後悔しないために確認しておきたいレクサスRXの不満点5つ+α
最終更新日 2022/3/10
令和の現在、自動車業界は今やSUVが主役となり、どのメーカーも主力商品としてあらゆるセグメントでSUVのラインナップを充実させています。
その中でも売価が高く利益率の良いアッパークラスのプレミアムSUVは、ドル箱中のドル箱といえる存在。そんなプレミアムSUVの元祖としてグローバルに認識されているのが、レクサスRXです。
遡ること1997年、当時のカムリのプラットフォームをベースにして登場した初代RXは、「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルを開拓し瞬く間に大人気モデルへと成長。海外メーカーを含め後追いするモデルを多数輩出しました。
初代と2代目のRXは日本では”トヨタハリアー”として販売されてきましたが、レクサス店の国内オープンに伴い2009年発売の3代目からは”レクサスRX”として流通することになります(ハリアーは一旦消滅後、2013年から国内専売モデルとして独立)。開業からやや苦戦していたレクサスディーラーでしたが、このRX投入後は実績も回復していきます。
現行型は2015年にフルモデルチェンジされた4代目になります。本稿では現行RXを実際に所有した方や、体感した方の様々な口コミ情報を徹底チェック。都会派クロスオーバーの先駆けとしてワールドクラスの人気を誇る4代目RXに見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入等の参考にしてください!
目次(タップで飛べます)
最新RXのプロフィール
前述のとおり2015年にデビューした4代目RXは先代同様に好調なセールスを記録し、現在では上にLX、下にNX、UXを揃えるレクサスSUVの中核モデルとしてブランドを牽引しています。
引用:https://www.webcartop.jp/
2022年で発売から7年が経過するRXは4年目の2019年にマイナーチェンジを実施。
エクステリアは全体の雰囲気は不変ながらグリル、バンパー、ヘッドライトなどを刷新。アイコンのスピンドルグリルはL字モチーフのブロックメッシュパターンが採用され(F SPORT除く)、迫力の中に精緻さを感じさせるデザインに。ヘッドライトはよりシャープな造形へと変わり、新機軸のブレードスキャン式AHS(アダプティブハイビームシステム)が用意され、夜間の視認性がアップしました。
新規フロントバンパーにはインテーク下部に横長のフォグライトを配置。マイナー前に比べると左右のボリュームが増し、精悍さが強まった印象を受けます。
引用:https://kazuura3.com/
インテリアは造形にはさほど変化はなく、ナビのタッチディスプレイ化や充電用USBソケットの増設など実用性やプレミアム感に影響する変更が中心。ロングボディの450hLは2列目にキャプテンシートを設定、また同グレードに備わるサードシートの居住性改善も施されています。
パワーユニットに変更はありませんでしたが、スポット溶接の打点増や構造用接着剤の範囲拡大などボディ骨格を高剛性化。ハブベアリングやスタビライザーなど足回りの剛性も高めドライバビリティは格段に向上しました。
当初から標準装備する高度な予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」も年次改良等で進化を重ね、2020年の一部改良時にはパーキングサポートブレーキ等が拡充されています。
引用:https://clicccar.com/
RXの不満点を確認
不動の人気モデルだけにRXは各種サイトでの口コミボリュームも多め。もちろん2015年から時間も経過しているので比例して数も多くなりますが、今回はマイナーチェンジが行われた2019年型以降のモデルに絞ってまとめました。それらをチェックしていくといくつかオーナーさん達に共通する傾向も見られます。
本稿ではネガティブな意見の多いものについてご紹介していきます。
①エクステリアの不満点はココ
海外市場ではミドルクラスに数えられるRXですが、日本国内では十分過ぎるほど大きなクルマに括られるモデルでしょう。ロングボディのRX450hLの全長はついに5mに達します。普通でも大柄な4890mmのノーマルボディを更に110mm伸ばした3列シート仕様がセリングポイント。もちろんこのサイズ的余裕が、レクサスらしい優雅でありながらアグレッシブなエクステリアを完成させているわけです。
オーナーさんなら織り込み済みのはずですが、さすがにこれだけのサイズ感だと普段使いの中で不便を感じることも予想できます。そのあたり各種口コミサイトでは以下のような意見が上がっていました。
「自身で運転する分には、慣れてくればそれほど困ることもないが、悩ましいのは駐車中によく隣のクルマにドアパンチされること。RXは車幅があるため、必然隣車との距離が詰まりその危険性は付いて回る」
「迫力や存在感と裏腹だが、なんせデカイ。全長5m、横幅1.9mともなると、コンビニの駐車場ではギリギリ。都心部の狭いコインパーキングは何度か駐車をあきらめたことがある。とは言え小さくなったらRXの魅力は半減だし…」
引用:https://www.webcg.net/
「マイチェン前からエクステリアは非常に満足の行く造形で不満は特段なかったが、マイチェン後はフロントのサイドグリルやフォグランプ等のデザインがNXに近づいてしまいオリジナリティが下がった感がある」
「マイナーチェンジでスピンドルグリルがブロックメッシュパターンとなった事で複雑な形状となった。いいデザインだけど、自家洗車派の自分としてはフロントグリル洗浄後のふきとりにものすごく時間が掛かるようになった」
「フロントバンパーのデザイン変更により、前期型と比べてLEDフォグランプとLEDコーナリングライトの位置が下がってしまい、夜間カーブなどでの運転時に若干視認性が落ちたように感じる」
このサイズ感あってこそのRXなので問題なし!
結果的にはやはり皆さん織り込み済みのようで、そこまでサイズに対する口コミは上がっておらず、駐車場探しに気を使うといったことはあっても、取り回しについての不満はさほど見られません。
4代目RX開発で大きなポイントになったのは、先代型販売時には設定がなかった”弟分”のNXの存在でしょう。
引用:https://news.mynavi.jp/
NXがあるおかげでRXの役割が明確化し、ボディサイズ等従来の枷(かせ)を外して開発が行われました。そのため確かに全長とホイールベースは延長されましたが、一方では全高と全幅はほぼ変化しておらず、マイカーとして流通している母数が多く代替え需要の高いRX既存オーナーへの目配せにも抜かりはありません。
専用エクステリアが与えられた特別仕様車が発売中
2019年のマイチェンによるエクステリアの変更には、いくつか苦言のようなものもありましたが、ランプ類やグリルモールなど細部のディテール変更が主で、総じてマイチェン前と全体の印象が変わらなかったことは高評価につながったようです。
なお、RXにはversion Lをベースに専用色のスピンドルグリルやロワバンパー、内装を与えられた特別仕様車RX300/RX450hブラックツアラーと同エレガントツアラーが2021年末から発売中です。
引用:http://brog.tomorrow01.com/
②インテリアの不満点はココ
レクサス車を印象付けるものにはエクステリアのスピンドルグリルや車体側面の彫刻的造形などありますが、インテリアについても深い拘りを持ちます。
RXもレクサスのインテリアデザイン基本コンセプトである水平軸をパネルの低い位置にしっかりと通し、ワイド感と開放感を強調。こちらもRXからRXへの乗り換えを意識したのか、先代と同意匠の左右非対称インパネを継承します。そんなRXですからインテリアへの評価はどうなのか、実際のオーナーさん達の声も気になりますが口コミでは意外なところがフォーカスされていました。
引用:https://www.leon.jp/
「マイチェンで期待された内装の質感はほとんど変わらず、プラスチック感が今の流行からは遅れている。ナビ画面は手前に配置されタッチパネル式になったが、ダッシュボードが邪魔で画面下部は触りづらい。結局、リモートタッチしか使わないようになった」
「乗り換えた某ドイツ車より内装はチープ。マイチェン後もメーター回りは改良せず古いままだし、エアコン回りの樹脂っぽさも同じ。あと、カップホルダーは高級車らしく未使用時のカバーがほしい」
「UXやISよりはいくぶんスイッチ照明が充実している分マシだが、相変わらずベンツやBMWほどのアンビエントライトはないため、夜間は寂しくエンタメ性に欠けるインテリア」
「RXとはいえヒザを抱えるようにしか座れないサードシートに意味はあるのか。自分は割り切って2列シートにしたが、3列目重視ならマツダCX-8をオススメ」
引用:https://bestcarweb.jp/
「メーター類をもっと先進的なデザインにして欲しかった。最新のデジタルメーターを備えたクルマから乗り換えると、RXのメーターはちょっと物足りない。またEVモードかどうかがヘッドアップディスプレイに表示されないのも残念」
「知人のアウディに乗せてもらったが、メーターはほぼフル液晶表示。メーター内にはナビ画面まで表示する。私のRX(2019年式)はアナログ2眼で小さな液晶画面が真ん中にあるのみ。特段困ることもないが、こんなところに発売年次の古さを感じる」
樹脂箇所の質感にもうワンランクアップの要望も
上記のとおり口コミで意外に多かったのはメーターに関して。インテリアの造形や使い勝手には一部にインパネ樹脂部分の質感を指摘する声もありましたが、それらも「レクサスにしては」「RXとしては」という尺度によるものです。
むしろインテリア全体ではあまり不満意見がなかったのは、逆にRXの面目躍如といったことなのでしょうか。
引用:https://car-me.jp/
F SPORTのメーターはいいけどそれ以外のメーターは…
そのメーターについて不満を指摘しているのは、主にF SPORT以外のグレードへお乗りのユーザーさんでした。下の画像のように並べると一目瞭然ですが、F SPORTのメーターが他のレクサスモデルでも多く採用されている単眼メーター風デザインの8インチ液晶タイプなのに対して、version Lやノーマルグレードはオプティトロン式の2眼アナログメーター。左右メーターの間にはヤリスやカローラの下位グレードと同じ4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイが収まる形状。
確かに視認性に問題ないのは分かりますが、あまりに華がないというかフツー過ぎというか…RX自体の価格設定やキャラクターを考えても、せめてF SPORTメーターに統一されていればよかったのにと感じさせます。既にマイナーチェンジは終えており、このあたりは5代目へ期待するしかなさそうです。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
③機能装備についての不満点はココ
前項でインテリアに関する不満点が少なかったことはRXらしいと評しましたが、各種装備や機能についても同じような傾向でした。
通常この口コミ不満記事のまとめを執筆すると、多くのクルマで不満が集中するのは機能装備についてなのですが、そこはさすがのレクサス上位モデル。RXには特に突出したポイントはあまり見られませんでしたが、そんな中でも上がっていたものをピックアップすると以下のような意見です。
「オプション付けて総額800万円近いクルマだったのに、サンバイザー裏のバニティミラー照明が豆球って…ここLEDにしたらナンボ高くなるというのか」
「パノラマルーフは開かなくていいからNXのような1枚ガラスにして欲しかった。RXは開口するため中央部にサッシが入って広々感が台無し。開けたいなら普通のムーンルーフを選べばいいことで、開かないけど広いがパノラマのウリ。どちらも開くのではムーンルーフはただの劣化オプションでしかない」
引用:https://wansoku.com/
「レーントレーシングアシストが走行車線、追い越し車線ともに自分が思っているより右に寄ってる気がする。自ら左側に寄せようとするとアシストが強引に右側に戻すのが気に食わない」
「後部座席のスカッフプレートがマイチェン後から廃止になっていた。こういうコスト削減ってレクサスのブランドイメージも削減するからやめてほしい」
「パワーバックドアのキックセンサーが反応悪し!成功率は5打数1安打くらい笑。未だに要領を得ない自分の問題か、それともセンサーの問題か?」
「もはや無くてはならない機能のACC(アダプティブクルーズコントロール)だが、RXのACC操作系は古いトヨタ車のようにレバー式のまま。マイチェンで他のレクサスモデルのようにステアリングへACCなど操作系は集約されると期待したがスルー」
細かいコストカットにトヨタの血筋が感じられる?
バイザー裏のミラー用ライトがLEDではないとは少し意外でしたね。そうすると同じくスカッフプレートの削減なども、レクサスといえど実態はトヨタ車並みのコストカットがされまくっているのかも知れません。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
細かいところだと他にパームレスト下にあった小物収納スペースも地味に削除されています。一応、パッと見には目に入らない場所を厳選しているようではありますが…
バックドアのキックセンサーは慣れの問題ではないかも
珍しくパワーバックドアのキックセンサーについては、何人かのオーナーさんから同様の口コミがありました。ヒットポイントが変化することもないので、慣れの問題か本当にセンサーに不具合があるのか。
ただ口コミをチェックしていく中には、キックセンサーが近くのAMラジオ電波塔の影響を受け、動作不良となっているケースもありました。一応、取説にはハンズフリーパワーバックドアはそうした可能性があることの記載があり、ディーラーも対応してくれないとのレポートだったので、そうした機能にプライオリティが高いなら購入前に周辺確認も必要かも知れませんね。
ちなみにこの事案はRXに使用されている海外製のセンサーが原因で、ヤリスクロスなどの国内製センサーでは無問題らしく、今後そちらへ置き換わっていくことでしょう。
引用:https://car.motor-fan.jp/
④ドライビングクオリティに関する不満はココ
SUVではランクルのように悪路走破性にプライオリティのあるモデルもありますが、RXについてはそうした走破性よりも、もっと乗用車寄りの装備や都市感覚が与えられたキャラクター。それだけに評価軸はオンロード性能が中心となります。
パワーユニットや乗り心地、操安性に静粛性といった走行品質に関わるところでは、各サイト上には次のような意見が上がっていました。
「エンジンはややパワー不足。街乗りや高速をゆったり走る分には問題ないが、加速等はこの車格としては物足りない。時代の流れでダウンサイジングターボなのはわかるが、せめて2.5~3.0ℓターボ位は欲しい。排気量が小さいため、エンジンブレーキもあまり効かない」
「700万円を超えるクルマで8速ATじゃないのは少なからず不満。車体が2トンを超える重量級なのでどうしても0スタートは苦手みたい。もう少しトルクを太くしてゼロからの加速もパワフルにしてもらいたい」
引用:https://gazoo.com/
「ハイブリッドシステムが旧式のものなので、モーターからエンジンに切り替わるタイミングがとにかく早い。最新のハイブリッドシステムだとかなりの速度までモーターで走行可能だがRX450hではそういかず、今日的にはこのシステムでこの価格帯はちょっと高いと感じる」
「低速回転からの応答が遅く、ちょっともたつく。1500回転付近のトルク不足によって、流す感じの場面でも2000回転まで上げる必要がある。反面Sportモード時のシフトアップは演出されたように遅めで、アクセル開度を抑えてもエンジン回転を引っ張りすぎ。結果、静粛面でもマイナス」
「トヨタはFFベースでも8速ATを有しており、海の向こうではレクサスでなくても採用されている。FRながら日本でもクラウンの2ℓターボは8速。一体どのような要因でRXには旧式な6速ATを使い続けるのか?」
「乗り心地はフワ感高め。パノラミックルーフを付けたためなのか、初期の入力に対して柔らかめのセッティングのせいなのかよく揺すられる。ブレーキング時のノーズダイブも大きいため、早めのブレーキを心掛けている」
6速MTとCVTのトランスミッションは魅力薄
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
RXのパワーユニットは3.5ℓV6ハイブリッドと2.0ℓ直4ターボの2種。前者は新構造のシリンダーヘッドを持つV6エンジンに先代からキャリーオーバーしたハイブリッドユニット+CVTの組み合わせ。後者はレクサス初のターボとしてNXに搭載された新世代ユニットをRXにも採用、6速ATとの組み合わせも同様です。
2.0ℓ直4ターボはトルクバンドの広い、実用域では3.5ℓ並みのパフォーマンスを発揮するユニットと言われていましたが、車重のあるRXではその出足などに厳しい評価もあります。しかしそこはエンジンよりもトランスミッションに起因するとの指摘も多く、技術トレンド的には多段化が進む中、いかにファイナルドライブをローギヤ化していても6速ATでは荷が重かったようです。
次世代パワーユニットはモデルチェンジまでおあずけ
2019年のマイチェン時には”ダイナミックフォースエンジン”や”マルチステージハイブリッド”など次世代パワーユニット搭載を期待する方も多かったですが、そこはTNGAの新プラットフォームへと刷新される次期型待ちとなりました。
引用:https://autoc-one.jp/
一方、マイチェンではエンジン関係こそ変化はありませんでしたが、プラットフォームにはスポット溶接の打点を増やすと共に構造用接着剤の使用面を拡大することでボディ剛性をアップ。さらに、サスペンションのハブベアリングやスタビライザーバーの強度も上げるなど、操縦性と乗り心地改善には高い評価が見られました。
⑤バリューフォーマネーに関する不満点はココ
絶対的には高額な車両本体価格や維持費など、RXを購入するにあたっての「マネー」に関わるところも気になります。RXクラスを検討する方々なら、基本的に購入資金もある程度の水準は前提の話となるでしょうか。今では下のクラスにNXやUXという選択肢もあるので、なおのことそこは不満の対象とはなりにくいと思われます。
そして実際にRXの口コミにおけるマネーな話としては想像どおり”燃費”が話題の中心となっていました。
レクサス乗っててガソリン代を気にしてられるか、という強者(つわもの)もおられるでしょうが、クルマの絶対性能として良好な燃費は重要な評価軸。思っていたよりも厳しい現実を実感しているかのように、以下の口コミが並びます。
引用:https://wansoku.com/
「2ℓターボだが燃費は思っていたよりは遥かに悪い。今日日ハイブリッドじゃなくとも12km/ℓくらいは当然出ると思っていたが実態はその半分。4.0ℓV8ツインターボのG63の燃費が4km/ℓでも何とも思わないが、2.0ℓ直4のRXが7km/ℓは論外」
「計測してみたが燃費は10日間約130km走行でなんと6.9km/ℓ!街乗りではまったく伸びない。8速ATあたりになれば、もう少し改善されると思うが」
「燃費が現代のそれじゃないよな。今はガソリンも高騰しているし、ハイブリッドなんだからもうちょっとなんとかならないのものか」
「燃費も悪くハイオク仕様なので給油時の金額はビビるくらい高いが、私の走行距離からするとハイブリッドとの差額が帳消しになることはないので、450hの方を買う気にはならなかった」
「ガソリンターボのモード燃費10.9km/ℓもどうかと思うが、ハイブリッドにしたところで15.3km/ℓ。日常的にハイブリッドの苦手な高速をよく使うため、その恩恵は薄いと思いRX300に決めた」
厳しい燃費性能&ガソリン価格高騰のWパンチ
引用:https://www.webcg.net/
昨年来アメリカの金融政策などの影響もあり、原油高=ガソリン価格も高騰し続けています。ついに経産省がガソリンや灯油価格の抑制対策を講じる事態にまでなってきました。
そうした背景ですから、いかにレクサスオーナーとはいえハイオクを”ばか喰い”されては遠出にも迷いが出てきそうですね。もちろん多くの口コミでは燃費に不満を上げつつも、RXの車格やサイズから「仕方なし」と納得する方も多いのですが、「それでもやっぱり…」となるのが人情です。
燃費の不満にはRX300ユーザーの声が多く、RX450hユーザーはやはりハイブリッドの恩恵によるランニングコストでまだマシとの感想でしょうか。
価格差があり過ぎてハイブリッド断念派多し?
ハイブリッドのイメージが強いレクサスですが、RXでも意外にガソリン車(RX300)ユーザーは多く、おそらくはハイブリッド車(RX450h)との価格差が114万~145万円とかなりの開きがあるためと思われます。燃料代の違いによるランニングコストで差額を回収しようと思えば、年1万km以下の走行距離なら10年乗っても届かないわけで「乗りつぶす!」という方以外はガソリン車のコスパも悪くないわけです。
発売されたばかりの新型NXを見るとパワーユニットに新たなPHEV(プラグインハイブリッド)が加わりましたが、一方では純ガソリンモデルも2種類ラインナップされています。ユーザーの価値観がどんどん多様化する中で、ニーズを漏らさずカバーしていく姿勢はレクサスのハイブランドたる所以(ゆえん)でしょう。
その他にも不満あれコレ
大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところ、あるいはクルマの個体差などもあり感じ方は人それぞれですが、何点か興味深い内容もありました。
「パノラマルーフは夏場はやっぱり頭頂部が暑い。デザイン優先で付けたので後悔していないが、頭に汗をかきやすいタイプの人は慎重に判断したほうが良いかも」
「減速時の変速ショック(アクセルオフ時の自然減速)が、やや大きいのが気になる。加速時の変速ショックはそうでもないため、余計に気になってしまう」
「人気モデルの宿命ではあるが、売れすぎていて他人と被る。納車後県内のショッピングモールへ出掛けたが、往復の道中や駐車場などで軽く10台は見つけた気がする(笑)」
引用:https://minkara.carview.co.jp/
「プレミアムモデルにしては、パノラミックビューやバック時に見るモニター画質の悪さは改善してほしい」
「450hLのキャプテンシートが気に入ったので商談していたが、その場合設定でリヤエンターテインメントが付けられないのが分かり断念。付かない理由がわからん」
販売好調もそろそろ次期モデルが気になる
もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックをしてきましたから、それをもってRXの魅力度が低いかといえば、決してそうではないでしょう。ぶっちゃけますと口コミを集計するに当たっても高評価が圧倒的で、不満点を見つけるのに苦労したほど…
実際、そのことは販売実績を見ても明らかで、いかにSUVがブームの渦中にあるとはいえモデルライフ後半に入った車種としては異例の好セールスを続けています。
それだけにボチボチ上がり始めた次期型のウワサには興味津々です。TNGA思想に基づく新プラットフォームやPHEVなど新パワートレイン投入は確実で、RX人気をさらに盤石なものとするのは間違いありません。
引用:https://clicccar.com/
以上、レクサスRXの不満点をいくつか検証してみました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
レクサスRXを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
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