BMW X6の厳選おすすめオプションとアクセサリーはどれ?元祖クーペSUVのプレミアム度を上げるには!
最終更新日 2021/9/14
多くの車体バリエーションを持つBMWですが、社是の「駆け抜ける歓び」を最も体現しているのはやはりスポーティなクーペモデルではないでしょうか。
しかし2008年にSUVへクーペルックを持ち込んだ初代BMW X6は、当時のトレンドを考えると何とも大胆な方策。もちろんその切り口こそBMWらしさと言えなくもありませんが、初披露されたX6の見慣れないデザインは世界中で大きな注目を集めました。
もちろん先達には1980年代にアメ車のAMCイーグルなども存在しましたが、X6発売後の2010年代から一気に市場でのSUV熱が加速していったこともあって、結果としてX6はSUVクーペ市場を切り開くパイオニアとなりました。
現在では多くの自動車メーカーからフォロワー的に同種のSUVクーペが誕生しており、それらの多くが実用的なノーマルモデルとそれをクーペ化したモデルの構成になっています。
BMWならノーマルなX3に対してのクーペのX4、ノーマルなX5に対してクーペのX6といった展開です。もはやSUVクーペはニッチ商品ではなく、マーケットの重要な戦力となりました。
今回のクルドラではそんなBMW X6を実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
現行BMW X6のプロフィール
2021年現在のX6は、2019年に日本国内販売が開始となった3代目モデル。前述のとおりベースとなる現行X5は4代目に該当します。つまりX5の2代目モデルから、X6が設定されてきたわけです。
引用:https://bmw.jpn.org/
最新のX6は初代→2代目→3代目と確実にスリーサイズが大型化していて、全幅についてはついに2メートルの大台を超えてきました。全長も5メートル近くあり、お世辞にも使いやすいサイズではありませんが、そのゆとりある寸法はしっかりとデザイン性に充てられており、ダイナミックなウエストライン以下に優雅なルーフ形状の対比は、本来的にクーペの持つリッチな雰囲気を醸成しています。
当然、絶対的な室内容積はベースのX5には劣るものの、ラージクラスらしく単体での機能性がそれほどスポイルされることはありません。ラゲージ容量などもステーションワゴンの5シリーズを上回っています。
インテリアの造形は最新BMWの文法に沿っていて、装備はこれでもかのテンコ盛り状態。それでも後述するオプション選択により、さらにきめ細かく意匠や機能などを積み上げ、オーナーの意のままに仕立てることもできます。
引用:https://www.webcg.net/
2種類のエンジンで3グレード展開
X6のグレードは以下の3タイプが設定されていて、国内仕様は全車フルタイム4WD、8速スポーツAT、右ハンドルとなっています。
エンジンは2機種用意されトップグレードM50iに4.4ℓV8ガソリンツインターボ、それ以外には3.0ℓ直6ディーゼルターボです。直6ディーゼルは今年3月に改良を受け48Vスタータージェネレーターとそれによって発電された電気を蓄積するバッテリーが追加され、マイルドハイブリッド仕様になりました。
このバッテリーは給電機能だけでなく電気駆動システムとしても働き、追加の駆動力がエンジンの負荷を軽減します。
満足度の高いメーカーオプションは?
もともとハイクラスになるX6ですから、仮にメーカーオプションがなくとも基本装備の充実度は高く、高速道路渋滞時ハンズオフアシスト、ACC、後退時ステアリングアシスト、SOSコール、12.3インチディスプレイ、HDDナビ、ヴァーネスカレザー電動シート、3ゾーンエアコン、HiFi10スピーカーシステム、19 or 20インチアルミ、アダプティブLEDヘッドライト&フォグランプ、ヒルディセントコントロール等が標準。もちろん衝突回避ブレーキといった先進安全装備は全グレード共通で標準となっています。
その上でBMWのメーカーオプションは、「推奨オプション」と「受注生産オプション」の二通りがあります。
X6なら推奨オプションは装着しておくべき
推奨オプションは全グレード対象がパノラマサンルーフとメタリックペイント。Mスポーツ及びM50i用にディスプレイキーとクリスタルフィニッシュ。またM50iだけにレーザーライトが設定されています。
おそらく推奨オプションは、ディーラー在庫として見込み発注されるモデルにはある程度選択されていると思われます。
では推奨メーカーオプションのうち、おすすめアイテムを見ていきましょう。
分かりやすく華美で高級感を上げるにはコレ
クラフテッドクリスタルフィニッシュを選ぶとシフトレバーとスタート/ストップボタン、iDriveコントローラーが”キラキラ”のガラス調パーツで彩られます。特に大きいシフトレバーには、クリスタル上に浮き上がった”X”のロゴがとても魅力的。スタートボタンも同様ですが、乗車するたびに手が触れる箇所のグレードアップは、シンプルに所有する満足度が上がります。
ちなみに価格は89,000円ですが、こちらを単品でパーツとして発注した場合、3点で20万円オーバーだそうで、メーカーオプションで選択できるX6は実はお得なのですね。
引用:https://wansoku.com/
スタンダードグレードだと選べないのは残念ですが、高級感あふれる斬新なアイテムはおすすめです。
青い瞳で夜間ドライブを強力にサポート
M50iだけのオプションになるのが惜しいBMWレーザーライトは、最新・最上のヘッドライトシステムです。X6は標準でもアダプティブLEDヘッドライトが装着されていますが、こちらはステアリングの舵角に応じてヘッドライトの照射方向を変更する他、対向車等を検知して照射範囲と距離などをコントロールするシステム。
対してレーザーライトはアダプティブLEDの機能に加えて、最長600m前方までライトを照射することができるようになります。夜間の高速などで、より安全な視界を確保してのドライビングが可能です。
引用:https://www.noraimo.com/
レーザーライトを搭載したヘッドライトには、ブルーのデザインアクセントが加わり、さらに”BMW Laser ”のロゴもあしらわれデザイン面でも個性が発揮されています。
夏も冬も快適なドライビングを愉しめる
コンフォートパッケージは、主にシート関連のグレードアップになります。シートだけでなくステアリングやアームレストまで含めたヒーティングシステムに、真夏にありがたいベンチレーション機能も付きます。夏にレザーシートだと汗ばんでベタつく時もありますが、シートに開いた細かい穴からエアが送風されるためサラッと快適に座ることができます。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
さらにフロントシートには”THE高級車“とも言えそうなマッサージ機能も備わります。
やはりヒーティング機能は、寒冷地にお住まいの方やスノーレジャーが趣味の方にはマストでしょうし、ぜひおすすめしたいパッケージです。
強大なパワーを確実に路面へ伝えるには
ドライビングダイナミクスパッケージは、主に二つの足回り機能強化が図られる内容です。
一つはアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルで、M50iには標準でもアダプティブMサスペンションと呼ばれる電子制御式ダンパーが装着されていますが、このパッケージではそこへ新たに電子制御のアクティブスタビライザーが加わります。こちらも標準のMスポーツディファレンシャルと併せ、コーナリング時の安定性と俊敏性を向上させてくれます。
引用:https://www.webcg.net/
もう一つのインテグレイテッド・アクティブステアリングは、前輪の切れ角を車速に応じて可変制御するアクティブステアリングに、後輪のステアリング機能を組み合わせたシステム。つまりBMW版4WSですね。時速約60km/h未満では後輪は前輪とは”逆位相“に切れ、最小回転半径を小さく抑えて取り回しの良さと俊敏性を高めます。約60km/h以上では後輪が前輪と”同位相“に向きを変えることで走行安定性の向上に寄与します。
M50iだけの推奨オプションになっているため、おそらく見込み発注されているM50iには大方付いている可能性も高いですが、4.4ℓV8ツインターボの性能を考えればおすすめのオプションです。48,000円のディスプレイキーも付いてきますからね。
至高のX6目指すなら受注生産オプションをチェック
一方の受注生産オプションは13アイテム+1パッケージで、こちらは選択するとけっこう納期が遅くなるのを覚悟する必要もあります。
上記はオーダーすると納車まで半年前後かかる場合もありますが、その分他者と被らない個性的なアイテムを装備できます。ここからは気になる受注生産オプションを見て行きましょう。
ハイパフォーマンスモデルはカーボンが似合う?
納期が掛かりそうな受注生産分ですが、その中でもカーボンファイバーインテリアトリムはディーラーの営業さんによればオーダーの多い人気オプションとのこと。MスポーツとM50i用のオプションですが、やはりスポーティな仕立てのX6ならインテリアもカーボンルックが似合います。
引用:https://hanshin.bmw.jp/
視覚、聴覚、次は嗅覚も満たすオプション
アンビエントと聞くと車内のイルミネーション関連を想像してしまいますが、BMWにはアンビエントエアパッケージというオプションがあります。
これは車内の空気をイオン化して、フレグランス効果を楽しめるオプションです。グローブボックスに設置された専用ボックスにアロマカートリッジをセットし、モニター設定から操作すればエアコン送風口から香りが広がります。香りの強さや量はお好みで3段階に調整が可能です。
全4タイプ8種類のアロマから2種類のカートリッジを装着できるため、ご主人と奥様、あるいはその日の気分によってなど香りを切り替えることもできますよ。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
ナイトドライブを華麗に演出する装備
推奨オプションでも電動パノラマガラスサンルーフが用意されています。昼夜問わず空を眺めることが可能で、ルーフから注ぎ込む光が車内に広々とした開放感を生み出します。もちろん電動のローラー式ブラインドも付いていて、直射日光を遮断することも可能です。
受注生産オプションにあるスカイラウンジパノラマガラスサンルーフは、普通の電動パノラマガラスサンルーフをさらにラグジュアリーにした装備です。
引用:https://balcom.bmw.jp/
夜間には15,000個以上のライトエレメントをあしらったデザインによって、満天の星空を見上げるような趣ある雰囲気のインテリアを演出してくれます。ライトは6色の異なるアンビエントライトに合わせ、同じ6色に切り替えることもできます。
3代目X6はキドニーグリルが光ファイバー技術によってライトアップされる機能(アイコニックグロー)が付きましたが、こうした夜系のアピアランスに呼応したようなオプションですね。X6の目指す世界観が垣間見えます。
引用:https://www.excite.co.jp/
プレミアムクラスはオーディオにも拘りたい
X6は標準でも10個のスピーカーによるアンプ出力205WのHiFiサウンドが搭載されていますが、メーカーオプションには2種類のオーディオシステムが用意されました。
一つは全グレードが対象のharman/kardonサラウンドサウンドシステムで、こちらは出力464W、16スピーカー、9チャンネルサラウンドにグレードアップします。通常、これでも十分に高音質に浸れると思うのですが、プレミアムクラスはこうした分野が青天井。M50iだけの設定になりますが、その上にBowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステムがあります。
引用:https://ifworlddesignguide.com/
Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス)はイギリスの老舗高級スピーカーブランドで、このオプションの特徴はダイヤモンドドームツイーターなどの先進音響技術を乗用車用に初採用したことです。単に名称のイメージだけではなくBowers&Wilkinsはクリアでリアルな高音とサウンドを実現するため、ツイーターの素材は実際にダイヤモンドを使用しています。システム全体は出力1500W、20スピーカー、10チャンネルサラウンドとお腹いっぱいの仕様です。
但し、車内特性に合わせてチューニングされているため、前提としてサンルーフ系のオプションが付いているモデルにしか選択できないようになっています。
あれば嬉しい役立つアイテム3点セット
プラスパッケージは受注生産で唯一のパッケージオプションになります。
引用:https://www.webcg.net/
3つのアイテムで構成されていますが、メインは4ゾーンオートマチックエアコンディショナーでしょう。他のモデルでは単品で11万円くらいの設定なので、このパッケージ価格(15万円)の大部分と言えます。
X5などのオーソドックスなSUVに比べると、クーペのX6に後席空調ニーズがどの程度あるかは不透明ですが、乗員ごとに好みの温度調整ができる機能自体は魅力的です。
セット装着されるのは保冷・保温機能付カップホルダーとソフトドアクローザー。冷温カップホルダーはカー用品店で売られているようなエアコンの風を当てるといったお手軽なものではなく、機械的に-3度から55度まで実際に冷やして、温めるという本格派。プレミアムは伊達ではありません。また、ソフトドアクローザーはドアが大きく重めで、半ドアになりがちなラージクラスSUVには標準でもいいような装備ですね。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
X6のディーラーオプションはどうなってる?
BMWは輸入車の中ではディーラーオプション、純正アクセサリーのラインナップは豊富なメーカーです。またトヨタでいうモデリスタやG’z、日産のニスモにあたるM PERFORMANCE PARTSというスポーティなパーツをラインナップする専門のブランドも持っています。
純正アクセサリーは只今準備中?
そう思いX6のアクセサリーカタログをチェックしようとしたところ、、、ない。ありません!
HPにはほとんどのモデルのアクセサリーカタログが掲載されている中、なぜかX6だけ用意がありませんでした(令和3年6月現在)。
BMWディーラーに問い合わせたところ、実際に紙のアクセサリーカタログもまだ準備できていないそうです。とは言えX6も発売から既に1年半以上経っているので遅すぎる気もしますが、営業マンさんも「そうですねぇ・・」という感じでした。
実際にはX6を購入される方は汎用性のあるアクセサリーだと、他モデル(X5など)の型番から発注して取り付けることもあるそうですが、例えばラゲージルームマットやドアバイザーなどクルマ毎の形態に左右されるようなものは、製品がないのでもちろん今のところ買えないのだとか。
一応、海外のBMWサイトもチェックしてみましたが、X6のアクセサリーについては先代モデルのものしか見つからなかったため、国内販売だけの問題ではないようです。
BMW純正オプションのドラレコならコレ
そういうことでX6のディーラーオプションとはなっていませんが、最後にBMW純正のドライブレコーダーをご紹介します。もはやドライブレコーダーはクルマの三種の神器とも言え、普及率も5割を超えているそうです。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
BMWでもご多分に漏れず純正アクセサリーでドラレコが用意されていて、パイオニア製のODM品(Original Design Manufacturing)である1カメラドラレコもありますが、おすすめは前後2カメラのADVANCED CAR EYE 2です。
この製品はBMW本国でも採用されているグローバルモデルで、日本仕様に若干LED信号対策等を施して販売されています。ちなみにパイオニア製はBMW JAPANでのみ取り扱われています。
ADVANCED CAR EYE 2は本体に液晶モニターがなく専用アプリを入れたスマホで映像確認をするタイプです。前後カメラともフルハイビジョン録画ができ、ドップラーセンサーによる動体検知&衝撃検知録画による駐車監視モードも搭載しています。ドップラーセンサーには、人や車両などと関連しない物体(雨や落ち葉等)の輪郭を識別する機能もあります。
引用:https://autoc-one.jp/
パイオニア製はフロントカメラのみなので、どうせなら前後撮影できるADVANCED CAR EYE 2がおすすめです。
以上、BMW X6のおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
X6を安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
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