レクサスNXの厳選おすすめオプションはどれ?後悔しないために選びたいのは!
最終更新日 2021/9/11
2020年は新型感染症の影響があり、自動車を含むあらゆる業種に影響を及ぼしていますが、2019年度の実績を見た場合、レクサスはグローバルでも日本でも過去最高の販売台数を記録していました。国内のプレミアムブランド販売実績で比べると、メルセデスベンツには及ばなかったものの、BMWやアウディは抑えてクラス2位に付けています。
レクサスはトヨタのアッパーセグメントとして1989年に誕生してからざっと30年が過ぎていますが、他の海外メジャーブランドから見ればまだまだ歴史は浅いと言えます。そうした背景を踏まえると、現在のレクサスは市場において高い評価を受けていることが分かります。
その好調レクサスも業界のご多分に漏れず、稼ぎ頭はSUVとなっていて今は上からLX、RX、NX、UXと4つのセグメントにしっかりと駒を揃えます。特に昨年はシリーズ末弟となるUXが最も売れたレクサス車となっています。
今回のクルドラではそのUXとレクサス初代SUVモデルRXに挟まれた「NX」にフォーカスし、クルマ選びの際に気になるオプション関連について徹底解説。カタログにある数多くのアイテムの中から厳選してご紹介しますので、ぜひ新車購入時の参考にしてください。
目次(タップで飛べます)
レクサスNXのプロフィール
引用:https://www.car-and-driver.jp/
2014年に発売となったNXは、当時レクサス内でもっとも小さなSUVであったため「コンパクトクロスオーバー」と謳われていましたが、実際は旧トヨタハリアーとプラットフォームを同じくするDセグメントモデル。2018年には弟分にあたるUXが登場したため、コンパクトのポジションは卒業しています。
発売から既に6年が経ち、ベースのハリアーは今年モデルチェンジされ4代目となりましたが、NXは2019年に小改良を受け現役続行中です。
引用:https://www.suv-freaks.jp/
2017年のマイナーチェンジ時にグレード名称などが変更され、現在のラインナップは2.0ℓ直4ターボの”300”と2.5ℓハイブリッドの”300h”の2タイプに標準仕様、I Package、F SPORT、version Lの4グレードを揃えます。
エクステリアは一目でレクサスと分かる巨大なスピンドルグリルを始め、深いキャラクターラインが走るボディサイドから迫力あるリアフェンダーの膨らみまで、ブランド共通のSUVルックに仕立てられています。
インテリアもレクサス感溢れる造形と素材。特にマイナーチェンジで変更された10.3インチの大型モニターを中心としたセンターコンソールまでの抑揚あるデザインは、視覚的なものだけでなく高い操作性も感じさせます。
引用:https://wansoku.com/
エンジンは前述の通り2種類用意されますが、動力性能的には大差なくパワフルなガソリンと静かで力強いハイブリッド。今は輸入車と同じくグレード名が排気量とイコールではない場合が多く、NXならどちらのエンジンも”300”となっており、2.0ℓターボでも2.5ℓハイブリッドでもいずれも3.0ℓ並みのパフォーマンスを誇るということでしょう。
満足度の高いメーカーオプションは?
グレードにより設定できる範囲が違いますが、NXのメーカーオプションはざっと以下のとおりです。
ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味です。値の張るオプションもあるため、じっくりと選択していきたいところですがクルドラ的おすすめ品としては次の6点を推します。
甲乙つけがたい!どちらのルーフでキメる?
SUVらしさを感じさせるディテールはいくつかありますが、比較的面積が大きなルーフ部分は何かしらの主張がほしいところです。
NXにはルーフへのメーカーオプションとして、パノラマルーフ、ムーンルーフ(トヨタ版サンルーフのこと)、ルーフレールの3点があります。但し、パノラマルーフとムーンルーフは当然、同時装着はムリですが、パノラマルーフとルーフレールまで同時不可なのは残念に感じる方も多いのでは?
ルーフレールは用途が違いますからね。特にアウトドアなどが趣味でボードや自転車を積みたい人、フル乗車で出掛けてラゲージに収まらない荷物をルーフボックスに収めたい人達は、パノラマルーフの装備は諦めなければなりません。
ちなみにレクサスRXにはパノラマルーフとルーフレールが同時装着オプションになっています。なんでNXはそうしないのか??
さて、パノラマルーフとムーンルーフはどちらがお得でしょうか。オプション価格はまったくの同額です。パノラマルーフのメリットは、はめ込み式のため開閉はできないけど抜群の解放感と車内を明るくしてくれること。反面デメリットは暑さ、寒さの影響が出やすい、車両重量が増える(ムーンルーフの約2倍の重さ)あたりです。
引用:https://www.rockbode.jp/
一方ムーンルーフのメリットは開閉できるので、必要な時に光を取り込め、また外気が入り換気も可能なこと。NXに限ればルーフレールも付けられます。デメリットは開口面積が小さいため、後席の方へは恩恵がないことでしょう。今のようなコロナ禍であると、「換気」って何気にメリット大きいですよね。
どちらも一長一短ありますから、ここはお好みで選んでいいと思いますが、クルドラ的にはやはり今の時期、換気ができるムーンルーフを推しておきます。
引用:https://with-x.com/
その他にもルーフレールが同時に付けられるので、後々ディーラーオプションの選択肢が広がること、またリセールバリューにおいてムーンルーフの評価はかなり高いことがあります。リサーチしてみるとオプション価格を上回る評価が付いているケースも見られました。
でも再びレクサスRXとの比較ですが、RXのパノラマルーフは前半部分が開閉可能になっています。当然価格もアップしますが、その機能があれば迷わなくてすむような気も・・・
引用:https://2ko-works.net/
プレミアムカーなら奢りたい乗り心地
NXのコンベンショナルなサスは、リニアリティを高めたセッティングが施されていて、ショックアブソーバーの減衰力を最適化し、路面の細かな振動を遮断することで快適な乗り心地を実現しています。さらにF SPORTにはヤマハ製のパフォーマンスダンパーがフロント、リヤに装着され、加えてNAVI・AI-AVSも標準です。
このNAVI・AI-AVSは、他グレードではversion Lにだけメーカーオプションで付けることができます。
引用:https://motor-fan.jp/
最近のクルマはACC、ECB、PKSB、AHBのように英文字を羅列して機能を表すことが多く、せいぜいACCくらいしか分からないよ!って人も多いでしょう。NAVI・AI-AVSという長ぁい名称の機能は、トヨタの乗り心地を快適にさせるサスペンション制御テクノロジーのことで、AVSとは電子制御減衰力可変サスペンションを指します。
具体的にはその名の通りナビゲーションのデータと連動して、進行方向先のコーナーの状況を解析処理します。このデータを基に、最適なサスペンションの減衰力を自動制御することで、安定した車両の挙動と快適な乗り心地を実現します。特に不慣れな道、夜間で連続するコーナーには役立つ機能です。
まだそれほど多くの車種に展開していませんが、プレミアムカーを選ばれる方にはぜひおすすめしたい先進装備です。
安全装備をコンプリートするならコレ
NXは予防安全システムをパッケージした「Lexus Safety System+」が標準装備ですが、安全装備は一度事故を起こせば、オプション代金など吹き飛ぶような修理代や賠償が発生する可能性もあり、ここは追加料金を投じてでもコンプリートを考えるべきでしょう。
NXに残る安全装備及び運転支援関連のメーカーオプションは、ITS Connectとブラインドスポットモニター(BSM)&リヤクロストラフィックアラート(RCTA)、それにパノラミックビューモニターです。この内、BSMとRCTAはセット装着の設定になっています。
BSMは隣車線を走る車両をレーダーで検知し、インジケーターを点灯させて注意を促してくれます。RCTAは駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知し注意を喚起してくれる装備です。正直、これらオプションがNXクラスで標準化されていないのは不満な気もしますが、チョイ乗りや駐車時の安全性がさらに高まるのは間違いありません。
また、パノラミックビューモニターも、もはや最近のクルマでは見慣れた装備ですが、上から見下ろしたような状況が把握できるこの機能は、初心者や女性にありがたいのは元より車体が大柄なSUVにこそ役立ちます。
引用:https://www.webcg.net/
路車間通信のインフラ整備待ちか?
上記3点は無条件でおすすめできますが、残るITS Connectは少し微妙です。
これは「道路とクルマ」もしくは「クルマ同士」のシステム通信により、対向車・歩行者情報、信号情報などを取得し、ドライバーに注意を促すなどの運転支援を行うものです。クルマ単体でのセンサーでは捉えきれない情報を取得して、早期にサポートを掛ける未来感あふれる機能には違いありませんが、如何せんまだまだインフラが整っているとは言えず東京、神奈川、埼玉、茨城、愛知、大阪、福岡、宮城、各都府県の”いくつかの”交差点に路車間通信システムが設置されているに過ぎません。
オプションで装着してもその恩恵を受けられるのは、まだ相当に限られた方々になるので、ここはまだ様子見でしょう。
いつか役立つ日がくるかも?
次におすすめしたいのは、ハイブリッド車専用品となりますが非常時給電システム付アクセサリーコンセントです。昨今、地震等の停電時に役立つとして注目が集まるのが、ハイブリッドやプラグインHVなどの”電源車”です。近頃では公的機関や自治体などでも、導入が進んでいると言います。
NXを電源車として活躍させるのに必要なのが、メーカーオプションのアクセサリーコンセントです。
引用:https://www.okinawa-toyota.co.jp/
コンセントに6万円は高いと感じる方もいるかも知れませんが、NXのそれは非常時給電システム付で1500Wのスペックを誇ります。これなら調理用のホットプレートや電子レンジを作動できるだけの容量となっており、有事の際、こういった家電が使えれば避難時の食事にもバリエーションが出せますし、他にもドライヤーや冷蔵庫の電源にも使えるためQOL(生活の質)は格段に上がります。ハイブリッド車の能力を引き出すこのオプションは非常時に十分な助けになるはずです。
レクサスオーナーなら検討の余地あり!
クルマに標準の純正オーディオは、コスト優先で品質二の次といった時代もありましたが、現在は市販品に近いレベルのものもあります。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
特にトヨタは89年発売の5代目セリカからスーパーライブサウンドと銘打ち、多スピーカー&別体アンプによる純正オーディオを設定、その水準を引き上げてきました。
NXも全車標準でプレミアムサウンドシステムが付きますが、F SPORTとversion Lにだけメーカーオプションでマークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム(長!)を選択できます。
マークレビンソンと言えば、ハイエンドオーディオの世界ではあまりに有名なブランドですが、カーオーディオではレクサスだけの専用プレミアムサウンドとして採用されています。ベンツはブルメスター、BMWにはバウワース&ウィルキンスみたいな感じですね。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
NX用のシステムは車内特性を踏まえて、コンサートでも使用できるハイパワーと音質を備えた12ch Class-Dアンプと14個ものスピーカーで空間を構成。クリアで臨場感のある圧倒的なサウンドを再現するだけでなく、消費電力を抑えながら高出力と超低歪のサウンドクオリティを実現します。
確かに高額ですが、レクサスの矜持を感じさせる価値あるオプションです。
おすすめディーラーオプションをチェック
レクサスブランドのディーラーオプション充実度は高く、エクステリアからインテリアまで実用性や意匠性に富むアクセサリーが揃っています。
特にエクステリア関連の充実度が高く、中でもエアロパーツはF SPORT PARTSシリーズとしてレクサスオリジナル、モデリスタ、TRDといった社内ブランドで幅広く展開しているのが特徴です。
モデリスタパーツで迫力2割増しボディに
モデリスタは既に20年以上、トヨタ車のカスタマイズパーツを手掛けており「心を揺さぶるエモーショナルなデザイン」を掲げエクステリア、インテリア共に高いクオリティが評価されています。
レクサスNX用にはエッジの立った個性的なフォルムの存在感を、さらに引き上げるエアロパーツを用意します。
フロント、リヤ、サイド共に情報量の多い造形にメッキ加飾が映えるデザイン。またモデリスタパーツは細かな造り分けもポイントで、ハイブリッド300h用はリヤスカートだけの設定ですが、ガソリンターボの300用にはリヤスカートにテールパイプフィニッシャーを組み合わせていて、4本出しマフラーの迫力ある造形です。
それだけではなくパーツのブラック塗装箇所は、通常光沢ですがブラック系のボディカラーに装着する場合には、ツヤ消しブラック塗装で用意されています。
引用:https://cartune.me/
エアロキットセットとは別売りになりますが、バックドアエアロプレートもキラリと光る加飾が意匠性を引き上げ、ドレスアップ効果があるのはもちろん、造形されているフィン部が後方に発生する気流で車体を左右から押さえこみ、操安性に寄与します。
引用:https://bbs.kakaku.com/
スポーツ度を引き上げるならTRDがおすすめ
レーシングカーの開発や、レースで培った技術を生かしたトヨタ車用のチューニングパーツの製作、販売を行っているのがTRD (Toyota Racing Development)。そんな背景もありTRDのエアロパーツは洗練されたパフォーマンスを予見させるデザインです。
パーツ構成はモデリスタと同様ですが、TRDの特徴としてはNX300も300hも同じデザインで、スポーツマフラーも用意されること。そのためハイブリッド車もマフラー4本出しのテールエンドを作ることができます。
また各エアロパーツをブラック塗装されたBLACK EDITIONも用意。ボディ同色仕上げに比べると、ボディ下部が引き締まりTRDのスポーティ感がさらに引き上がります。
コストは気になりますが、TRDの19インチ鍛造アルミはデザイン的にベストマッチ。海外勢のAMGやMシリーズにも引けを取らない迫力ある佇まいが完成します。ご予算に余裕があれば・・・ぜひ!
引用:https://ameblo.jp/aqualius23/
特別仕様車にも採用されているカラーモール
エアロパーツ以外のエクステリア関連では、カラードフェンダーアーチモールはいかがでしょう。SUVっぽさとして黒樹脂のフェンダーは定番の記号性がありますが、レクサスならではのアーバンな雰囲気を醸すには、あえて逆張りで黒樹脂をカラードにしてボディへ統一感を出してみるのも素敵です。
また同色もいいですが、あえて別カラーのモールをチョイスして個性を発揮するのもおもしろいかも知れません。
実際、今年7月の一部改良時に販売された特別仕様車「Spice & Chic」、「Cool & Bright」にはどちらもカラードフェンダーアーチモールが備わっていて、通常カタログモデルとは異なる印象。写真をみてもその効果はけっこう高いようです。
引用:http://www.namaxchang.com/
レクサスオーナーなら当たり前?
レクサスは日本を代表する高級車ブランドであることは、世間一般でも周知されてきたことですが、それに伴い盗難率の高いクルマにもなっています。日本損保協会のデータでは、2018年には盗難ランキングの1位に、同車上ねらいランキングでも4位とありがたくない順位です。
付加価値が高いと認識されているレクサスですから、車両本体だけでなくタイヤやホイールも十分に標的とされます。特に窓を破る必要もなく、外へむき出しになっているだけに危険性は高めです。
純正アクセサリーにあるホイールロックナットは、ナットの溝の形状に専用のキーパターンを採用。掴んで回そうとしても外側のカラー部だけが空転する構造で、ホイール盗難に対し高いセキュリティ性を発揮します。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
知人のレクサスISオーナー氏によれば、ディーラーでは商談の際、必ず付属品として勧めてくるそうですが、言われるまでもなく必須のオプションでしょうね。
実用品をエレガンスな間接照明に
NXにもイルミネーテッドエントリーシステムは標準で、夜間、足元やリモートタッチ部分がうっすらと光りますが、最新のモデルと比較すると点灯箇所は少なめです。
そこでこのカップホルダーイルミネーションを加えてみるのはどうでしょうか。特に他のイルミ部分と違い、さりげなくLEXUSの文字も浮き上がるところが洒落ています。カップホルダー底面の外周に沿い、日食のような薄い光が間接照明よろしく室内のムードをエレガントに演出してくれます。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
できれば室内灯は許す限りLEDバルブへ交換して、室内の灯をホワイト色で統一するのも「乙」ですね。
フロアマット高すぎ問題
クルマのディーラーオプションでサイドバイザーやナンバーフレームと並びテッパン扱いとなるのがフロアマットでしょう。黙って見積もりを作ってもらったら、大概どこのディーラーでも勝手に計上されるレベルですよね。
ただレクサスともなるとフロアマットの価格もプレミアムで、NXの場合93,500円もします。レクサス買おうかという方は気にならないのかも知れませんが、さすがにマットに10万も出せないなぁという人もいるのでは?
引用:http://windfieldway.com/
レクサス”専用”と銘打ち安い社外品でも十分なクオリティのものもあるにはありますが、あのマットに付く「LEXUS」のプレートがないとなぁと、無いものねだりしたくなるのも分かります。地味にカッコいいですからね。
そうした方におすすめしてみたいのが、海外”純正品”を輸入して販売しているサイトです。さすがに半額とまではいきませんが、NX用のもので税込51,000円でした。もちろん右ハンドル用のものが輸入されていて、商品説明を見る限り国内の純正品と遜色なさそうです。
もちろん筆者も現物を見たわけではありませんが、いろいろと探してみると数万円は倹約できそうです。浮いたお金で前項のカップホルダーイルミネーションが買えますよ。いかがでしょう。
引用:https://car-me.jp/
以上、レクサスNXのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
レクサスNXを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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