後悔しないために確認しておきたいレヴォーグの不満点5つ+α【口コミ多数】
最終更新日 2021/11/4
スバルは2021年度上半期(4~9月)の生産、国内販売、輸出実績を発表し、世界生産台数は前年同期比3.4%減の341,791台で2年連続のマイナスとなることが分かりました。他メーカーも同様ですが、背景には半導体使用部品の需給ひっ迫による生産調整の影響があります。そんな中、国内販売に限っては同2.7%増の41,356台でスバルとして2年ぶりのプラスへ転じました。軽を除く登録車に限ってみれば同6.1%増にもなりますが、その立役者となったのが2代目レヴォーグなのです。
源流にレガシィツーリングワゴンを頂くレヴォーグは、スバル国内販売の顔とも言えるモデル。2020年発売の現行モデルは、デビュー年に早速日本カーオブザイヤーを獲得しています。
引用:https://dime.jp/
本稿では現行レヴォーグを実際に所有した方や、体感した方の様々な口コミ情報を徹底チェック。
今や希少な存在となった国産ステーションワゴンの最新モデルであるレヴォーグのマイナスポイントを洗い出し、検証していきますのでぜひ新車購入時等の参考にしてください!
目次(タップで飛べます)
現行レヴォーグってこんなクルマ
レヴォーグはレガシィツーリングワゴンでワゴンブームを牽引したスバルが、2014年に投入したブランニューモデル。米国向けに大型化したレガシィに代わって、国内での扱いやすさに拘った設計思想も話題となりました。
2020年秋に登場した2代目レヴォーグも発売後1年が過ぎましたが、月間販売目標の2200台に対して、コロナ禍にあってもコンスタントに3000台近い実績を刻んでいます。
冒頭のとおり日本カーオブザイヤー2020-2021を受賞、今年5月には国交省主催の自動車安全性能評価JNCAPにおいて2020年度のファイブスター大賞も獲得。まさにスバルの看板車種として各方面より高い評価を得ています。
引用:https://www.bepal.net/
現行レヴォーグはエクステリアデザインに新コンセプト「ボールダー」を導入。ボールド(Bold)=「大胆な」から来ている造語ですが、具体的には前傾したシルエット、後方へ絞り込まれる塊感のあるデザイン、力強く張り出したフェンダーラインなどにその特徴を見ることができます。
やたらと背の高いSUVとは違い全高を1500mmに抑えているため、マンション等の機械式駐車場もほぼクリアできると思われ、この辺りはステーションワゴンの強みでもあります。
インテリアは従来のスバル車のイメージを覆すデジタル度高めなのが特徴。中でもEX系グレードの11.6インチの縦長ディスプレイやスバル初の12.3インチのフル液晶メーターなどは、欧州プレミアムブランドの運転席を見ているようです。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
プラットフォームもエンジンも刷新されたレヴォーグですがメカニズム面で最大のトピックは、超進化を遂げたアイサイト。2008年に業界へ先駆ける形で投入されたスバルの運転支援システム・アイサイトは、2代目レヴォーグへ搭載に当たりハードウェアが全面改良され、さらに今回は上位機能のアイサイトXも設定。ACCの渋滞時ハンズオフにも対応するなどスバル最新技術のショーケースとも呼べるモデルとなりました。
レヴォーグの不満点を確認
ということで売れ行きは上々、雑誌等のメディアによるインプレッションでも称賛にあふれるレヴォーグですが、いざマイカーとして手にした方々のリアルな声はそれらを裏付けるのかも気になります。
販売台数が多く、もともとクルマに熱いスバリスト達ですから各口コミサイトにもとても多くの意見や感想が上がっています。
それら口コミをチェックしていくといくつかオーナーさん達に共通する傾向も見られるようで、本稿ではネガティブな意見の多いものについてご紹介していきます。
①エクステリアの不満点はココ
決して安くない支払いが必要なマイカー選びにおいて、ルックスが性に合わないでは実際の購入に至ることはないでしょう。さすがのスバリストも中身が良ければ外観は気にしない!とはいかないと思いますが、2代目レヴォーグの装備や機能面での進化があまりに著しいことから、そちらにプライオリティを置いた選択もアリで決断したユーザーさんもいたかも知れないですね。
エクステリアについては以下のような口コミが見られました。
「正直、好き嫌いの分かれる”顔“で彫りの深いウーパールーパー風?デザインに賛否はあるが、どちらかといえば自分は先代が好みだった。でも中身は数段新型の方が勝っているので気にならない」
「まとまったスタイルには好感が持てる。唯一の不満はグリルとヘッドライトのバランスが好みではなく”目”が小さくてちょっとブサイク系かも知れん」
引用:https://bruder.golfdigest.co.jp/
「リヤ斜め後方からのアングルは最高にかっこいい。前に回るとマスク美人よろしく「ん?」と感じる人もいるかも。私は嫌いではないデザインだが妻は「爬虫類みたいでヤダ」とバッサリ(笑)」
「彫りが深いボディなので手洗い洗車は大変。バンパーやエアインテークの隙間、リアガラス根本の溝にボンネット奥のエアコン吸気口、フロントドアの付け根付近はホコリが溜まりやすい形になっている」
「標準ホイールをもう少しカッコイイものにして欲しかった。前所有の先代STIスポーツのホイールは良かったのに。あとGTとGT-Hグレードの外観差がほとんどない。先代はバンパーなども差別化されていたが」
「車体が大きくなり過ぎて日常生活で使いにくい。特にスーパー等では駐車枠に何とか収まる状況でドア開閉にも苦労する。スタイルは好みだが取り回しを考えれば、もう少しだけ縦横とも短い方が嬉しい」
ここからスバルの新デザインが始まる
初代と比べるとフォルム自体はキープコンセプトにも映りますが、2代目は各部のディテールにかなりの違いがあります。その背景には近年のスバルデザインテーマ「ダイナミック×ソリッド」を、前項のとおり2代目レヴォーグから「ボールダー」と呼ぶ新デザイン言語へ変更したためです。
引用:http://novaflexshow.com/
口コミで目立ったフロントマスクですが、2代目デザインの元ネタとも取れるボールダーを体現したコンセプトカー”VIZIV TOURER CONCEPT”の造形が既に小さい眼と大きなヘキサゴングリルから成っていて、完成車はその特徴をよく受け継いでいるといった感じです。
ヘッドライトの小型化で個性的なマスクに
ヘッドライトの小型化はレヴォーグに限らず今やクルマのトレンド。技術の進化が小型のLEDを生み、従来のハロゲンやHIDヘッドライトを過去のものへと追いやる時代となりました。まだ価格面でのハードルはやや残るものの、次々に採用するモデルが増えています。
ヘッドライトの形状はクルマのデザインに大きく影響するため、小型化することでデザイン設計の自由度が高まるのは言うまでもありません。
引用:https://prius-news.com/
せっかくなんだから思いっきり小さい眼にしよう、とスバルのデザイナーさんが考えたわけではないでしょうけどね。
②インテリアの不満点はココ
2代目になりエクステリアよりも大きな変更がなされたように感じられるのがインテリアの造形でしょう。かつてスバル車のインテリアと言えば、機能優先でデザインや華やかさとは無縁のような印象を持たれがちでしたが、新型レヴォーグからはアウディかボルボ辺りを連想させるような雰囲気に様変わりしました。
次項の機能面に関することを除けば、インテリアやラゲッジに関して不満の口コミ件数はそれほど多くもなく概ね高評価とも言えますが、中には次のような話も聞かれました。
「安全装備にコスト掛け過ぎたのか400万円のクルマなのに内装がイマイチ安っぽい。特にダッシュボード周りは微妙にパネル毎に色合いが違うのも気になり、ドアパネルなどがインプレッサの使いまわしなところも残念ポイント」
引用:https://www.kamitake.net/
「せっかくのサブトランクは確かに広いが、ただそれだけ。使い勝手に関してはあまり考慮していないようで、他メーカーに見られる三角停止表示板や工具を収めるスチロール系の仕切りがないのは問題。オプションにあるサブトランクボックスを標準装備にすべきだったのではないか」
「ツルツル滑るシート。何度も調整するけどしっくりこないので、体が動かないように無意識にハンドルを強く握っている。峠道等だけでなく、直線の高速道路でも体がズレる」
「先代から引き続き運転席周りの小物収納が少なく、相変わらずユーザーインターフェースも悪い。スマホの置き場所に困る微妙なスペース設計や前席ドリンクホルダーが500mlペットボトルしか想定していないこと。またシフトレバー付近の盛り上がりのせいで背の低い缶やカップは取り出しにくい」
小物入れの少なさはスバル車の伝統?
インテリアは今回スバル初の液晶メーターやディスプレイが2カ所も目立ち配置されているので、その先進性と周辺造形の質感に差が出ていると感じた方もいたようです。
引用:https://autoc-one.jp/
また、小物入れの少なさはスバリストの間では周知の事実のように言われており、レガシィアウトバックやXV、インプレッサ、果ては本年夏に発売となったばかりの新型BRZに至るまでどのモデルのインプレでも指摘されています。
スバル車は運転に集中できるコクピットであるのが第一義で、余計なものは極力そぎ落とし、、、、など擁護する声もありましたが、さて真相は?
③機能面での不満点はココ
スバルの最新技術博覧会の様相を呈しているレヴォーグですから、数多くの装備や機能がテンコ盛りです。クルマが便利で安全になっていくのは大歓迎ですが、その分操作や手順も増えていくもの。
せっかくの装備もそうしたことで煩わしさや違和感を覚えると、むしろマイナス評価へと転じてしまうこともあります。
口コミの中には機能面での不満に関して以下のような意見が上がっています。
引用:https://www.webcg.net/
「AVH(オートビークルホールド)とアイドリングストップのラストメモリができない。そのためエンジンを切るたびにまた新たに再設定が必要になるのはとにかく面倒。せめて先代のようにAVHの物理ボタンがあればまだマシなのに」
「11インチ超のセンターディスプレイは確かにインパクトは大だが、一方で多くの機能操作をこのディスプレイに集約しているのにタッチレスポンスは微妙に悪い。物理スイッチなら1アクションで完結する機能も、ディスプレイ操作だと殆どの項目で階層を一つ進めなければ目的操作ができず2アクション以上必要となる。機能よりカッコ優先ってスバルらしくない」
「ドライバーモニタリングシステムはマスクと眼鏡を掛けて車内に入った際、ユーザー認証が正しくされずセンターディスプレイの設定コマンドで再認証せねばならない。ユーザー認証はコロナ禍のご時世には不向きだ」
「アイサイトXで高速道路を走っていると、直射日光の影響でカメラのイメージセンサーが飽和するのか白線を認識出来なくなる時がある。時にはアイサイトXの全エラーが出ることもあり、光の入射角度によると思うが西日の夕暮れ頃は気をつけた方が良い」
引用:https://www.gqjapan.jp/
「ACC使用時、車線内の少し左寄りでキープするため左車線のクルマとの距離が近く感じる。ディーラーに尋ねたところ、メーカーの味付けらしく他ユーザーさんからも同様の意見はあるとのこと」
「EXグレードに標準のオーディオ関係は改善の余地多し。まずラジオやメディアといったソース別の音量調整ができないし、iPodはtouchしか対応していない。またUSBで音楽を聴くとアルバムの曲順で聞くことができない。この点は至急改善してほしい」
「ドライブモードセレクトボタンが一つしかなくデフォルトはNormal → Sports → Sports+ → individual → comfortの順番のためコンフォートにするには一周回すしかない」
「EX系に標準の大型モニターは、テレビやバック・サイド・フロントビューモニターの映像が全画面表示されるわけではないため余計に小さく見える。感覚的には7インチ以下。せっかくの画面サイズなのだからサイドとフロントビューを縦に2段で表示すればいいのに何故か16:9の1画面表示させるため縦長を全然生かせていない」
引用:https://miniz.jp/
インフォメントシステムの熟成はこれから
全口コミ中でもこの機能面に関する件数はダントツで多かったです。一つ目のAVHとアイストがエンジンを止めるとキャンセルされてしまう点については、ほぼ全てのユーザーさん達が不満に上げていたような(笑)
次いで大画面センターディスプレイの操作性、というよりは物理スイッチを廃し過ぎていることに関しても不満多めでした。タッチパネルに集約することで、スッキリとしたコンソール周りが作れるのは魅力ですが、エアコンやオーディオなど運転中に操作したくなるようなものはむしろ物理スイッチの方が安全という方々もいて、このデジタルなコクピットがスバルらしくないという評もあります(ちなみに温度調整とボリューム程度のスイッチは別に用意あり)。
最新モデルのセリングポイントであるADAS(先進安全装備)関連は日進月歩で、次々と新たな機能が加わっています。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
スバルもアイサイトなど強力なアイテムを擁し安全性は高まっているものの、一方では機械が行う制御はときにドライバーの感覚と齟齬が生じることもあります。各メーカーともより”自然な”フィーリングになるよう地道な努力を続けていますが感じ方は人それぞれ。万人を納得させる制御がいかに難しいかは想像もできます。
年次改良に熱心なスバルのこと、今後も休むことなくブラッシュアップされていくでしょう。
④装備面での不満点はココ
前項で有り余る機能についての不満点が多数集まったこともあり、2代目レヴォーグにはもう無い装備はないのではとも感じられましたが、いくつか「この装備があれば!」という声もありましたので以下にご紹介します。
「駐車時のカメラが左前方と後方しかない。従来のスバル車に比べるとレヴォーグはデザイン的に左後方などの視界は悪化しているので、ぜひともアラウンドビューモニター等の設定は欲しかった」
「アイサイトX搭載モデルに標準装備のビルトインナビにはHDMI端子がないのでFireStickやChromecastなどエンタメ系ガジェットが楽しめない。オーディオ関連も操作性など色々と不満もある」
「ハリアーのようなルームミラー一体型のドライブレコーダーが欲しい。アイサイトへの電磁的な影響がないことを検証している純正品がよいというので、高めのディーラーオプションのドラレコを付けたが操作性が悪い」
「クールでスポーティなステーションワゴンを標榜しているのに、パノラマルーフやサンルーフの設定がないのは考えられない」
パノラマルーフは次回改良で追加なるか?
いずれの未装備品もマイナーチェンジなどのタイミングで追加の可能性がありそうなものは多いように感じられます。
引用:https://www.webcg.net/
最後のサンルーフも海外での需要に比べて日本国内では人気がイマイチで装着車も徐々に減っていましたが、昨今のSUVブームもあって徐々に再燃してきています。比較的広大なルーフ面積を持つSUVにはパノラマルーフがよく似合い、電動開閉式以外にもハリアーやヴェゼル、タントのようなはめ込み式のグラスルーフ車も増えています。
ステーションワゴンのレヴォーグもルーフ面積は広く希望する方も多いのでは?確か先代レヴォーグはB型へマイチェンした際にサンルーフが追加されたはずですから、2代目でも期待したいですね。
⑤走行性能/燃費に関する不満点はココ
さて、レヴォーグ口コミ不満の真打登場ではありませんが、相当な数のユーザーさん達から上げられていたのが燃費に関する不満です。
この点もある意味スバル車テッパンの不満点であるのは、思いのほか有名な話です。燃費も含め、パワーユニットや走行品質に関するところと併せ、各種サイトでは以下のような口コミが上がっていました。
引用:https://car.motor-fan.jp/
「燃費はハッキリ言って悪い。自分は山岳地域に住んでいるので余計にだが、乗り換えた先代よりもさらに落ちている。この燃費の悪さは故障じゃないか?と疑いたくなるレベル」
「唯一の不満点がランニングコストに係る最大のコスト、燃油代。レギュラーガソリン指定だのリーンバーン燃焼だのと謳っていても23区内街乗りだと8.2㎞/ℓレベル。東名高速でも13㎞/ℓ程度しかなく昨今のガソリン代高騰も相まって維持費は想定以上」
「安全性はヨーロッパ車水準、燃費はアメ車水準。”スバルだから”と言うことは免罪符にはならない。これだけ良い車を世に送り出すメーカーとしての誇りを持ち、この分野もしっかりと取り組んで欲しい」
「さすがに街乗りオンリーだと燃費が厳しい(8〜9km/ℓ)。レギュラーガソリン仕様は良いと思うが、サステナブルが叫ばれる昨今の時流を考えるとちょっと厳しいのでは」
「低速トルクが細く走り出しには不満。特に踏み始めのアクセル微調整段階がけっこうビミョーで、渋滞気味一般道を加減速する場面では何となくギクシャクしてしまう」
引用:https://www.team-mho.com/
「エンジンパワーはあるがターボとCVTの合わせ技でレスポンスが悪いので、パワートレインを基準に選ぶ人にはおすすめできない。パワートレインのレスポンスという点についてなら日産のe-POWERやマツダのSKYACTIV-Xには全く及ばない」
環境性能を強化したe-BOXERの進化に期待
やはり燃費問題はスバルには付いて回るようで、新型レヴォーグでもかなり手厳しい評価が集まりました。
スバルが一般に燃費面では不利とされる水平対向エンジン搭載を継続しているのは軽量化や重量バランス、振動や騒音面などメリットも捨てがたいためです。
かつて世界ラリーで名を馳せたEJ20型エンジンなどの頃はパフォーマンス優先で燃費二の次となっていた時代もありますが、現行ユニットであるFB20型やCB18型はロングストローク化され、かつ直噴システムも採用して改善は進んでいます。
引用:https://www.goodspress.jp/
またフォレスターやXVなどにはe-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッドモデルも用意され、今後は業務提携しているトヨタ謹製ストロングハイブリッドの投入も視野に入ります。
もともとスバルのもう一つの顔とも言える4WDシステム=AWDも走破性を高める一方、重量増により燃費悪化の要因でした。これからハイブリッド化が進めば回生エネルギーの回収などではむしろ4WDの方が効率的であり、この辺りも燃費改善に大きく寄与していくはず。
スバルの水平対向エンジンは今後ますます改良が加わっていき、ネガ要素を廃して他社が真似できない孤高のユニットの完成形を目指していくのでしょう。
その他の不満アレこれ
大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところやクルマによる個体差もあるため、全ての事項が全てのユーザーさんへ起こることはないでしょうが、いくつか気になる口コミもありました。
「アイサイトのカメラカバーの立て付けが悪く、荒れた路面を走るとビリビリ音がかなり発生する」
「4か月過ぎてから走行中にカーナビのマルチファンクションディスプレイが再起動を繰り返す事が数回あった。ディーラーでカーナビのアップデートを行ってもらった。同症状に対しては対策アップデートが出ているらしい」
「運転中、いつもFMラジオを聞いているが受信感度がかなり悪くなった。今まで聞けていた高速のトンネル内では受信できなくなった。ディーラーで確認してもらったが異常なしとのこと」
「下取りもまずまず頑張ってくれて、オプションはなるべく控え気味にしたがそれでも400万円超えの出費に。装備満載なため仕方ない気もするが、先代のA型1.6GTアイサイトは車両価格270万円だったのに」
「A型の宿命ではあるがリコール、初期不良で5度ほど入院した。エンジン始動不良、助手席エアコン制御不可、サスブッシュ不良、アイサイト不具合、ブレーキ制御ユニット故障と初期型特有の不具合に煩わされる」
スバル車は年次改良の手を休めない
引用:http://stella55.cocolog-nifty.com/
一昔前ならクルマは新型が出て、2年後にマイナーチェンジ、4年後にフルモデルチェンジといったローテが定番でした。イマドキはクルマの耐久性や信頼性も格段に進化しているため、クルマの代あたりの寿命は延びていて普通に6年、ビッグマイナーを挟むか販売が思わしくない車種なら8年超えなどもザラです。
その分、小改良などは小まめに行われるようになりましたが、スバル車は伝統的に年に一回のペースでわりとガッツリ改良を加えていることで有名です。
先代レヴォーグを例に見ると2014年のデビュー時がA型、その後年一でB、C、D型と続きモデルチェンジ前年となる2019年にはF型が出ていますので、毎年年次改良が行われたことになります。
雑誌の試乗記等にもF型とA型では別モノといった記載もよく見られました。自身で大枚はたいて買ったモデルがすぐに前期型になるのは、ユーザーさんとしては複雑な心境でしょうね。ただスバリストの多くは改良の手を緩めないメーカーの姿勢は評価しているコメントも見られ、中にはA型を買って目立つうちに愉しみ、気に入れば熟成の進んだD型あたりへ乗り換えるというツワ者もいます。
背景にはスバル各車のリセールバリューが高めであることも考えられますが、A型を買うにあたっては「自ら人柱となる」位の覚悟が、スバリストにはあるとかないとか。
改良B型レヴォーグは間もなく登場!
もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックをしてきましたから、ではそれを持ってレヴォーグのクルマとしての魅力度が低いかといえば、決してそうではないでしょう。
実際、スバルの開発方針なら今回口コミで上がっていた不具合や使い勝手の問題点の多くは、B型以降のレヴォーグで改善が見られるはずです。
ホームページ上では既にA型は店頭在庫のみというアナウンス(2021.11.1現在)もされていますから楽しみですね。
引用:https://www.webcg.net/
国内新車販売で軽自動車やSUV、ミニバンばかりが売れている中にあっても、レヴォーグはレガシィから始まるスバルのグランドツーリング思想「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」の血統を受け継ぎ、これからも日本のためのクルマとして進化を続けていくはずです。
以上、スバルレヴォーグの不満点をいくつか検証してみました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
レヴォーグを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
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