クルドラ

後悔しないために確認しておきたい新型日産キックスの不満点4つ+α

かつて不動であった国内自動車メーカーNO.2も今は昔。2020年現在の日産は、トヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツに次ぐ5番手(メーカー別国内販売順位)です。巨額の赤字ゴーン問題等、窮地にある日産は、経営立て直しのため今年5月中期経営計画を発表しました。

その中には工場の閉鎖生産能力の最適化などに併せ、今後18カ月の間に12の新型車を投入、内2023年度末までには新たな電気自動車2車種e-POWER搭載車両 4車種追加することも含まれていました。

引用:https://response.jp/

そんな”NISSAN NEXT”の先陣を切ることになったのが、2010年の電気自動車リーフ以来、国内では約10年ぶり新型車となる「キックス」です。

キックス人気CセグメントSUVですが、6月30日に発売されると、およそ3週間9000台受注を獲得し滑り出しは好調のようです。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

今回のクルドラでは、日産期待の新星キックスを実際に所有した方や体感した方からの様々な口コミ情報徹底チェック。好評のキックスに見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入参考にしてください!

キックスのプロフィール

クルマに詳しい方なら以前、三菱パジェロミニOEMとして販売されていた軽自動車キックスを思い浮かべるかも知れませんが、現在のキックス2016年アジアブラジル向けに開発されたコンパクトクロスオーバーです。

引用:https://car-me.jp/

そのキックスベース日本向けにリニューアルされたものが、今年発売となったモデルですが、タイミング的にはこれまで日産同セグメントを牽引してきたジューク国内販売終了に重なるため、後継車的な位置づけでもあります。

2016年発売のグローバルモデルのマイナーチェンジに併せる形で、日本仕様に見直された大きな箇所ハイブリッドe-POWER搭載運転支援技術プロパイロット採用おしゃれなデザイン3点とのこと。

引用:https://www.gqjapan.jp/

e-POWERプロパイロット日産の宝刀ながら、そもそも元のキックスには設定されていなかっただけに、そこへ盛り込むためマイチェンの域を超えた改修が行われたのは想像に難くありません。さらにデザインについても、アジア南米では大衆車でありファミリーカーでもありといった出自のものが、審美眼鋭い日本人に向けてはプレミアム感強調する方向でリデザインされました。

先行するホンダヴェゼルトヨタC-HRマツダCX-30ら強力なライバル車が並ぶ”激戦区”に投入された最新日産SUVは、独自技術活路を見出します。

引用:https://motor-fan.jp/

キックスの不満点を確認

キックスはデビュー後、まだ2カ月のモデルのために口コミボリュームはまだそれほど多くはありませんが、チェックしていくといくつかハッキリとした傾向は見られます。

本稿ではネガティブな意見の数が多い順にご紹介していきましょう。

コンパクトSUVとしては高すぎる車両価格

引用:http://musashi-rm.cocolog-nifty.com/

いきなりクルマそのものではなく「ソコか~い」と突っ込む方もいるでしょうが、クルマは価格まで含めてが”パッケージ”ですから大事なポイント。実際、市場の声も以下のように集まっているのが実態ですから仕方ありませんね。

モノが良いのはわかるが若干高いと感じてしまった。標準的なオプション込みで乗り出し350万!発売直後だから値引きも少なく、この金額なら他社の1ランク上のSUVが買えそうなところが惜しい
「286万フル装備と思いきや、なんとオーディオレスの為、約30万高価ナビレコパックが必要になり総額約380万円とのこと。なんと新型ハリアー中間グレードXのガソリンモデルとほぼ同予算となるし、マツダCX-5上位グレードにも迫る価格」

引用:https://blog.nissan.co.jp/

「ナビドライブレコーダーETCを付けたときは乗り出しでざっと350万とのこと。オプションの付け方次第では、さらに上がるが正直高いと感じた。e-POWER搭載によることなら、ちょっとクラス観に釣り合っていない高さかと思う

「350万円超購入価格にしてリヤシートセンターアームレスト無いこと。また、エアコンが左右別々のデュアルタイプではないなど同価格以下ヴェゼルには両方装備されているので、比較検討するとき注意が必要

今後のグレードバリエーションに期待!

口コミ通りクラスを考えると確かに”高い“ですが、一方で装備内容e-POWERというハイブリッドオンリーの設定、最新運転支援システム搭載を考えれば、価格相応と言えなくもない点はある程度理解されているようです。

引用:https://motor-fan.jp/

問題1グレードしか設定がないことでしょう。キックス1.2ℓガソリンターボで本体価格200万円切りグレードがあり、上級グレードにはe-POWERフル装備モデルがある、といった感じなら評価も変わっていたのでは。

もちろんローンチモデルとしてフル装備1グレードでスタートし、今後にバリエーション展開することは考えられます。タイ生産の輸入車であるところにも難しさはあるかも知れませんが、すべては売れ行き次第解決していくかも知れません。

エクステリアは頑張っている、でも内装は・・・

引用:https://minkara.carview.co.jp/

口コミ不満価格面と同じくらいのボリュームが集まっていたのが、インテリア。特に内装樹脂系パーツ質感についてです。Vモーショングリルをモチーフに、新たにデザインされたエクステリア評価が概ね好評なだけに余計にインテリアについての指摘が目立ちます。

「内装オレンジツートン部分質感高く感じたが、ダッシュボードドア内張りプラチープだ。シフトノブセレナと同じものと思っていたら、小さくオモチャみたいだった
「インパネアッパー部硬質樹脂なのは競合他車も同じだが、塗装していないためかテカテカとグロス感が強い。合皮製オーナメント部分とのメリハリが付き過ぎている。また、天井の素材新車なのに何故か毛羽立っていたのも割高プライスモデルとしては興ざめしてしまう

引用:https://tmhshiroto.com/

「液晶画面アナログ指針メーターは、リーフ流用なのか旧い。スピードメーターだけがアナログメーターなのはチグハグな感じがしたので、いっそのことスピードメーター一体の液晶画面にすればイマ風なのに。ウィンカーレバー質感クリック感にもコストダウンを感じさせる

残念なのは本革ステアリング材質ドアパネルスピーカー。同じプラスチック素材でもドアパネルのように面積の大きな箇所は色の変更モールシボ等工夫すれば見栄えはもっと良くなる
「ステアリング本革仕上げだが、質感というより”触感“が悪くざらついている。しなやかな触感がウリ本革がこれでは、所詮アジア向け商品という素性が露呈しているよう

内装の質感はアジア向けレベルなのか?

けっして色メガネで見るわけにはいきませんが、「タイ産」と聞くと「品質は?」となる方が多いのも事実

日産なら現行4代目マーチモデルチェンジ (もはや10年前の話ですが) に際して、国内生産からタイ生産に切り替わることがありましたがそのときの評価イマイチであったと記憶しています。そうした印象を引きずると余計に「キックスは大丈夫?」となるのも人情

結果としては今のところ上記のように厳しい評価多いです。特に黒い樹脂関連、具体的にはダッシュボード上面パワーウィンドウスイッチ周りのパネルリヤドアパネルなどの安っぽさ指摘されています。また、本革ステアリング質感への不満も目立ちます。

引用:https://review.kakaku.com/

エクステリア変更に比べると手抜き、あるいはコストダウンの影響がけっこう出ているとの評価ですが、インテリア日本仕様に向けセンターコンソールアームレスト新造されています。他にもインパネのパッド部分メーターパネル内の装飾など、一見グローバルモデルと同じように見えても細かい改良実施されていて、相当に手は入っているのは間違いありません。

後は生産ロットが伸びてくれば品質も安定し、小改良も加わってくるでしょう。

シート、リヤラッゲジルームの不満は?

コンパクトクロスオーバーでも各メーカーは知恵を絞り、空間効率を高めSUVらしいユーティリティ居住性を確保しています。

引用:https://car-moby.jp/

その要になるのがシートの出来ラゲッジスペースの容量になりますが、キックスでは以下のような口コミが見られました。

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「フロントシート座面が長すぎて、ひざ裏に当たってしまいとても疲れる。グローバルモデルとして作るとこの寸法になってしまうのだろうか?私より小柄な人もいると思うが、少しこの寸法サイズ感はないと思う

「2列目の居住空間はけっこう厳し目。ひざ前空間も狭いが、それ以上に気になったのが背もたれ角度直角なんじゃないかと思うくらい角度がついていて、お世辞にも居心地がいい空間ではなかった

引用:https://www.gqjapan.jp/

もう少しダッシュボード形状等に工夫新しさが欲しかった。三菱車と同じくどこか古臭い印象が拭えない。また、センターアームレストドリンクホルダースイッチ類を気にしてか短い上に、位置が低すぎ

残念なのはラゲッジルームタイヤ張り出し。そのためラゲッジは最大幅約120cmと謳われているが、実際は95cmくらいの幅の部分が大半を占めてしまっている。高さ55cm、底部奥行き80cm、上部奥行き50cmとまずまずのスペース確保しているだけにタイヤの張り出しが小さければ

引用:https://motor-fan.jp/

次世代型プラットフォームの登場はあるか?

ダイハツロッキートヨタライズ、あるいは登場したばかりのヤリスクロスなどBセグメントSUVも増えてきた中では、これまでコンパクトとされてきたCセグメントSUVも一回り大きなジャンルと見られるようになり、その分、広さ高さ数値も重要なポイントになっています。

キックスラゲッジ容量クラストップ級を誇るものの、確かにタイヤハウス張り出しなどで使い勝手をしている印象です。

引用:https://car-moby.jp/

キックス実寸で気になるのは室内幅1420mmで、ヴェゼルの1485mm、C-HRの1455mm、CX-30の1490mmよりミニマムです。室内長室内高ライバル車に引けを取りませんが、このあたりは新型とはいえ基本骨格が、2010年デビューの現行マーチと同じVプラットフォームであることによるネガな部分でしょうか。

もちろんVプラットフォーム2020年版キックスでは剛性面などで別物に近いは加えられており、そちら方面に問題はないようですが、そろそろトヨタTNGAスバルSGPのように次世代型グローバルプラットフォーム登場が待たれます。

ナビゲーション設定の”在り方”が古い

引用:https://bestcarweb.jp/

輸入車をはじめ、トヨタマツダのように新車ディスプレイモニター類標準装備化される動きは加速しています。その多くはスマートフォンとの連携を視野に入れた、コネクテッド方式が主流です。

それに対してキックスでは、少し前まで主流であった車載専用ナビゲーション別途オプション購入して取り付ける方式です。仮にナビを買わない場合は、インパネカバーすら付かないため穴が開いた状態での納車になります。まぁナビを買わないという選択肢はないという前提のようですが、前述した「価格の不満」にもナビ追い金批判が集まっていました。

「オーディオレスディーラーオプションカーナビ設定だけとは、時代の流れ逆行する大変勇気ある行為だが、日産のその目線の先にいるのはユーザーではなくディーラーカーナビメーカーのようだ

一番残念なのは、いまだにオーディオレスであること。例えば最近登場したトヨタハリアーでは、センターディスプレイ標準装備スマホ連携の標準的なアプリApple CarPlayなどにも対応しており、それがイマドキ世界基準」

「ナビ標準7インチ(税込13.2万円)と上級9インチ(税込24.9万円)を選べるのだが、驚くべき事にアラウンドビューモニター表示対応しているのは上級9インチのみ。明らかに高いオプションを買わせようとしているのが伺える

「アラウンドビューモニターは、カメラで写した映像を処理して車両上空から見ているような感覚周辺の確認が出来る利便性の高い装備だが、なんと画像電子インナーミラーに映される。車両感覚を補いたいから画像を見るのにその画像ルームミラーのように小さな画面に写されるというのに驚いた。解決するには25万円9インチナビ購入必要となる

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

トヨタマツダBMWプジョーなど今はインパネに据え置いたようなディスプレイ流行のようですが、そこをマイナーチェンジキックスに求めるのは難しいかも知れません。例えば昨年末フルモデルチェンジ新型へ移行したジューク(欧州向け)は、そのインパネを見ると据え置き型ディスプレイ標準化されていることが分かります。

ナビサイズによる機能制限はなくしてほしい!

そうした背景理解したとしてもイマイチ合点がいかないのは、口コミにもあるアラウンドビューモニター表示7インチナビでは対応できない点。確かに今回の日本仕様キックスでは、インパネソフトパッド部9インチサイズを収めるためにデザインしたがあり、できれば「そちらを」と思う気持ちも分かりますが、只でさえ選択肢の少ないキックスです。

引用:https://minkara.carview.co.jp/

予算もあることだし、ナビ位どちらのサイズを選んでも同じ機能は備えて欲しかったところです。

細かいご指摘アレこれ

大きくはくくれない部分にも様々な口コミが集まっていました。真偽のほどはさておき、感じ方人それぞれでいくつか興味深い内容もあるのでご紹介しておきます。

「シティ派モデルとはいえSUV4WD設定が無いのは??

代々日産車に乗る常連さん買い替え用というポジショニングなら、これでも充分かも知れないが、王者ヴェゼル牙城を崩すほどの完成度には及ばず、競合して勝てる内容には感じられなかった

引用:http://brog.tomorrow01.com/

現行マーチ、現行ノートなどと共有するプラットフォームは、アジア用低コストに作られたもので、クラスは同じでも欧州向け新型ジュークとは別物日本向けにわざわざ旧いシャーシを持ち込むのは、市場的にやはり軽視されている気がする

あの個性派ジューク後継車にしては、ものすごく”普通”なモデルになった

「e-POWER出力は上がったようだが、車重相殺されてしまいノートとのはさほど感じられなかった

「新世代商品群先陣を切るモデルなのだから、エンブレムも「アリア」と同じ新日産マークにして欲しかった

“やっちゃえ日産”新章の先陣を切る

中には重箱の隅を突くようなものもありましたが、もちろんここでは意図して不満点抽出チェックをしてきたわけで、ではそれをもってキックスがクルマとしての魅力度が低いのかといえば、決してそうではないでしょう。

それを裏付ける事実として、日本では今回初出となりましたが、グローバルでは冒頭にあるとおり2016年ブラジルを皮切りに、メキシコチリUAE中国台湾アメリカカナダインド順次発売され、多くの地域セグメントNO.1記録しています。

正に日産小型SUV王道はこのキックスで、日本欧州で販売されていたジュークがむしろ少数派なのです。

引用:https://autos.goo.ne.jp/

タイ産ネガに捉える向きもありますが、それはタイ国策としてEVPHEVハイブリッドを含む電動車現地生産を促進するため、税金面での優遇措置を打ち出しているからです。日産以外国産メーカーも次々と進出する予定なので、タイ電動車生産一大拠点になっていくかも知れません

これから何年掛かるかは分かりませんが、日産かつての輝きを取り戻したとき、その先兵e-POWERキックスだったね、と語り継がれる日が来ることを期待しましょう。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

以上、新型キックス不満点をいくつか検証してみました。

この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。

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