アウトランダー/PHEVの値引き相場レポート!【どこよりも詳しいグレード別・2024年12月最新】実際のデータから出た合格ラインは
最終更新日 2024/11/29
PHEV+SUVという魅力的な組み合わせをいち早く市場へ投入したモデル。それが三菱アウトランダーです。
三菱の貴重なグローバルモデルとしてパジェロなき今、名実ともに旗艦モデルとなったアウトランダーですが、2020年末に約9年の時を経て待望のフルモデルチェンジ。アウトランダーとしては3代目、PHEVとしては2代目になる新型はプラットフォームからすべて刷新された三菱渾身の1台です。
そんなNEWアウトランダーの購入を考えている方が、一番気になっているのは“どのくらい値引きが可能なのか“でしょう。
この記事を読めばわかること
- アウトランダーの値引き交渉の効率的なやり方
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はRAV4とエクストレイルが効果的
- アウトランダー同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは《最新値引き情報》はもちろん《営業マンが困る値引き交渉のやり方》さらにはNEWアウトランダーのおすすめポイントまでガッツリと伝授しますので最後まで是非お読みください!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場、限界は?【2024年12月最新】
アウトランダーの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 27万 | 20% |
ライバル車を出して交渉 | 23万 | 15% |
特に交渉なし | 13~15万 | 0~5% |
値引き難易度:やや渋め リセール価値:B-
値上げで引き締め傾向でしたが、夏の商戦で緩んできました。
もっともジャンルとしては今、各社が力を入れているSUVセグメントなのでライバル車は多め。PHEVであることを“ウリ“にCX-8やフォレスターとは違います!といった様子のセールスさんもいるようですが、ガチライバルとなるRAV4 PHVだけでなく通常のハイブリッドモデルでも十分対抗馬になりますから、遠慮せずガンガンぶつけていきましょう。
もともと値引きには緩い体質の三菱ディーラーなので好条件は十分狙えますよ。
「エクストレイル&CX-5と競合させて値引きが伸びた!」
「別資本の三菱系販売店で同士競合させて成功した」
などの口コミも上がってきています。
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
グレード別の値引き相場
グレード名 | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場(本体のみ) |
---|---|---|
P | 507万円〜 | 26万円 |
black edition | 526万円〜 | 27万円 |
G | 517万円〜 | 26万円 |
M | 484万円〜 | 25万円 |
ライバル車と競合させるのが基本!
もうアウトランダーに決めてしまっている場合でも、値引きのためには他のクルマと迷っていることにするのは鉄板です。
三菱の営業マンが値引き勝負したくなるようなライバル車はRAV4、エクストレイル、ハリアー、CX-8、フォレスターなど。
これらのライバル車の見積もりをあらかじめ取っておけば、営業マンにもより本気度が伝わります。ぜひ下記ライバル車のクルドラ値引きレポートも一読を!
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので
「アウトランダーのココが気になる…」風を装えばバッチリ。
欠点、不満点に関しては下の記事も参考にしてください。
アウトランダー同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、アウトランダー同士を競合させる方法も有力です。
但し、アウトランダーが販売されている三菱店であればどこでも同士競合ができるわけではなく、経営資本の異なるディーラー同士で競わせなければいけません。
見分け方は簡単で、例えば下の画像は三菱自動車HPの販売店検索画面ですが、〇〇三菱自動車販売㈱△△店などの〇〇の部分が違えば実際に別会社ですので同じアウトランダーでも違った値引きが引き出せます。
基本的には隣県まで足を伸ばせば、ほぼ別資本の別会社で間違いありません。
「三菱同士で競合させて値引きを拡大できた!」
東京都 30代 男性
購入したグレード:P
値引き額:15万円(オプション値引き含む)
サービス:納車時ガソリン満タン
感想:RAV4 PHVが発売早々に受注停止となるほどの人気と知り、プラグインハイブリッド車に興味を持つようになりました。SUVはBMWなど輸入車以外だと他にはアウトランダーしかないため、おのずと乗り換え候補の第一号に。
新型のスクープ画像が出回りはじめ、ルックス的にはRAV4より断然好み。商談が開始できる時期にはもうアウトランダー一択でした。
意気揚々とディーラーへ出向いたものの、展示車もない中での商談は厳しく「今予約してくれるなら10万円」と一律価格のような提案。家からは少し離れたところにもう一件、三菱があるのを知っていたので別の日にそちらを突撃するも「予約なら10万」と判で押したような見積り。
さすがに出たての新型は交渉の余地なしか、、、と思いましたが偶然会社で付き合いのあるモーター屋さんがウチでも見積もれるとのことで、何気にお願いしました。後日もらった見積書には、値引き額の記載はまだなかったのですが一番気になったのは見積書のフォームが前にもらったディーラーと違うところ。よくよく調べるとモーター屋さん紹介のディーラーと家の近くのディーラーでは”違う三菱店“ということが判明。先の2軒は同じ系列の店ということも知り、どうりで店構えや条件その他が双子のように感じられたわけです。
紹介のディーラーで他店の内容を伝えると、最終的は”ご紹介割り“的なノリで5万円ほど安く買えることになりました。
隣県での購入となりましたが、クルマ通勤なので逆に点検などは便利かなと思いますし、出たての新型から10万オーバーなら大満足です!
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。特に発売間もない新型車では、オプション値引きの方が額が大きくなることはよくある話しです。
アウトランダーの場合は選択用品価格の概ね20%程度を目標に交渉するようにしましょう。
また、契約直前のダメ押しに「最後にこのオプションをサービスしてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたオプションなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・フューエルリッド
・オールウェザーマット
・ワンタッチサンシェード
・コンソールアクセントパネル
・ラゲッジトレイ
・エクシードバイザー
・ナンバープレートフレーム
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに“取付け工賃が安い”ものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
アウトランダーの先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ・人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | 車線維持 |
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロ。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでオススメのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法もあります。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
値引きが大きくなる時期を狙う
もし乗り換えるタイミングに余裕があるなら、期末セールや在庫一掃的なセールに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので、タイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
納期は1~2か月
新型感染症による物流インフラの乱れと半導体不足などで、新車生産はどこのメーカーでも遅れがちですが、アウトランダーに関しては、納期は普通。
人気のブラックエディションだけ納期は3か月。その他は2か月程度で納車されることが多いです。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
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※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
アウトランダーの魅力はココだ!
引用:https://www.gqjapan.jp/
アウトランダーは現在の三菱自動車ラインナップの頂点に立つクロスオーバーSUV。パジェロなどの実績で培った4WD技術を背景にタフなSUVとして人気を博していましたが、先代モデル途中からは電動化モデルとしての側面がクローズアップ。SUVとして世界初のPHEV(プラグインハイブリッド)が設定され、グローバルでは30万台近い販売台数を記録して世界一売れているPHEVの称号も手にしました。
そんな注目のアウトランダーは2021年に新型へとフルモデルチェンジ。商品コンセプトは”威風堂堂”とされ、旗艦モデルらしく環境性能に軸足を置いた電動化技術の更新。それをベースとした圧倒的な走行性能や耐久性の実現、乗員を包む楽しく快適な空間の構築、存在感ある力強いスタイリングなど全方位において大幅な進化を達成しました。
日産・ルノー連合下での三菱第一号モデル
アウトランダーがこれまでの三菱車と根本的に違うのは、日産・ルノーとの協業開始後に初めて開発されたモデルとなることです。
2社と比べるとラインナップの持ち駒が少ないため仕方ありませんが、今回のアウトランダーはグループの最新アライアンス技術をフルに投入し開発することができました。とは言えアライアンスに基づくところは基本性能に関する箇所の共有と開発効率の向上であり、クルマそのものが持つ感性の部分は三菱、日産、ルノーともに各々の個性を際立たせています。
アウトランダーではPHEV搭載による車両重量の増加や3列シートを前提としたフロア設計など、クルマの特性がプラットフォームにも反映されています。もちろん操縦安定性といった走りのチューニングは三菱独自の開発によるものです。
全方位で進化を遂げたアウトランダーは単なる3代目モデルというだけでなく、今後の三菱車の指針となり得る重要なクルマとして大きな期待を背負います。
サイズアップした”威風堂堂”のスタイリング
アウトランダーのエクステリアは先代より拡大されたボディサイズを生かし、すべてのディテールが調和したシンプルで上質なカタマリ感を実現。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
高めにとられたボンネットフードに前後フェンダーの筋肉質な張り出し、20インチの大径ホイールやサイド面の深いキャラクターラインなど正に”威風堂堂”といった造形に仕上がっています。中でも個性的なフロントマスクは、デリカD:5から始まった「ダイナミックシールド」コンセプトを採用。初期の頃には少々ドギツさが勝っていた新三菱顔も、eKクロスやエクリプスクロスを経て今回のアウトランダーではかなりこなれた印象となりました。
特徴のあるヘッドライトはデイライト及びウインカーを分割して上部へ配置し、ロービームを4灯、その下2灯はハイビームとしています。さらにその下にはフォグランプも全車標準装備で、すべてのライトの光源はLED化されています。
“三菱タッチ”で質感を大きく高めたインテリア
インテリアも上質や調和といったものを目指し「三菱タッチ」と呼ばれる3つの構成要素が策定されました。
引用:https://www.as-web.jp/
ひとつ目が”ソリッドタッチ”。主に操作系の見てわかる「はっきり感」、触れてわかる「しっかり感」を訴求、二つ目は12.3インチ液晶メーターやUIなど”ビジブルファンクショナリティ”の充実。三つ目は乗員に寄り添った心遣いを忍ばせる”おもてなし”という思想。これらをコンセプトとして追求し、上質な素材を適所へ配して高い質感を愉しめるインテリアが完成しました。
アウトランダーの特徴でもある3列目シートは子供用、あるいは緊急用というサイズ感ではあるものの、今回クッション内に尻型のサポート材を使用。体圧を分散することで先代を上回る座り心地を実現しています。
ADASやコネクテッドサービスも一気に充実
プラットフォームが刷新されたことにより三菱版ADAS(先進運転支援システム)であるe-Assistもブラッシュアップ。既にeKシリーズなどへ搭載されているマイパイロットを新たに搭載。日産で言うところのプロパイロットに当たりますが、ACC(アクティブクルーズコントロール)とLKA(レーンキープアシスト)を統合制御したシステムで、速度標識の認識やカーブ手前の車速調整などの機能も加わりました。
引用:https://response.jp/
その他新機能では三菱CONNECTと呼ぶコネクテッドサービスの展開も。SOSコールやリモートエアコン、セキュリティアラームなどのスマホ連携アプリの他、365日オペレーターが常駐する問い合わせサポートも用意。地図データやソフトウェアのアップデートも通信で行われるので、いつでも最新のサービスが提供されます。
電動SUVのパイオニアとしてPHEV+4WDに一本化
アウトランダーのパワーユニットはモデルチェンジに合わせ、PHEVに一本化。駆動方式も4WDのみになります。先代、あるいは海外に用意するガソリンモデルは、国内ラインナップからは無くなりました。これにより新型は電動SUVとして更に個性が先鋭化し、ジャンルのパイオニアであることが強調されます。
システムの構成は先代同様に前輪駆動用に2.4ℓ直4DOHCエンジン+モーター、後輪駆動用にはモーターという組み合わせ。注目は前・後モーターで、フロント用は最高出力が25kW向上し85kWに、リヤ用は30kW向上した100kWをそれぞれ搭載。それでいながら制御ユニットとモーターを一体として小型化し、これが寄与して今回はPHEVながら3列シートを成立させています。
引用:https://clicccar.com/
三菱伝統の4WDシステムは、前述のとおり前後輪のツインモーター式なので、それぞれ自由に駆動力が配分できます。前後をつなぐシャフトドライブも不要なため機械的なロスも少なく、立ち上がりから最大トルクを発生できるモーターならではの力強い加速が愉しめます。
アウトランダーのおすすめグレードは?
前項のとおりアウトランダーのパワーユニット、トレインは1種類。グレード構成はシンプルに装備差で3タイプが用意されます。
以下の通りとても分かりやすいグレード構成になっていて、各グレード間の価格差はざっと30万円ずつ離れています。標準装備品が充実していることもあり、ボトムのMグレードでも普段使いには何の不便もないし、他グレードの装備と比べることをしなければこれで十分なモデルと言えるでしょう。
しかしやはりグレード展開している以上、上位モデルとの差も気になりますよね。
MからGへグレードアップするとシートがファブリックから合皮のコンビネーションシートに変わり、運転席には電動パワー機構も付きます。ハンズフリーテールゲートやロールサンシェード、ワイヤレス充電器など実用品から、流れるタイプのウインカーに20インチアルミといったドレスアップ関連も充実。今回新型のウリの一つである三菱CONNECTも標準化されてきます。
価格に対するお買い得度は高く、例えばMにメーカーオプションで三菱CONNECT(含む他2点セット)とハンズフリーテールゲートを付けようと思えばそれだけで20万円オーバー。価格差は30万程度なので残り10万円弱で20インチのアルミや上級シート等が付いてくる計算です。なのでMにメーカーオプションを付けるくらいなら、最初からGグレードがお買い得となります。
価格以上の充実装備”Pグレード”がオススメ
この関係はトップグレードPとGの関係でも同様です。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
こちらもPに標準でGにメーカーオプション設定されている本革シート(含む他1点セット)とBOSEプレミアムサウンドシステムの二つで35万円となるためグレード間の価格差を超えています。もちろんその他にもPグレードへはヘッドアップディスプレイ、3ゾーン式オートエアコン、助手席パワーシートなどが付き、別途有償にはなりますがツートーンのボディカラーが選べるのもPだけです。
こうして見るとトップグレードのPは絶対額は高いものの、コスパはNO.1でありオススメ度も比例して高くなります。話題の3列シートもPには標準ですから。
一方、メーカーオプションに後ろ髪を引かれないという人には、Mグレードの買い得感はとても高いと付け加えておきます。
アウトランダーのリセールバリューは?
引用:https://www.kurumaerabi.com/
まだ発売後数か月にしかならない新型アウトランダーなので、中古車市場での相場形成はこれからと言ったところ。クロスオーバーSUVというジャンルは中古車市場でのウケはいいので、一般的な車種に比べれば残価率は高めと予想できます。
参考までに先代アウトランダーの状況を見ると、3年落ちで概ね55~63%程度のリセールバリューとなっています。注目なのはPHEVよりもガソリンモデルの方がややリセールが良いこと。これは本体価格の違いもありますが、未だPHEVが特殊なクルマ(自宅に充電設備が要る等々)とイメージする層が多いからかも知れません。現行の新型モデルは全車がPHEVだけになったので、今後の動向には興味深いものがあります。
とりあえず出たばかりのモデルなので、前項のオススメにも上げたトップグレードのPなら年式が進んでも相対的価値は本体価格分、残価も維持されるためリセールを視野に入れた新車購入なら無難な選択です。
ライバル比較:強力な好敵手トヨタRAV4 PHV
国産SUVかつPHEV車であるガチライバルと言えばトヨタRAV4 PHVしかありません。
引用:https://www.autocar.jp/
RAV4はトヨタの誇る世界戦略車で現行モデルは2019年デビューの5代目となります。PHEVのSUVとしてはアウトランダーが販売台数世界一ですが、シンプルに世界一売れているSUVは?と聞かれればそれはRAV4のことを指します。
5代目RAV4はトヨタの新世代設計思想TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)がフルに投入され、従来のシティ派SUVからオフロード車の領域に踏み込むなど、コンセプトの転換まで図った渾身の一台。2.0ℓガソリンと2.5ℓハイブリッドが基本ラインナップですが、そこへ2020年にプラグインハイブリッドのRAV4 PHVが追加されました。
両車のクラス感はほぼ同等で、スリーサイズを見ると全長・全幅・全高ともにアウトランダーがやや大きく、その分車重もRAV4 PHVを上回ります。価格は興味深くRAV4 PHVが469万円~539万円なのに対し、アウトランダーは462万円~532万円とかなり被る設定。これは後発のアウトランダーが多少意識したのでしょうか。
引用:https://gazoo.com/
パワーユニットはアウトランダーが2.4ℓエンジン+F/Rモーターでしたが、RAV4 PHVは2.5ℓエンジン+F/Rモーター。当然RAV4 PHVがエンジンはパワフルですし、フロントモーターも同様。但しリヤモーターはアウトランダーが勝ります。PHEVシステムの気になる電費(EV航続可能距離)は、新型となりバッテリー容量を先代より大幅に引き上げたアウトランダーでしたが、車重の関係もあるのかこちらもRAV4 PHVが優勢です。
ちなみトヨタは今後プラグインハイブリッド車を”PHV“から”PHEV“へと表記変更していくとの方針を示しており、将来的には「RAV4 PHEV」に変わるかも知れませんね。
アウトランダーのアピールポイントはココ
アウトランダー独自の美点ですが、メカニズム的には急速充電に対応していることでしょう。大まかな目安としては、40分かからない時間でおよそ80%の充電が完了します。RAV4 PHVだと仮に200Vで充電できたとしても満充電には5時間以上かかる計算なので、けっこうな差があります。
引用:https://autoc-one.jp/
また3列シート仕様を持つのもアウトランダーの強み。前述のとおり確かに絶対寸法は大人が長時間座るようなものではありませんが、普段は折りたたんで床下へ収納しておけば2列シート仕様と遜色のないラゲッジスペースを確保しておけます。あくまで”いざ”という時に物理的に7名乗車が可能かどうかがポイントなのです。
デビュー直後はあまりの人気にバッテリーの確保ができず、受注停止にまでなったRAV4 PHV(現在は受注再開済)とすべてが刷新された新型アウトランダー。強力なライバル同士の今後の動向が注目されます。
引用:https://www.webcg.net/
以上、三菱アウトランダーの値引き相場レポートをお届けしました。