ノートオーラの厳選おすすめオプションはどれ?後付けできないメーカーオプションで必須なのはこれ!
最終更新日 2022/1/24
日産が大低迷期を脱して、復活の兆しが鮮明となってきました。2020年の5月に発表した事業構造改革計画「NISSAN NEXT」は順調に進行しているようで、直近の2021年度第一四半期(4~6月)の業績は前年比で大きく増収増益となっています。
構造改革の中には当然、新型車の投入が含まれていて米国のインフィニティQX55、中国でのエクストレイル、シルフィe-POWER、欧州のキャシュカイ、そして日本国内では新型ノートといずれのモデルも市場での評価は高く、シェア回復に一役買っています。
e-POWER専用車となったノートは昨年11月に発売され、緊急事態宣言や世界的な半導体不足といった状況の中、現在まで販売台数はほぼ計画値に沿うレベルを維持しています。
そこへ新たに投入されたのがノートをベースとして、ひとクラス上の上質感と装備が与えられたノートオーラです。昨今はコンパクトモデルにもフィットやマツダ2のように本革シートを持つ豪華グレードは存在しますが、オーラはそうしたディテール面でのグレードアップに止まらない、まったくの”別モノ”感が窺えます。
今回のクルドラでは、ホンモノの高級コンパクトを標榜する”ノートオーラ”を実際に購入しようとしたとき気になる豊富なオプションの中から、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
引用:https://www.webcartop.jp/
目次(タップで飛べます)
オーラのプロフィール
新型ノートがデビューしたときから既に「3ナンバー・ノート」の存在は噂されていましたが、およそ半年後の今年6月にノートオーラとして正式発表(発売は8月)されました。
ボディデザインはハッキリとノートシリーズと分かるシルエットで、全長も両車は同一。但し、全幅は+40mm拡幅され1735mmの3ナンバーボディとなります。
引用:https://blog.nissan.co.jp/
シルエットこそよく似ていますが、各部の意匠はノートオーラ専用仕上げで、例えばヘッドライトはフルLEDでより薄型のシャープな造形です。テールランプはガーニッシュにより左右一文字に連なり同じくLEDで点灯、またウインカーには日産車初となるシーケンシャル機能も搭載されます。細部の造形はノートよりも、ピュアEV車のアリアに寄せている雰囲気を感じさせますね。タイヤとアルミホイールはノートより1~2インチ大きな17インチが標準サイズです。
インテリアも基本造形はノートと同一ですが、「モダンプレミアム」をコンセプトに各部を上質化させています。目を惹くのはアリアと同意匠のバイザーレスディスプレイで、12.3インチのフル液晶メーター&9インチナビ画面はサイズでもアリアと同じです。
引用:https://bestcarweb.jp/
インパネやセンターコンソール等に配された木目調パネルやツィード生地もクラスを超えたコストが掛けられた一品。プレミアムの名に負けない仕上がりを見せます。
車名は「オーラ」?、「ノートオーラ」?
ノートオーラのカタログを見ると商品説明は全て「オーラ」とだけ記載されています。一方、実車画像のナンバープレートの文字とカタログ表紙には「ノートオーラ」と入っていてどちらが正式名称なのか分かりにくいですね。確認したところやはり「ノートオーラ」が正式で、オーラもあくまでノートシリーズ。これで販売台数のカウントもノートと合算できるため有利に働き、販売店も知名度のあるノートを”きっかけ”とできるためセールストークも入りやすいなどの思惑があるそうですよ。
引用:https://www.goodspress.jp/
まぁ将来的には「ティーダラティオ→ラティオ」や「ブルーバードシルフィ→シルフィ」などの例に倣って、単独車名になる可能性も高いと思いますけど。(なお本稿では以下、オーラと記載していきます)
オーラのグレードと価格
オーラのグレードと価格は以下のとおりですが、オーラは実質1グレードとも考えられる構成になっているのがわかります。”G“を基本としてFFと4WD、それぞれに本革シートのパッケージを用意してあるのみです。
エンジンは全グレード共通で、パワーユニットは第2世代のシリーズ式ハイブリッドシステムe-POWER。1.2ℓのエンジンはノートと同じですが、オーラには最高出力を引き上げた仕様のフロントモーターが与えられています。
ちなみにノート(Xグレード)よりも42万円高になりますが、アダプティブヘッドライトやアラウンドビューモニター、アルミホイールなどノートにはオプション装着が必要なものがオーラには標準なので、装備補正した実質の差額は16万円程度と考えられます。
オーラのメーカーオプションはどうなっているか
まず、クルマを購入する際に決めなければならないのがメーカーオプションです。納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入時の醍醐味でもありますが。
オーラに用意されているメーカーオプションは以下のとおりです。
セットパッケージに名称がないためにここではメーカーオプションAとBにしていますが、いずれにしても種類は二つだけです。
但し、前項のとおりオーラは実質モノグレードなので、レザーエディションと4WDの選択もメーカーオプションと同義と言えるでしょう。
上級車並みの質感を誇る本革シート
レザーエディションを選ぶと、もちろんシートが本革シートになります。この本革シートが優れもので、骨格は人間工学に基づいて疲労が低減する日産定番のゼログラビティシート。ここへ低反発層10mm、ソフトウレタン20mm、高級車並の30mmソフト層と3層構造のクッションを肌触りもいい本革表皮で覆います。
引用:https://www.goo-net.com/
日産内ではシーマやスカイラインと同じ素材が採用されていて、ここでもクラス超えを果たしています。この本革シートが89,100円ならコスパはとても高いと言えます。
生活四駆?いえスポーツ4WDです
本革シートの他に購入時にしか選択できない項目として駆動方式があります。
ここについては多くの試乗記等で4WDに対する高い評価が集中しています。e-POWERの4WDなのでフロントモーターに加え、リヤ駆動用のモーターが追加される形ですが、先代ノートe-POWER比で約14倍となる68PSを発生するリヤモーターを装着。スペック的には軽自動車の高性能版エンジンと同等のポテンシャルです。
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オーラは普段はFFでいざという時に4WDになるという生活四駆ではなく、常時前後輪ともモーター駆動で走行しています。低ミュー路での走破性だけでなく、ハンドリングの向上にもリヤモーターが働き、正にスポーツ4WDとも呼べる内容。気持ち良い走りに拘る方へも4WDはおすすめできます。
車両本体価格上昇分の中には、後述する寒冷地仕様の価格が含まれているのも見逃せません。
高いけど納得のメーカーオプションA
さて、本分のメーカーオプションですがまず”A“の方から。オプション価格は40万円とけっこうな価格ですが、上記のとおりその内容を見れば納得できる水準です。
10点にも及ぶ組み合わせから特におすすめのものを二つご紹介します。
ヘッドレストスピーカーは見た目のインパクトも大
引用:https://internetcom.jp/
メーカーオプションでBOSE製オーディオを設定しているクルマは多いですが、オーラの「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」は国内初となるヘッドレストスピーカーがウリです。まるでヘッドフォンをしているかのようなパーソナル感覚のサウンドが楽しめるのは、車載オーディオとしては斬新。また”BOSE Personal Space”と呼ばれる最先端のDSPを内蔵した6EQチャンネルデジタルアンプの効果で包まれ感があり、広がりのある音場を愉しむことができます。
コンパクトカーゆえBOSE得意の床下ウーファーがないのは残念ですが、それを補って余りある8スピーカーは車載オーディオの新境地としておすすめできるオプションです。
ナビと連携する進化したプロパイロットもセット
今や軽自動車でも珍しくなくなったACC(アダプティブクルーズコントロール)。日産のプロパイロットとは高速道路等で車速や車間距離を維持するACCに車線追従のステアリングアシストが加わった機能です。
2016年にセレナへ初搭載されて以来、プロパイロットもアップデートを重ね、スカイラインに搭載されるVer.2.0は条件付きながらハンズオフまで対応できるようになっています。
オーラへ搭載されるものは2.0ではありませんが、ナビリンク機能が付いており、これはプロパイロットがナビシステムと連携することで、前方にカーブがあればカーブの大きさに応じてあらかじめ減速し、標識検知機能により検出した速度を設定速度に反映することも可能となります。進化したプロパイロットは日産の先進安全装備を代表するものであり、これは絶対に欲しいオプションでしょう。
今後はオプション選択肢が広がることに期待
上記したBOSEシステムやプロパイロット以外の装備も、地デジ内蔵ナビやSOSコールなど魅力的なのは間違いありませんが、中には「BOSEだけ欲しい」「ナビは要らないんだけど」などご自身のニーズに応じたアイテムだけチョイスしたい方も多いかも知れません。
今のところナビだけは単独のディーラーオプションで選ぶことが可能ですが、その他はすべてセット販売のみ。まだ発売間もないこともあるため、今後製品供給が安定してくればメーカーオプションのバリエーションが増えるか、もしくはニーズの高いアイテムは標準装備化してくる可能性もあるはずです。
冬場に頼れるメーカーオプションB
こちら”B“のメーカーオプションはFFと4WDで価格が変わります。理由は簡単で4WDにはクリアビューパッケージ以外は標準装備となっているためです。従って寒冷地仕様に該当するホットプラスパッケージ、高濃度不凍液、PTC素子ヒーターはFFを購入予定の方のみのオプションとなります。
引用:https://creative311.com/
寒い地方にお住いの方なら、ホットプラスパッケージは外せない装備ですが、FFと4WDのどちらでも選択できるクリアビューパッケージも結局は寒冷地向けの装備。リヤフォグは雨や雪など荒天時の追突防止など安全確保に有効、またワイパーデアイサーは寒い朝等にワイパーとフロントガラスがくっついてしまったとき、ガラスを温めてワイパーとガラスの固着部分を氷解させる機能です。
メーカーオプションBは、お住いの環境や冬のレジャーへの関心度など必要に応じて選べばよいオプションでしょう。
ディーラーオプションにお得なセット販売多し
長く国内市場に対しては「塩対応」ともとれる状態であった日産。その反省に立ったかどうかは定かではありませんが、オーラに関しては販売店の利益に直接結びつくディーラーオプションについても沢山のお買い得パッケージが設定されました。まず、エクステリア関連では以下のとおりです。
リッチ度アップなグランドスタイルパッケージプラスワン
このパッケージはエクステリアとインテリアをトータルして、魅力を際立たせるアイテム6点のセットで構成されます。
セットされる前後のバンパーフィニッシャーにより、引き締まった印象のエクステリアになりますが、注目は「シーケンシャルドアミラーウインカー」です。オーラは日産初となるシーケンシャルウインカーが標準化されていますが、このドアミラーウインカーを追加すれば、ポジションランプの位置からドアミラーまで光の流れが続いていく格好です。
欧州車等でも流れるウインカーはよく見掛けるものの、それがドアミラー部まで続いていくモデルはあまり例が見られません。コンパクトカーとは思えないリッチな演出ですね。
もう一点、「グリルイルミネーション」はクリアランスランプに連動して、フロントグリルの白色発光LEDランプが点灯。とても控えめなアイテムながら、シャープな光が夜間の走行シーンを美しく演出してくれます。
このグランドスタイルパッケージ プラスワンから、装備を外観アイテムに絞った構成となる「エクステリアパッケージ」「エクステリアパッケージ プラスワン」も用意されています。
続いてインテリア関連のお買い得パッケージは以下のとおりです。
インテリアイルミパックでムーディな車内に
イマドキの高級車は車内のイルミネーションにはかなり拘っています。特に欧州車では何十色ものカラーへ変更可能なアンビエントライトは定番アイテムです。
オーラにもこのクラスでは珍しいフロントドアトリムにイルミネーションが標準で入っています。そこへ追加する形となるのが、夜間の車内をスタイリッシュな雰囲気に変える「インテリアイルミパック」です。
オーラの特徴的な上下二段のセンターコンソールを、それぞれにイルミネーションで照らしてくれます。このパックを購入すると、セットに含まれる「センターコンソールマット」がタダで付いてくる計算になりますから、お得感もありおすすめですよ。
引用:https://driver-web.jp/
差し色が映えるインテリアパネルパック
もう一つインテリア関連のセット販売でおすすめなのが「インテリアパネルパック」です。
オーラのシフトノブベースとウィンドウスイッチまわりは、ともにブラックの樹脂でシフトノブベースは艶あり塗装されていますが、ウィンドウスイッチパネルは樹脂素材のまま。この2カ所をセットでドレスアップできるパックになっています。
しかもご自身の好みに合わせてカーボン調、金属調シルバー、ハニカム調カッパーの3種類から選ぶこともできます。標準のブラックに比べてメタル調のパネルは車内をさらにクールに演出してくれます。
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BOSEに負けない?サウンドパッケージⅡ
オーラのオーディオと言えば前述のメーカーオプション「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」が決定版とも取れますが、如何せんセット販売なため単体で選ぶことはできず、それゆえ価格も40万円超えの追い金が必要です。
そこまでは掛けられなくてもオーディオを高音質化したい方にはサウンドパッケージⅡをおすすめします。
メインとなるフロントスピーカーはCDの約6.5倍以上の細やかなサウンドを楽しむことができるハイレゾ音源に対応。リヤドアにはコンパクト設計ながら低音域をしっかり再生できる小型サブウーファーが付きます。
そして珍しいアイテムが静粛性向上シート「D-Comfort」。カーオーディオに詳しい方ならデッドニング施工をご存知だと思いますが、それの純正アクセサリー版です。あのオーディオメーカー「アルパイン社」製品で、ドアトリムやパネル内側へ画像のようなシート素材を貼り込み外部の嫌な音を削減し静粛性を高めます。
引用:https://www.carlifecollection.jp/
これにより高性能スピーカーの性能を十分に発揮させ、サウンドの臨場感もさらに高まるわけです。
まずはココからベーシックパックプラス
こちらは新車購入時の定番アイテムセットに「日産オリジナルドライブレコーダー」を加えたパックです。
定番アイテムのうち、「フロアカーペット」はプレミアムタイプとなりオーラの上質な車内にマッチ。ラゲッジルームの目隠しになる「トノカバー」が組み合わされているのも良いチョイスだと思います。
日産オリジナルドラレコは、メーカーオプションのナビ連動タイプになっていて、ナビの画面から設定や操作ができるようになっています。
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ドラレコ機能はスタンダードなスペックで、カメラは高性能なHDR対応。駐車時の録画機能もあり、2カメラ方式なので後方からのあおり運転や追突事故への対策にもなります。各種設定や画像の再生などをスマートフォンのアプリから簡単に操作することもできます。
今やドラレコもベーシック用品の仲間入りをする時代ですね。ちなみにドラレコとトノカバーがない「ベーシックパック」も用意されていますが、こちらはお買い得設定がされていません。
ラゲッジルームの使い勝手を上げたいなら
パックには含まれませんが、単品のディーラーオプションを一つ。ベーシックパックプラスにトノカバーが入っていましたが、ラゲッジルームの有効性を高める「ラゲッジアンダーボックス」はおすすめです。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
あいにくとリヤモーターが入る4WD車には取り付けられませんが、このボックスを付ければ普段はしまっておきたい用品などをフロア下に整理して収納しておけます。またこのボックスによりラゲッジ床が”嵩上げ”されるため後席を倒した際、段差のないフラットな荷室スペースにすることもできます。長尺物などが出し入れしやすくなりますね。
ナビゲーションは専用品しか付かない?
オーラのインパネセンターはご覧のとおり特殊な造形のため、ナビは通常の汎用2DINサイズのものを無加工ではめ込むのは難しそうです。
日産ではオーラ(およびノート)専用のナビをメーカーオプションのセットに含めている他、単体でもディーラーオプションで9インチの「日産オリジナルナビゲーション」を用意しています。先にもご紹介したとおりメーカーオプションはセット販売となるため、ナビ以外にも色々と付いてきて40万円掛かりますから、ナビだけでいい方に配慮した設定です。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
モデルとしてはベーシックな性能ですが、メーカーオプションナビにない魅力としてはCDやDVDなど物理メディアの再生が可能なことでしょう。近頃のナビはスマホのミラーリング機能などで音楽再生するスタイルが増えていますので、ディスク派の方には嬉しい装備です。
純正アクセサリーらしくメーカーオプションナビ同様にドライブレコーダーやETC2.0との連携もできますから、必要に応じてそれらとのお買い得パックもありますよ。
以上、オーラのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
オーラを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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