トヨタプリウス後期型の厳選おすすめオプション8種とナビはどれ?
“21世紀に間に合いました”の宣伝文句が、もはや何とも懐かしい感はありますが、1997年秋に登場した「世界初の量産ハイブリッド車」トヨタプリウスは、今や国民車と言っても過言でないポジションを築いています。
数えて4代目となる現行プリウスは、既に多くのライバルが台頭する時代の中、クルマの実力およびセールス面で未だにトップブランドであり続けています。
引用:https://autoc-one.jp/
ここでは最新のプリウスを実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次
最新のプリウスが売れています!
前述のとおりプリウスも初代登場から早4代目へと進化してきました。
初代はセールス的にはイマイチながら、未来感のある小型5ナンバーセダンのルックスに、センターメーターや液晶ディスプレイ等、当時まだ珍しかった先進装備を纏う非凡なクルマでした。
2003年発売の2代目、2009年の3代目からは全車3ナンバーサイズのワンモーションフォルムへと転身し、ハイブリッドカーが普遍的なモデルへと進んでいく中、セールス的にも大ヒットとなり、プリウスは一気に市場を席巻しました。
現行4代目は2015年末に登場。トヨタの新しい開発設計思想TNGA (トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー) を採用した第1号であり、乗り心地や走行性能に関して従来モデルとは比べものにならないレベルになったと謳われています。
しかし意外なことに4代目はそれほどセールスが伸びませんでした。背景にはハイブリッドは今やどこのメーカーにも設定があり、トヨタ内でもアクアやカローラ、ヴィッツといったハイブリッド車が選べる市場環境であること。また何より攻めに出たアクの強いルックスが足を引っ張ったとの分析もあります。
そうした市場の声をストレートに反映させたのか、2018年の暮れに行われたマイナーチェンジでは、そのアクをかなり薄めたルックスへと整形手術。特徴だったフロントランプの”隈取り”を無くし、個性と引き換えに無難なマスクを手に入れました。
もちろんそれだけではなく、先進安全装備となる「Toyota Safety Sense」を全車で標準装備化するなども実施。果たしてその目論見は大成功となり、4代目プリウスは2019年の4月から販売首位に返り咲き、上半期トータル販売台数ではe-POWERの日産ノートを逆転するに至りました!クルマも顔が命、、なんでしょうね。
満足度の高いメーカーオプションは?
グレードにより設定できる範囲が違いますが、プリウスのメーカーオプションはざっと以下のとおりです。
ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入者だけの特権です。値の張るオプションもあるため、選択には気を使うところですがクルドラ的おすすめ品としては次の3点を推します。
これを付ければ安全装備は抜かりナシ!
2018年末のマイチェン以前のモデルであれば、何はさておいてもおすすめメーカーオプションとしては、衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense」を挙げているところですが、現行モデルは全車標準装備となっています。
安全装備は一度事故を起こせば、オプション代金など吹き飛ぶような修理代や賠償が発生する可能性もあり、ここは追加料金を投じてでも考えるべきではないでしょうか。
プリウスに残る安全装備関連のメーカーオプションは、RCTA(リヤクロストラフィックアラート)とインテリジェントクリアランスソナー[静止物用パーキングサポートブレーキ機能付]になります。前者は駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知し注意を喚起してくれる装備ですが、こちらは単独では選択できず、ナビレディセットもしくは後に紹介するT-Connect SDナビとのセットオプションになっています。
後者はアクセル・ブレーキペダル操作に関係なく、低速取り回し時における衝突回避、または衝突被害の軽減に寄与するシステムで、SとEグレードにメーカーオプションです(Aグレード以上は標準)。
セットオプションなため、その他装備の必要性にもよりますが、高速走行等だけでなくこうした普段使いの安全性も、全グレードで一段高まった点は評価できます。
実はもう一点、安全装備に括られるメーカーオプションがあり、それがITS Connectです。これは車載センサーでは捉えきれないクルマや人の存在、信号機情報を道路とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信し、取得してドライバーに知らせる支援機能です。
2014年設立のITS Connect推進協議会が、ITS専用周波数を活用した運転支援システムを開発しており、この装備も成果物の一環となります。トヨタは同協議会の幹事店社であるため、一部のトヨタ車に導入が進んでいますが、正直に言えばまだインフラ整備も含め道半ばといった状況です。オプション作動に必要な路車間通信システムに対応した路側装置は、宮城県・茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・福岡県に設置(2018年末時点)されてはいますが、まだまだ数は不十分といえます。
インフラの整いつつある名古屋と東京では、それなりに効果を実感する場面もあるでしょうが、積極的に今選ぶ必要性は低いと考えられます。
いつか役立つ日がくるかも?
次におすすめしたいのは、非常時給電システム付アクセサリーコンセントです。
日本は自然災害も多く、停電が社会生活を脅かすことは珍しくありません。昨今、地震等の停電時において評価がウナギのぼりなのが、ハイブリッドやプラグインHVなどの”電源車”です。クルマも電動化が進んでいて、中には大容量電池を搭載するものも出てきました。そうなるとクルマは単なる移動の道具ではなく、もしもの際の電源車としての役割がクローズアップされるようになり、公的機関や自治体などでも導入が進んでいると言います。
引用:https://www.gtoyota.com/
電源車としての役割を果たすために何より必要なのが、メーカーオプションのアクセサリーコンセントです。たかだかコンセントに4万円とかナイわぁ、といった声も聞こえそうですし、他サイトでは不要なオプションで紹介されているところもあったりします。
その理由として「シガーソケットから取ればいいじゃん」「万一の際くらいにしか使うことはないから」ということが書かれていたりしますが、筆者としては「万一のために」付けておくべきと提言したいです。
確かにホームセンターやカー用品店等で、シガーソケットから出力できるDC12V電源を家庭用のAC100V電源コンセントに変換するコンバーターは以前から安く売られています。
しかしそれらの多くは、純正品のように非常時給電システム付で1500Wまでのスペックはなく、シガーソケットから引くという構造上、電力にするとせいぜい120W~180Wの電源でしかありません。仮にスペック面で1500という基準を満たしている製品であっても、実際のレポートを見れば電化製品を稼働させる十分な電力は供給できていない実態が見えてきます。
この「1500W」というのが重要で、これは調理用のホットプレートや電子レンジを作動できる目安となっていています。有事の際、こういった家電が使えれば避難時の食事にもバリエーションが出せますし、他にもドライヤーや冷蔵庫の電源にも使えるためQOL(生活の質)は格段に上がります。もちろん同じプリウスでもPHV(プラグインハイブリッド)車ほどの電力容量がないのは、構造上致し方ないところですが、非常時には十分な助けになるはずです。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
ここまでのスペックを持つ給電装備が車内に2カ所設置できるこのオプション。せっかくのプリウスですから、転ばぬ先の杖としてぜひ検討して頂きたいところです。
見違えるほどの未来感が広がる!
オーディオレスが標準のプリウスでは、カーナビ(音楽関連含む)類は基本ディーラーオプションから選択することになりますが、今回のマイナーチェンジにメーカーオプションのナビが設定されました。
それがT-Connect SDナビゲーションシステムです。
ご覧のとおり、タブレットを縦置きしたようなフルHD高精細の11.6インチ大型ディスプレイに、ナビやオーディオだけでなく空調などの情報も全て集約されています。
クルマに詳しい方ならプリウスPHVに設定のあるナビが、ノーマルプリウスにも拡大採用されてきたか、とお気付きでしょう。実際PHVとノーマルでは、コレのあるなしでインテリアの雰囲気が全く違うものに感じられます(もちろんPHVの方がより先進的)。
せっかくマイチェンにより設定されたこのナビ。見た目のインパクトも大だし、ぜひともおすすめしたいのですが、いくつか前提としておかねばならない点もあります。
まず、オーディオソースとしてCDやDVD等のメディアは使えません。音楽を楽しむ場合は、お手持ちのスマホからBluetooth経由とするか、音楽データを保存したUSBメモリを接続するかが基本スタイルとなります。まぁイマドキ感なんですかね?
悩ましいのは車内でDVDやブルーレイの映画等を見たい方は、現在このナビにはトヨタ純正ナビオプションのUSB/HDMI入力端子が適合外なため、仮にポータブルプレイヤーを持ち込んだとしても接続ができません。
そしてそれ以上にどなたも頭を悩ますのは、価格でしょうか。選択可能なJBLサウンドシステムやパノラミックビューモニターのない素のモデルでも税込361,900円です。ディーラーオプションのトップモデルが9インチHDディスプレイで税込246,400円なので、別に取付工賃が掛かるとしても10万円近い価格差です。
10万円あればちょっとした家族旅行も行けちゃいますし、いかにご家族(奥様?)の理解を得られるかが問題でしょうか?
大したフォローにはなりませんが、縦型ディスプレイを採用している現行車としてはボルボXC60(600万超!)とかテスラモデルS(1,000万超!!)とかになっちゃいますから、コレはお得なんだよぉ!と説得してみますか。
おすすめディーラーオプションをチェック
定番のエアロカスタム
プリウスのオプションカタログを見ると、はじめにページが割かれているのが膨大なエアロパーツ類です。昨今のトヨタはGRブランドの立ち上げ等、カスタムモデファイに注力していて、他メーカーのモデルよりも広いバリエーションを用意しています。
4代目の50系プリウスにも下記のとおり定番ブランドをしっかりと用意しています。
こうしたエアロキットは、純正品やトヨタ系列ブランド品以外にも社外パーツとしても多数販売されていて、プリウスのようにとにかく販売台数が多く、他人と被ってしまいがちなモデルに個性を発揮しようとする方々に支持されているようです。
また近年ではツーリングカーレースのスーパーGTへ、プリウスはGT300クラスに参戦していて、そこでの活躍にインスパイアされる向きも多いかも知れません。
引用:https://www.as-web.jp/
さりげなくHVアピール!シフトノブ&LEDキット
インテリアでおすすめしたいのは、シフトノブ&LEDキットです。ピアノブラックとメッキ加飾を組み合わせた高級感のある本革シフトノブなのですが、それに加えてシフトレバー台座を鮮やかな青いLEDイルミネーションが照らします。
淡いブルーの光は、ハイブリッドカーのイメージカラーとされることが多く、プリウスにもとてもよく似合います。できればスカッフプレートも同時装着できれば、さりげないところで”キラリと光る“コーディネーションが完成しますよ。
雰囲気UPのドライブサポートイルミネーション
イルミネーション繋がりでは、こちらのオプションはどうでしょうか。
車両情報に連動して、メーターフード上部のLEDが色や点滅で様々な情報をドライバーへ伝える機能のイルミです。エコドライブや安全運転のキッカケづくりのためと謳われていますが、5色ものカラーと光による演出はそれを見ているだけでも気分は上がってきます。ドイツ製高級車のような車内照明をリーズナブルに手に入れることができます。
ところでこのオプションは他のトヨタ車(例えばノア・ヴォクシー等)にも設定があるのですが、そちらはイルミの設定が9色なのです。どうしてそこに差が出るのかよく分かりませんが、いずれにしてもこういったインパネの造形に絡むようなオプションは、純正品でないと出来ないですよね!
こちらも先進!電子インナーミラー
車両後方にあるカメラの映像をルームミラーに映し出す装備で、後席の乗員やラゲッジルームの荷物で後ろが見えにくい場合や、夜間や悪天候のときに、リヤカメラの映像に切り替えればすっきりクリアな後方視界が得られます。
操作も簡単でミラー下部のレバーにて、通常のミラーとリヤカメラの映像を切り替えることができます。最近は高級車だけでなく、最新軽自動車等にも用意されてきており、今後も幅広く採用される装備でしょうから安全面も考慮し、ぜひおすすめしたいオプションです。
あおり運転対策にはドラレコ!
今やカーナビがそうであるように付いていて当たり前の領域に近づいているのがドライブレコーダー、いわゆるドラレコです。このところ連日のようにニュースで「危険運転」「あおり運転」等の事件を目にしますが、その背景はドラレコの急速な普及によって”事件現場”の映像が簡単に保存できるようになったからでしょう。
引用:https://www.gtoyota.com/
カーショップには数多くのドラレコが展示されていますが、当然どこの自動車メーカーでもディーラーオプションでドラレコを用意しています。トヨタ純正ドライブレコーダーも、T-Connectカーナビのイヤーモデル切り替えに合わせ2019年にラインナップが一新され、計6モデルで展開、スマホ連携機能を持つタイプも追加されました。
正直に言えばドラレコは、社外品の方がリーズナブルに高機能製品を見つけることができるよう感じます。
クルドラでも別ページ↓でご紹介していますよ。
それでも純正品には純正ならではのメリットもあります。
例えばカメラ別体型ドラレコDRD-C68(税込62,100円)という商品ですが、こちらはナビ画面との連携機能が特徴です。社外品はカメラ本体に小さな液晶画面が付いており、それで録画内容を確認するのが一般的ですが、純正品ではクルマのナビ画面で見ることができます(但し、ディーラーオプションナビのみ)。
さらにナビの地図画面と連動させて、地図上から再生ポイントを決定したり、必要な箇所を録画保存したり等の設定を行うことも可能です。また正規ディーラーでの取り付けのため、その仕上がりの良さは容易に想像できます。
うんとリーズナブルに上げたいなら社外品、フィット感と操作性の高さを重視するなら、奮発して純正品をチョイスという選択肢でいきましょう。
引用:https://autoc-one.jp/
以上、トヨタプリウスのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
プリウスを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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