BMW X1のおすすめグレードを比較して検証!ベストバイモデルはどれ!?
最終更新日 2021/10/9
2020年は全世界的に新型感染症の影響は多大で、自動車業界も各社業績は不透明な状況にあります。その直近にあたる2019年の実績を見るとBMWグループは約252万台を売り上げ、9年連続で前年実績超えを継続していました。
そのうちBMWブランドは約217万台でしたが、そこへ占めるSUV(BMWではSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル))の台数は何と約96万台です。大方半分に迫ろうかという実績ですが、それほど今、BMWのSUVは充実したラインナップを展開しています。
本稿の主役となるBMW X1はXシリーズの末弟となるモデルで、初代は2009年にデビュー、2015年のモデルチェンジで現行型となる2代目へと進化しました。
初代はE90系3シリーズをベースにしていたので、FR及び4WD(xDrive)でしたが、2代目への切り替え時に新世代のFFプラットフォームへと転身。2シリーズツアラー系の兄弟車となり、初代を上回る高いユーティリティが魅力のSUVとなりました。
今回のクルドラでは、フツーのサラリーマンでも手が届きそうな現実感のあるBMWのエントリーSUV、X1を実際に購入する際、選ぶべきベストバイグレードは何かを徹底、比較検証していきますので、新車選びの参考になれば幸いです!
引用:https://minkara.carview.co.jp/
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Xシリーズ最小SUV X1はこんなクルマ
初代のX1は通常のワゴン(BMWではツーリング)の車高を少し上げたようなルックスで、それほどSUV感のないイメージでしたが、2代目は一転、アニキ分にあたるX3やX5にも通じるSUVスタイルになり、どことなく風格も漂う佇(たたず)まいです。
2代目の大きなトピックとなったのは駆動方式がFFベースに変わったことで、初代がクラス唯一のFRだったためこの変更には一家言あるユーザーも多かったみたいです。
引用:http://on-bestcarpictures.blogspot.com/
まぁBMWといえばFRだ、直6だ、という旧来の価値観があるのは承知ですが、2代目X1の好調ぶりを見るにつけ、もはやそうしたことに拘らないBMWに先見の明があるということでしょうか。実際FFベースとなったことで、SUVらしい車高や室内の広さ、後席のひざ周りなど優位に働くところも多く、xDriveが中心となる走りの良さは健在でBMWモデルであることを感じさせます。
2代目は2015年のデビュー以降、クリーンディーゼルの追加、7速DCTへの変更、運転支援機能の標準化など小改良を行ってきましたが、2019年10月にマイナーチェンジが実施されました。
引用:https://www.autoevolution.com/
新世代デザイン言語を採用し、LEDヘッドライトや一体型となり大型化したキドニーグリル、より一層デザインを強調したL字型のテールライト等エクステリアを一新しています。装備面では大型化したタッチ機能付き10.25インチディスプレイや、スマホのワイヤレスチャージングを標準とし実用性も上げています。また最新の運転支援機能であるBMWドライビングアシストも標準搭載されました。
BMW X1のグレードを徹底チェック
2019年にマイチェンした最新の現行ラインナップではエンジンが3タイプ揃い、各々その中にスタンダード・xLine・M Sportの3グレード展開が基本です。唯一2.0ℓガソリン車の20i系にはスタンダードの設定がありません。
それでは早速各グレードをチェックしていきましょう。
性能・機能に上位と遜色なしのスタンダード
そのものズバリのグレード名ですが、X1の基準となるモデルです。
”素”の良さが分かる人には打って付けのグレードですが、一般的に考えると一番の魅力はラインナップ中もっともリーズナブルな価格設定。と言っても2015年のデビュー当初こそ385万円のモデルもありましたが、その後装備の拡充や消費税改定などもあり今や1.5ℓのエントリーモデルで440万円もするわけですけど。
引用:https://www.gooworld.jp/
その分、先進安全支援機能を含む標準装備品は他のグレードと全くの同一。国産車にありがちな、安全装備抜きで無理くり価格をダウンさせたグレード(某T社さんのB”Package”とか)ではありません。
外観、内装ともに”けれん味”控えめの仕上がり
但し、エクステリアでは、フロントキドニーグリル内の縦バーが素材の黒地なこと、アルミホイールが17インチになる点が差別化されていて、さらにxLineとM Sportはそれぞれ独自のデザインアレンジが付くのでそれらと比べると雰囲気が違って見えます。
引用:https://www.gooworld.jp/
インテリアでも大きく違うのはエアコンがマニュアルタイプなこと、シート生地がクロス(ファブリック)のみであることくらいですが、上位グレードにはパネル加飾やスカッフプレートなど、それぞれ専用トリムとなっている分、やはりスタンダードは少々地味な印象に映ります。
それもあってかBMW正規ディーラーの方に聞くと、全体の販売数量に占める割合は低く目で、あまり指名買いはないグレードとのことです。
近々発売が見込まれる純正アクセサリーの「M Preformance Parts」を組み込んで、ついでにアルミもインチアップしてエクステリアは”キメる”つもり、という方ならそのベースとしてはいいかも知れませんね。
BMWのSUVライン専用グレード”xLine”
今やBMWのSUV(除クーペ系)には、このxLineというグレードがほとんどのモデルで設定されていますが、筆者の記憶では初代X1のときに初めて投入されたはずです。
もともとBMWの4WDは総称して「xDrive」と呼ばれていますし、SUVモデルの車名もX+数字が基本なので、「X」を冠するこのグレードはもっともSUVらしさを感じさせる仕上がりです。
エクステリアの違いはココ!
ではどのあたりがスタンダードと違うのかを見てみましょう。下記の通りxLineとスタンダードのフロントグリルやバンパー、サイドスカートなどパーツ形状は同じもの。但し、パーツの塗装や造形の変更で上級感、SUV感を引き上げている印象です。
xLineのアルミホイールサイズは、標準でもスタンダードの1インチアップの18インチですが、さらにメーカーオプションで19インチを選択することも可能です。
他にもxLine専用のオプションとしてサテン・アルミニウム・エクステリアがあり、これはサイドウインドゥのフレームモールディングを標準の黒モールから、シルバーのサテン地へと変えます。xLineはキドニーグリルの縦バーがマットシルバー仕上げとなっているので、コーディネートして上級感をアップしたい方にはおすすめのオプションです。
もちろんSUV感にも抜かりはなく、フロントバンパー下部のアンダーガード風の造形や、リヤバンパー下部同様の処理も、他グレードとの明確な差別化です。
引用:https://www.automobilemag.com/
レザーコンビシートと専用トリムで上質感アップ
インテリアも随所にxLine用の装飾が施されていますが、まず目を引くのはシートの雰囲気がかなり変わります。「X」の文字をモチーフとしたようなクロス模様が入るファブリック地に、サイド周りはレザー仕立て。センターコンソールやダッシュボードにステッチが入るところや、明るめのパール調インテリアトリムの相乗効果もあって、確実に1クラス上のグレード感が漂います。
エアコンがオートに変わるところは、左右独立制御などの機能だけでなく視覚的な効果もあります。
引用:https://shizuoka.bmw.jp/
実際、X1で一番売れているのはこのxLineのようです。統計がとられている訳ではないですが、例えば大手中古車サイトだと2代目X1の流通量の半数強をxLineが占めています。ちなみにスタンダードは約1割くらいなので、やはり販売台数は少ないかと。
The BMWと言える定番グレードM Sport
BMWの全てのモデルに設定されるのが、伝統の”M”を冠するM Sportです。
BMWの”M“はハイパフォーマンスモデルの称号
BMWでMといえばBMW車の研究開発などを担当するグループ会社BMW M GmbHから生み出されたモデル群を指し、M+数字で設定されるMモデルはサーキット走行なども見据えた高性能マシンとなっています。
引用:https://www.carscoops.com/
それに次いでMパフォーマンスモデルがあり、こちらはサーキットでの限界走行などを前提としない一般ユーザー向けにチューニングされたモデルです。また、スタンダードの紹介のところでも出ましたM Preformance Partsと呼ばれるパーツ&アクセサリーも用意されています。
M専用パーツで固められたエクステリア
これらMシリーズのエッセンスを投入されているのが、M Sportグレードです。エンジンスペック等は通常モデルと同様ながら、エクステリアやインテリアはMモデルをインスパイアした専用パーツが奢られています。
引用:https://www.piston.my/
X1もM Sportでは、Mエアロダイナミクスパッケージと呼ばれる専用のフロントエプロン、サイドスカート、リヤスカート、ワイドホイールアーチで固められ、xLineやスタンダードとは全く別モノになり、アルミホイールのデザインも専用です。アルミは標準で18インチですが、xLineと同じく19インチを選択することも可能です。
それだけでなくキドニーグリルの縦バー、サイドウインドゥのフレームモールディング、ルーフレールなどもM Sport専用の仕上げになっています。
インテリアもスポーティに仕上がるM
インテリアの専用装備はMスポーツレザーステアリング、クロス/センサテックのコンビネーションスポーツシートが装着されていて、これはBMW全モデルで共通するM Sport仕様。
引用:https://keiyo.bmw.jp/
なお、M Sportではメーカーオプションでパーフォレーテッドダコタレザーシート(表面に小さい通気孔が開いているアレ)も注文できます。
BMWといえば「Mスポでしょう」と言う方も多く、1シリーズから8シリーズまでどのモデルにも設定があり、標準車に比べると指名買いされるケースがほとんどで、結果市場に占める割合も高くなります。前述の通りSUV系にはxLineグレードがあるため、その割合は低くなるものの、BMWらしい”走り”を感じさせるグレードとして人気は二分していると言っても過言ではありません。
エンジンバリエーションでのおすすめは?
X1には2020年10月時点で以下の通り、3タイプのパワーユニットが用意されています。
表にある通りX1では1.5ℓガソリンを「18i」、ディーゼルを「18d」、2.0ℓガソリンを「20i」と名称されています。また、2020年初旬まではもう一種類「25i」という最高出力231PSのトップレンジエンジンがありましたが、現在はカタログ落ちしています。
DCTを備えた最小パワーユニット
18iが搭載するB38A15A型の直3DOHCガソリンターボは、シリーズ最小の1.5ℓながら最高出力140PSを発揮し、X1ラインナップで唯一のFF駆動なため、車重が他エンジン車より100kg以上軽いこともあって軽快な走りを提供します。
引用:http://yz-one.com/
またこの18iのみトランスミッションに2ペダルMTとも言える7速DCTが採用されていて、スムーズさこそアニキ分たちの8速ATに一歩譲るも、アクセルを踏み込めば途切れのないダイレクトな加速を味わえます。3気筒であることは音や振動面で多少のネガとしてあっても、実用域のパワー感や省燃費性、低コストなどに重点が置かれているユニットです。
不満のない動力性能と経済性のエンジン
18dが搭載するB47C20B型の2.0ℓ直4DOHCディーゼルターボは、2代目X1のデビューから1年ほど遅れて追加となったユニットです。このエンジンのウリはディーゼルらしい350 Nmを誇る太い最大トルク。実際、信号からの走り出しや、ちょっとした追い越し時のダッシュ力なら、直4ガソリンユニットよりもディーゼルが上手です。
普段使いにおける”走り”がいいから、乗っていてストレスがなく”駆けぬける歓び”を実感できるのでは。
引用:https://www.bmwusa.com/
気になる燃費もWLTCモードで見た場合に、1.5ℓガソリンと2.0ℓガソリンが各々13km/ℓ、11.4km/ℓなのに対し、ディーゼルは15.3km/ℓとリード。加えてランニングコストの低い軽油(ガソリン車はハイオク)を燃料としていることから、購入後の維持費がフトコロにやさしいのも魅力ですね。
受注生産となる現トップスペックユニット
20iが搭載するのは192PSを誇るB48A20A型の2.0ℓ直4気筒DOHCガソリンターボ。前述の通り、20iと同じエンジン構成ながら高過給圧により231PSを発揮する25iは既に販売を終了しているため、この20iが現行トップレンジのユニットになります。
ガソリンエンジンらしい滑らかな回転フィールが特徴で、パワフルでありながら音も静かなことが評価されています。
引用:https://www.webcg.net/
しかしこのエンジンを積む20iは、受注生産車となっていて、カタログでは納車まで3~4か月待ちになることが記載されています。また20iには「スタンダード」グレードの設定がありません。
BMWのセールス氏によれば、X1のモデルチェンジ以降、18iと18dで販売の大方8割近くを占めているそうで、そうした理由から2.0ℓガソリンエンジンの25iはカタログから消え、同20iも受注生産扱いとなっているのでしょう。
Edition Joy+ってどういうグレードなの?
グレード紹介の補足になりますが、ディーゼルエンジン搭載の18dにはどのグレードにも末尾に「Edition Joy+」という名称が付いています。
18iや20iには付かないことから、ディーゼルモデルを指すグレード名なのは何となく分かるのですが、BMWのHPには以下の通りEdition Joy+が付かないモデルもあるような表記です。しかも価格も違います。
引用:BMW X1 HPより(2020年10月18日時点)
実はこのEdition Joy+と、それが付いていない無印のモデル、例えば「xDrive18d」と「xDrive18d Edition Joy+」は”同じクルマ”です。BMWではクリーンディーゼルやPHVなど環境に配慮したクリーンエネルギーモデルを拡販するべく、それらの価格を引き下げる方策をとっていて、そのモデルを便宜上Edition Joy+と呼称しています。つまりただの「xDrive18d」の価格は値下げ前の価格、「xDrive18d Edition Joy+」が新価格というわけです。
少し分かりにくいですが、その方策前の在庫があった場合用に無印のグレード名モデルがHP上には残っているだけです。同様にもう発注できない25iがHPやカタログに残っているのも、在庫車対策なのでしょう(ちなみに販売店配布のプライスリストからは無印も25iも消えています)。
おすすめはディーゼルのxLineで決まり!
さて、3つのグレードに3つのエンジンタイプをご紹介してきましたが、それら全8タイプの中でもっともおすすめ度が高いのは掲題の通り「xDrive18d xLine Edition Joy+」です。
これはもう販売実績が物語っていることから、あまりひねりもなく恐縮ですが、実際X1というクルマのエッセンスを一番感じられるのは間違いありません。
引用:https://www.yanase.co.jp/
エクステリアではもちろんボディ同色の専用バンパー等を備えるM Sportは、X1でも変わらず魅力的ですが、2代目となりSUV的な逞しさを増した外観には黒樹脂のフェンダーアーチモールやサイドスカートのxLineが「らしさ」は上回っているかと。特にFF化され上下方向にボリュームがあることから、黒いサイドスカート部がいい塩梅に引き締め効果を発揮しています。
3グレード中、唯一シルバーで仕上がるキドニーグリルやウィンドウフレーム(OP)は遠目にはX5と区別がつきにくい程の上質感も感じさせてくれます。
引用:https://www.gooworld.jp/
ディーゼルエンジンをおすすめするのは前項の通り性能に優れるのはもちろん、価格的にも先のEdition Joy+効果によりグッとお買い得になっているからです。従来の18d xLineより18d xLine Edition Joy+は25万円も安くなっていて、それだけあればメーカーオプションの必需品ドライビングアシスト・プラス[ACC/アクティブクルーズコントロール]約20万円が付けられます。(えっ!?標準で付いてないの?の声がありそう)
一番安いxLineの「sDrive18i xLine」とおすすめしている「18d xLine Edition Joy+」を比べると31万円アップになります。
エクステリアやインテリアは殆んど同じですが、エンジンがパワフル・低燃費のディーゼルに置き換わり、駆動方式がFFからBMW自慢のオンデマンド式インテリジェント四輪駆動システム”xDrive”になります。
引用:https://www.autoguide.com/
このシステムの長所を実感するのは、スノードライブといった定番のシチュエーションだけではありません。日常の場面では燃費向上のため駆動トルクを前輪にだけ伝えていますが、オーバーステアやアンダーステアなどの兆候を察知すると可変配分して、後輪へも駆動トルクを伝達。燃費性能と走行安定性を両立しています。
ディーゼルエンジンとこの4WDで31万円高なら、他車と比べてもバーゲンプライスに近いと思います。ちなみにEdition Joy+登場前なら56万円高だったわけですから尚更です。
引用:https://www.magzter.com/
以上、BMW X1のおすすめグレードをご紹介致しました。
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