィット・ホンダeなどの流れにある新世代ホンダデザインとして評価されるようになります。
果たして実績も発売後1か月で計画値の6倍となる3万台を超え、三度SUV販売実績NO.1への道が見えてきました。
大胆なイメチェンでクリーンなルックスに
引用:https://car-l.co.jp/
公開当初大いに話題となった2代目ヴェゼルのエクステリアは、水平基調が強調されたクーペフォルムで、面表現でボリューム感を出し、ムダなキャラクターラインは廃したシンプルでクリーンな印象。この辺りが直近のホンダデザインの流れの部分です。
スリーサイズは先代とあまり変わらないものの、引いたAピラーによりボンネットフードが伸びやかになり、傾斜がきつくなったCピラーなどデザイン手法は異なります。反面、リヤドアのドアハンドルをピラー部に持ってくるなどの小技は先代を踏襲しますが、やはり大胆に変わったフロントマスクの印象が”別モノ”感をアピールします。
ボディ同色のグリルバーはこれ迄あるようで無かった造形で、好き嫌いがハッキリしそうなところ。大胆さはかつての”ホンダらしさ”をも伺わせますが、NG派の方にはディーラーオプションでブラック基調のそれらしいデザインのグリルもしっかり用意されています。
引用:https://clicccar.com/
クラス最大級のゆとりを誇るキャビン
インテリアの印象も先代から大きく変えてきました。先代はハイデッキコンセプトと呼ばれ、高めのセンターコンソールなどでコクピット感がありましたが、新型では開放感を重視した水平基調のインパネ造形。おもしろい装備がインパネ左右のエアコン吹き出し口で「そよ風アウトレット」と呼ばれるそれは、局所的に当たるエアコン風が苦手な方に側方から分散した風が吹き出すように調整できる機能。リサーチにより家電からヒントを得たアイデアとのこと。
2代目ヴェゼルの特筆すべきはその室内の広さで、特に後席足元はライバルを圧倒するサイズ感。基本的に全長が変わっていないにもかかわらず、先代比で35mm拡大されています。その分後席は後に下がっているわけで、荷室容量はやや削られることになりますが、先代の荷室がクラスの域を超える寸法だったので、新型のネガにはなっていません。
引用:https://getnavi.jp/
また、ホンダのお家芸”センタータンクレイアウト”が生み出すチップアップ機構(後席座面の跳ね上げ)も継承しています。
次世代ハイブリッドをメインユニットへ
ヴェゼルのパワーユニットは2種類用意され、先代から引き継ぐ1.5ℓ直4NAガソリンは、モデルチェンジに際し直噴式からポート噴射式に変更を受け、馬力はやや下げても最大トルクを増す方向で変更されています。
但し、パワーユニットの本命はやはりハイブリッドになるでしょう。2代目ヴェゼルにはホンダの次世代を担うパワーユニット2モーター方式のe:HEVが搭載。先行して新型フィットにも搭載されていますが、車重のあるヴェゼル用にエンジン単体でフィット比+8PS、モーター出力も+22PS増強されています。
引用:https://clicccar.com/
モーターのスペックが上がったことで、これまで以上にEV走行の領域が拡大しましたが、直結クラッチ付きのヴェゼルはEVの苦手領域である高速巡行時にエンジン走行できるのが強みです。
ヴェゼルのおすすめグレードは?
ヴェゼルのグレード構成はシンプルです。上記2つのパワーユニットの内、1.5ℓガソリン車は1グレードのみで、ハイブリッド車のe:HEVは装備差で3グレードを用意しています。全車マニュアルMTの設定はなく、4WDはe:HEV PLaY(プレイ)を除く全タイプに設定されます。
エントリーモデルは1.5ℓガソリンのGグレードになります。価格は228万円からとなっていますが、衝突軽減ブレーキや渋滞時追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、オートハイビームなどの先進安全装備Honda SENSINGは上位グレードと遜色なく、LEDヘッドライト&フォグや16インチアルミなど機能的な装備も悪くありません。
しかしながらインテリアの加飾や素材にはコスト的な制約が見て取れ、例えばe:HEVなら一見同じに見えるフロントウィンドウガラスにも遮音機能が備わっていて静粛性が更に高められたりしています。クルマのキャラクターを考えるとGは、ややビジネスライクな仕上がりを感じさせます。
引用:https://kuruma-news.jp/
やはりグレード展開の数からも分かるようにホンダのイチ推しは、e:HEVなのは明白です。
前項のとおりe:HEVは発電用と走行用の2つのモーターを使い、エンジンとモーターの得意領域を使い分けられる上級システム。もちろんガソリン車より価格上昇はありますが、ヴェゼルを狙うならハイブリッドがおすすめです。
好バランスのZグレードがコスパ高し
その上でグレードを見て行った場合、XグレードはGのe:HEV版といった趣きであり、予算は厳しいがどうしてもハイブリッドが欲しい方がターゲットでしょう。装備には目をつむり、上位Zグレードとの差額をホンダアクセスのドレスアップ用品に充てて、ルックス重視にしたいという方もいらっしゃるかも知れませんね。その場合でも16から18インチへのアルミホイールサイズアップまでの予算には足りないとは思いますが。
引用:https://response.jp/
XとZの差額は約24万円ありますが、装備差は大きくブラインドスポット、運転席&助手席シートヒーター、本革巻きステアリング&ヒーター、左右独立式オートエアコン、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、コンビシート&専用インテリア、18インチアルミホイール+225/50R18タイヤ等々。他に流れるウインカーなどもZグレード以上からの装備です。カタログの装備表を見れば23点ほどの追加・拡充装備があり、それで24万円差ならZグレードを選ばない手はありません。
他では選べない魅力の装備満載のPLaY
むしろ悩ましいのはその上のPLaYとの選択でしょう。というのも単純に車両本体価格だけならPLaYが40万円以上高いわけですが、それは標準装備品が多いことも理由で特にHonda CONNECTディスプレイとパノラマルーフの価格上乗せは大きいです。仮にZへ同じディスプレイをメーカーオプションで付けた場合には、差額が半分近くまで下がります。設定がないためパノラマルーフまで付けることはできませんが、装備の中にはPLaYには付かないアクティブコーナリングライトなどZ専用品もあって、この両グレードの優劣はつけ難いところ。
引用:https://driver-web.jp/
PLaYは新型ヴェゼルのイメージリーダー的なグレードであり、パノラマルーフ、ツートーン仕様、専用グレージュ内装などが必要なら他のグレードは選択外になります。逆に4WDが必要ならPLaYは選べないということもあります。
従ってPLaY専用装備に特に拘りがない場合には、コスパに優れたZグレードが断然おすすめとなります。
当面リセールバリューに不安なし!
新型ヴェゼルはデビューからまだ1年にもならないため、現行モデルの実績はまだ不透明ですが、現在の自動車市況がSUVを中心にしていることを考えると、リセールバリューランクは上々となることが予想できます。それを裏付けるのが2021年夏の現時点で新車購入しても、PLaYなら納期は1年近く掛かると言われていて、その他のグレードでも半年以上は覚悟する必要があるほどの人気ぶりです。
もちろん人気以外の要因として、半導体不足による全体的な新車の納期遅れは指摘されているところですが、その分中古車市場は活況を呈しており、人気のSUVなどの買取価格も益々上昇傾向が続くと思われます。
なお、ヴェゼルについては当面強い引き合いが予想されますが、さらにグレードはZかPLaYを選んでおけばリセールの不安はほとんどないはずです。
ライバル比較:世界初のエンジンを持つマツダCX-30
コンパクトSUVはAセグからCセグメントまでの範疇に入るモデルを指すため、非常に”タマ“が揃っているジャンルです。そのためライバルも多くなりますが、本稿でヴェゼルと比べたのはマツダCX-30。
引用:https://www.webcg.net/
ハイブリッドガチンコでいくとトヨタC-HRや日産キックスもありますが、新型ヴェゼルのコンセプトに近いのはむしろCX-30ではないでしょうか。
両車ともにエクステリアのデザインテイストは、大袈裟なキャラクターラインは引かず面の張りで魅せる造形。CX-30はマツダお馴染みの”魂動デザイン“となり、ボディに映り込む光の移ろいで豊かな表情を醸し出し、ヴェゼルと同じクーペフォルムのキャビンを美しく見せます。それでいてサイド面下部のクラッディングパネルは厚くとり、SUVらしい力強さのアピールも怠りません。
CX-30のクラッディングはグレードに関係なく全て黒樹脂の素材地のままですが、ヴェゼルの場合は上位グレードだとここがクリアブラックに塗装されているところは高ポイント。好みはあるかも知れませんが、やはりペイントされていると質感高く感じられます。
引用:https://www.goodspress.jp/
インテリアも両車は近いイメージがあり、インパネ部は低く抑えた水平基調のデザイン。どちらかと言えばCX-30が落ち着いた高級感を感じさせるのに対し、ヴェゼルは高い質感を持ちつつもカジュアルで若々しい造形。昨今マツダのインテリアは世界的にも高い評価を受けていて、CX-30もグレード別に4タイプのシートカラーを設定するなど拘りを伺わせます。対してヴェゼルはPLaYにグレージュという明るい内装色がある以外は、基本ブラック一辺倒で少々味気ない印象です。
メカニズム面では先進安全装備系はもはやどのメーカーも充実していて、CX-30もヴェゼルも全車全グレードが「サポカーS・ワイド」の対象となっています。
パワーユニットだけはアプローチに違いがあり、ヴェゼルがハイブリッド推しなのに対し、CX-30は内燃機関に拘ったラインナップ。特に2.0ℓガソリンのスカイアクティブXは量産車用エンジンとしては、世界初となる予混合圧縮着火燃焼を実現したユニットです。このユニットは小型モーターを備えたマイルドハイブリッドでもあります。
引用:https://autoc-one.jp/
その他にも一時期マツダの代名詞となったクリーンディーゼルと通常のガソリンエンジンも用意。選択肢の幅が広がります。
そうは言っても時代はクルマの電動化へ向けて一直線という流れにあり、今回の新型ヴェゼルがe:HEVをメインに据えてきたような方向性がトレンド。こうした点でマツダは少々出遅れたことが否めず、ブランニューのMX-30に続く電動化モデルの投入が待たれます。
ヴェゼルのカタログではガソリン車の写真はわずかで、全面的にハイブリッド車が紙面を占めている状態です。そもそもホンダは2050年までにカーボンニュートラルを達成すると宣言していますし、新型ヴェゼルだけでなく今後内燃機関の扱いはシュリンクしていくことは想像できます。
80年代からの往年のホンダファンには一抹の寂しさもあるかも知れませんね。
引用:https://www.webcg.net/
以上、ホンダヴェゼルの値引き相場レポートをお届けしました。
当サイトに寄せられた質問(FAQ)
Q新型のナビがアホで困っています。高速道路を走ってるのに一般道と認識したり、逆に一般道なのに高速だと勘違いしてたり…。ディーラーに持って行っても故障ではないと言われました。
Aショートカットメニューから「並走路切替」を押すと、一般道・高速道路を任意で変更できます。
Q最上級グレードのPLaYが欲しいです。注文受付が一時停止になっていると聞きましたが、どうすれば良いですか?
A最寄りのホンダの販売店に出向いて「PLaYの受注再開について動きがあったらすぐに教えてください」と申し出ておきましょう。
もし、事前に商談できるようなら見積もりももらって値引き交渉までやっておくとベスト。
ここまでやっておけば受注が再開した時点で優先的に発注してもらえます。
2022年8月25日~9月8日まで受注停止が解除された前例もあるのでタイミングを逃さないようにしましょう。