クルドラ

BMW X1のおすすめグレードを比較して検証!ベストバイモデルはどれ!?

2020年全世界的に新型感染症の影響は多大で、自動車業界各社業績は不透明な状況にあります。その直近にあたる2019年の実績を見るとBMWグループは約252万台を売り上げ、9年連続前年実績超えを継続していました。
そのうちBMWブランドは約217万台でしたが、そこへ占めるSUV(BMWではSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル))の台数は何と約96万台です。大方半分に迫ろうかという実績ですが、それほど今、BMWSUVは充実したラインナップを展開しています。

本稿の主役となるBMW X1Xシリーズ末弟となるモデルで、初代2009年にデビュー、2015年モデルチェンジ現行型となる2代目へと進化しました。

初代E90系3シリーズをベースにしていたので、FR及び4WD(xDrive)でしたが、2代目への切り替え時に新世代FFプラットフォームへと転身。2シリーズツアラー系兄弟車となり、初代を上回る高いユーティリティが魅力のSUVとなりました。

今回のクルドラでは、フツーのサラリーマンでも手が届きそうな現実感のあるBMWエントリーSUVX1を実際に購入する際、選ぶべきベストバイグレードは何かを徹底、比較検証していきますので、新車選びの参考になれば幸いです!

引用:https://minkara.carview.co.jp/

Xシリーズ最小SUV X1はこんなクルマ

初代X1は通常のワゴン(BMWではツーリング)の車高を少し上げたようなルックスで、それほどSUV感のないイメージでしたが、2代目は一転、アニキ分にあたるX3X5にも通じるSUVスタイルになり、どことなく風格も漂う佇(たたず)まいです。

2代目の大きなトピックとなったのは駆動方式FFベースに変わったことで、初代がクラス唯一のFRだったためこの変更には一家言あるユーザーも多かったみたいです。

引用:http://on-bestcarpictures.blogspot.com/

まぁBMWといえばFRだ、直6だ、という旧来の価値観があるのは承知ですが、2代目X1好調ぶりを見るにつけ、もはやそうしたことに拘らないBMW先見の明があるということでしょうか。実際FFベースとなったことで、SUVらしい車高室内の広さ後席ひざ周りなど優位に働くところも多く、xDrive中心となる走りの良さは健在でBMWモデルであることを感じさせます。

2代目2015年のデビュー以降、クリーンディーゼルの追加、7速DCTへの変更、運転支援機能の標準化など小改良を行ってきましたが、2019年10月マイナーチェンジが実施されました。

引用:https://www.autoevolution.com/

新世代デザイン言語を採用し、LEDヘッドライトや一体型となり大型化したキドニーグリル、より一層デザインを強調したL字型のテールライトエクステリアを一新しています。装備面では大型化したタッチ機能付き10.25インチディスプレイや、スマホのワイヤレスチャージングを標準とし実用性も上げています。また最新の運転支援機能であるBMWドライビングアシストも標準搭載されました。

BMW X1のグレードを徹底チェック

2019年マイチェンした最新の現行ラインナップではエンジン3タイプ揃い、各々その中にスタンダードxLineM Sport3グレード展開が基本です。唯一2.0ℓガソリン車20i系にはスタンダードの設定がありません。

それでは早速各グレードチェックしていきましょう。

性能・機能に上位と遜色なしのスタンダード

そのものズバリのグレード名ですが、X1基準となるモデルです。

の良さが分かる人には打って付けのグレードですが、一般的に考えると一番の魅力ラインナップ中もっともリーズナブルな価格設定。と言っても2015年のデビュー当初こそ385万円のモデルもありましたが、その後装備の拡充消費税改定などもあり今や1.5ℓエントリーモデル440万円もするわけですけど。

引用:https://www.gooworld.jp/

その分、先進安全支援機能を含む標準装備品は他のグレードと全くの同一。国産車にありがちな、安全装備抜きで無理くり価格ダウンさせたグレード(某T社さんのB”Package”とか)ではありません。

外観、内装ともに”けれん味”控えめの仕上がり

但し、エクステリアでは、フロントキドニーグリル内の縦バーが素材の黒地なこと、アルミホイール17インチになる点が差別化されていて、さらにxLineM Sportはそれぞれ独自デザインアレンジが付くのでそれらと比べると雰囲気が違って見えます。

引用:https://www.gooworld.jp/

インテリアでも大きく違うのはエアコンマニュアルタイプなこと、シート生地クロス(ファブリック)のみであることくらいですが、上位グレードにはパネル加飾やスカッフプレートなど、それぞれ専用トリムとなっている分、やはりスタンダードは少々地味な印象に映ります。

それもあってかBMW正規ディーラーの方に聞くと、全体の販売数量に占める割合低く目で、あまり指名買いはないグレードとのことです。

近々発売が見込まれる純正アクセサリーの「M Preformance Parts」を組み込んで、ついでにアルミインチアップしてエクステリアは”キメる”つもり、という方ならそのベースとしてはいいかも知れませんね。

BMWSUVライン専用グレード”xLine

今やBMWSUV(除クーペ系)には、このxLineというグレードがほとんどのモデルで設定されていますが、筆者の記憶では初代X1のときに初めて投入されたはずです。

もともとBMW4WDは総称して「xDrive」と呼ばれていますし、SUVモデル車名X+数字が基本なので、「X」を冠するこのグレードはもっともSUVらしさを感じさせる仕上がりです。

エクステリアの違いはココ!

ではどのあたりがスタンダード違うのかを見てみましょう。下記の通りxLineスタンダードフロントグリルバンパーサイドスカートなどパーツ形状は同じもの。但し、パーツ塗装造形の変更で上級感SUV感を引き上げている印象です。

xLineアルミホイールサイズは、標準でもスタンダード1インチアップ18インチですが、さらにメーカーオプション19インチ選択することも可能です。

他にもxLine専用オプションとしてサテン・アルミニウム・エクステリアがあり、これはサイドウインドゥフレームモールディングを標準の黒モールから、シルバーサテン地へと変えます。xLineキドニーグリル縦バーマットシルバー仕上げとなっているので、コーディネートして上級感をアップしたい方にはおすすめのオプションです。

もちろんSUV感にも抜かりはなく、フロントバンパー下部アンダーガード風造形や、リヤバンパー下部同様の処理も、他グレードとの明確な差別化です。

引用:https://www.automobilemag.com/

レザーコンビシートと専用トリムで上質感アップ

インテリアも随所にxLine用装飾が施されていますが、まず目を引くのはシートの雰囲気がかなり変わります。「Xの文字をモチーフとしたようなクロス模様が入るファブリック地に、サイド周りはレザー仕立てセンターコンソールダッシュボードステッチが入るところや、明るめのパール調インテリアトリムの相乗効果もあって、確実に1クラス上グレード感が漂います。

エアコンオートに変わるところは、左右独立制御などの機能だけでなく視覚的効果もあります。

引用:https://shizuoka.bmw.jp/

実際、X1で一番売れているのはこのxLineのようです。統計がとられている訳ではないですが、例えば大手中古車サイトだと2代目X1流通量半数強xLineが占めています。ちなみにスタンダードは約1割くらいなので、やはり販売台数は少ないかと。

The BMWと言える定番グレードM Sport

BMWの全てのモデルに設定されるのが、伝統の”M”を冠するM Sportです。

BMWの”M“はハイパフォーマンスモデルの称号

BMWMといえばBMW車研究開発などを担当するグループ会社BMW M GmbHから生み出されたモデル群を指し、M+数字で設定されるMモデルサーキット走行なども見据えた高性能マシンとなっています。

引用:https://www.carscoops.com/

それに次いでMパフォーマンスモデルがあり、こちらはサーキットでの限界走行などを前提としない一般ユーザー向けチューニングされたモデルです。また、スタンダードの紹介のところでも出ましたM Preformance Partsと呼ばれるパーツ&アクセサリーも用意されています。

専用パーツで固められたエクステリア

これらMシリーズのエッセンスを投入されているのが、M Sportグレードです。エンジンスペック等通常モデルと同様ながら、エクステリアインテリアMモデルをインスパイアした専用パーツが奢られています。

引用:https://www.piston.my/

X1M Sportでは、Mエアロダイナミクスパッケージと呼ばれる専用フロントエプロンサイドスカートリヤスカートワイドホイールアーチで固められ、xLineスタンダードとは全く別モノになり、アルミホイールデザイン専用です。アルミ標準18インチですが、xLineと同じく19インチ選択することも可能です。

それだけでなくキドニーグリル縦バーサイドウインドゥフレームモールディングルーフレールなどもM Sport専用仕上げになっています。

インテリアもスポーティに仕上がる

インテリア専用装備Mスポーツレザーステアリングクロスセンサテックコンビネーションスポーツシート装着されていて、これはBMW全モデルで共通するM Sport仕様

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引用:https://keiyo.bmw.jp/

なお、M Sportではメーカーオプションパーフォレーテッドダコタレザーシート(表面に小さい通気孔が開いているアレ)も注文できます。

BMWといえば「Mスポでしょう」と言う方も多く、1シリーズから8シリーズまでどのモデルにも設定があり、標準車に比べると指名買いされるケースがほとんどで、結果市場に占める割合も高くなります。前述の通りSUV系にはxLineグレードがあるため、その割合は低くなるものの、BMWらしい”走り”を感じさせるグレードとして人気は二分していると言っても過言ではありません。

エンジンバリエーションでのおすすめは?

X1には2020年11月時点で以下の通り、3タイプパワーユニットが用意されています。

表にある通りX1では1.5ℓガソリンを「18i」、ディーゼルを「18d」、2.0ℓガソリンを「20i」と名称されています。また、2020年初旬まではもう一種類「25i」という最高出力231PSトップレンジエンジンがありましたが、現在はカタログ落ちしています。

DCTを備えた最小パワーユニット

18iが搭載するB38A15A型直3DOHCガソリンターボは、シリーズ最小の1.5ℓながら最高出力140PSを発揮し、X1ラインナップで唯一のFF駆動なため、車重が他エンジン車より100kg以上軽いこともあって軽快な走りを提供します。

引用:http://yz-one.com/

またこの18iのみトランスミッション2ペダルMTとも言える7速DCTが採用されていて、スムーズさこそアニキ分たちの8速ATに一歩譲るも、アクセルを踏み込めば途切れのないダイレクト加速を味わえます。3気筒であることは振動面で多少のネガとしてあっても、実用域パワー感省燃費性低コストなどに重点が置かれているユニットです。

不満のない動力性能と経済性のエンジン

18dが搭載するB47C20B型2.0ℓ直4DOHCディーゼルターボは、2代目X1のデビューから1年ほど遅れて追加となったユニットです。このエンジンのウリはディーゼルらしい350 Nmを誇る太い最大トルク。実際、信号からの走り出しや、ちょっとした追い越し時ダッシュ力なら、直4ガソリンユニットよりもディーゼルが上手です。

普段使いにおける”走り”がいいから、乗っていてストレスがなく”駆けぬける歓び”を実感できるのでは。

引用:https://www.bmwusa.com/

気になる燃費WLTCモードで見た場合に、1.5ℓガソリン2.0ℓガソリンが各々13km/ℓ11.4km/ℓなのに対し、ディーゼル15.3km/ℓとリード。加えてランニングコストの低い軽油(ガソリン車はハイオク)を燃料としていることから、購入後の維持費がフトコロにやさしいのも魅力ですね。

受注生産となる現トップスペックユニット

20i搭載するのは192PSを誇るB48A20A型2.0ℓ直4気筒DOHCガソリンターボ。前述の通り、20iと同じエンジン構成ながら高過給圧により231PSを発揮する25iは既に販売を終了しているため、この20i現行トップレンジユニットになります。

ガソリンエンジンらしい滑らかな回転フィールが特徴で、パワフルでありながらも静かなことが評価されています。

引用:https://www.webcg.net/

しかしこのエンジンを積む20iは、受注生産車となっていて、カタログでは納車まで3~4カ月待ちになることが記載されています。また20iには「スタンダードグレードの設定がありません。

BMWのセールス氏によれば、X1モデルチェンジ以降、18i18dで販売の大方8割近くを占めているそうで、そうした理由から2.0ℓガソリンエンジン25iはカタログから消え、同20i受注生産扱いとなっているのでしょう。

Edition Joy+ってどういうグレードなの?

グレード紹介補足になりますが、ディーゼルエンジン搭載18dにはどのグレードにも末尾に「Edition Joy+」という名称が付いています。

18i20iには付かないことから、ディーゼルモデルを指すグレード名なのは何となく分かるのですが、BMWHPには以下の通りEdition Joy+が付かないモデルもあるような表記です。しかも価格も違います。

引用:BMW X1 HPより(2020年11月18日時点)

実はこのEdition Joy+と、それが付いていない無印のモデル、例えば「xDrive18d」と「xDrive18d Edition Joy+」は”同じクルマ”です。BMWではクリーンディーゼルPHVなど環境に配慮したクリーンエネルギーモデル拡販するべく、それらの価格引き下げる方策をとっていて、そのモデルを便宜上Edition Joy+呼称しています。つまりただの「xDrive18d」の価格値下げ前価格、「xDrive18d Edition Joy+」が新価格というわけです。

少し分かりにくいですが、その方策前の在庫があった場合用に無印のグレード名モデルがHP上には残っているだけです。同様にもう発注できない25iHPカタログに残っているのも、在庫車対策なのでしょう(ちなみに販売店配布のプライスリストからは無印25iも消えています)。

おすすめはディーゼルのxLineで決まり!

さて、3つのグレード3つのエンジンタイプをご紹介してきましたが、それら全8タイプの中でもっともおすすめ度高いのは掲題の通り「xDrive18d xLine Edition Joy+」です。

これはもう販売実績が物語っていることから、あまりひねりもなく恐縮ですが、実際X1というクルマエッセンス一番感じられるのは間違いありません。

引用:https://www.yanase.co.jp/

エクステリアではもちろんボディ同色専用バンパー等を備えるM Sportは、X1でも変わらず魅力的ですが、2代目となりSUV的な逞しさを増した外観には黒樹脂フェンダーアーチモールサイドスカートxLineが「らしさ」は上回っているかと。特にFF化され上下方向にボリュームがあることから、黒いサイドスカート部がいい塩梅に引き締め効果を発揮しています。

3グレード中、唯一シルバーで仕上がるキドニーグリルウィンドウフレーム(OP)は遠目にはX5と区別がつきにくい程の上質感も感じさせてくれます。

引用:https://www.gooworld.jp/

ディーゼルエンジンおすすめするのは前項の通り性能に優れるのはもちろん、価格的にも先のEdition Joy+効果によりグッとお買い得になっているからです。従来の18d xLineより18d xLine Edition Joy+25万円も安くなっていて、それだけあればメーカーオプションの必需品ドライビングアシスト・プラス[ACC/アクティブクルーズコントロール]約20万円が付けられます。(えっ!?標準で付いてないの?のがありそう)

一番安いxLineの「sDrive18i xLine」とおすすめしている「18d xLine Edition Joy+」を比べると31万円アップになります。

エクステリアインテリアは殆んど同じですが、エンジンパワフル低燃費ディーゼルに置き換わり、駆動方式FFからBMW自慢オンデマンド式インテリジェント四輪駆動システムxDrive”になります。

引用:https://www.autoguide.com/

このシステムの長所実感するのは、スノードライブといった定番のシチュエーションだけではありません。日常の場面では燃費向上のため駆動トルク前輪にだけ伝えていますが、オーバーステアアンダーステアなどの兆候を察知すると可変配分して、後輪へも駆動トルクを伝達。燃費性能走行安定性両立しています。

ディーゼルエンジンとこの4WD31万円高なら、他車と比べてもバーゲンプライスに近いと思います。ちなみにEdition Joy+登場前なら56万円高だったわけですから尚更です。

引用:https://www.magzter.com/

以上、BMW X1おすすめグレードをご紹介致しました。

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