マツダ3の値引き相場レポート【グレード別・2024年11月最新】実販売データから導き出された限界と合格ライン
最終更新日 2024/10/30
マツダを代表する基幹車種としてグローバルに評価の高いマツダ3。2019年に登場した現行モデルは世界でもっとも優れたカーデザインとして認められるなど、他を寄せ付けない高いデザイン性を備えます。
そんなマツダ3の購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- マツダ3の値引き交渉の効率的なやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- ライバル車はカローラやインプレッサ
- マツダ3同士を競合させるコツ
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とマツダ3のおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年11月最新】
マツダ3の値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 16万 | 25% |
ライバル車を出して交渉 | 12万 | 20% |
特に交渉なし | 7~8万 | 0~5% |
※値引き額はファストバックもセダンも同額
値引き難易度:やや厳しい リセール価値:C
ライバル車と競合させると納期の早さをアピールしてきますが、そこは気にしていないフリをしましょう。
2012年のマツダCX-5の登場以降、マツダディーラーは新世代コンセプトの店舗へ改装が続き、同じ頃より商談時の値引きもかなり引き締まった話しが聞かれるようになりました。
大幅値引き⇒下取り価格の下落という図式でかつてマツダ地獄とも揶揄されたことへの反動なのか、確かにスカイアクティブ技術が取り入れられた商品群は値引き額も少なめ。人気のSUVだと本体値引きを5万円前後で抑えようとしてきます。但し、マツダ3のようなCセグのハッチバック、セダンはライバル車の値引きも良いためか多少条件が緩む店舗もあるようなので他車の見積書を用意するなどして揺さぶりをかけましょう。
「本体からの値引きは厳しかったので用品値引きに切り替えて上手くいった」
「カローラセダンの名前を出すと反応が良かった」
などの口コミも上がってきています。
グレード別の値引き相場
エンジンタイプ | グレード名 | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場 (オプション含まず) |
---|---|---|---|
ガソリン | 15S | 228万8,000円〜 | 9万円 |
15S Touring | 238万2,600円〜 | 10万円 | |
20S PROACTIVE | 258万2,800円〜 | 11万円 | |
20S PROACTIVE Touring Selection | 270万3,800円〜 | 12万円 | |
ディーゼル | XD PROACTIVE | 285万7,800円〜 | 14万円 |
XD PROACTIVE Touring Selection | 297万8,800円〜 | 17万円 | |
ハイブリッド | X Smart Edition | 285万7,800円〜 | 15万円 |
X Burgundy Selection | 360万5,780円〜 | 20万円 | |
X L Package | 358万3,780円〜 | 20万円 |
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車と競合させるのが基本!
もうマツダ3に決めてしまっている場合でも、値引きのためには他のクルマと迷っていることにするのはテッパンのやり方です。
ライバル車種との競合で値引きを引き出すのにはファストバックにはインプレッサスポーツやカローラスポーツ。セダンだとやはりカローラが効果的です。
ライバル車を出すことにより競争意識を煽り“どちらにするか本気で悩んでいる“と思わせれば、気持ちを変えさせるため更に値引きを引き出せる場合もあります。
参考に次の記事も読んでみてくださいね。
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので、商談では「マツダ3のココが気になる…」風を装えばばっちり。
欠点、不満点に関しては下の記事を参考にしてください。
参考⇒後悔しないために確認しておきたい、マツダ3の不満点5つ+α
「インプレッサとの競合で値引きが拡大!」
和歌山県 40代 男性
購入したグレード:XD PROACTIVE
値引き額:17万円
サービス:端数カット
感想:先進的なデザインが気に入ってマツダ3を買うことになりました。
嫁もOKを出してくれて喜び勇んで市内のマツダディーラーに行って値引き額を聞くと5万円とのこと。
正直…「もっと値引きできるんじゃない?」と思わず聞いてしまいましたが、結果は変わらず…
これでは埒が明かないと思いその日は撤退です。
翌日にスバルに行ってインプレッサの見積もりをもらいました。
こちらの値引きは16万円!でも欲しいのはマツダ3…。
なのでもう一度マツダに出向いて「インプレッサとどちらを買うか悩んでいる。インプレッサの値引きは16万円」とストレートにぶつけてみました。
見積もりを見た営業マンの顔色が変わって「店長と相談します」と行って奥のスペースに消えていきました。
戻ってくるなり「10万まで値引きますのでウチで買ってください!」とのこと。
さらに粘ると7万円相当のメンテナンスパックもサービスしてもらえ、その日にハンコを押しました。
ライバルとぶつける作戦が成功しました。
マツダ3同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なるマツダ店同士で競わせる方法も有力です。
マツダ3は全マツダ店で扱われていて、㈱〇〇マツダの〇〇部分が少しでも違うところが別資本=別会社です。その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えればさらに条件が良くなることも期待できます。
近所に知っているお店がなければ、マツダの公式サイトから店舗が検索できます。
⇒ マツダ販売店検索
例えば神奈川県で検索すると下のような画像が出てきます。
少し見づらいですが、画像には全部で6つのディーラー名が出ています。このうち赤マルの3つの店舗の社名に注目してください。ココが違うところが経営資本が異なる店舗になります。①、③、➃、➅は全て湘南マツダで同系列ですから値引き枠の設定は同じと予想できます。でも、②と➄は会社が変わりますから違う枠が設定されている可能性大です。
そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりお得な買い物ができますよ。
東京都 40代 男性
グレード:15S Touring
値引き額:車両本体7万
サービス:メンテナンスパック
購入候補の中で一番価格がリーズナブルなマツダ3を買うことにしました。
最初はインプレッサやプリウスと競合させていたんですけどトヨタもスバルも中々値引きが伸びずに撤退して方針を転換しました。
クルマで30分圏内にマツダが三店舗あったので全部を回ることにしました。
最初のA店は車両本体値引き3万円まで。次のB店は値引きなし…
厳しさを感じながらC店で見積もりを取ると「ウチで買って下さるなら」と5万円の提示をしてくれました!
日をおいて再度家からも近いA店で「C店では5万まで出してくれました。こっちの方が近いけど向こうで買いますよ?」と迫ると態度が軟化!
「本日手付を入れていただけるなら7万円値引きとメンテナンスパックをサービスします」とやっと希望の提案をもらえました!
最近値引きに厳しいマツダ相手でも同士競合は使えますね!
値引きに満足できないときはサブディーラーを当たってみる
ライバル車との競合や別資本の同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときはサブディーラーを当たるのも一つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場、中古車販売店のことです。
表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
特にマツダはかつて業販(業者販売の略)も多かったため、サブディーラーでの取り扱いが多いメーカーのひとつでした。店舗や社名に「オートザム」とあるのは、地域にもよりますがサブディーラーに近いお店です。
サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
検索がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでチェックしてくださいね。
オプション値引きはコスパ良し!
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。特にマツダ3のように値引きが渋いモデルでは特に有効となります。
マツダ3の場合はオプション値引き20%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「最後にこのオプション品を”おまけ”で付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとした純正アクセサリーなら付けてもらえることもあります。
具体的には
・ペットシートカバー
・サンシェード
・ナンバープレートホルダー
・プレミアムエアコンフィルター
・ラゲッジルームトレイ
・緊急防災車中泊セット
・セレクティブキーシェル
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙いましょう。具体的には取付工賃がかからないものを選ぶのがポイント。
また、ハンコと印鑑証明を用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方は次の記事を見てから決断してくださいね。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロ。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」などと勝負を賭ける方法も。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
値引きのセオリー、セール・決算期を狙う
車検等に余裕があるなら、いっそ腰を落ち着けて期末セールや在庫一掃的なフェアに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
納期は早いマツダブランド
コロナ禍や世界的な半導体不足による物流網の停滞で、新車納期が軒並み長期化傾向にありますが、マツダ車については比較的早めのモデルが多いです。
マツダ3であればホームページの最新情報によると1~2か月程度。このご時世でこれは早いですね。マツダでは人気のCX系でも半年までと、一部トヨタ車のような1年とか2年といった気の遠くなる納期に比べればかわいいものです。
マツダ3の未使用車の流通量はとても少ない
値引きを重視する場合や納期をさらに短縮したい場合には、ディーラーが登録しただけの未使用車を狙うのも良いやり方ですが、マツダ3の未使用車はあまり市場に出ていません。
マツダで言うとマツダ2なら多いのですが…。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
マツダ3の魅力はココだ!
引用:https://response.jp/
マツダ3のルーツは1963年に誕生した初代ファミリアまで遡ります。ファミリアはマツダ初の小型乗用車であり、中でも1980年発売の5代目は歴代モデル最大のヒットとなり、第1回の日本カーオブザイヤー受賞車でもあります。
当時からハッチバックとセダンを基本としており、2004年にアクセラとして代替わりした以降も同様です。2013年発売の3代目アクセラは、前年CX-5からスタートしていたマツダの新デザイン言語「魂動」が採用され、今日まで続く新生マツダを体現する1台となりました。
そして2019年にアクセラは4代目へのフルモデルチェンジに伴い、車名をワールドネームである「MAZDA 3」へと改名し、次世代商品群の第一弾として市場へ投入されました。
エクステリアは3代目アクセラからの流れは感じさせるものの、より深化した魂動デザインとなり、「引き算の美学」をキーワードにこれまでボディサイドへ入っていたキャラクターラインを極力廃して、ふくよかな面の変化により陰影を設ける手法へと変わりました。
世界一のエクステリアデザインと評されたファストバック
ファストバック(ハッチバック)とセダンではデザインテーマも異なることから、よくある後席から後が違っているだけ、というような単純な造り分けではなく、両モデルで共通のボディパーツはヘッドライトとボンネット程度しかありません。
引用:https://www.goo-net.com/
セダンには一部キャラクターラインも残し、フォーマルな装いであることから、マツダ3の個性をより強く感じさせるのはファストバックの方でしょう。実際、2017年にお披露目されたマツダ3ファストバックのコンセプトカー「魁(カイ)」は大きな反響を呼び、フェラーリがコンパクトカーを造るとこんな感じでは、などと話題にもなりました。市販車も大きくイメージを損なうことなく発売され、世界一のクルマのデザインを決める「2020ワールドカーデザインオブザイヤー」に輝いたのは、そこにこだわるマツダの面目躍如です。
インテリアでもマツダ3の斬新さは変わりません。昨今CX-60やマツダ6を中心にマツダのインテリアの評価はうなぎ登りですが、その端緒となったのはやはりマツダ3です。
水平基調の造形に必要なものだけが配置されていて、ここはエクステリアデザインにも通底する「引き算の美学」を想起させますが、決してシンプルには行き過ぎず造り込みと質感で魅せます。特に多用されるソフトパッドや樹脂パーツの品質などCセグメントの枠を超えてきた印象です。
世界初の技術を投入したエンジン”e-SKYACTIV X“を搭載
デザインの鮮烈さもさることながら、マツダ3デビュー時に話題となったのは世界初の火花点火制御圧縮着火を採用した2.0ℓ直4エンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた”e-SKYACTIV X”でしょう。
引用:https://www.webcartop.jp/
狙ったのはガソリンの滑らかさや高回転フィーリング、そしてディーゼルの低回転トルクや燃費という両者のいいとこ取りをしたパワーユニット。革新的エンジン、次世代エンジンとして大きな注目を集めました。
マツダはマツダ3発売の1年後、業界に先駆けて既存のユーザーに向けた新サービス「マツダ・スピリット・アップグレード」をスタートさせました。
これは無償で制御プログラムなどを最新のものへアップデートしてくれるサービス。例えば2021年にはe-SKYACTIV-Xエンジン搭載車は、エンジンとATトランスミッションの制御プログラムを更新。その他のモデルにもクルージング&トラフィックサポートやMRCCの制御プログラムをアップデートしています。
こうしたプログラムは既に購入しているユーザーにとって心強いサービスであることはもちろん、マツダ車の商品力を高く維持していくことにもなり、中古車市場などへ流通する場合にもリセールバリューに好影響が出てくるはずです。
マツダ3のグレードと価格
最新マツダ3のグレードと価格は以下のとおりです。
上がファストバック、下がセダンの表になりますが、基本同グレード同士ならファストバックとセダンは同じ価格になっているのがわかります。
このところグレードを絞るモデルが増えている中、マツダ3のバリエーションはかなりのボリューム。また多くのグレードでまだ6速マニュアル車が選べるのは”人馬一体“にこだわるマツダらしさですね。
マツダ3は発売から3年以上経過していることから、何度かの改良も行われてきました。評価の高い内外観のデザイン変更などはありませんが、直近では2022年に20Sのガソリンエンジンへマイルドハイブリッドシステムを搭載。”e-SKYACTIV G 2.0”となり、始動や発進時にモーターがアシストを行うことで音や振動を低減させ燃費も改善しています。
黒で引き締まるブラックトーンエディションは継続中
マツダ3は発売以降、100周年特別記念車、2020WCDOTY受賞記念モデルなど何度か特別仕様車を設定してきました。現在は2021年に発売された「ブラックトーンエディション」が継続して販売中です。
ブラックトーンエディションはマツダ3の全エンジンタイプに設定があり、ベースはプロアクティブグレード。その仕様は「見た人の情熱や挑戦心を奮い立たせる」という商品コンセプトのもと、エクステリアにはドアミラーカバーとホイールに黒を採用し引き締められた印象を持たせています。また、インテリアには赤色を強調した素材やパーツが採用されました。
引用:https://kakakumag.com/
マツダ3のおすすめグレードはどれ?
まず考えるのがファストバックかセダンか、になりますがココはマツダ3では悩みどころ。例えばカローラなんかだとセダンを選んでもワゴンを選んでもDピラーから後ろが違うだけの、ほぼ同じエクステリアになりますが前段のとおりマツダ3はかなり異なるデザインテイストになります。
フォーマルで無難なセダンに対し、ファストバックは実用性に目をつぶってもカッコ良さ重視な仕上がり。実績面では高い評価を得ているのはファストバックの方であり、販売全体の7割以上を占めています。マツダ3を選ぶ方の大多数がファストバックのエクステリアに一番の魅力を感じているようです。
もちろん後席に人を乗せる機会が多いなら全長の長いセダンを選ぶのもアリですが、ソコ重視ならそもそもマツダ3以外にも候補がある気もします。
やはりオススメはファストバックですね。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
次にパワーユニットが気になりますが、マツダ3は1.5ℓガソリン、2.0ℓガソリン、1.8ℓディーゼル、2.0ℓ新世代ガソリンe-SKYACTIV-Xの4機種を設定。少し前ならマツダと言えばクリーンディーゼル、という見方が大勢であったと思いますが、マツダ3ではガソリン車にも注目です。取り分けe-SKYACTIV-Xは内燃機関のブレイクスルーとまで言われるユニットであり、文句なしにイチ推しと言いたいところですが、実際はその出来栄えはともかくマツダ3の主役となるにはまだまだ時間が必要なようです。
大きな課題は性能を引き出すための24V駆動のマイルドハイブリッドシステムや70MPaという高圧燃料噴射システム、スーパーチャージャーなどが続々と投入された結果コストアップは避けられず、他エンジングレードよりも70万円近くも高価なことはネックです。プレミアムガソリン指定なのもこのご時世では厳しいところかも知れません。
狙い目はMハイブリッドを備えた新しい20S系グレード
そこはマツダも織り込み済みなのか昨年、ノーマルの2.0ℓガソリンエンジンにテコ入れを行い、e-SKYACTIV-Xと同じ「Mハイブリッド」を搭載。マイルドハイブリッド化しています。マツダ車にはCX-60より下のクラスでは純粋なフルハイブリッド車の用意はなく、EV車もマイナーなMX-30に限られていて、こと電動化では他社よりスローペース。
引用:https://motor-fan.jp/
今回2.0ℓをマイルドハイブリッド化したことで、そちらの展開が加速することも考えられ、今買うなら電動化されていない1.8ℓのディーゼルよりもオススメ。価格も27万円以上リーズナブルです。
ライバル車:世界でもっとも売れている乗用車カローラ
マツダ3のガチライバルでは半世紀以上の歴史を刻み、累計販売台数”ギネス世界記録ホルダー”である「トヨタカローラ」が筆頭でしょう。
カローラはセダンのほかツーリング(ワゴン)、スポーツ(ハッチバック)、クロス(クロスオーバーSUV)とワイドなラインナップですが、今やCセグメントにセダンを残している国産車はカローラとマツダ3程度しかないのが実態(インプレッサセダンは22年末生産終了)。奇しくも両車は同じ2019年にフルモデルチェンジを実施して現行型へと続いています。
現行型となる12代目カローラはついに3ナンバー化され、物議を醸し出しましたが、それでもマツダ3よりはナローなボディであり、50mm狭く抑えた全幅は車庫入れや縦列駐車がマツダ3よりも楽でしょう。さらに言えばデザイン優先のマツダ3よりはカローラの方が相対的に視界の良さは上。特にハッチバック同士で比較するとマツダ3の極太ピラーは、かなり後方視界を犠牲にします。
引用:https://www.gqjapan.jp/
パワーユニットではカローラにはフルハイブリッドの用意があります。前項のとおりマツダ3もマイルドハイブリッド化など行っていますが、長い実績のあるトヨタのTHSは既に第5世代へと突入。昨年のマイチェンでカローラへ搭載されたものはバッテリーや走行用モーターが刷新され最高出力、最大トルクともに向上したため高い環境性能だけでなく、力強い走りにも期待出来ます。
カローラの1.8ℓハイブリッドに対抗するマツダ3のパワーユニットなら1.8ℓディーゼルターボでしょう。走行面でいけばマツダ3のディーゼルが断然パワフル。実用域での最大トルクはNA(自然吸気)エンジンの2.7ℓモデル相当に匹敵します。当然、燃費性能ではカローラに及びませんが、軽油使用によりランニングコストでいくらか詰めることはできます。
日本のベーシックカーとして揺るぎないポジションを確立、君臨し続けているカローラと万人ウケはせずともクルマ好きに刺さるモデルとして存在感を高めるマツダ3。これからも日本、そして世界の市場で切磋琢磨していく好敵手です。
引用:https://gazoo.com/
以上、マツダ3の値引き相場レポートをお届けしました。