VWTロックの不満点4つ+αまとめ!純正ナビ、アイドリングストップは改善された?後悔しないために確認しておきたいポイントとは?
最終更新日 2023/9/19
VW(フォルクスワーゲン)はビートルやゴルフなど大衆車ブランドで成長してきたメーカーですが、今ではグローバル販売のおよそ8割はクロスオーバーSUVが占めています。
もちろんこれはVWに限らず、国内外ともにそのトレンドにあることは間違いなく、ロールスロイスやランボルギーニだってSUVをラインナップしているご時世です。
VWのSUVは2023年夏時点で上からアトラス、トゥアレグ、ティグアン、Tロック、Tクロス、タイゴ(ニーヴァス)と並びますが、日本で販売されているのはティグアンからTクロスまでの中間の3車種のみ。2018年まではトゥアレグも販売されていましたが、現在は輸入が停止されています。
さて、本稿の主役Tロックは並びのとおりティグアンとTクロスの間に位置するモデルで、ベースとなっているのは先代のゴルフ7。そのことからも分かるとおりデビューしたのは2017年と6年ほど前になりますが、日本への導入は少し遅れて2020年夏です。
引用:https://www.webcg.net/
VWといえば2015年に発覚した排ガス不正問題で一時苦境に立たされましたが、そうしたイメージからの脱却を図る意味でも期待して投入されたブランニューモデルとなります。
今回のクルドラではトレンドの先端にあるクーペSUVのTロックをいち早く愛車とした方や、体感した方の様々な口コミ情報を徹底チェック。人気SUVに見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入等の参考にしてください!
目次(タップで飛べます)
Tロックのプロフィール
引用:https://www.asahi.com/
ポロをベースとするTクロスに対して先代ゴルフベースとなるTロックは、プラットフォームこそ同じものながら全長130mm、全幅で65mmほど大きいモデルとなりますが、それでも国内では日産キックスやヤリスクロスなどとほぼ同じサイズ観であり扱いやすい範疇でしょう。
エクステリアのハイライトはグッと前傾させたCピラーにより、ボディ全体をクーペのようなフォルムに見せているところ。現在のSUVには通常のSUVルックのモデルに対して、例えばメルセデスベンツGLCにはGLCクーペ、BMW X3にはX4といった感じにSUVのボディへクーペのようなグリーンハウスを被せるモデルが人気上昇中。実際の下取り価格でもクーペSUVの方がより高値を期待できます。
フロントマスクでは、左右ヘッドランプの下に独立したDリング状のデイタイムランニングライト(兼ウィンカー)が配置されるのも特徴。かなり個性的な造形で、遠くからでもTロックと分かるデザインです。
2017年にデビューしたTロックは、2022年に大がかりなマイナーチェンジを行っています。日本上陸は2020年からなのでかなり早いタイミングでのマイチェンとなりました。
ADAS系はさらに進化し最強グレード”R“も登場
引用:https://autoprove.net/
内外装の変更のほか、ADAS系(先進安全・運転支援システム)は車線維持機能がこれまでの”レーンアシスト”からACC(アダプティブクルーズコントロール)と連動した“トラフィックアシスト”に格上げ。高速道のACC走行時にはクルマ側で積極的に車線中央をトレースしてくれます。その他、ドライバーが急病等で運転できなくなった状態を検知すると自動的に緊急停止する”エマージェンシーアシスト”も追加されたほか、上位グレード用だった駐車支援機能”パークアシスト”は全車に標準装備となりました。
パワートレインは日本上陸時には2.0ℓ直4ディーゼル一種類だけでしたが、その後1.5ℓ直4ガソリンを追加。さらにマイチェンのタイミングでは、新設定された最強グレード”R”用に最高出力300PSを発生する2.0ℓ直4ガソリンターボも用意されました。
Tロックの不満点を確認
Tロックの所属するCセグメントSUVは今もっとも各社から熱いモデルが投入されているジャンル。同じ輸入車勢ではアウディQ3、BMW X2、メルセデスベンツGLA、シトロエンC4、プジョー3008などが並び、国産車ならトヨタC-HR、カローラクロス、ホンダZR-V、マツダCX-30、三菱エクリプスクロスあたり。ただ国産の場合だと車格よりも価格で考えればハリアーやCX-5、アウトランダーといったDセグメントのSUV達だって競合候補に挙がってくるはずです。
そんな厳しいジャンルに投入されたTロックですから、ライバルと比較してそれなりのアドバンテージがなければなりません。必然、購入者、ユーザーさん達の評価レベルも引き上がって行ったはずです。
ウェブ上の各種サイトに上がる口コミやレポートを細かくチェックしていくと、いくつかオーナーさん達に共通する傾向も見られました。
本稿ではそれらについてのネガティブな意見をピックアップしご紹介していきます。
なお、前述のとおり2022年にマイナーチェンジが行われているため、それ以降のモデルに関しての口コミはまだまだ少なく、以下に紹介するものはほとんどがマイチェン前のモデルとなっています。(なお本稿で引用している画像については、特に注釈のあるものを除き全てマイチェン後のモデルです)
①インテリアの不満点はココだ!
Tロックの口コミの中にはエクステリアに対するネガティブコメントはほとんど見られませんでした。
中には2022年のマイチェン前の方が好みといった意見がいくつかあった程度で、やはりクーペSUVともなればルックスが命、といえるところもあるでしょうか。
反面、インテリアについては中々に厳しい意見も上がっており、Tロックの別の顔を見るかのようでした。
各口コミサイト上には次のようなコメントが並んでいます。
「400万円以上もするクルマの質感と考えれば、リアは問題外としてもフロント周りさえハードプラスチック仕上げの低い質感。僅かなコストでも削減しようとしているのが見え見えで、カジュアルな雰囲気に全振りしているつもりか知らんが、フランス車のようには成れず、国産でも質感の高い内装のCX-30と比べると残念感しかない」
引用:https://togari31.com/
「率直に言って、本体価格が400万円超えCセグ輸入車としては、Soチープ!別に私はソフトパット至上主義という訳ではないが、肌触りがソフトな素材を使った部分はほぼ無く、ハードプラ感が過ぎる」
「質素なインパネ周りは、”決して高い素材を使っている訳ではないけれど、センスやデザインの妙で安っぽく見えないフランス車”のようにはなっていない。別に素材が硬いからダメというわけではなく、表面のテカテカぶりなど素材やシボ入れに気遣いがないことが伝わってくる」
「シートの座り心地はVW流だが、上位グレードに採用されるマイクロフリースの使用面積が、ゴルフ7等より明らかに小さく、ここにもコストセーブの陰を感じる」
「全長4245mmだから仕方ないが後席の足元は広くない。また、家族は後席にリクライニングが付かないので窮屈さを感じると言っていた」
「長期旅行時には不足するラゲッジ容量。後席を1つ倒せばそれなりに載るが、通常時のラゲッジはベビーカーを入れるとキャリーケース1つくらいしか入らない。本当は4WDのRが欲しかったが、こちらは四駆機構のためさらに狭くなるので諦めた」
「とにかく荷物が載らない。3人家族でコストコへ買い物に行った時、トイレットペーパー、キッチンペーパー、その他食品等もろもろ買うと車内はパンパン。そんな状態で走り出すとトノカバーが高さのある荷物に触れ、必ずといっていいほど外れてしまう」
引用:https://gazoo.com/
直近のVWの課題は質感低下にあるのは間違いない
インテリアに関する不満の大部分は、インパネアッパー部やドアインナートリムのハードな樹脂成形パネルのむき出し、オーナメントやドアレバーなどの加飾要素の粗雑さなど”質感”に関するものです。
この質感については少し前にアップしたTクロスの口コミ不満でも同様でしたし、ゴルフなどVW全体の傾向として、近ごろよく取り沙汰されている課題です。
背景には一連の不正ディーゼル問題で多額の賠償金を負い、何ふり構わずコストカットに走っているとか、EV化戦略への莫大な投資の原資が必要で市販車は徹底したコストダウンを課している、などと言われています。残念ながら多くの口コミを読む限りは、これらの説を見事に実証、体現してしまっているようにも感じられますね。
散々なインテリアの質感ですが、2022年のマイナーチェンジ時にはかなり手が入っています。まずプラスチッキーと揶揄されてきたダッシュボードとドアトリムには、ステッチの入ったソフトパッドやレザレットを採用。ダッシュ加飾パネルはそのままですが、ツヤのあるカラーパネルから日本仕様ではマットなアルミ調になったのも、高級感の醸成に一役買っています。またこのタイミングでステアリングホイールも新設計のものに交換されました。
さらに目を惹くのはインフォテインメントディスプレイが、従来型の8インチから9.2インチへサイズを拡大。レイアウトもダッシュボード埋め込み式からタブレットライクなフローティング式に形状が変更されています。
引用:https://www.webcg.net/
口コミにはマイチェン以降のモデルのオーナーさんであっても、さらに”もう一歩“という声もありましたが、初期型ユーザーさん達にしてみれば”早くやってよ~“という感じでしょうか。まぁこればかりはクルマあるあるですけどね。
②使い勝手についての不満点はココだ!
国産、輸入車を問わずここ数年の新型モデルはADAS系の進歩に伴い、高級車のみならず大衆車クラスであっても複雑な装備が盛りだくさんとなっています。そのため機能を上手に使いこなすにしても、操作方法を覚えるところからして一苦労という場面も。
また、最近のトレンドとして物理スイッチを省略し、センターディスプレイなどのタッチ画面操作の導入も増えており、従来のアナログ的な操作感に慣れている人の反応も気になります。
もちろんスイッチ操作以外にも、SUVとして実用面でのレジャーや日常使いにおける使い勝手は重要になってきます。そのあたりの口コミを以下のとおり集めてみました。
「先進安全装備も多く、いろいろな電子デバイスが介入するので、クルマが予期せぬ動きをすることがある。慣れるまで仕方ないとは思うが、ステアリングを取られるような動きだけは止めて欲しい」
「マイチェンしたのはいいが、タッチパネル方式となったエアコンは操作するときに視線を移す必要があり危ないと思う。またパネルを見ながらでも操作しづらく、使い勝手が悪い」
「静電式エアコンパネルは揺れる車内で運転中、瞬時に目的のボタンに触れるのは難しい。温度を上げたいのに逆になったり、曇り止めをすぐ動かせなかったりと慣れてきても咄嗟に正確な操作をするのは無理」
「助手席のドアミラーは日本仕様だとアンダーミラー付きとなってしまう分、取付位置が高くなったデザインとなり、左右対称になっていない。その結果、若干死角が多めに感じられる」
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
「アイポイントが高いうえ窓が小さいため、立体駐車場などで真横にポールやガードレールがあっても、ゴルフ(前所有)では見えていたものが見えず、普段使いに煩わしさを感じる。今は走りながら事前に設置物の位置を把握しておく必要がある」
「価格的には付いていてもおかしくないと思うが、シート調整が電動ではない。それなら調整はシンプルなレバー式でいいのに何故かダイヤル式。シート倒すたびに、お茶缶のふたを開けるみたいにクルクル廻す必要があり、四十肩が悲鳴をあげている」
「ナビのDiscover Mediaは使い勝手最悪。前車旧型セレナのナビの方が10倍は使えた。TVやDVDが見られないのは良いとしても、地図表示が見にくいのとルート案内が微妙すぎ。また、頻繁にeSIMの接続が切れて、渋滞情報が表示されなくなる」
見栄えのよいタッチ式か実用性のダイヤルか
数はあまり多くないですが、2022年のマイチェンしたモデルのユーザーさん達から目立ったのはエアコンの操作パネルに関してです。運転席/助手席独立型で、タッチ式スイッチやスライダースイッチなどによって直感的に操作できることがウリですが、マイチェン前の丸い物理的なダイヤルの方が操作性に優れていたという声も。
見た目などはタッチ式の方がスマートな感じで良い気もしますが、おそらく採用した背景はパサートなどに採用されるものと同じデザインであることから、部品共有化によるコスト低減の意図もあったと類推できます。
今後はコストに余裕のあるハイクラスモデルほど、タッチ式ではなくあえて操作性、デザイン性に優れた物理スイッチを用意するようになるかも知れませんね。
VW純正ナビゲーションは不満の宝庫デス
あと、VW車の使い勝手ではどんな車種であっても膨大な不満が積み上がるのがナビゲーションやインフォメントシステムについて。Tロックも例外ではなく、相当な意見が上がっていました。
上記口コミ欄には一つだけピックアップしましたが、ここ数年に発売となったVW車はほぼ同一のシステムを搭載していると思われ、不満内容・項目も大差ありません。重複するところも多いため割愛していますが、ご興味があれば別ページになりますが以下のリンクへ飛んでご参照ください。
Tクロス⇒ VWTクロスの不満点4つ+α – クルドラ (xn--pck9byeg.com)
ゴルフ8⇒ VWゴルフの不満点5つ+α – クルドラ (xn--pck9byeg.com)
③装備アイテムについての不満点はココだ!
ドイツ本国での販売価格に対し、輸入車となる日本国内での車両本体価格は、物流コストや法規対応のためのローカライズなどを反映させるため、どうしても割高になってきます。
そのため装備アイテムについても、何でもかんでも付けていては価格も青天井。メーカーサイドでは、価格に見合う装備を厳選する必要がありますが、その結果がユーザーさん達の希望と合致するのかは難しいところです。
そんな装備アイテムに関して、ユーザーさん達からは以下のような意見が集まっていました。
引用:https://www.esquire.com/
「最上位グレードなのにシートヒーターがついていない。雪国で使用する者としてはシートヒーターとステアリングヒーターは絶対に外したくない装備。そもそもTロックはエアコンのヒーターが効き始めるのに時間がかかる。ちょっと近所へ買い物となると暖まりきる前に到着してしまう」
「ゴルフ8と比較したときの装備の古さが気になる。トラベルアシストのシステムが旧型、アンビエントライトが単色、ヘッドアップディスプレイなし、後部座席エアコン吹出口は温度設定不可などなど」
「せっかく装備されているのにACCは退化していた。車間の取り方がガサツになっていて、前と少し距離があるとガルルルルと唸らせ急接近。近づいたら急減速。下手くそな運転手のクルマに乗っているようで不快なレベル。一応、公正を期すため進化ポイントも記載しておくと、カーブ中の操舵補足だけは良くなっていたが」
「このクルマ417万円。この価格だと国産車はそれなりに上級車が視界に入る。新型のマツダCX-60だと6気筒ディーゼルのLパッケージが買える。シースルービュー付360°モニター、ブラインドスポットモニタリング、標識認識システム、運転席/助手席パワーシートなど装備面では正直負けている」
シートヒーターが欲しいなら本革とナビも??
装備面の不満点がいくつか上がりましたが、装備設定が標準でないだけで用意されているものもあります。
例えばシートヒーターやパワーシートが無い不満は多く見られましたが、実際はメーカーオプションで選択が可能です。但し、その場合はレザーシートパッケージとなってしまうため、ファブリック地でヒーターが欲しいという方には無いも同然でしょうか。
引用:https://8speed.net/
またさらにレザーシートパッケージはボトムグレードの「TSI Active」では選択できず、上位グレードから。またまたさらにレザーシートパッケージを付けたいなら、”Discover Pro“パッケージ(ナビ関連)も一緒に付けなければならないといった課金の連鎖のようなオプション設定。
これではシートヒーターだけ欲しいのに…という方にはとても選べないような設定であるとも思え、ここが不満の生じるポイントにもなっていそうです。
④走行性能についての不満点はココだ!
輸入車、とりわけドイツ車の優れているところは走行性能、もっと言えば高速走行のスタビリティの高さでしょう。
その美点はしっかりとTロックにも引き継がれていると思われますが、高速道を用いて数百キロを移動するような使い方を織り込んでいる基本性能は、シティユースが中心となる国内使用においてどういった評価なのか。もちろん走行性能にはエンジンパワーやフィールだけでなく、静粛性に乗り心地なども重要な評価軸となってきます。
そうした走行性能全般に関わる項目については、以下のような口コミが上がっていました。
「シフトアップのタイミングが2速から3速に変わるのが2200rpm近辺なので、街乗りでは妙にタイミングが合わない。ディーゼルなので音もかなり煩くなるため、かなり踏み気味でドライブしないと変速してくれない」
「2速(セカンドギア)は2200rpmまで回らないとアクセルを緩めようが、マニュアルモードでギアチェンジしようが3速にシフトアップしない。このエンジンは1800rpmあたりから音がうるさくなるので、渋滞などでゆっくり加速しているときは2速をいつまでも引っ張っている感じになり音がうるさく不快」
引用:https://carsmeet.jp/
「追加発売された1.5ℓガソリンターボに乗っているが、エンジン音が意外と大きくうるさい。その割には前車ゴルフ7ハイライン(1.4ℓ)よりパワーがない。車重も軽いのになぜ?」
「オートホールドからの解除は雑な感じ。アイドリングストップを設定していると、再始動時のモーター音もかなり大きめで、渋滞時はこれらが気になり気持ちよいドライブとは言えない」
「ハンドルが軽過ぎ。接地感があまり無くもう少し重くてもいいかと。あと買った時には余り感じなかったディーゼル特有のガラガラ音が最近気になるようになった」
「好みの問題かも知れないが、ワーゲン車全体にFFモデルのリアサスペンションが固く感じる」
「ブレーキはよく効くが、踏み始めのあたりでコツンとくる感触が悪く、止まる瞬間のブレーキを抜くコントロールがし辛い。さらにアイドリングストップ作動時にこのブレーキを抜く操作をすると意図せずエンジンが掛かってしまう」
ディーゼルターボのシフトマナー見直しは?
Tロックのパワーユニットは現在3種類も用意され、そのパワーフィールや走りの面でのコメントが多いかと思われましたが、実際にはディーゼルエンジン車の「2~3速間問題」ばかりが目立つ感じでした。
口コミに詳しくあるのでその通りですが、ようは2速と3速の間が長すぎるシフトマナーにより、エンジン音も気になるし、燃費も気になるということのようです。
いろいろと各種試乗記事や口コミサイトをチェックしてみましたが、2022年のマイチェンでそのところが改善されたことを指摘する内容を見つけることはできませんでした。
引用:https://www.webcartop.jp/
TDIエンジンは最大トルクが340Nmもあるため、そこまで引っ張らずとも小気味よくシフトアップしていけばいいと感じる方は多いと思います。
他には走行中からアイドリングストップで停車後、再発進する際のエンジン音と振動が大きいとのコメントも多めでした。残念ながらこちらについては、マイチェン後のモデルでも変化なしというものが上がっていましたので、改善には及ばなかったようです。
その他の不満アレコレ集めてみた
大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところ、あるいはクルマの個体差などもあり感じ方は人それぞれですが、何点か興味深い内容もありました。
「エンジンをかけた直後”エラーが発生しました。ETCユニットを確認してください”と時々警告が出る。もちろん不具合などなく、ディーラーでも確認してもらっているが、一向に直らない」
「ダッシュボードとピラーの合わせ目やドアトリム周辺からガタガタ、ビリビリと低級音がやたらと耳につく。ゴルフと比べてもお高いプライスなのにこのクオリティでは欲しくならない」
「長靴の裾がシートに引っ掛かるためアクセル、ブレーキが上手く踏めない。これは雪国では致命的な欠点。長靴で運転できないのでは雪国で全く使えない」
引用:https://minkara.carview.co.jp/
「些細なところでもコストダウンしていることを実感する。タイヤ脱着の際、盗難防止ボルトが標準でないこと、ホイールハウスの内張が全てABSプラスチックになっていること等、どうせ気が付かないだろうってところは手抜きも徹底」
「前車に比べるとフロントワイパーの摩擦音が大きく耳障り。ディーラーに相談するもこれはどうすることもできないと言われとても残念」
TロックはVWの貴重なグローバルモデル
もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックをしてきましたから、それを持ってTロックのクルマとしての魅力度が低いかといえば、決してそうではないでしょう。
それはまずもってTロックの販売実績を見れば分かります。登場からわずか4年で世界累計100万台が売れたVWの稼ぎ頭であることはもちろん、直近2022年の販売実績を見ても欧州ではSUVとしては堂々のNO.1(全体では3位)。日本国内でも2021年にはTクロスとTロックで輸入SUVのワン・ツーフィニッシュを飾っています。
どちらかと言えばSUVジャンルの拡充には他メーカーに比べ一歩出遅れていた感のあるVWでしたが、ここに来て一気にシェアを拡大中といった様子。
全体にVW車のイメージといえば質実剛健、華美な雰囲気はないけれど日々使い込む道具としての機能性の高さなどが挙げられるでしょう。そんな中にあってTロックはプレーンなラインや面を活かしつつ、クーペのようなスタイリッシュなシルエットに仕立てているため、VWにしては珍しく(失礼??)デザインに惚れて購入を決意する方も多いのではないでしょうか。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
確かに口コミでは質感を中心に散々な意見もあるにはありますが、その辺りは2022年のマイチェンである程度カバーされたもよう。今後ますますTロックの販売が延びていく予感がしますね。
以上、VW Tロックの不満点をいくつか検証してみました。
この記事を読んでくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうすれば一番お得な値引き交渉ができるか、次の記事でぜひチェックしてみてください。
Tロックをお得に買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
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