BMW X7の厳選おすすめオプションとアクセサリーはどれ?フラッグシップSUVに外せないのはコレ!
最終更新日 2021/9/14
2020年のBMW日本国内販売の実績は、新型コロナウイルスの影響もあり前年比では約20%減となりましたが、その内訳を見ると7シリーズ、8シリーズ、X7という高級車セグメントは21%以上伸びています。他方、M8やM235iなどのMモデルも同様に伸びていて、国内のBMWは高いモデルほどよく売れたとも捉えることが出来ます。
そんなBMWのSUVブランド頂点に立つのが、2019年に登場したX7です。BMWは2000年にX5を発売し、ライバル社より一足早くSUVジャンルに切り込んだものの、これまでメルセデスベンツGLSやアウディQ7、キャデラックエスカレードといったハイエンドクラスのSUVを持ちませんでした。そんな中2017年のコンセプトカー「X7 iパフォーマンス」の発表を皮切りとして、2019年に満を持してX7が市場投入されました。
そのぶん「お待たせしました」と言わんばかりの5m超えの巨躯に、これまたもうこれ以上はムリじゃね?とも取れる巨大キドニーグリルは圧倒的な押し出し感。当然余裕のある車内空間には3列シートも配され、威風堂々たるフラッグシップの登場です。
今回のクルドラではそんなBMW X7を実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
現行BMW X7のプロフィール
前段のとおりX7は2019年発売の現行型が初代モデルになります。
引用:https://elbe-group.jp/
存在感マックスのエクステリアは、BMWのSUVとして初めて全長5m、ホイールベース3mを超えるサイズが与えらえ、立ち気味のAピラーやフロントエンドからも意図された上級感アピールが伺えます。最新BMWのデザインアイコンである縦長のキドニーグリルは、やや細めに映るヘッドライトの造形との対比も加わって、かなり大きく見えます。
但し、見方を変えると”巨大さ”を差っ引けば、X7の外観デザインはパッケージングが優先された比較的オーソドックスな箱型スタイルとも言えそうです。
インテリアもフラッグシップらしい豪華さに抜かりはなく、シートには一部モデルを除いて厳選した牛革だけを使用したメリノレザーが標準、インパネ周りにはクオリティに優れるレザーやウッドが贅沢に用いられています。
引用:https://www.webcg.net/
特に目を惹くのはクリスタルフィニッシュされたシフトレバーやiDriveコントローラーでしょう。また、ロングホイールベースを生かした3列目シートは、X5に設定のあるそれとはゆとりが大きく違い、大人が日常的に使用できる実用性も確保。どの席に乗車することになっても、ラグジュアリーな雰囲気に浸ることができます。
メカニズム面は正にBMWの先進技術の見本市となっていて、先進安全装備では高速道路での渋滞時にステアリングから手を離して走行可能な”ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム”や、低速走行時に直近50mの軌跡を記憶しておき、その同じ軌跡を自動でバックしていける”リバースアシスト”などが搭載されています。
引用:https://toyokeizai.net/
その他走行面では“4輪アダプティブエアサスペンション”や路面状況をカメラで詳細に確認し、エアサスとダンパーを最適に調整する”エグゼクティブドライブプロ”が上質な乗り心地を実現。インターフェイス面では、AIによる音声会話で各種機能や情報にアクセスできる”BMWインテリジェントパーソナルアシスタント”ももちろん標準です。
2021年最新X7のグレードと価格
X7のグレードは以下の3タイプが設定されていて、国内仕様は全車フルタイム4WD、8速AT、右ハンドルとなっています。2021年の期初まではベーシックグレード「Standard」も設定されていましたが、6月の一部改良以降は整理されています。
エンジンは2機種用意されトップグレードM50iに4.4ℓV8ガソリンツインターボ、それ以外に3.0ℓ直6ディーゼルターボです。直6ディーゼルは今年3月に改良を受け、48Vスタータージェネレーターとそれによって発電された電気を蓄積するバッテリーが追加され、マイルドハイブリッド仕様になりました。
このバッテリーは給電機能だけでなく電気駆動システムとしても働き、追加の駆動力がエンジンの負荷を軽減します。
満足度の高いメーカーオプションはコレ
フラッグシップSUVのX7ですから、当然基本装備の充実度は高いです。
引用:https://car-me.jp/
先にご紹介した高速道路渋滞時ハンズオフアシスト、後退時ステアリングアシストの他、ACC、SOSコール、12.3インチディスプレイ、HDDナビ、エクステンドレザーメリノ電動シート、4ゾーンエアコン、harman/kardonサラウンドサウンドシステム、21インチアルミ、電動パノラマガラスサンルーフ、BMWレーザーライト等が標準装備。もちろん衝突回避ブレーキといった先進安全装備は全グレード共通で標準となっています。
クーペSUVトップのX6でもオプション選択が必要な装備さえ、ほとんど標準化されていて「これ以上何が必要なの?」という感じですが、X7にもまだメーカーオプションはあります。BMWのメーカーオプションは、「推奨オプション」と「受注生産オプション」の二通りがあり、最新X7には前者が2つのパッケージとメタリックペイント。後者が5つのアイテムからなります。
おそらく推奨オプションは、ディーラー在庫として見込み発注されるモデルにはある程度選択されていると思われます。
では推奨メーカーオプションの内容を見ていきましょう。
ウェルネス・パッケージのおすすめは
“ウェルネス(wellness)”というくらいですから、このパッケージの内容は健康・快適のための4つのアイテムが揃っています。
嗅覚も満たしてくれるエアフレグランス
一つ目のアンビエントエアパッケージは、一瞬車内のイルミネーション関連かなと想像させますが違います。このパッケージは車内の空気をイオン化して、フレグランス効果を愉しめるオプションです。
引用:https://kingdome.jp/
グローブボックスに設置された専用ボックスにアロマカートリッジをセットし、モニター設定から操作すればエアコン送風口より香りが広がります。
2種類のカートリッジを装着できるため、ご主人と奥様、あるいはその日の気分によってなど香りを切り替えることもできますよ。
保冷・保温機能付カップホルダーは、カー用品店で売られているようなエアコンの風を当てるといったお手軽なものではなく、機械的に-3度から55度まで実際に冷やして、温めるという本格派。プレミアムクラスは伊達ではありません。
3列シートのすべてを快適にするなら
ヒートコンフォートパッケージは標準のシートヒーターに加え、アームレストとステアリングホイールにもヒーター機能が加わります。そしてウェルネス・パッケージの真打ちは5ゾーンオートマチックエアコンです。
引用:https://www.gqjapan.jp/
X7標準では4ゾーンとなるところ、このオプションで3列目シートまで含めた各座席の空調温度と風量を個別に制御できるようになります。BMWのゾーンエアコンにはナノ粒子フィルターも採用されており、ナノフリースと活性炭層を使用して、室内の空気の質をさらに向上させます。
ナノファイバーフィルターテクノロジーは、補助換気機能の使用時にも有効で、これにより出発前に車内の空気を素早くきれいにしておくこともできる優れものです。
セレクトパッケージのおすすめは
こちらのパッケージは3つのアイテムがセットになっています。
満天の星空で車内をムーディに演出
引用:https://www.autojack.net/
X7には標準でも電動パノラマガラスサンルーフが付いていて、昼夜問わず空を眺めることができ、ルーフから注ぎ込む光は車内に広々とした開放感を生み出します。もちろん電動のローラー式ブラインドも付いていて、直射日光を遮断することも可能です。
そこへセレクトパッケージのスカイラウンジパノラマガラスサンルーフをチョイスすれば、普通の電動パノラマガラスサンルーフをさらにラグジュアリーな装備へと進化させます。具体的には夜間に15,000個以上のライトエレメントをあしらったデザインによって、満天の星空を見上げるような趣ある雰囲気のインテリアへと演出してくれます。ライトは6色の異なるアンビエントライトに合わせ、同じ6色に切り替えることもできます。
実用性とエンタメ性をカバーするなら
引用:http://fanblogs.jp/
サンプロテクションガラスはリヤサイド以降のウインドを濃色ガラスとし、直射日光の熱と眩しさを低減し、真夏でも車内の温度を抑えエアコンの効きをサポートします。輸入車だとスモークガラスは上級車でもわりとオプション設定になっていることが多く、比較的装着率の高い日本車とニーズの違いを感じさせます。
リヤシートエンターテイメントプロフェッショナルは、見た通り2個の10.2インチ後席用モニターが前席背面へ装備され、リヤ空調パネル下に組み込まれるブルーレイプレーヤーやHDMIインターフェイスを介して映画や音楽を愉しむことができるシステムです。左右のモニターで別々の動画を見たり、シアターモードで一緒に映画を鑑賞したりもできます。
引用:https://response.jp/
実用性のあるスモークガラスと車内のエンタメ度を上げる2選。X7クラスなら迎えるゲストに対してのアピール度も高くおすすめできるパッケージです。
受注生産オプオションのおすすめは
次に受注生産オプオションをご紹介します。こちらのオプションは選択すると納期は4~6か月くらい掛かる場合があります。
巨大ボディのドライビングをアシスト
エグゼクティブドライブプロフェッショナル・インテグレイテッド・アクティブステアリング。カタカナで書くとやたら長い名称ですがこの「前後輪統合制御ステアリングシステム」は、従来の車速や走行状況に応じたステアリング操作に対する[前輪]の切れ角、およびパワステのアシスト量を制御する仕組みを[四輪]全てに適応したものです。
引用:https://clubmini.jp/
さらにそこへ後輪操舵システム(4WS)を組み合わせています。これらによって走行速度に応じ、フロントおよびリヤホイールの切れ角を最適にコントロールしてくれます。約60km/h以上での走行時は、リヤとフロントを同じ方向に操舵することで、素早く向きを変え走行安定性を向上させ、60km/h未満での走行時にはリヤとフロントを反対方向に最大2.5度ほど操舵することで、最小回転半径を小さく抑えてくれます。
ラージサイズのX7にはありがたい装備ですね。
車内をプライベートラウンジに変える
X7標準のリヤシートは3名掛けのベンチシートですが、2列目コンフォートシートを選ぶと左右が独立したキャプテン型シートになります。
引用:https://genroq.jp/
乗車人数は1名減となりますがその分、左右にゆとりが生まれ各席専用のアームレストが備わるなど快適性が高まるでしょう。またシート間にスペースができることで、3列目シートへのウォークスルーも可能となり利便性も高まります。
何よりプライベートラウンジとも呼べそうなシートレイアウトは、よりX7の世界観にマッチすると思えませんか。
極上のオーディオルームはクルマの中?
X7は標準でも16スピーカー、9チャンネルサラウンドによるアンプ出力464Wのharman/kardonサラウンドサウンドシステムが搭載されています。
通常、これでも十分に高音質に浸れると思うのですが、プレミアムクラスはこうした分野が青天井。その上にBowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステムを受注生産オプオションで用意しました。
引用:https://car.motor-fan.jp/
Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス)はイギリスの老舗高級スピーカーブランドですが、このオプションの特徴はダイヤモンドドームツイーターなどの先進音響技術を乗用車用に初採用したシステムです。単に名称のイメージだけではなくBowers&Wilkinsはクリアでリアルな高音とサウンドを実現するため、ツイーターの素材にダイヤモンドを使用しています。
システム全体は出力1500W、20スピーカー、10チャンネルサラウンドとお腹いっぱいの仕様です。X7の車内特性に合わせてチューニングされているため、もちろんベストマッチですが、これが最も高額なメーカーオプションになっています。
赤外線カメラでナイトドライブをサポート
引用:https://minkara.carview.co.jp/
BMWナイトビジョンは、夜間運転中に人や大型動物が路上にいた場合に警告を発し、キドニーグリル内に設置された赤外線カメラにより対象物の姿をコントロールディスプレイに映し出します。
衝突のおそれがある場合には、ヘッドアップディスプレイに警告が表示されると同時に警告音が鳴り、システムが自動でブレーキ圧を高め、ドライバーのブレーキ操作時に可能な限り最短距離で停止できるよう備えます。
国産車でも一部上級モデルには設定されるようになってきましたが、今のところ少数派。夜間の見えづらいリスクを回避できる効果は大きく、センサー技術が日進月歩の今、装着が加速していく可能性のあるアイテムですね。
おすすめディーラーオプションをチェック
BMWは輸入車の中ではディーラーオプション、純正アクセサリーのラインナップは豊富なメーカーです。またトヨタでいうモデリスタやG’z、日産のニスモにあたるM PERFORMANCE PARTSというスポーティなパーツを造る専門のブランドも持っています。
さすがにラグジュアリーSUVのX7に派手なエアロパーツなどの設定はありませんが、オプションカタログには実用性の高いアイテムを中心に数多くが揃っています。
広大なルーフを活かしたトランポアイテム
大きめなルーフを持つSUVには、やはりトランスポーテーション用品が似合います。
まずベースサポートを購入して、そこへご趣味に応じた各種ラックやホルダーをお好みでチョイスしていきます。
引用:https://ka-ge.facebook.com/
定番はルーフボックスですが、X7ほどのクラスだと通常サイズのルーフボックスではもはや物足りなささえ感じます。カタログには用途に応じて3タイプの容量を設定していて、型番なら最大の”520”クラスでもX7なら余裕しゃくしゃくです。
どんな車体色でも相性の良いブラックとチタンシルバーの2トーンカラーの上品なデザインは、ボックスサイドに入るBMWのエンブレムと併せ社外の汎用品でないことをさりげなく主張します。
インテリアカラーとコーデできるマット
純正アクセサリー定番のベーシック用品ですが、X7にもフロアカーペット、ドアバイザー、フロントウィンドーサンシェード、ラゲージルームマットなど一通り揃っています。
引用:https://www.gqjapan.jp/
中でもハイクラスモデルだけあって、フロアカーペットの数は豊富でインテリアカラーにしっかりと色合わせできるよう、ブラック・ベージュ・グレー・ブラウンと細かく設定されています。
またSUVでアウトドアを満喫する方には注目のオールウェザーフロアマットとされるラバー系マットも、カーペット系に負けないシャープなデザインで、滑り止め加工もされて汚れや水分から車内を守ります。
後席を有効活用するならこのアイテム
最大で7人乗車可能なX7ですから多人数乗車もお任せですが、通常時は一人ないしは二人程度での移動にお使いの方も多いでしょう。その際は後席が荷物スペースになる場面も増えるかも知れませんが、トラベル&コンフォートシステムを使えばより効率的にスペースを使えます。
引用:https://eguchimotor.smugmg.com/
フロントシートのヘッドレストポールに専用のベースキャリアを取り付け、そこに使用状況に応じたホルダーを装着するだけです。テーブル、コートハンガー、ユニバーサルフックなど様々なアタッチメントが用意されています。アタッチメントにはタブレットホルダーもあり、これを使えばお手持ちのiPadなどタブレットPCを装着できます。そうすればメーカーオプションでお高いリヤシートエンターテイメントを投入するよりも、はるかにお手軽に後席をシアターへと仕立てることもできますね。
BMWならドラレコも純正品で揃えたい
もはやドライブレコーダーはクルマの三種の神器とも言え、普及率も5割を超えているそうです。BMWでもご多分に漏れず純正アクセサリーでドラレコが用意されていて、パイオニア製のODM品(Original Design Manufacturing)である1カメラドラレコもありますが、おすすめは前後2カメラのADVANCED CAR EYE 2です。
引用:https://www.gqjapan.jp/
この製品はBMW本国でも採用されているグローバルモデルで、日本仕様に若干LED信号対策等を施して販売されています。ちなみにパイオニア製はBMW JAPANでのみ取り扱われています。
ADVANCED CAR EYE 2は本体に液晶モニターがなく専用アプリを入れたスマホで映像確認をするタイプです。前後カメラともフルハイビジョン録画ができ、ドップラーセンサーによる動体検知&衝撃検知録画による駐車監視モードも搭載しています。ドップラーセンサーには、人や車両などと関連しない物体(雨や落ち葉等)の輪郭を識別する機能もあります。
パイオニア製はフロントカメラのみなので、今日的には前後撮影できるADVANCED CAR EYE 2がおすすめです。
引用:https://www.webcg.net/
以上、BMW X7のおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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