セレナの値引き相場レポート!【グレード別・2024年12月最新】80万はさすがに無理?実例データから合格ラインを算出!
最終更新日 2024/11/29
ノートと並び長く日産ラインナップの基幹として君臨するミニバンNO.1モデルのセレナ。
高い安全性と優れた機能性に裏付けされた人気と実力を兼ね備え、ニッポンのファミリーカーとして確固たるポジションを築いています。
そんなセレナの購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- セレナの効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はヴォクシーとノアが効果的
- セレナ同士を競合させるコツ
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報を書けるかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とセレナのおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年12月最新】
セレナの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 32万 | 30% |
ライバル車を出して交渉 | 28万 | 25% |
特に交渉なし | 13~15万 | 0~5% |
値引き難易度:普通 リセール価値:B-
特にe-POWERは好調な売れ行きを反映して値引きを抑えてきています。ノア、ヴォクシーが販売再開されそうなことも交渉材料にしましょう。
マイナーチェンジ直後はやや引き締められたものの、現在は大盤振る舞いゾーンに入っています。ミニバンNO.1の座もトヨタ勢に奪われ、さらにノアとヴォクシーの新型も売れ行き好調…とシェア回復のためなりふり構わず勝負してくれる販売店も目立ちます。それなりにオプションを選択すれば、片手(50万)に届く値引きレポートも上がっています。
2022年11月のモデルチェンジ後は、もう大きな改良等はないと思われます。今後はお買い得な特別仕様車などが設定され、次期型発表までつないでいくでしょう。
グレード別の値引き相場
e-POWERグレード | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (オプション含まず) |
---|---|---|
X | 299万7,500円〜 | 23万円 |
XV | 322万6,300円〜 | 24万円 |
ハイウェイスター | 329万3,400円〜 | 25万円 |
G | 347万3,800円〜 | 26万円 |
ハイウェイスターVアーバンクロム(1番人気) | 366万5,200円〜 | 27万円 |
オーテック | 391万1,600円〜 | 28万円 |
S-HYBRIDグレード | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (オプション含まず) |
---|---|---|
X | 257万6,200円〜 | 24万円 |
XV | 273万6,800円〜 | 25万円 |
ハイウェイスター | 275万8,800円〜 | 25万円 |
G | 306万1,300円〜 | 26万円 |
ハイウェイスターVアーバンクロム | 312万5,100円〜 | 27万円 |
オーテック | 322万5,200円〜 | 27万円 |
「ヴォクシーと競合させると反応が良かった」
「日産同士の競合をさせると値引きがアップした。」
などの口コミが上がってきています。
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本!
ライバル車種との競合はヴォクシー、ノアがフルモデルチェンジされたのでそれをネタに交渉すると大いに有効。
[speech_bubble type="fb-flat" subtype="L1" icon="kanrinin00.jpg" name="管理人"]日産のセールスマンはトヨタ車のことを一番意識していますので、交渉の苦手な方でもヴォクシー、ノアの名前を出すだけでもしてください。大きく緩めてくるケースも報告されています。
これらの車名を出すことにより競争意識を煽り営業マンを“どちらにするか本気で悩んでいる”と思わせれば、成約を勝ち取るためさらなる好条件が出る場合もあります。
[/speech_bubble]
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので
「セレナの悪いところが気になる…」風を装えばばっちりです。
欠点、不満点に関しては下の記事を参考にしてください。
セレナ同士を競合させれば大幅値引きも
さらにセレナ同士を競合させることも効果的。
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なる日産同士で競わせる方法も有力。
日産〇〇の〇〇の部分が違えば実際は別会社ですので、同じセレナでも違った値引きが出てきます。
基本的には、隣県まで足を伸ばせばまず間違いありません。
その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えればさらに条件が良くなることも期待できます。
手間も掛かりますが多くの店舗を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりお得な買い物ができますよ。
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。
セレナの場合は選択用品価格の概ね30%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたアクセサリー関連なら付けてもらえることもあります。
具体的には
・アームレストカバー
・インテリアパネル(センタークラスター用)
・リヤバンパープロテクター
・ラゲッジアンダーボックストレイ
・シリコンテーブルマット
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイントです。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
セレナの先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ、人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | 車線維持 |
「ディーラーオプション”増しマシ”で特大値引き出たかも!」
山形県 男性 40代
購入したグレード:e-POWER ハイウェイスター V
値引き額:45万円(オプション値引き込)
感想:私なりのセオリーなのですが初めはオプションや用品は一切付けず、車両本体のみで商談を進めます。今回セレナは値引き額は20万円で一旦打ち止めのもよう。
思ったほどの条件ではなく、かつ営業マンも商談がやりにくそうなので第2ラウンドは欲しかったオプションをアレこれ付けて再見積もりをお願いしました。
セレナはナビがディーラーオプションでしか選べないので、それだけでけっこうな額ですが一通り希望のものをチョイスしていくとついに50万円オーバーに(笑)。
最終的にはディーラーオプションを込みにした総額から、当方の希望金額を伝えてズバリ一発回答を迫ってみたところ、営業マンもノルマ達成目前なのかしぶしぶOKをもらいました。
支払金額から逆算すると車両本体からの値引きが20万なら、オプションからの値引きも20万円を超えている計算!
実際の値引きの内訳はディーラーのみぞ知るでしょうが、当方は予算の範囲に収まりイイ買い物ができたと思います。
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに、“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。
黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。交渉の限界ラインを感じたら、
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」
など、先の口コミレポートのように勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることが多いです。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
納期は1~2か月
現在の納期は1~2か月と改善傾向。ガソリン車は早ければ1か月程度。ハイブリッドのe-POWER車は2か月ほどかかります。
世界的な半導体不足で新車の納期遅れが聞かれる中、ある程度仕方ないのかなと。日産の看板車種だけに、セレナは工場で優先的にフル操業されています。売れ筋のハイウェイスター系なら納期が早まる情報も。
新古車を狙うという手も
新車を購入する際、新古車=登録済み未使用車を狙う方法もあります。実体としては中古車となりますが、ほとんど走行していないタマも多く、納期が極端に短くなるのもメリット。
特にミニバンは新古車が多く、中にはその専門店もあるくらいです。セレナのような人気車種は完売確実なので、ボディカラーやグレードもかなり幅広く展示されていることもあります。
売れ筋グレードの「ハイウェイスターV アーバンクロム」にも残価設定ローンを使えば月々16,000円で乗れる
上の画像が見積もりの例ですが、頭金100万、月々の支払い16,000円でセレナに乗ることも可能です。
グレードは1番人気のハイウェイスターV アーバンクロム、支払回数は60回(5年)、ボーナス時はなしなのでかなり現実的な条件ですよね。もちろん値引きを頑張ればもっと支払額は減ります。
「えっ?こんなに安くセレナに乗れるの???」
って感じですが、実は落とし穴があって日産のクレジットシミュレーションはオプションなしの状態でしか結果が出せないんですよね…。なのでこれにオプションを付けると支払い金額は上がります。
頭金が0だと毎月35,100円の支払いになりますので頭金は少しでもあったほうが月々が楽。ちなみに頭金50万なら月々25,600円。
セレナはリセールも悪くないので、残価設定ローンを利用するのに向いてる車種。最近では新車購入者の8割が利用しているというメーカーもありますので検討されてはいかがでしょうか。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
セレナの魅力はココだ!
引用:https://car-me.jp/
「ミニバン人気NO.1」をキャッチフレーズにしてきた日産セレナ。2020年にキックスが出るまで10年間新型車投入なしの厳しい日産国内販売において、孤軍奮闘してきたモデルです。先のキャッチフレーズも伊達ではなく、年度単位では2008年から6年連続ミニバン販売台数NO.1を獲得。現行モデルも2018年、2019年と2年連続でNO.1に輝いていて、実績に裏付けされた高い人気を誇ります。
セレナの車歴は長くミニバンという表現が定着する以前、まだワンボックスだとかキャブオーバーとか呼ばれていた頃のバネットセレナまで遡れば2021年が30年目となる計算です。現在のMクラスミニバンのフォーマットを築いたのは、初代ホンダステップワゴンだったかも知れませんが、セレナも例えば両側スライドドアやハイブリッドの設定、あるいはハイウェイスターやライダーなどエアロ系グレードの導入など、今ではミニバンなら一般的となった数々のフォーマットの先鞭を付けてきました。
また日産車が先行していた感のある先進装備、アラウンドビューモニターやECOモーター式のアイドリングストップ、駐車ガイド機能、同一車線対応運転操作支援システム”プロパイロット”などもモデルチェンジを重ねるごとに他車に先駆けて搭載され、2016年度にはJNCAP(自動車アセスメント)において”初“となる全ての予防安全装置評価で満点を獲得。決してイメージだけでない最も安全なミニバンという実績も、セレナが市場から評価される大きな要因と言えます。
e-POWER搭載で再びブレイク!
2021年現在、最新のセレナは2016年にフルモデルチェンジされた5代目モデルになります。既に発売から6年を過ぎ、その間にも小改良やマイナーチェンジで商品力をアップしてきましたが、5代目の転機となったのは2018年の改良時に新たなパワーユニット「e-POWER」を設定したことでしょう。
e-POWERとはエンジンを発電専用に使い、その電気で前輪をモーター駆動して走る”シリーズ式”と呼ばれるハイブリッドの一種です。ガソリンは使用しますが、駆動は100%電気ドライブで行うこの方式は、先行したノートに搭載され大ヒットを記録。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
満を持してセレナへ搭載され、こちらでも従来の簡易ハイブリッド「S-HYBRID」を上回る主力ユニットとなりました。ガソリンが必要なのはもちろん、エンジンまで載っていても妙に”EV車”感があるのは、リーフ等で築いた日産の電動ブランドイメージの成せる技でしょうか。
e-POWERは低燃費なのはもちろん副次的な特徴として、ワンペダルドライブがあります。これはアクセルをゆるめると発電ブレーキがかかるというモーターならではの特性を強調して、ブレーキペダルを踏まなくても停車できる機能。慣れるとペダルの踏みかえが必要なく、運転が楽になると好評です。
ハイウェイスターは流行りの”オラ顔”に
このe-POWER搭載からおよそ1年半後にはマイナーチェンジが行われ、エクステリアを中心に大幅にモデファイを受けました。
引用:https://kuruma-news.jp/
エクステリアは日産デザイン言語の進化型”ダブルVモーショングリル”が採用され、ハイウェイスター系にはより存在感を高めたクロームメッキ加飾をちりばめたグリルパターンへ変更。アルファードやエルグランドと同じ系統の迫力マスクを手に入れています。
リヤコンビランプも縦長のハイウェイスター専用にリデザインされ、ノーマルモデルとの差別化が行われています。
一方、変化の幅はハイウェイスターほどではないものの、ノーマルモデルのフロントマスクもしっかり変更を受けています。
引用:https://car.motor-fan.jp/
セレナを特徴づける切り上がったヘッドライトには、マイチェンでアダプティブLEDヘッドライト(ALH)が採用され、これは日産車としては初となる装備です。
ALH以外にもインテリジェントエマージェンシーブレーキ、標識検知機能、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱防止支援+車線逸脱警報、後側方衝突防止支援など「全方位運転支援システム」を標準化したことで全グレードが”サポカーSワイド”適用となっています。ADAS(先進安全装備)はどの代でもセレナのアドバンテージです。
全シート特等席がセレナの魅力
シンプルハイブリッドからe-POWERというフルハイブリッドへと転身となると、大型化したモーターやバッテリーを搭載する必要があり、そのしわ寄せが車内スペースに表れるクルマもありますが、ミニバンの雄セレナはその点もしっかりとクリア。
引用:https://www.webcartop.jp/
ハイブリッド用のリチウムイオンバッテリーは1列目のシート床下に配置。その分シート下に出っ張りがあり、つま先の入り具合が気になりますが、e-POWER車の2列目キャプテンシートは前後にロングスライドできるため気にならないレベルへ楽に調整可能です。
またe-POWER以外のグレードには2列目がベンチシートになる8名乗りタイプも用意。こちらは2列目のスライド機構、横スライド機構を活用すれば、乗車人数や使い方に合わせてさまざまなシートアレンジが可能です。
ミニバンのウリである3列目シートも大人が十分に座れるだけでなく、USBポートやドリンクホルダー、エアコン吹き出し口など快適装備がしっかりと備わり、安易な差別化等されていないところもセレナの魅力です。
豊富なグレード展開から好みの1台を
日産の主軸モデルともいえるセレナですから、グレード展開は豊富でライフケアビークルや特別仕様車を除いても以下のとおり全25タイプが用意されています。
整理するとエクステリア別にノーマル、ハイウェイスター、オーテックの3タイプがあり、それぞれにグレード展開も3つ。どのグレードにもエンジンは簡易ハイブリッドの2.0ℓガソリンかe-POWERが選択可能で、2.0ℓガソリンには4WDを選ぶこともできます。
なお、e-POWERは7名乗り、2.0ℓガソリンは8名乗り仕様に設定されています。
バリエーションこそ豊富ですが、販売の面では圧倒的にe-POWERのハイウェイスターが大勢を占めていて、ノーマルモデルは法人需要などで引き合いがある程度、メーカー純正カスタムのオーテックもe-POWERだと400万円超えなのがネックのようです。
引用:https://dressup-navi.net/
セレナのおすすめはVグレード
降雪地方などで生活に4WDが必要な方か家族構成により絶対8名乗車が必要な方なら、2.0ℓガソリンしか対象となりませんが、そうでない場合は必然おすすめもハイウェイスターのe-POWERで間違いないでしょう。
ハイウェイスターのグレードは無印、V、GとありますがおすすめはVグレード。
日産のホームページにも「おすすめグレード」として記載があるので、何のヒネリもありませんが実際装備内容と価格のバランスはベスト。一つ上のGグレードに備わる16インチアルミや合成皮革のプレミアムインテリアも魅力的ですが、嗜好にもよる箇所なので機能的な差異とは違うため、これで23万円ほど安くなるVのコスパに惹かれます。
逆にVよりさらに29万円ほど安い無印のハイウェイスターですが、先進ヘッドライトやプロパイロットなどセレナの目玉ADASが非装備なことや、使い勝手でも両側ハンズフリーオートスライドドア、電動パーキングブレーキなどが省略されるのでモデル終盤のセレナを買うには物足りません。
リセールバリューも合格点圏内に
中古車市場でも人気はSUVに移行しつつあるため、ミニバンもかつての勢いはなくなりましたが、それでも実用性の高さは間違いがないため手堅いマーケットを構成しています。
セレナの場合リセールバリューで見ると現在主力のe-POWERモデルは、ようやく発売から3年目を迎えるくらいの時期なので実績がそれほど豊富という状況ではありませんが、指標とできそうな数字が日産のホームページに出ています。
残価設定クレジットのページに「セレナe-POWERハイウェイスターV(2WD)」が例としてピックアップされていて、それによると5年後の買取価格を1,683,000円で保証しています。上記価格表から計算すると残価率は約47%。5年で半額近くならリセールもまずまずと言えますし、おそらく3年目だと60%は超えてくるはずです。
もっとも日産のクレジットで、日産車の話ですから多少”イロ”が付いているのではとも考えられますが、ミニバンセグメントにおけるセレナ人気は盤石であり、一般の買取店等での評価やオークションでの実績を見ても変わりません。
いずれにせよリセールを気にする期間での乗り換えが見込まれる方は、前項のとおり人気のセレナであっても”e-POWER”は外さない方が得策です。
なお、上記画像にもありますが今なら先の日産残価設定型クレジットを利用すると、初回支払月から1年間分の金利相当額をキャッシュバックしてくれるキャンペーン中です。セレナだと14万円くらいお得になる計算ですよ。
ライバル比較:セレナを抜いたトヨタヴォクシー
セレナの属するMクラスミニバンのライバルはトヨタのノア三兄弟とホンダステップワゴン、三菱デリカD:5しかありません。マツダはかつてボンゴやビアンテなど販売していましたが今はなく、スバル、ダイハツ、スズキ(OEM車だけ)もラインナップしていません。
この辺りは全社に揃うSUVと比べると、今のミニバン需要度が伝わります。
引用:https://car.motor-fan.jp/
本稿でセレナのライバルとして比較するのはトヨタヴォクシーとしました。前述のとおりセレナは2018~2019年度のミニバン販売NO.1でしたが、2020年度は陥落し一位はLLクラスミニバンのアルファードが奪取。ではMクラスではどうかと見るとここでもセレナはトップとはいかず、セレナを追い抜き上位に立ったのがヴォクシーなのです。
ヴォクシーはノア、エスクァイアと並ぶトヨタMクラスミニバン三兄弟の内の一台で、かつてはネッツ店の専売でしたが2020年の販売制度の見直しにより現在ではすべてのトヨタディーラーで購入できるようになりました。ベーシックなノア、高級路線のエスクァイア、スポーティなヴォクシーというキャラクターで、もともと3車の中では一番人気だったヴォクシーが、全店販売となったことから昨年は一気に台数を伸ばしたようです。
そうは言っても現行ヴォクシーのデビュー年はセレナよりも2年早い2014年。今年で8年目を迎えるロングセラーモデルがMクラスミニバントップの座に就いたわけで、ヴォクシーの自力の強さを窺わせます。
引用:https://bestcarweb.jp/
ライバルと比べたヴォクシーの魅力は空間効率に優れているところ。ミニバンはそもそも高い車高と相まってゆとりある室内はどれも似た感じですが、ヴォクシーは低床設計なためさらにその恩恵があります。具体的には乗降時のステップ高の低さ。スライドドアから車内へ乗り込むときのステップ高はセレナが400mmに対してヴォクシーは345mmです。そのため対応としてセレナは着座までに小さなサイドステップが備わっていて階段状になっています。
低床設計は全高の低さにもつながり、ヴォクシーはセレナより約40mm車高が低くその分走りの軽快感や自然なドライブフィールが味わえるでしょう。
ルックスは個人個人の主観がありますから何とも言えませんが、現行ヴォクシーは基本ZSというエアロ系ボディ一種類しかなく、昨年まであったノーマルボディはなくなっています。もっとも併売していたころからヴォクシーといえばエアロ系というのはテッパンで、高い人気の理由のひとつはミニ・ヴェルファイア的なルックスにあったのは確実です。そこは現行のセレナも同様で、やはりハイウェイスター系が今や主流になっています。
引用:https://car-me.jp/
インパネや運転席周りの上質感などでもヴォクシーに分があるインプレも見掛けますが、もちろんセレナが優れているところも多数あり、分かりやすいのはパワーユニット。ヴォクシーはプリウス譲りのハイブリッドを用意しますが、燃費性能では前述のe-POWERには敵いません。また、設計年次の古さからADAS関連、特にプロパイロットのようなACC(追従式クルーズコントロール)がないことや後側方車両検知や標識認識機能もヴォクシーにはなく、そうした先進運転支援装備はセレナの圧勝と言っていいでしょう。
クルマ業界では2022年中には、セレナもヴォクシーも(さらにはステップワゴンも)揃ってフルモデルチェンジされるとのウワサが聞こえています。
抜きつ抜かれつの好敵手同士の戦いは、間もなく新しいラウンドを迎えるようです。
ミニバンはNIPPON型ファミリーカーの王道
引用:https://ownerseye.co.jp/
何度か触れましたが、今はSUVが市場の主役。中にはマツダCX-8やホンダCR-Vなどミニバン同様に3列目シートを備えるモデルも出てきました。ただそれらの3列目はいずれも快適性といった面では、ミニバンレベルにはほど遠く、やはりエマージェンシーの域を出ません。
7名もしくは8名がフルに乗車する状況を考えれば、ミニバンの優位性は不動とも言え、日本のファミリーカーの王道としてこれからも魅力的なモデルが絶えることはないでしょう。
そして初代デビュー以降、各世代で販売NO.1を続けてきたセレナはもっとも期待できる1台です。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
以上、日産セレナの値引き相場レポートをお届けしました。