アウトランダーPHEVのオプションを徹底調査!おすすめアイテムとナビはどれ?
最終更新日 2021/9/11
三菱自動車のアウトランダーPHEVは、国内では地味な存在ながら実は世界で一番売れているプラグインハイブリッド車です。特に欧州での人気は高く、イギリスでは最量販電動車に選ばれています。2020年中にはトヨタRAV4 PHVが登場するはずですが、現時点ではアウトランダーは世界で唯一のプラグインハイブリッドSUVなのです。
引用:https://wpb.shueisha.co.jp/
ここではアウトランダーPHEVを実際に購入しようとした際に気になる、豊富なオプションの中から厳選したおすすめアイテムをご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
アウトランダーPHEVはこんなクルマ
現在販売されているアウトランダーは2012年にフルモデルチェンジされた二代目SUVモデルです。発売時にはガソリン車のみのラインナップでしたが、わずかに遅れて世界初のプラグインハイブリッドモデルアウトランダーPHEVが追加になりました。
このPHEVのメリットは、PHVとして外部充電が出来るのはもちろん、走行中に電気モーターの充電が切れそうになれば、発電のためエンジンを掛けてモーター走行が続けられます。所謂「レンジエクステンダー」というシステムですが、PHEVが優れているのはこのエンジンを発電だけではなく、駆動力にも使える点です。
発売からおよそ8年近く経ち、その間2015年と2018年にはビッグマイナーチェンジを実施、不評だったフロントデザインの一新やパワートレイン、シャシー、安全装備などしっかりと手が加えられてきました。2019年にもオーディオやナビ等の小改良があり、現行モデルの完成度は相当に高いものとなっています。
引用:https://news.mynavi.jp/
メーカーオプションはグレード毎に厳選
アウトランダーPHEVのメーカーオプションはそれほど多くなく、トップグレードの「S-Edition」は基本全部盛りとなっていて、主に下位グレード用に設定がある感じです。
具体的なメーカーオプションは以下の通りとなっています。
この中でS-Editionを含む全タイプに選択できるのは、ルーフレールと電気温水式ヒーターです(但し、お買い得モデルG-Limited Editionは除く)。
SUVらしさがアップするルーフレールは、実際に屋根へキャリアを付けるかどうかは別にしても、ドレスアップパーツとして検討される方もいるかも知れません。
モーター走行の領域を広げるアイテム
一方の電気温水式ヒーターは、ぜひおすすめしたオプションです。
通常、クルマの暖房はエンジンの熱を利用するため、プラグインハイブリッド車でも暖房をつけるときにはエンジンが掛かります。せっかくのEV車のメリットが失われるところですが、このメーカーオプションを装着すれば、電気温水式ヒーターの熱を利用するため暖房をつけているときでもEV走行の静かな走りが楽しめます。
またこのオプションを付ければ、自分のスマホなど無線LAN端末から遠隔操作が可能になる「三菱リモートコントロール」のアプリを介して、暖房・デフロスターの設定・操作が可能です。PHEVの優れた機能を余すことなく享受したい方にはおすすめのオプションです。
後方支援システムも抜かりなく
ベーシックグレード用のオプションとなりますが、BSW/LCA(後側方車両検知警報システム)とRCTA(後退時車両検知警報システム)は必ず選びたい装備です。
リヤの電波式レーダーを用いて死角になりやすい斜め後方からの接近車両や、駐車場などで後退して出庫する際の接近車両を検知してドアミラーインジケーターの点灯で知らせる機能ですが、アウトランダー同様にライバル車でも上位グレードだけ標準化されているモデルが多く、後方支援システムは他の安全支援装備に比べるとやや装着率が遅れています。
しかし昨今の安全装備が拡充していく速度は早く、近い将来にはコンパクトカーや軽自動車にも搭載される動きとなっていくでしょう。メーカーオプションは新車購入時しか選択できませんので、将来的なクルマの価値を維持するためにもおすすめしたいところです。
車種専用音響チューニングで聴かせる
細かな改良を継続しているアウトランダーですが、2019年の9月にも一部改良が行われ、そのタイミングで導入されたのがミツビシパワーサウンドシステムです。上位2グレードには標準装備されミドルグレードのみの設定ですが、従来オーディオ系のメーカーオプションと言えば三菱車の定番はロックフォード社フォズゲートサウンドシステム9スピーカーでした。
それが今回、8スピーカー(リヤは2wayなので実質6スピーカー)のミツビシパワーサウンドシステムに切り替わりました。理由は三菱とロックフォード社のライセンス契約が終了したことによるものだそうですが、特に三菱乗りの方には親しまれてきたロックフォードサウンドなので残念に感じる方も多いのでは。
新しいミツビシパワーサウンドシステムですが、今回初設定ということではなく、筆者の知る限りでは2008年頃にもパジェロ辺りで設定されていた気がします。
特徴としてはサブウーファーを廃して、その分リヤラゲージスペースを犠牲にしていないことで、荷室が重要なSUVには適しているのかも知れません。カタログによれば新システムは6スピーカーながら、従来のものと音質的に遜色はない仕上がりとなっているそうです。
引用:https://autoc-one.jp/
まぁそれはそれとしてアンプ出力の違いやスピーカー数を比較して、オプション価格が殆ど変わらない(安くなっていない)のは少し残念な気も。
但し、元々ダイヤトーンブランドなどで三菱の音響機器は一定の評価がありますから、今回のシステムも音に拘る方にはおすすめできます。
三菱こだわりのディーラーオプションで自分仕様に
アウトランダーPHEVのディーラーオプションは、充実の品揃えでエクステリアからインテリア、ベーシック用品からEV車専用のものまでラインナップしています。また、個々のアクセサリーが細かいところまでこだわりを感じさせる仕上がりながら、いくつかはパッケージ商品としてお買い得な価格設定があるのも魅力です。
まずエクテリア関連ですが、近頃はトヨタなどでサードパーティー製品と見まがうような派手なエアロパーツが設定されたりしていますが、それに比べるとアウトランダーのエアロ用品はシンプルです。
一品ごと仕上げるこだわりのエアロ
フロント、サイド、リヤコーナーにそれぞれエアダムが用意されています。一見、シンプルなアクセサリーに見えますが、ここにはデザイナーのこだわりがあって、どのパーツも塗装部とカーボン調仕上部のツートーン構成となっています。フロントエアダムはパーツそのものが塗装部とカーボン部で分割されていますが、サイドとリヤコーナーのエアダムは一体成型のため塗分けが必要になり、パーツ用品メーカーの職人さん達がマスキングをして一つひとつ仕上げているそうです。
そこまでしてデザイン優先で商品化している点は流石です。当然、手間賃はコストに跳ね返ってきますが、ディーラーオプションでは3点をセットでお求めの方には「スタイリングパッケージ」として、単品よりも約5万円もリーズナブルな価格を設定しています。
また、エクステリア品では、エンジンフードエンブレムもおすすめ。
素材は厚みのあるハイボスカル製ステッカーで、OUTLANDERの力強い英文字がSUVとしての個性をアピールし、フロントビューを印象づけます。
おそらく元ネタは、イギリス製の高級SUVのそれと思われますが、国産車で同じアクセサリーを設定しているクルマって意外となく、アウトランダーのボンネット形状がたまたまエンジンフードエンブレムを付けやすい形状だったのでしょう。
ベーシック用品も純正ならではのクオリティ
フロアカーペット等のベーシック用品ながら三菱流のこだわりが伺えるのが、エクシードバイザーです。
見ての通りのドアバイザーですが、ボディラインにフィットしたスマートで洗練された形状になっていて、キャラクターラインにより光線や景色の写り具合で上下の表情が変わります。また、フロント後部にはOUTLANDERの英文字も入ります。
注目ポイントはフロントとリヤの繋ぎの部分で、一般的なドアバイザーはこの部分が割と単純に分割されているものですが、エクシードバイザーはその繋ぎ箇所の造形を下記のように凝ったデザインにしています。
フロントからリヤにかけてのデザイン的流れが途切れることなく、続いているように感じさせます。ドアバイザー等ベーシック用品は安価な社外品もありますが、こだわりの純正アクセサリーをおすすめします。
PHEVでナイトドライブするならコレ
インテリア関連では、PHEV車であることをさりげなくアピールするインテリアイルミパッケージをおすすめします。
三菱に限ったことではありませんが、初代プリウスの頃からハイブリッド車やEV車というと「青」がイメージカラーとして用いられていて、一般的に記号化されているようです。エンブレムに青の差し色が入るのはよく見掛けます。
この純正アクセサリーは車内を青いイルミネーションで彩り、幻想的なナイトドライブを演出します。先のスタイリングパッケージと同様に、こちらもフロア、シートアンダー、シフトノブの3点の商品構成となっていて、もちろん単体で購入することもできますが、セット販売ならお買い得な価格設定としています。
このイルミの中ではフロアイルミネーションは、ドア開閉と連動して、明るいブルーイルミが点灯。前席足元を照らし、乗降をサポートするという機能商品でもあります。他の2点は雰囲気重視の用品ですが、特にこだわりを感じさせるのはシフトイルミネーションです。
こちらはシフトノブそのものが点灯するのではなく、アームレスト下にあるLED灯がシフトを照射、青く光らせます。このLED灯の照射範囲が広すぎると、夜間明かりがフロントウィンドウ等に映り込んでしまうため、光の範囲と照射角度を細かく詰め、最も雰囲気を感じさせる状態を決定したそうです。
さらにイルミパッケージには含まれませんが、もし喫煙者の方ならLEDアッシュカップもデザイン的に統一感が出ますのでおすすめしておきます。
引用:https://response.jp/
さらにさらにエクステリア関連に戻ってしまいますが、バンパーイルミネーションも同様の意匠ですから余裕のある方はご検討ください。ポジションランプに連動して、バンパー開口部をブルーイルミネーションで照射。個性的なポジションランプの形状と相まって、フロントビューを精悍に印象づけてくれます。
まだまだありますお得パッケージ
SUVらしくラゲッジスペースへのアクセサリーも一通り全て揃っているアウトランダーですが、その中でもお得なセットパッケージがあります。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
ユーティリティパッケージがそれで、SUVの持ち味であるラゲッジルームの使いやすさをアップさせるラゲッジマットとリヤバンパープレートの2点セットになっています。ラゲッジマットはカーペットタイプの高級マットで、ラゲッジ床面の汚れを抑えるだけでなく、室内と同じ感覚でレジャーツールをたっぷりと積み込めます。
リヤバンパープレートは、バンパー上面のキズつきを抑える効果はもちろん、OUTLANDER英文字入りの格調高いアルミ風の表面処理でリヤビューのワンポイントアクセントにもなります。
PHEVの能力を最大限に引き出すには
アウトランダーPHEVは、車内に100V AC電源が備わっていますので、直接そこへコンセントを差し込めば家電等を使うことができます。但し、場合によっては電源を使いたい場所へ直接車体を持ち込むことができない場面もありますよね。
そんな時にPHEV車としての機能を拡大するための商品が「MiEV power BOX」です。商品名のMiEVとは三菱のEV車i-MiEV(アイミーヴ)から来ていますが、要はアウトランダーPHEVの急速充電コネクターに接続し、大容量の駆動用バッテリーに蓄えられた電力を、最大1500Wまで”取り出すこと“ができる製品です。
この商品が生まれたきっかけは、2011年3月の東日本大震災において三菱自動車から被災地にEV車i-MiEVが提供され、避難所の連絡車や医療関係者の移動用車両として活躍しましたが、その際、現地から「駆動用バッテリーの電力を取り出せば、災害時に大いに役立つ」との声が多く寄せられたことでした。
1500Wで連続して給電した場合、約5~6時間使用することができ、これは一般家庭の約1日分の電力消費量に匹敵する大容量です。様々な家電製品が使えることで、災害等非常時はもちろん、外出先のイベントなど様々なシーンで役立つ商品でしょう。価格は少々お高いものの、PHEV車を所有するメリットを感じさせるアイテムです。
引用:https://car-moby.jp/
最新モデルはスマホ連携ナビを標準化
アウトランダーはデビュー年次が古いため、現在のナビゲーショントレンドである大画面化やスマホ連携が難しい状況でしたが、2019年の年次改良によりボトムグレード以外には、8インチタッチスクリーンのスマートフォン連携ナビゲーションが標準化されました。
近頃は軽自動車でも9インチナビが純正で用意されているので、8インチでもイマひとつと思う向きもあるでしょうが、ナビはもちろん地上デジタル放送や動画ファイル再生、Bluetooth接続による音楽再生、ハンズフリー通話が楽しめる他、USBポートに繋げばAndroid AutoとApple CarPlayでお気に入りのアプリも満喫できるようになったのは、大きな進化です。
ディーラーオプションとしてはボトムグレード用にクラリオン製スーパーワイド7.7インチメモリーナビゲーションが用意されています。
こちらは平均的なスペックとなっていますが、ステアリングオーディオリモコンスイッチ対応やオリジナルオープニング画面、マルチアラウンドモニター対応といった純正ならではの機能やメリットを備えています。
またドライブレコーダーとセットになったお買い得なパッケージが、ここにも用意されているのは嬉しいですね。
なお、7.7インチや8インチでは満足できない!と仰る大画面信者の方には、アルパイン社の製品でフローティングビッグX11という11インチ大画面のナビも売られています(但し、三菱ロジテクノ社の純正品扱いなので小売店では販売されていません。また現在(2020.2)はカタログに記載がないため、在庫品のみの可能性もあります)。
アウトランダー専用設計というのがミソですが、オープニング画面のアウトランダーが2018年のマイチェン前のデザインなのがちょっと惜しいです。
ちなみに上位グレード希望でディーラーオプションや社外品ナビを購入予定の方は、新車注文時にあらかじめオーディオ類非装着のレスオプション(187,000円安)を選択しておく必要がありますよ。
引用:https://news.mynavi.jp/
以上、アウトランダーPHEVのおすすめオプションをご紹介しました。
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