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後悔しないために確認しておきたいマツダ3の不満点5つ+α

最終更新日 2024/6/3

マツダの新しい時代を担う“次世代商品群”の第一弾として”マツダ3”は2019年5月から日本国内での販売がスタートしました。

マツダCセグメント商品は先代となる”アクセラ”が3代続き、さらに遡れば昭和に大ヒットした”ファミリア”がその系譜に当たります。従来のアクセラからマツダ3へと改名したのは、このクルマが全くのゼロから造り上げられたモデルであり、プラットフォームエンジンサスペンション等アーキテクチャーはもとよりドライビングポジションインフォメントシステム、果ては収納スペースに至る隅々まで新しい発想設計が盛り込まれました。

そんな気合いの入ったマツダ3ですが、デビュー後2年の成績を見ると国内外ともに”大成功”と呼ぶにはイマ一つといった状況です。

引用:https://carview.yahoo.co.jp/

もちろん背景には同じ骨格を持つSUVCX-30追加発売されたことにより、それ以降の販売実績は常に同車がマツダ3を上回っていて、そちらへ顧客が流れていったこともあるでしょう。

しかし鳴り物入りで市場投入されたマツダ3は本当にスキのないモデルであったのか?そんなところが気になりますよね。このページではマツダ3所有している方や、体感した方の様々な口コミ情報を徹底チェック。マツダ3に見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきますので、ぜひ新車購入時等の参考にしてください!

マツダ3のプロフィール

マツダ渾身のモデルであるマツダ3だけにトピックの枚挙にいとまはありませんが、まずはエクステリアデザインに高い注目が集まりました。

2012年CX-5から始まった“魂動デザイン”をより深化させた「引き算の美学」により造形されたスタイリングは、キャラクターラインを極力排除し、面の変化質感を表現。まるでショーカーの”マツダ魁(KAI)コンセプト”がそのまま市販されたようなルックスはクルマ好きの間で大きな話題になりました。

引用:https://minkara.carview.co.jp/

また従来どおりセダンファストバック(ハッチバック)の車型が用意されますが、よくある車体後半セクションの変更といったお手軽なものではなく、両スタイルのコンセプトを具現化するため徹底した造り分けがなされ、結果ボディ共通パーツヘッドライトボンネット位しかないというこだわりです。

インテリアも同様に無駄な要素を省く「引き算の美学」による造形ながら、シンプルに行き過ぎない深みがあります。ハイライトは「質感の高さ」で、Cセグの標準を超えるソフトパッドの多用や樹脂パーツの品質にもクラスレスを感じさせます。

パワーユニット2種ガソリンディーゼル、さらにマイルドハイブリッドを備えた世界初圧縮着火ガソリンエンジンe-SKYACTIV-X”の4機種を揃え、ディーゼルを除く全車に6速MT車を設定しているのもマツダらしいところです。

引用:https://www.webcartop.jp/

マツダ3の不満点を確認

マツダにはコアなファン層があり、そうしたクルマに熱い人達からの支持が特徴で、スバルやかつてのホンダ顧客層に近い感じでしょうか。特に2010年以降の新しいマツダは軽やミニバン、背高コンパクトカーからはキッパリと縁を切り、スカイアクティブ技術魂動デザインのクルマだけに特化していて、そうした企業の姿勢に共鳴する方も多いようです。

それだけに各種サイトにおけるモデルごとの口コミボリュームは多めで、マツダ3についても同様。今回、それらを細かくチェックしていくといくつかオーナーさん達共通する傾向も見られました。
特にネガティブ意見の多いものについてご紹介していきます。

インテリアに関する不満点はココ

まず初めに基本、マツダ3を実際に購入した方々の口コミなのでやはりエクステリアに関して不満を唱える内容は殆どなかったです。しいて上げれば「後部ドアの開閉音が軽い」とか「のあと汚れが目立つ形状」といった程度で、ことデザインについては絶賛の嵐といった感じ。

もちろん主観なので中には先代アクセラデザインの方が良かった、といったものもあるにはありましたが”次世代魂動デザイン”は概ね好評なようです。
反面、インテリアについての不満口コミ件数は多く、特に後席後方視界といったところに集中している印象で、具体的には以下のような意見が並びました。

よく言われる話だが”後方視界がとにかく悪い”これは本当だった。とりわけ左側後方の視界の悪さは、お世辞にも”ギリギリ”とすら言えないレベルで、半年以上たつが斜めに合流する時はいまだに怖さを感じる

引用:https://wansoku.com/

「後方視界がかなり悪い。エクステリアデザイン重視の弊害だが、もう少しだけでも視界確保へウェイトを置くことはできなかったのか。ちょっと大衆車クラスとしてはトンガリ過ぎたと感じる

「絶望的後方視界(斜め後ろがヤバい)。デザイン優先とはいえ、乗りづらいという印象を与えているのは残念。運転に自信がない方は360°モニターは必須のオプション

「デザインの関係上、後部座席が狭く天上が低い。平均身長以上成人男性が乗ると頭が天井にあたるし、定員の5人乗車ではかなり窮屈。また後部座席にはエアコンの吹き出し口USBポート等何もないので最初からおまけ程度に思っておくべき

「収納が少なく結局シフト周りピアノブラックパネルあたりが一番モノを置けるスペース。ところがこのピアノブラックパーツ擦り傷やら指紋が付きやすい。仕方なくスマホ画面用保護液を塗りケアしている

引用:https://car.motor-fan.jp/

「下位グレード内装が黒な上、照明が少ないので室内が少し暗い。夜になるとカップホルダー周りは”“と化す。ちなみにカップホルダーの奥にある貴重な?小物置きは、ホルダーにドリンクを置くと使いものにならない

デザイン優先はわかっちゃいるが

口コミでは確かに後方視界の悪さが集中砲火を浴びている印象もありましたが、ただその多くに「デザイン優先なのだから仕方なし」との見解が必ず添えられる感じでした。

当然これらはファストバックに向けて上げられたコメントであり、セダンの方なら話しは別となるようですが、如何せん口コミ件数倍以上の差でファストバックに関するものが多かったです(セダン乗りの方はおとなしい?)。

引用:https://www.sun-a.com/magazine/

クルマである以上、運転操作において死角が多いのは致命的とも言えますが、最新モデルはカメラセンサーなどセンシングデバイス進化が著しく、当然マツダ3もこうした点は抜かりなく搭載されています。逆にこうしたデバイスなくしてマツダ3デザインは成立しなかったとも言えます。

口コミ中にあったとおりメーカーオプション360°ビューモニターはあるに越したことはないですが、筆者が試乗した限り標準バックガイドモニターパーキングセンサーで、駐車程度であれば何も困ることはなかったですね。

最後の夜間車内真っ暗問題”はマツダ3に限らず、輸入車に比べると国産車は全般に暗い、というよりかイルミネーションが寂しい傾向にありますよね。

引用:https://review.kakaku.com/

こちらはディーラーオプションフットランプ&イルミネーションが用意されていますから、選ぶと少し改善されるかも知れません。

ラゲッジスペースに関する不満点はココ

流麗なデザインのマツダ3。前項に続いてやはりデザイン優先エクステリアの弊害なのか、ラゲッジスペースに関することも目立ちます。

各種サイト上には以下のような口コミが見られました。

「ラゲッジルーム先代アクセラよりも明らかに狭くなっている。以前はゴルフバッグをなんとか積めたが、マツダ3シートを倒さないとムリ。ラゲッジの左右の張り出しが大きくなってしまった

引用:https://www.webcg.net/

「リアゲート45度近く傾斜していて、最後端部の高さが低くなっているため嵩のある荷物を載せるとウィンドウ内側に干渉しやすい。ラゲッジは実際の数値はともかく下のセグメントになるマツダ2CX-3視覚的には変わらないサイズ感」

「デザインのためかボディ剛性のためかわからないが、リアゲート開口部下端からラゲッジ床面までの高さがかなりあり、重たい荷物などを出し入れするときにけっこうな段差となってスムーズにいかない

正直、後部座席ラゲッジスペースを使う頻度が高いなら、セダンCX-30あたりを選ぶ方が無難。ファストバックデザインの一点突破に共鳴できるかどうかで決めるクルマ」

ライバル”カロスポ”と比べてみると

けっこう厳しめなコメントもありますが、ファストバックデザインから受けるイメージが先行しているところも多少あるでしょうか。

引用:https://car.motor-fan.jp/

例えばガチライバルにあたりそうなカローラスポーツラゲッジと比較しみると、開口部がやや狭いとは感じられますが荷室内の実寸はさほど変わらずこのセグメントの標準的寸法と言えます。

また、一つ上の画像を見ればトノカバーの位置くらいまではわりと真っ直ぐに高さは確保され、デザイン的な特徴である極太Dピラーはその先から寝かされているのも分かります。

ラゲッジ重視ならやはりセダンがおすすめ

もちろんセリングポイントとしてアピールするほどの数値ではないので、コメ中にもあるとおりそこにこだわるならセダンおすすめです。
色気のある塊」というデザインテーマのファストバックとは対照的に、セダンは「凛とした伸びやかさ」をテーマにしている分、トランクは標準で450ℓあり奥行も1mを確保していますよ。

引用:https://www.gqjapan.jp/

機能や装備に関する不満点はココ

昨今クルマの機能装備安全運転支援の関連が急速に増えてきました。かつてのように最新装備上級車種から導入をはじめ、徐々に下位モデルへ展開していくといったスタイルも薄まり、でもコンパクトカーでも発売のタイミングで常に最新の機能が搭載される傾向にあります。
そのため豊富な機能装備すべてが、「万人の感覚」に沿う制御を提供するのは難しいと容易に想像がつきます。

マツダ3にある数多くのアプライアンスに関しても、以下のとおり多くのユーザーから様々な意見が寄せられていました。

「アイドリングストップブレーキホールドは、マニュアルと相性が悪い。渋滞のような止まるか止まらないかの間際でクラッチを切り、半クラ状態にしようとすると勝手にアイストされてしまう

このセグメントの売れ筋って1.5ℓではないだろうか。それにしては15Sグレード装備を簡略しすぎ。ヘッドライトテールランプが違うし、電動パワーシートや後部座席のエアコン吹き出し口USBポートもない。オプションがありすぎ

引用:https://www.goodspress.jp/

「オートワイパー感度が悪い。霧雨に突然フルスピードで動き出したり、けっこうなでものんびり間欠で動いていたりと制御がイマイチ。こういう細ごまとしたセンサー類制御はやはりトヨタが一番

「フューエルリッド開閉に難あり。1回で閉まった事がないので、繰り返しているとボディ凹みそうで怖い。各種スイッチ類のタッチにこだわるなら、こうしたところも手を抜いちゃだめだろう。最近試乗したMX-30では改善されていたので、ちょっと腹立たしい

「レーンキープ制御が、改善の余地がありすぎる。勝手にレーン外れていくくせに警告出してくるのは笑える。あくまでも補助的な機能に過ぎないと割り切るべきか

「フロントカメラグリルの一部がかかってしまい、視野の端を塞いでいる。もう少しカメラを突出させるべきだったのでは?あとちょっとした日陰でも点灯するくせに、真っ暗闇で何故かハイビームにならないオートライト。これホント不思議

引用:https://clicccar.com/

「MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)のアクセル開度が大胆で、6000回転まで回っていくこともある。0㎞/h発進のときは自分でアクセルを踏んだ方がマシ。また、設定している距離速度に忠実すぎて”遊び”がなさすぎる。自分でならアクセル操作速度調整できる場面でも、MRCC君だとブレーキをかけてしまう

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これからは購入後も機能がアップデート!?

マツダ3を含むマツダ車は特に年次改良が細かいことで知られていて、去年今年では何かしら違っていたりします。

最後の口コミにあったMRCCの制御なども現行モデルでは見直しがされています。また嬉しいことに本年2月には、初期モデルを購入したユーザーへ「マツダ・スピリット・アップグレード」として、無償制御プログラムなどの最新化サービスを導入しています。

e-SKYACTIV-Xエンジン搭載車は、エンジンATトランスミッションの制御プログラムをアップデート。その他のモデルにもクルージング&トラフィックサポートMRCCの制御プログラムをアップデートしてくれます。これにより例えばMRCC追従走行における加減速制御が、より人間特性に合わせた滑らかなものに変わりました。

もちろんこうした制御プログラムばかりでなく、口コミにあったいくつかの指摘も今後の年次改良見直しが進むでしょうし、15Sグレードの装備内容に対する不満も特別仕様車や追加オプションなどでの拡充に期待です。

走行性能に関する不満点はココ

マツダは”人馬一体”というスローガンを掲げているくらい「走り」とりわけハンドリングに定評のあるメーカー。ロードスターRX-7といった歴代スポーツカーに限らず、マツダ3先祖に当たる大衆車ファミリアでもこだわりの足回り第一回日本カーオブザイヤー(1980)を獲得しているほどです。

引用:https://web.motormagazine.co.jp/

それだけに操安性だけでなく、エンジンフィールレスポンス、あるいは振動静粛性など走行品質については高い期待が寄せられるのでしょう。

口コミにある代表的なコメントには以下のようなものが並んでいます。

全体に足が硬くゴツゴツする。凹凸路を走っているとリアがハウリングするかのようにピッチングが大きくなっていく現象が気になる。ファミリーカーとしての視点で考える人には、メーカーオプション16インチタイヤでダウンサイズしろと言うことか

「路面が荒れた高速では、船のような周期の長い上下揺れが不快。段差ではフロントに比べるとリアが跳ねる。またフロントヘビーなのか下り箇所から平地に入る際は、ノーズが沈み過ぎて焦ることも

「クラッチペダルのストロークが長すぎ。シフトチェンジの度に左足を大きく持ち上げる必要がある。シフトフィールもう一つで、スイッチ感が強くリンケージを通したシフトチェンジの生々しさは無かった

「20Sは良くも悪くも凡庸直4エンジン。必要最低限のパワーはあるが、パンチ力はないし、あまり回りたがらないエンジンに感じる。海外にある2.5ℓターボを設定しないならせめて、ロードスターRFグレードと同じ仕様にして欲しかった

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

「MT1速の入りが悪い。時々入らなくてニュートラルにしてクラッチを繋いでみたり、2速に入れてから1速に入れたりしている。新車のうちだけかと思っていたが、走行距離7000kmを越えた今でも変化はない」

パワーユニットの「テコ入れ」は進むのか

さすがにマツダ車と言うべきか、マニュアル車に乗っている方のコメントが目立ちました。中には1.5ℓアンダーパワーを嘆きながらも、それをMT車快活に走らせるのが楽しいといったコメントも。

ただ足回りの硬さを指摘する声は多くあり「スポーツカーとは違うのだから」といったものや、デザイン見栄え重視大径タイヤ&ホイールが原因とするものなど様々な声がありました。

また足回りハンドリングは悪くないが、エンジン魅力不足という意見も多く、2.0ℓ1.5ℓガソリンは平凡。しかし「世界初」と鳴り物入りのe-SKYACTIV-Xエンジン高過ぎて買えず。残ったディーゼルエンジンは先代の2.2ℓ1.8ℓにダウンサイジングされたため、迫力がなくなったといずれのユニットにも厳しい指摘多めです。

引用:https://news.mynavi.jp/

このあたりはマツダ6CX-3などの例を見てもパワーユニットの追加マツダがよくやる手法なので、口コミにもあった2.5ターボモデルや、ロードスター同仕様のエンジンが搭載されることも期待できるのではないでしょうか。

価格面に関する不満点はココ

本稿冒頭文で「デビュー後、マツダ3販売状況は決して良好とまでは言えない」とお伝えしましたが、その原因の一つとして多くの媒体で取り沙汰されたのが”価格”です。
特に先代アクセラライバル車と比較してみると、確実に高くなったと。むろん昨今のクルマは機能装備が増えていますから、何がどれだけ付いているかで価格も変わります。それもあり横一線で各社のモデルを比較し辛くなっていることはありますが、各種サイトでは次のような口コミも見られました。

「マツダ3は最も安いグレードでも約222万円。アレこれ付いていますと言われてもCセグ1.5ℓ車エントリーモデルにしては高すぎ。カローラスポーツも近い価格に見えるが、あちらはハイブリッドモデルでしかもマツダ3よりはちょい安」

引用:https://car.motor-fan.jp/

「装備に対し車両価格は抑えていると思うが、純正オプションパーツは高い。オシャレ店舗に改装を進めた販売店に対する支援なのか、第6世代商品群に比べ明らかに値上げしており利幅を取りすぎている印象がある

「部品点数が少なく絶対的に製造原価は低いはずのMT車AT車同じ価格にするのはテキトーすぎかなと。あと以前と違いほとんど値引きしてくれなくなったのが、馴染み客としてはちょっと残念。商品価値を落とさないためだ何だとセールス氏は言うが、それほどリセールが高いのか疑問」

「通常グレード標準装備品の状態を見れば、そこまで高いとは言わないがXグレードだけは次元が違うと思う。世界初のエンジンは魅力的だが、ボンネットの中の違いだけであの価格差は二の足を踏む。実際売れてないようだし、せっかくの技術がもったいない

「第7世代になってディーラーオプションが軒並み値上がりした。特に実用系商品よりもドレスアップ関連いい値段する。アンダースカートBBSアルミなどフル装着の”シグネチャースタイル“など魅力的だが手が出ない

引用:https://www.webcartop.jp/

装備充実と質感向上で価格はアップだが…

マツダ3価格を単純にカタログ価格旧アクセラと並べてみると、相対するグレードいずれも上昇しているため確かに「高くなっている」と言われればそうなのでしょう。

アップ幅グレードにより異なるものの、2%上がった消費税抜きで見ると10万〜20万円程度。下位グレードは安全先進装備の拡充により上昇率高めですが、それは現行マツダ3でそれらのレス仕様がないため仕方のないところ。
装備充実の上位グレード同士の比較なら、10万円行くか行かないかのレベルなのでマツダ3の劇的質感の向上を考えれば十分納得できるセンでしょう。

“世界初”エンジンは高すぎて売れない??

それに対してe-SKYACTIV-X搭載のXグレードは”気持ちは分かるが”高すぎと言わざるを得ないところ。コスト含めマツダの言い分はあるにせよ、それは売れ行きが物語っています。

そういえば口コミをチェックしていく中でもXグレード所有の方のなんと少ないことか、とも感じられました。

もっともマツダもそうした市場に反応してか、2021年モデルからXグレードにも”Smart Edition”として300万円を切るモデルを用意、e-SKYACTIV-Xの拡販を狙っていくようです。

その他もあります不満アレこれ

大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところ、あるいは初期ロットゆえクルマの個体差による不具合などもあり、感じ方は人それぞれですが何点か興味深い内容もありました。

「納車後2週間でバッテリーの完全放電、フューエルリッドの反り、ドアのパッキン破れ、ドアロック不良など初期型定番の不具合がオンパレードとなった

「フロントドアスピーカー辺りから走行中、ジリジリとノイズ音が発生する時がある。他にもマツコネ付近など運転席周辺からビビり音がする時もあり。原因不明」

「センサー系のトラブル多発。緊急ブレーキの誤作動2回、降車時にエンジンを止めても音楽が鳴り続け【スタートシステムが異常です】の表示1回、”センサー異常”のメッセージ表示頻発」

引用:https://www.kakimotoracing.co.jp/

「エンジンを掛けたままで車外に出るとアラート音が鳴るのだが、それを止める術がない。真夜中に帰ってきてガレージのシャッター開けるため一旦降車するが、ご近所に迷惑を掛けられずいちいちエンジン切るのが面倒」

標準内蔵スピーカーが特殊構造のため、サードパーティのスピーカー交換できる選択肢が極めて少なく音質のグレードアップが図りにくい

「内部の音が外に漏れないというメリットは、反面外部の音も入って来にくいということで、緊急車両、特に救急車ピーポー音がマジで聞こえない。あり得ないと言う友人には買って乗ってみろ!と言いたくなる

メーカー渾身のマツダ3は進化を続ける

もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックをしてきましたから、ではそれを持ってマツダ3のクルマとしての魅力度が低いかといえば、決してそうではないでしょう。

ネガティブ意見もあるにはありますが、それを上回る高評価の口コミも数多くありました。

引用:https://cargraphic.co.jp/

世は国産車輸入車SUVが百花繚乱といった市場環境にあり、他には軽自動車コンパクトカーが売れているくらいでCセグメントセダンハッチバックは冬の時代です。

そんな中にあってこのジャンルを今もクルマ造りの根幹に据えているのがマツダであり、絶対的な台数ではCX系SUVモデルに一歩譲るものの、今回アーキテクチャー刷新する先陣をマツダ3に担わせていることからもそれは窺えます。
電動化に進む世の中であえてSKYACTIV-X内燃機関のブレイクスルーを果たすなど、商売上手かどうかはさて置いたマツダらしいこだわりは、今どき珍しいほどに自らの哲学を感じさせるメーカー。

そうした姿勢に共感するファンには「クルマ好きの神メーカー」とも評されていますが、そのメーカー自らがメイン中のメインと呼ぶマツダ3は、今後も変わらず進化を遂げていくはずです。

引用:https://www.gqjapan.jp/

以上、マツダ3不満点をいくつか検証してみました。

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