フィアット500のオプションを徹底調査!おすすめアイテムとナビはどれ?
最終更新日 2021/9/17
日本で人気のイタリア車は数あれど、一般に現実的な価格設定の範囲でもっとも愛されているのは、フィアット500(チンクエチェント)ではないでしょうか。
軽自動車並みのサイズ感は日本の道路事情にもマッチし、その気になれば”買える”価格と何より愛くるしい中にもヘリテイジを感じさせるエクステリアが魅力の一台です。
今回のクルドラでは、最新のフィアット500を実際に購入しようとした際に気になる豊富なオプション品の中から、おすすめのアクセサリーとナビについてご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
最新フィアット500はこんなクルマ
引用:https://www.gqjapan.jp/
歴史的には3代目とも言える現行フィアット500は、2007年に発売となりました。
車体デザインは1957年誕生の2代目NUOVA 500 (新500)のエッセンスを活かし、現代的にアップデート。それはインテリアについても同様で、特にメーター回りのデザインなどに色濃く反映されています。パワートレインは1.2ℓの直4ガソリンと875cc2気筒ターボ「TwinAir」の二種類で、トランスミッションはデュアロジックと呼ばれるATモード付5速シーケンシャルのみとなっています。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
既に3代目もデビューして12年が過ぎ、その間2度のマイナーチェンジや30種以上の特別仕様車が投入されてきましたが、最新の情報では2020年、フィアットは『500』にマイルドハイブリッドの『Fiat 500 Hybrid』を設定し、欧州で発売すると発表しています。
メーカーオプションの設定はなし
日本へ輸入されるフィアット500には、工場ラインで装着されるメーカーオプションの設定はありません。
引用:https://www.goo-net.com/
前述の通り多くの特別仕様車を用意しているフィアット500ですが、カタログモデルとしては2グレードです。標準のPopと上級のLoungeになりますが、1.2ℓ車はPopの1グレードだけとなります。TwinAir車ではPopとLoungeが選べます。メーカーオプションの設定はないため、例えばガラスルーフやフルオートエアコン、あるいはプレミアムサウンドシステム等が必要なら、上級のLoungeを選ぶことになります。
さすがにオートエアコンやガラスルーフはムリですが、その分フィアット500には豊富なディーラーオプションが用意されています。
充実のディーラーオプションで自分仕様に
フィアット500の純正アクセサリーカタログは、輸入車の中でも充実した内容となっています。FCA(フィアット・クライスラー・オートモビル)グループは、純正アクセサリーを「Mopar®」(モパー)というブランドで展開しており、車種ごとの専用アクセサリーやグッズを製造しています。
製品は全て、実際の車両開発部門であるチェントロ・スティーレと共同で開発されているため、クルマとのフィット感が高く、イメージ通りのカスタマイズを実現してくれます。
ボディをキャンパスに見立てマイ500に
引用:https://case-japan.com/
まずエクステリア関連ですが、斬新なルックスを生み出す特別なアクセサリーを組み合わせたパッケージセットが用意されています。各パーツのデザインラインが統一されていて、シンプルなエクステリアが一気に華やかな印象に変わります。
フィアット500には様々なルーフステッカーやサイドステッカーが用意されていますが、その中からSPORT PACKSとして躍動的な雰囲気をさらに強調する鮮やかなパッケージが、以下の通り3種類セット販売されています。
パック内容はスポーツサイドストライプ、ミラーカバー、キーカバーの組み合わせになっています。これらは単品で購入することも可能ですが、SPORT PACKSとしてセット購入すると4,840円お得になります。
ルーフの“色変“は定番のドレスアップ
WRAPPING PACKSは、ルーフ部分をカラーラッピングし、そこへドアミラーカバーを統一させたクールな仕上がりです。
国産車でも2トーンルーフ車をオプション設定するクルマが増えてきましたが、フィアット500はラッピングなのでその気になればノーマルルーフに戻すことも可能なのがいいですね。
こちらもセット買いの方が6,380円程安くなっています。
コンパクトなゲレンデエクスプレスに
FREE TIME PACKSは、ステッカーやラッピングのセットではなくスキーもしくはスノーボードをフィアット500に積み込むためのキャリーキットの組み合わせです。コンパクトなボディながらしっかりとウィンターギアを積み込み、ゲレンデへ直行したい方におすすめします。
機能性商品ですが、ギアをはめ込んだ際のデザインも秀逸で魅力的ですね。単品で揃えるよりも5,060~7,370円安く買える計算です。
気分はアバルト500!アルミでドレスアップ
フィアット500はメインのPopグレードに14インチスチールホイールが標準。そのためかアルミホイールのディーラーオプションは種類が豊富です。
14インチは1種類ありますが、15インチは3種類、16インチは6種類と数が多いので、インチアップ推奨なのかも知れません。大径ホイールによるドレスアップ効果は大きいですからね。
特にフィアット500にはサソリのマークのモデル「アバルト」というフィアットグループのチューニングカーがあり、その雰囲気にインスパイアされて小ぶりな車体に大き目のホイールを求める向きも多いです。
引用:https://response.jp/
標準状態からはタイヤサイズも変わるため、車検等でタイヤ交換が必要なときに合わせて交換するのも手です。但し、スキーやスノボをするため雪山へ出かける方や、降雪地方にお住まいの方は14インチ以外だとタイヤチェーンが装着できなくなるので注意が必要ですよ。
イタリアらしい小技の効いたインテリア用品
個人的に外車が好きなので、様々なクルマのカタログを読んでいますが、その中でもフィアット500のインテリア小物には個性的なものが多い気がします。
こんなホルダー初めて見た
まずオートホールドモバイルホルダーです。これはセンターコンソールのドリンクホルダーに設置するスマホ等のモバイルホルダー。
変わっているのが、タッチセンサーが内蔵されていて、スマホを置くと自動的にアーム(圧力センサー付)が閉じホールドします。外すときはホルダー上部に触れることにより自動オープン。スマホを置いていない状態では、モーションセンサーの反応によりエンブレムが光るオマケ付き。
正直、スマホ置きにここまで必要ある?という気もしますが、小物入れが少ないフィアット500にはいいのかも知れません。どうせなら自動給電する機能なんかも付いてれば尚ヨシと思いますがどうでしょうか。ちなみにドリンクホルダー用のアタッチメントの他、自宅のデスクなどに貼り付ける両面接着用アタッチメントもセットなので、車外でも使えます(単4乾電池2本使用)。
あると便利なティッシュホルダー
ウエットティッシュホルダーも珍しくないでしょうか。よく箱ティッシュを収納する用品やカバーは見かけますが、あの丸いボトル状のウエットティッシュ入れがあるとは。
引用:https://www.mycar-life.com/
しかし色々検索するとベンツやフォルクスワーゲンなど輸入車には、けっこう設定のあるオプションみたいですね。
設置場所がヘッドレスト後方なので、シート上で邪魔にならず運転席からも取り出しやすいという機能性も配慮されています。また、生地の質感やFIATマークがしっかりと入っている点もイタ車らしいオシャレ感がありますね。
楽しいアイデアにあふれるインナーカバー
引用:http://blog.livedoor.jp/
インナーボディカバーはよくありますが、ここにもフィアット500らしい遊び心が溢れています。室内保管用のソフトな布製ボディカバーですが、被せることで往年の名車に変身します。
2代目500をめくると3代目500が現れる、なんとも粋な演出と思いますが、画像検索してもほとんどヒットしないようで、実際に売れているのかどうかは不明です。価格もけっこうイイ値段しますし、屋内車庫用ということであまりニーズはないのかも。
イロものばかりじゃありません!
引用:https://motor-fan.jp/
もちろんフィアット500には実用性の高いアクセサリーも多数用意されていて、同車のウィークポイントとされる収納の少なさをカバーします。ここは日本車が得意な分野で、最近の軽自動車やミニバンの収納スペースの数には驚かされます。
イタ車であるフィアット500にそこまでは求められませんが、シートバックホルダーはいかがでしょうか。リアシート後側に取り付け、車検証や小物等を整理するのに便利なホルダーです。穴開け加工不要のベルクロテープ止めで装着できます。
また小ぶりなラゲッジスペースを有効活用するためには、ラゲッジルームセパレーターをおすすめ。積み込む荷物に応じてスペースをアレンジでき、荷物がずれたり倒れたりするのを防ぎ、スペースを有効に使えます。
純正ドラレコのおすすめモデルは?
今や新車購入時の装着率が相当に上がっているオプションがドライブレコーダーです。
引用:https://shikiho.jp/
ご承知の通りここ数年いろいろな事件事故の絡みで、マイカーへの装着マインドは高く、カー用品店では中々ドラレコ装着作業の予約が取りにくい話も聞かれます。新車購入時ならば新車整備で取り付けまで完了し、納車後即使えます。
ベーシックならスマートレコ
フィアット500のオプションカタログには2種類のドラレコがあります。一つは輸入車でよく純正指定されている「スマートレコ」です。
このモデルは㈱TCLが扱っている「Smart Reco WHSR-510」という商品のODM品で、フィアット以外にもプジョーやBMWでも純正オプションに採用されています。機能は標準的で可もなく不可もなしといったところ。
先進性ならDR-SFT1、でも買うなら・・・
それよりも少し新しいドラレコが「DR-SFT1」です。こちらはスマホと連携することが前提のモデルで本体に画面がない分、小型化され装着時もスマートです。
スペック表を読む限りDR-SFT1は現行のドラレコマーケットの中ではアッパーミドルクラスの機能を有しており、今買うならこちらのモデルをおすすめします。
ちなみに躯体がユピテル社のドラレコに似ていたので、初めそちらのODM品かと思いましたが、調べてみると韓国のBLACKVUEという会社の製品(機種名DR590W-2CH)でした。同社の製品群の中ではいくつかの機能を省いた廉価版という位置づけで、Amazonでは33,900円で売っていました。FIATロゴは入りませんが半値近いので、ポチる方がお得ですね。
ナビはスマホ連携型かユニット型か
フィアット500のナビゲーションは、デビュー当初は取付け場所もないような形だったので純正品でもポン付け感のある仕上げでしたが、2016年のマイナーチェンジで5インチのタッチスクリーンが標準化されました。
最新モデルは7インチUconnectが標準
引用:https://jidoushaguide.com/
その後2018年の改良時には車載インフォテインメントシステムを最新モデル「Uconnect(ユーコネクト)」に切り替え、タッチパネルも7インチへと拡大され視認性や操作性の向上が図られました。
またUSBケーブル経由でのスマートフォンの連携も大きく改善されており、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応、地図アプリや音楽アプリなどもモニターへ表示できるようになりました。
いまやトヨタを中心に国産モデルも似たようなディスプレイオーディオ形式が主流になりつつあり、単品ユニットとなるナビゲーションシステムはその内消滅していく運命なのでしょうか。
従来型のディーラーナビもスタンバイ
そうは言ってもフィアット500にはまだディーラーオプションのナビシステムも用意されていて、下記の通りパイオニア製のcarrozzeriaモデルが2種類用意されています。
標準で7インチディスプレイオーディオがありながら、これらオプションのナビを選択するメリットは、やはり地デジやワンセグでテレビを見られることや、CD・DVD等のソフトを直接再生できることでしょうね。またディスプレイオーディオでスマホのナビを利用する場合は、データ通信量も気になります。そもそもスマホの圏外になるとナビが使えなくなるわけですから、知らない田舎道などでナビを頼りたいところで「圏外!?」ってコワくないですか?
ディーラーオプションナビも先の2007年頃の画像に比べれば、ずいぶんとダッシュボードにキレイに収まるようになり後付け派には嬉しいですね。
次期フィアット500は電動化へ
2020年はフィアットブランドの歴史において、新たな転換点となるようです。前述の通りフィアット500のハイブリッド追加により、ブランドの電動化が一気に加速しそうです。イタリア本国では今春から販売が始まる次期フィアット500はピュアEV車となり、FCAグループのe-モビリティ戦略において重要な役割を果たすことになりそうです。フィアット500の今後に注目ですね。
以上、フィアット500のおすすめオプションをご紹介致しました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
フィアット500を安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
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