クルドラ

カッコいいミニバンおすすめ5選はコレだ!

オリンピックイヤーとなる今年も魅力的な新型車の登場がアナウンスされています。

が、、、意外や意外ですがことミニバンに関しては、あまり大きな動きはなさそうです。

と言うのも大物のトヨタノアヴォクシー日産セレナなど、ビッグネームのモデルチェンジが揃って2021年以降になるからです。

引用:https://www.houyhnhnm.jp/

逆に言えば今、ミニバンをお求めの方は気兼ねなく現行モデルからチョイスできますし、いずれも完成度の高いモデルを手に入れることが可能です。

今回のクルドラでは、未だ人気の衰えないミニバンの中から、ズバリ2020年おすすめのモデルを厳選してご紹介したいと思います!

基準は「カッコよさ」で!

引用:https://www.carbodydesign.com/

ミニバンとは機能をトコトン追求し、空間効率を最大限に生かして乗り降りのしやすさやシートアレンジなどを徹底して突き詰めていく”商品”。そのため必然その外観は1.5BOXの箱型ボディタイヤは四隅ギリギリに置くというフォームで各社似通ってしまいます。

そこで今回のおすすめ基準としては、ミニバンとしての機能性は押さえつつも”カッコイイ“と感じさせるクルマをLLからSSクラスまでサイズ毎に選んでみました。もちろん見え方感じ方は人それぞれ。ここでは筆者の主観8割といったところで恐縮ですが、少しでも共感頂けるところがあれば幸いです。

ちなみに今回、輸入車は対象としていませんので悪しからず。

おすすめ➀10年経ってもカッコよさは健在!

日産エルグランド

引用:https://bestcarweb.jp/

LLクラス高級ミニバンからはエルグランドを推します。トヨタ党の方は異議アリ、でしょうね。ライバルのアルファード/ヴェルファイアの方が販売実績は断然上ですし、ハイブリッドの有無など根本的に設計年次の違いは如何ともしがたいところはあります。

それでもエルグランドという国産フルサイズミニバンの先駆けとなったブランドは、現行モデルにおいても魅力は衰えていないと思います。

特にデザインにおいてその事が色濃く感じられます。大ヒットした初代および2代目FRベースなのでFFの現行3代目とコンポーネントは違いますが、そのテイストはしっかりと継承されています。

カスタムアップミニバンの先駆け

引用:https://carview.yahoo.co.jp/

思えば初代エルグランドがヒットしたのはアメ車ミニバン、具体的にはシボレーアストロ辺りのイメージを上手く取り入れたデザインによるところが大きかったかも知れません。

また日産は系列にオーテックNISMOといったワークスチューナーを昔から擁していたこともプラスに作用して、ライダーハイウェイスターといったカスタムアップしたモデルがブランドのイメージを引き上げていました。

引用:https://autoc-one.jp/

さすがに2010年デビューの現行モデルが登場してから10年近い歳月が流れましたので、他メーカーも同様のカスタムドレスアップスタイルを確立し、もはやその点が優位性とは言えなくなっています。

色褪せないLLクラス出色のデザイン

現行エルグランドのデザイン上のトピックとしては、ライバルに比べると低い全高でしょう。言うまでもなく全高を上げれば、室内にゆとりが生まれ居住性が良くなるわけですが、エルグランドはアル/ヴェルよりも120mm低いルーフ高としています。

引用:https://carview.yahoo.co.jp/

そこを強調するためか、B~Dピラーまでがブラックアウトされ、ルーフが浮いて見えるデザインになっています。クルマは一般的に背が低い方が、カッコいいとされますが、エルグランドもフルサイズミニバンとしては低くシャープなサイドビューでスポーティです。

少し前になってしまいましたが、エルグランドTVCMでバイクやスポーツカーを従え峠道快走する演出がされており、日産のアピールポイントもそこにあるようです。

前述したアメ車ビッレトグリルにインスパイアされたフロントマスク3代目も変わらず、初代から踏襲しているヘッドライト周辺の造形と相まって、ライバル車にある”威圧感”よりもスポーティさを感じさせるデザインバランスの良さが際立ちます。

ロングセラーモデルですが、度重なる年次改良で今ドキな先進安全装備はアップデートされています。またルーフ高が低いとはいえ、そもそもフルサイズミニバンなので室内が窮屈ということはなく、ハイブリッド等の拘りがなければ、まだまだ検討できるモデルだと思います。

なお、エルグランドの詳しいグレード紹介なども別ページに用意していますので、ぜひご参考に!

⇒エルグランドのおすすめグレードは?

おすすめ元祖走りのミニバン!ホンダらしい1

ホンダオデッセイ

引用:https://motor-fan.jp/

現行型オデッセイは2013年の10月に登場した5代目モデルです。上級ミニバンだったエリシオンとのモデル統合によって、オデッセイとしては初めてリアにスライドドアを採用。また2.4ℓガソリンモデルに加えて、2ℓガソリン+i-MMDという2モーター先進システムを搭載したハイブリッド車も設定されたことで注目を集めました。

オデッセイに限らずですが、ホンダ車の特徴である低床プラットフォームにより他社ミニバンよりも低めの全高ながら、キャビン内は快適で2-3列目シートへのアクセス性も犠牲になっていません。

マイチェンでホンダ流スポーティデザインに一本化

引用:http://www.hondacars-naganochuo.co.jp/

デビュー当初の5代目オデッセイは、標準車アブソルートというスポーティ系の2種展開でしたが、もともとホンダらしさが漂うアブソルートの販売がメインだったため、現行モデルはマイナーチェンジの際にアブソルート系デザイン統一されています。

オデッセイのルックスは、Lクラスミニバンながら「オラオラ感」はあまり感じられず、フロントマスクは他車に比べれば、上下に薄くシャープさが感じられます。

4代目オデッセイがフツーのワゴン車レベルの車高であったのに比べると、グッと背の高くなった現行モデルですが、傾斜の強いAピラーとフロントからサイドへと大胆に走るキャラクターラインの効果により、厚ぼったい雰囲気は皆無です。

引用:http://brog.tomorrow01.com/

そうしたエクステリアに加え、オデッセイは実際の走りの面でもホンダらしさが備わり、トータルでもっともスポーティなミニバンだと思っています。

高度なHVシステムi-MMDで燃費とパワーを両立

そのホンダらしい走り味については、ハイブリッド車で特に顕著です。

モーターだけで走るEVドライブモードを発進のみでなく街中走行など様々な場面で実行し、優れた燃費性能を実現。力強い加速が欲しい時や高速クルーズ時などはエンジンも活用、よりスポーティな走りをもたらすSレンジも備えています。

モーターは回りはじめた瞬間から最大トルクを生む特性を備えますが、オデッセイハイブリッドの走行用モーターは、実にV6 3.0ℓエンジン最大トルクに匹敵するレベルとなっていて、幅広い速度域で力強く滑らかな加速を味わうことができます。

その上、静粛性にも優れ、Lクラスミニバンにふさわしい快適性も併せ持ちます。

引用:https://www.webcg.net/

こちらもエルグランド同様デビューから少し時間が経っていますが、安全装備は二度の改良で殆ど”フル装備”状態となったHonda SENSING全車に標準となっています。

スポーティな外観走行性能が加わることで、トータルのホンダイムズを体現しているオデッセイは、低迷している販売実績以上の実力があることは間違いありません。特にHVモデル、おすすめです!

おすすめ日産を支えるMクラス販売トップモデル

日産セレナ

引用:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

現在はSUVブームとも言える中、やや存在感が薄くなりつつあるミニバンですが、ファミリーカーとして考えた場合のメリットはやはり高く、中でも経済性実用性を兼ね備えたMクラスミニバンはその中心にあります。トヨタノア三兄弟ホンダステップワゴン、これに日産セレナを加えた3車種(正確には5車種)で大勢を占めています。

その中からここではセレナおすすめモデルとさせて頂きました。

5代目となる現行モデルは2016年に登場。クラスナンバー1室内長室内幅を実現した車内で、運転席から3列目席まで乗る人すべてが、楽しく快適に移動ができるよう開発されました。さらに、二通りの開き方ができるデュアルバックドアなどミニバンの求められる基本性能は非常に高い実力を誇っています。

販売台数NO.1の実績を誇る先進ミニバン

引用:https://nissangallery.jp/

先の3車種の中では最も新しいモデルということで、機能面では多少有利なところはあるかも知れません。

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特に高速道路での同一車線内運転支援システムを最初に搭載したことや、モーターだけで走行するe-POWERの追加設定など、他の2車よりも先進性ではリードしている印象があり、その証として2018年2019年の年間(1~12月)ミニバン販売台数第一位をキープしました。

国内の玉不足が深刻化している日産にあって、ノートと並び貴重な稼ぎ頭となっています。

引用:https://www.nikkan.co.jp/

似たり寄ったりの1.5BOXミニバンにあって、セレナ2019年夏のマイナーチェンジフロントマスクを中心に押し出し感のある顔に変わりました。

特にハイウェイスター系に顕著で、Vモーショングリルを強調したミニエルグランドとも言えるルックスになり、比較的車齢が延びてきているMクラスミニバンの中では斬新に映ります。

別ページですが、セレナの詳しいマイチェン紹介なども用意していますので、ぜひご参考に!

⇒セレナの2019年版マイナーチェンジの内容と評価

随所に光る日産こだわりのエクステリア

セレナには、ノア三兄弟やステップワゴンにはないブラックツートンルーフカラー設定があり、妙に背が高く映るミニバンエクステリアをシャープに見せる効果もあります。ルーフカラーでクルマの印象はけっこう変わります。

またハイウェイスターグレードにあるサイドスポイラーは、一見単純な三角板に見えますが、ルーフから続くテールゲート一体式ルーフスポイラーリヤガラスをつなげて空気抵抗の軽減を図るとともに、材質のクオリティピアノブラック調塗装など、地味ながら非常に吟味されたパーツとなっており、ライバル車では見られない日産の拘りが感じられます。

引用:https://img.bestcarweb.jp/

2020年日産ノートエクストレイルのフルモデルチェンジや、ジュークに変わる新コンパクトSUVキックスの導入なども噂されていますが、セレナ国内販売において確実に数字の読める車種として未だ貴重なモデルです。今後は販促のため魅力的な限定車も追加販売されるかも知れません。今がお買い時にあるのは間違いないモデルでしょう。

おすすめ我が道を往く”漢ミニバン”大整形は吉か凶か?

三菱デリカD:5

引用:https://response.jp/

ミニバン市場は車種が豊富で多くの選択肢が提供されていますが、中でもデリカほどニッチ市場をカバーしているモデルはないのではないでしょうか。どちらかと言えばデリカは、SUVに近いカテゴリー感があり、セレナヴォクシーを検討している方の候補には初めから入らないかも知れません。

ライバル不在のオールラウンダーミニバン

デリカD:5はフロントエンジンの1BOXミニバン先駆けともなったデリカスペースギアの後を受け、世界で唯一のオールラウンダーミニバンとして2005年に発売されました。それからおよそ12年!もちろん数度の年次改良を実施しているものの、相当に息の長いロングライフモデルとなっています。

引用:https://response.jp/

デリカD:5人気のポイントはいくつかありますが、何よりもミニバンでありながらクロカン4WDに匹敵する高い悪路走破性を持っていることです。最低地上高210mmを確保し、同門パジェロ譲りのオールホイールコントロールを搭載しています。

長く四駆を手がけてきた三菱が誇るそのシステムは、4輪のタイヤ能力をバランス良く、そして最大限発揮させることで「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を実現しています。数あるミニバンの中でも、ダントツでキャンプ場が似合うモデルでしょう。

引用:https://dressup-navi.net/

大改造を経て二度目の春が到来か!

デリカD:52019年過去最大となるマイナーチェンジを施しました。そのポイントは何と言っても「まるで別物」となってしまったフロントマスクでしょう。デビュー年度には設定がなかった三菱の新デザイン言語である”ダイナミックシールド”を全面に押し出し、一瞬ギョッとするほどのインパクトを持つになりました。

デリカD:5の詳しいマイチェン紹介は、別ページに用意していますので、ぜひご参考に!

⇒後悔しないために知っておきたいデリカD:5の不満点6つ

“カッコよさ”を基準にしているのに、なんでデリカD:5?という声も聞こえてきますが、カッコよさの定義に「個性」という側面を加えれば、デリカ全然アリじゃないでしょか。

引用:https://driver-box.yaesu-net.co.jp/

誰が見てもカッコいいマスクとなると、画一的になりがちで何年もしないうちに風景に馴染んで存在感が希薄になるものです。絶対的に台数が多くないというエクスキューズは付きますが、デリカD:5は当面の間、街で見かけると思わず目で追ってしまう車種ではないですか?

筆者も先日ショッピングモールの駐車場で、マイカーの横に”でーん”とデリカD:5が停まっており意味なくドキッとしたものです。

引用:https://autoc-one.jp/

ある意味、10年過ぎてもフルモデルチェンジできないというのは三菱の苦しい台所事情なのでしょうが、安易に製造中止にせず(パジェロは残念でしたが)、造り続けることで市場の評価を得られることもあります。

実際デリカD:5はその販売台数が年間1万台を下回ったことが一度もないばかりか、ビッグマイナーを実施する直前の数年は販売の前年超えが続いていたところです。もちろん新マスクになって以降はミニバン販売台数でトップ10に返り咲いています。

ファッションの流行ではありませんが、13年目ともなると一周回ってまた再評価される時期がやってきたのかも知れませんよ。

おすすめ地道な改良で新ベストセラーカーに!

トヨタシエンタ

引用:https://dime.jp/

最後はSSクラスコンパクトミニバンから、トヨタシエンタをおすすめします。とは言ってもライバル車となるのは、もはやホンダフリードくらいしかないのが現状です。

シエンタは現行フリードよりも早いデビューでしたが、2019年度には販売実績をグイグイ伸ばし、おそらく年間(2019年度(4~3月))ミニバンナンバー1の座を日産セレナから奪い取る勢いです。

攻めたデザインと高い機能性のトヨタ最小ミニバン

引用:https://carview.yahoo.co.jp/

現行シエンタは「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」として2015年に発売され、そのエクステリアは、ミニバン=四角い箱型というこれまでの概念に捕らわれず”Active&Fun”をキーワードにトレッキングシューズをイメージした、エモーショナルなデザインでまとめられました。

その特徴は、同じ5ナンバーのMクラスミニバンのノアよりも435mmも短い全長4260mmの中に、使える3列目シートをきっちりと収めているパッケージングにあります。このシエンタ空間効率の高さは、都内などでたまに見かけるタクシー仕様のシエンタがあることからも分かります。すっかり増えたトヨタのJPN TAXIもシャーシベースはシエンタですしね。

引用:https://okayama-kotsu.com/

マイナーチェンジでロングセラーモデルへ前進!

2018年マイナーチェンジが行われたシエンタは、デビュー当初の派手感が適度に緩和され、少し洗練されたデザインになりました。

デビューモデルにはフレックストーンというコーディネートカラーのモデルがあり、イエローのボディ色ならブルーメタリックアクセントモールをあしらうなど、やや過剰気味な演出がされていました。マイナーチェンジでアクセントモールは黒に統一されたわけですが、バンパー等の形状も併せて一新されているため違和感はありません。

冒頭にも書きましたが、シエンタの販売は伸びていてデビュー後5年目に入っていることを考えると驚異的な数字です。

SSクラスミニバンという制約が多い中で、最大限に空間を生かし切るパッケージと、魔法のようとも言われる3列目シート格納方式などにシエンタの実力が、今持って一級品であることを裏付けています。

少し大人びたルックスも加わったことで、しばらくはクラストップのモデルに君臨していくでしょうね。

引用:https://www.webcg.net/

以上、ミニバンおすすめ5選をご紹介しました。

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