デリカD:5の限界値引き相場レポート!【どこよりも詳しいグレード別・2024年11月最新】納期はやや長い!実販売データから算出!
最終更新日 2024/10/30
日本のみならずグローバルで見ても他に例を見ないSUVとミニバンのクロスオーバー「三菱デリカD:5」。
そんなデリカD:5の購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- デリカD:5の効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はノアとヴォクシーが効果的
- デリカD:5同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介していきます!
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とデリカD:5のおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年11月最新】
デリカD:5の値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 37万 | 20% |
ライバル車を出して交渉 | 32万 | 15% |
特に交渉なし | 23~25万 | 0~10% |
値引き難易度:緩い リセール価値:C
ビッグマイナーチェンジ直後の値引きは一旦引き締まったものの、また緩み気味。当面は変わらない水準で推移するでしょう。大都市圏ではさらなる上乗せも可能。
まずは新型ノア/ヴォクシーとの競合を。さらにセレナも新型になったことをアピールしましょう。
デリカD:5は売れ行き堅調とはいえ、それらに対抗するために30万円以上の値引きが普通に出ています。付属品をたっぷりつけると合計50万の報告も。
グレード別の値引き相場
グレード名 | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (オプション含まず) | |
---|---|---|---|
M | 391万3,800円〜 | 30万円 | |
G | 401万5,000円〜 | 31万円 | |
特別仕様車 ジャスパー | 410万0,800円〜 | 38万円 | |
P | 438万7,900円〜 | 42万円 | |
アーバンギア | G | 414万2,600円〜 | 40万円 |
Gパワーパッケージ | 437万9,100円〜 | 47万円 | |
Pエディション | 448万9,100円〜 | 49万円 |
ライバル車種と競合させるのが基本!
ライバル車種との競合で値引きを引き出すのには売れ行き好調のノア、ヴォクシーにセレナなどミニバンの他、上級グレードはアルファードも効果的。
これらの車名を出すことにより競争意識を煽り、値引きを引き出しましょう。
営業マンを“どちらにするか本気で悩んでいる”と思わせれば、成約を勝ち取るためさらなる好条件が出る場合もあります。
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので
「デリカD:5の悪いところが気になる…」風を装えばばっちりです。
欠点、不満点に関しては下の記事を参考にしてください。
デリカD:5同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車種の車名を出しても値引きが思わしくなかった場合、デリカD:5同士を競合させることも効果的。
デリカD:5は全三菱店で扱われていて、○○三菱自動車販売△△店の○○部分が少しでも違うところが別会社で別資本ですので、その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えればさらに条件が良くなることも期待できます。
基本的には隣の県まで足を伸ばせば必ず別会社になります。
多くの店舗を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりお得な買い物ができますよ。
グレード:アーバンギアG
値引き額:車両本体12万
サービス:ボディコーティング
今までもデリカD:5に乗っていたのですが、古くなってきたしビッグマイナーしたアーバンギアのギンギラギンにさりげないタフなフロントマスクにビビッときて妻を説得して購入を決意しました。
地元の三菱A店に行くと、
A店営業マンは「マイチェンしたばかりなので本体からの値引きはちょっと・・・」とつれない感じの対応。
困ったぞと思いながらも、”特に地方ディーラーのガードが堅い”との情報を得ていたので、東京出張のついでに都内の三菱B店に行ったところ、
B店営業マンは「お忙しい中でわざわざありがとうございます。A店ではダメでしたか。せっかくのご縁なので決めていただけるよう全力で条件を出しますね」とのこと。
もちろん地元のA店で値引きが渋かったので買わなかった話もしておきました。
B店では本体値引き7万で総額435万円とかなりの好条件だったので、もうひと押し「支払総額をできる限り抑えたい。430万に抑えてもらえるのであれば今日契約しますよ」と勝負を賭けると、店長さんと10分ほど奥の部屋で話したあとに…
B店営業マンから「○○さんの熱意には負けました。総額430万にさせていただきます」と合意を得て大勝利を収めることができました。
値引きに満足できないときはサブディーラーという手も
ライバル車との競合や別資本の同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときはサブディーラーを当たるのも一つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場、中古車販売店のこと。
表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
新車がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでチェックしてみてください。
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも本体車両からの値引きと同様、大切なポイント。
デリカD:5の場合は選択用品価格の概ね20~25%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「最後にこのオプション品をサービスしてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとした純正アクセサリーなら付けてもらえることも。
具体的には
・ステップマット
・マフラーカッター
・ラゲッジネット
・エンジンフードエンブレム
・ナンバープレートフレーム
・プライベートカーテン
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
デリカD:5の先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ・人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | なし |
「用品の値引きに切り替えて大成功しました!」
大阪府 男性 30代
グレード:G-Power package
値引き額:車両本体20万
サービス:フロアマット、端数カット
どうしてもD:5が欲しいけど予算にも限りがあるし、できるだけ初期費用を抑えたいなと思っていました。
気軽に行ける距離にある三菱は1店舗しかないので粘って交渉しましたが、車両本体からの値引きは20万円が限界と判断。
事前に調べておいた通り、
「では用品値引き&サービスと下取り査定の上乗せで頑張ってもらえませんか?」
と相談してみると
「わかりました!頑張らせていただきます」となかなかの好感触!
オプションは総額から15%値引きしてもらえてさらにフロアマットと端数カットはサービス!それに下取り金額も10万円アップしてもらえたのでトータルで考えると大勝利と言っていい内容になりました!
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
などと勝負を賭ける方法も。ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
商談は3回やれ、良い人に徹しろ、は本当か?
いろいろなクルマ値引きの情報サイトを見ていると、”商談は3回やれ“だとか”初回はいい人に徹しろ“などアドバイスするサイトも珍しくありません。
ですが営業マンはいつも「いい人だからたくさん値引きして助けてあげたい」と思っているでしょうか。営業マンやディーラーの事情は様々。商談はいつ好機のタイミングが巡ってくるのかわかりません。
3回目に勝負!と意気込むよりも「早くデリカD:5に乗りたい!」と思っているなら例え初回だろうが2回目だろうが自分で納得できるラインに到達していればソッコーで決めるのも全然アリですよ。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
当面モデルチェンジなしで今買ってもOK
14年目に入っているものの、ほとんど国内専用モデルのため次期型登場の予想が難しいクルマです。
2019年にビッグマイナーチェンジを行ったので、当面現行モデルにがんばってもらう方針には違いありません。
そのため「もう少し待てば値引き額が大幅にアップしてた…」ということはないので今買っても問題のないタイミングです。
納期は1~3か月
オプションによっても変わってきますが、基本的に1~3か月とやや長め。
また、半導体不足の影響で一部オプションは注文できない状況です。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
デリカD:5の魅力はココだ!
引用:https://www.motordays.com/
“デリカ”ブランドは三菱の乗用車において50年以上の歴史を刻むクルマで、初代デリカは1969年のデリカコーチに始まり、その後2、3代目がデリカスターワゴン、4代目がデリカスペースギア、そして現行モデルが”D:5”でサブネームの示すとおり第5世代となります。
3代目まではいわゆるキャブオーバー型(エンジンの上にコクピットがあるタイプ)でしたが、4代目からは商用車のラインから切り離され、乗用車設計の日本初フロントエンジン型トールワゴンとなりました。このことからデリカは、現在のミニバンというジャンルを切り開いたクルマだと言えます。
デリカD:5の初登場は2007年ですから既に14年目に突入したロングライフモデルです。
引用:http://response.jp/
およそ12年が過ぎた2019年にビッグマイナーチェンジを敢行。フロントセクションは全面改良され、内外装や走行性能、乗り心地、安全装備、運転支援機能まで大きく進化しました。
クルマ業界は今やSUVジャンルが席捲していますが、デリカD:5はミニバンながらタフなSUVとしての性格を併せ持ち、世界で唯一と言われるオールラウンダーミニバンです。
名車パジェロ譲りのフレームや4WDシステムを採用した先代の頃から、オフロードもイケるミニバンという独自のポジションを構築。そのためライバル不在、今でも購入者は圧倒的に”指名買い”というクルマです。
引用:ttps://4wdsuv.auto-g.jp/
モデルチェンジ並みの改良で後期型に
デリカD:5はビッグマイナーでエクステリア、インテリア共に大掛かりな変更が施され、特にフロント部を見る限りは別モノとなりました。
フロントマスクは「ダイナミックシールド」と呼ばれる、現行三菱車に共通するデザインテーマが導入され、厚みたっぷりのグリル両側には実に9灯式のマルチLEDヘッドランプを縦方向に2列ずつ並べる配置でSUVの力強さを表現しています。
もちろんデザインのみが優先されたわけではなく、引き上がったボンネットラインは万一の際の歩行者保護要件を織り込んだ結果でもあります。
引用:https://motor-fan.jp/
基本ボディは”ゼロ戦”を製造していた三菱ならではの航空機構造からヒントを得た「リブボーンフレーム」を採用。これは各ピラー部が肋骨、大型クロスメンバーを背骨に見立てた環状型骨格構造のことで、キャビンに高い安全性を提供するとともに、普通のミニバンではかなわない悪路走行を可能とします。最低地上高は185mmと余裕があり、悪路のデコボコも乗り越えやすいです。
エクステリアの衝撃度が大きいため、一見地味に映りますがインテリアの変更も相当な規模で、なんと言ってもダッシュボードが丸ごと刷新されています。いかにも10年前のクルマ然とした屹立したインパネ部は、前傾したサルーン風になり手触りのいいソフトパッドやウッド調パネル、メッキパーツが奢られます。また、今日的な大画面ナビもディーラーオプションで10.1型ナビゲーションシステムを装着可能になっています。
引用:https://car-me.jp/
ダッシュボードが変更されても水平基調であるデザインアイデンティティは継続。これは水平基調には悪路走行時に車体姿勢を把握しやすくする効果があるためで、オールラウンダーミニバンの面目躍如です。
一方、ミニバンの大切な要件であるシートアレンジやレイアウトは変更なく、3列シートの7人乗り(2列目キャプテンシート)と8人乗り(2列目ベンチシート)を用意。
3列目シートは近頃のSUVによく見られる3列目に比べると、しっかりとした大きさの席が装備されていて大人でもムリなく使えます。反面、3列目席の格納方法は一般的な左右跳ね上げ式ですが、操作はシート自体が重く、それを高い位置に固定させるため女性ではちょっと作業が困難なほどのレベルで一長一短ありますね。
引用:https://www.goodspress.jp/
ミニバン唯一のクリーンディーゼル搭載
現行モデルは2019年末にガソリンエンジン車の生産を終了していて、2021年の今は2.3ℓコモンレール式DI‐Dクリーンディーゼルターボエンジンに一本化しています。このディーゼルもビッグマイナーで改良を受けており、エンジンの型式こそ4N14型で従来と変わっていませんが、AdBlueを使用した尿素SCRシステムを採用し、排気ガスを常時安定して高効率で浄化できるようになりました。さらにエンジン内部のフリクションの大幅低減や燃焼室の変更、次世代燃料インジェクターの搭載などの大幅な改良によって、従来型よりも最大トルクを20Nmも向上させています。
パワートレーンの変更はトランスミッションにも及び、従来の6速ATから一気に多段化された8速ATに。1速をローギヤード化し低速域での悪路走破性を向上させながらも、トップはハイギヤード化することで高速巡行時の燃費を改善。8速としたことで、低速域から高速域まで気持ちの良い走りができる実力を備えました。
引用:https://bestcarweb.jp/
デリカD:5のおすすめグレードは?
前項のとおり現行デリカD:5は全車ディーゼルエンジン、そして全車4WDのみのラインナップです。他メーカーのミニバン同様にデリカD:5にも標準系とエアロ系のボディタイプがあります。エアロ系は「アーバンギア」のペットネームが付き、フロントメッキグリルやワイド感を強調したフロントバンパーを装着し、アルミホイールの造形等も含めオンロード志向の洗練されたデザインが特徴です。
通常、標準系とエアロ系が揃う場合、人気はエアロ系に集中するものですがデリカD:5では逆になっていて、クロカン的なフロントアンダーガード等を備える標準系が人気。このクルマのキャラクターを感じさせますね。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
グレード体系は下からM、G、G-PowerPackage、Pの4グレードですが、アーバンギアにはMグレードの設定はありません。
おすすめは断然、標準系のG-PowerPackage。このグレードは市場の流通実績を見ても最多販売モデルのようです。
Mグレードは唯一400万円を下回る価格は魅力ですが、8人乗り仕様しか選べない、電動スライドドアが助手席側しかないなどあくまで価格優先モデルの印象です。あと10万円ほど上乗せすれば、両側電動スライドドアが付き、タイヤ&アルミホイールも2インチアップの18インチになるGグレードが買えます。
おすすめのG-PowerPackageは、装備補正をするとGグレードの約15万円高ですがGにはない電動サイドステップとエレクトリックテールゲートが付きます。
どちらのアイテムもデリカD:5のディメンションでは、あればありがたい装備。前者は通常のミニバンに比べフロア高のあるデリカに乗り込む際、子供やお年寄りだと一段ステップがあるだけでかなり乗車は楽になります。
後者はバックドアオープン時、ミニバン特有の重く大きなテールゲートは高い位置にあります。閉める際に意外と力がいるため、スイッチひとつで操作できるのは嬉しいところ。特にアウトドア系の趣味を持つ方など、思いのほか開け閉めする回数は多くなるのでは。この二つのアイテムはGグレードでは選ぶことができません。
さらに安全支援装備の後側方車両検知警報システム等(BSW/LCA&RCTA)もG-PowerPackageにしかないメーカーオプションです。
逆に最上級グレードのPはG-PowerPackageの約14万円高ですが、同様の装備補正をすると実質は3万円ほどの違い。それで天井照明やドアハンドルのメッキ化などが変わってくる程度なのでG-PowerPackageとの大きな差異はありません。
高いリセールバリューがデリカの魅力
デリカD:5はリセールバリューが高いクルマとしても知られています。このあたりはライバル不在と言われ、このモデルしか考えられないといったユーザーを多く持つ強みです。非常にロングライフとなっていますが、残価設定ローンの残価率(新車価格に占める残価の割合)は高く、3年後で新車時の55%に達します。
一般のミニバンの残価率は43〜48%なので、デリカD:5は高値で売却できることを示しています。
もともと絞られたグレードやボディカラーで生産されてきたので、そうした要因によって買取価格が大きく左右されないのもメリット。
引用:https://kworks-aurora.com/
また、アフターパーツが充実しているため、通常のミニバンでは考えられないようなドレスアップやカスタムを楽しむ方も多く、デリカD:5の根強い人気はこうしたところからも伺えます。
ライバル比較:FF低床メリットが光るステップワゴン
前項のとおりライバル不在がデリカD:5の個性であり、セリングポイントだと思います。従ってライバル比較の項目は相手探しが悩ましいところですが、開発者コメントには「デリカは車形からすればワンボックスミニバンであり、ノア/ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンなどと比較されるのが実質的には最も多い」とあります。
CX-8やCR-Vなど3列シートSUVとの比較も考えられますが、本稿ではステップワゴンを取り上げました。
引用:https://www.webcg.net/
ステップワゴンは今日に続くFFレイアウトのボンネット型ミニバンのパイオニアとも言える存在で、1996年にデビュー。現行モデルは2015年に登場した第5世代モデルになります。
このステップワゴンの特徴は高度なハイブリッドシステムを搭載していること。また、ミニバンのパッケージングがトコトン突き詰められ、ドライバー、同乗者、荷物などあらゆる角度で見ても及第点以上のコンフォートや使い勝手が備わっていることでしょう。
中でもミニバンの肝である使い勝手では、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる高効率な室内空間を活かした多彩なシートレイアウトが光ります。その一例が「マジックシート」と呼ばれる3列目シートの収納方法。デリカD:5もそうですが一般的には”跳ね上げ式”が採用されることが多いのですが、ステップワゴンでは簡単な操作で3列目を床下へ格納してしまいます。これだと3列目が見えなくなるので、畳んだシートが邪魔になることやクォーターウインドゥを隠し後方視界に影響を及ぼすこともありません。
引用:https://clicccar.com/
さらにバックドアは「わくわくゲート」と呼ぶタテ開き、ヨコ開き兼用の世界初機構も採用。ヨコ開きを使えば、大きく重いバックドアを全開にせずとも荷室のものを出し入れできる優れものです。
これら二つの機能だけでも、前項でデリカD:5にあった不満点を解決しているように感じられますね。このあたりは先進安全装備の充実度とも併せ、設計年次の新しさからくる違いであり、ステップワゴンがリードしているのもやむを得ないところ。
オンリーワンでライバル不在がデリカD:5
もっともそれでデリカD:5の魅力が褪せるかと言えば、それはないでしょう。
引用:https://plus.luremaga.jp/
デリカはデリカの独自ポイントで十分、ステップワゴンにはない優位性があり、例えば言わずもがなの悪路走破性などのクロカンテイスト。ミニバンながら計算されつくしたデパーチャー/アプローチアングルや最低地上高などはライバル車にはないもので、他方、悪路のみならずオンロードでもスピードを上げると、パリダカやWRCを席巻した三菱伝統の四駆技術が光ります。
比較しておいて何ですがやはり新車購入をする際、デリカD:5かステップワゴンかで迷う方はあまりいない気がしますね。
引用:https://www.webcg.net/
以上、三菱デリカD:5の値引き相場レポートをお届けしました。