ルーミーのおすすめオプション11つとナビを実際の購入者の声から紹介!後悔しないために付けておきたいDOPとは?
最終更新日 2023/1/31
決して派手な存在感はないけれど確実に売れているクルマがあります。その代表格的なモデルがトヨタルーミーでしょう。
2021年度(2021.4~2022.3)の乗用車販売ランキングにおいてヤリスに次ぐ第2位を獲得。今年2022年の上半期でも3位と好位置に付けています。トップのヤリスの実態がコンパクトSUVのヤリスクロス、スポーツカーのGRヤリスを含めた台数であることを考えると、車種単体でバラしてみれば案外ルーミーがトップなのかも知れません。
ルーミーの魅力は今、日本の自動車業界を席捲しているスーパーハイト系軽自動車の世界観を登録車へ持ち込んだコンセプト。ルーミーはダイハツトールのOEM車であり、同社の持つ軽開発の豊富なノウハウが注ぎ込まれていることが強さの秘密でしょう。
そこへトヨタの販売力が加わるのですから、先のセールスランキングも当然の結果です。
引用:https://www.automotion.co.jp/
今回のクルドラでは、ルーミーを実際に購入しようとした際、気になるオプション品について、メーカーオプションとディーラーオプションに分け、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
ルーミーのプロフィール
引用:https://www.picars.jp/
前項のとおりダイハツで開発・製造されるルーミーは、現行型が初代モデルになり、2016年のデビュー時点では販売会社別にタンクという双子車がありました。さらに言えばスバル向けOEMにもジャスティが用意されており、当時はトール・ルーミー・タンク・ジャスティの4兄弟構成でした。2020年のトヨタディーラー全車種販売切り替えのタイミングで4兄弟はマイナーチェンジを実施、同時に双子車タンクを整理してルーミーに一本化しました。
全体のルックは正にスーパーハイト軽ワゴンの車幅を広げたような印象で、後席のスライドドアもその印象を強くします。一方で登録車となった分、室内幅の制約がなくなり左右方向にゆとりが生まれ、乗車定員も軽の4名から5名乗車OKとなるなど使い勝手も向上しました。
マイチェンでエクステリアはフロント周りのデザインに変更を受けました。ノーマル系は旧タンクのデザインラインを引き継ぎ、カスタム系は前ルーミーカスタムのフロントグリルをさらに大型化し、メッキバーが目立つ派手めな顔つきへと変わっています。
引用:https://car.motor-fan.jp/
インテリアではシート表皮と形状が見直され、同時にスマホ連携可能なディスプレイオーディオもオプション設定されました。
ダイハツ製なので先進安全装備は”Toyota Safety Sense”ではなく、”ダイハツスマートアシストⅢ“になっていて、こちらはマイチェン時に全グレードへ標準化。機能面では、二輪車および夜間歩行者対応の衝突回避ブレーキや全車速追従式ACC(アダプティブクルーズコントロール)などが新たに実装され商品力が強化されました。
ルーミーのグレードと価格
ルーミーのグレードと価格は以下のとおりです。カスタム系はともかく、ノーマル系のエントリーグレードなどは価格面でも軽自動車と競合できるような設定なのはさすがです。
ターボエンジンモデルに4WDの設定がないのは、物足りないと感じるユーザーさんもいるでしょうね。
満足度の高いメーカーオプションは?
ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車発注時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味です。
グレードにより設定できる範囲は違いますが、ルーミーのメーカーオプションはざっと以下のとおりです。
ルーミーではメーカーオプションの設定数はそれほど多くないですが、クルドラ的おすすめ品としては次の3点を推します。
快適度プラスαのコンフォートパッケージ
グレードによって組み合わせは替わりますが、全車で設定のある「コンフォートパッケージ」はぜひともオススメしたいオプション。
特にシートヒーターはコレなしのクルマは考えられない、という人もいるほどのメジャーな装備です。雪国やウィンターレジャーが趣味の方にはもちろん必需品なのはわかりますが、そうでない場面でも例えば真夏にエアコンが効きすぎて少し寒さを感じている奥様、お嬢様には腰回りや背中をそっと暖めてくれるヒーターは隠れたお役立ちアイテム。
ライバル車になるスズキソリオではHYBRIDモデルにしかシートヒーターがないのに対し、ルーミーはエントリーグレードまで全て選べるのも利点です。
引用:https://www.gqjapan.jp/
そのエントリーグレード”X”の場合には、シートヒーター+シートバックテーブル以外に運転席シートアジャスター、フロントセンターアームレスト、助手席シートアンダートレイの3点がわずか5000円アップで付いてくる計算になりお買い得感もあります。
ようやく設定された9インチディスプレイオーディオ
2020年のマイナーチェンジでルーミーのインパネセンター部には「9インチディスプレイオーディオ」が選択できるようになりました。
車載モニターのサイズは年ごとに大型化していて、最近では12インチや10インチのディスプレイも増えてきました。軽自動車でも9インチを装備するものがあり、ルーミーでも選ぶならメーカーオプションの9インチがオススメ。
このディスプレイならApple CarPlay/Android AUTO/SmartDeviceLinkの3つのスマホ連携機能に対応、スマホでやりたいことがディスプレイ上で操作できる他、ナビ案内や電話、メッセージ、音楽などもアプリで利用できます。
9インチディスプレイはパッケージオプションになっていて、「ディスプレイオーディオパッケージ」か「パノラミックビューパッケージ」との二択になります。前者はディスプレイの他にバックカメラ、ステアリングスイッチとの組み合わせ。後者はバックカメラがパノラミックビューモニターへと置き換わるセットになっています。
なお、後述するディーラーオプションのナビを購入する方用に「ディスプレイオーディオパッケージ」及び「パノラミックビューパッケージ」から9インチディスプレイを外したオプションを、各々「ナビレディパッケージ」及び「パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ」とした設定もあります。
死角をなくすパノラミックビューはマストアイテム
パノラミックビューモニターはクルマの前後左右に搭載した4つのカメラにより、車体を真上から見ているような映像を表示。ドライバーから確認しにくい車両周囲の状況を把握できます。そのほか路地から広い道へ出る際のフロントワイドビュー表示や、狭い道でのすれ違い時に役立つレフト&ライトサイドビュー表示など、運転の得意不得手を問わず安全性を高めてくれる機能も魅力です。
引用:https://momful.jp/
但し、こちらはXグレードには選べないのでご注意ください。
おすすめディーラーオプションをチェック
トヨタは他社に比べるとディーラーオプションの充実度はとても高く、エクステリアからインテリアまで実用性や機能性に富むアクセサリーが揃っています。
まずエクステリア関連ではトヨタ定番のエアロ等ドレスアップパーツからご紹介。トヨタ車の純正エアロパーツはトヨタオリジナル、モデリスタ、GRの3ブランド展開されるため種類も豊富です。
カスタムなら色々選べるトヨタ純正エアロパーツ
トヨタオリジナルは「エアロパッケージ」と「プレミアムパッケージ」の二本立て。どちらもカスタム系グレード専用品となっていて、モデリスタやGRに比べるとやや控えめにオリジナルのデザインラインを生かした造形です。エアロパッケージでもフロントバンパーは純正のままで、装飾によりドレスアップする方向性。プレミアムパッケージになると空力は考えず、メッキパーツをボディに貼り込むドレスアップになっています。その分、他の2つのブランドよりプライスも軽めですね。
派手にキメるならモデリスタエアロがオススメ
モデリスタはトヨタ市販標準車に対するユーザーの様々な要望を具現化させる組織として1997年に設立されました。既に20年以上、トヨタ車のカスタマイズパーツを手掛けており、エクステリア、インテリア共に高いクオリティが評価されています。
写真のとおりフルキットを組み込んだルックスは標準ボディを一回り大きく見せるような効果もあり、より迫力のある造形が特徴です。特にフロントスポイラー、サイドスカート、リヤスカートを組み込むと標準ボディを一気にワイルドな風貌へと変えてしまいます。
この出で立ちなら足元は大きめのアルミ&タイヤがベストですが、G-Tグレード以外には標準が14インチの足元なので、ディーラーオプションのモデリスタ15インチアルミをセットにしたいですね。
価格はやや張りますがルーミーにはメーカーオプションに15インチアルミの設定がないのでやむを得ないところ。デザインはG-Tグレードの純正アルミよりグッとスポーティなディティールになっていてこのエアロボディにはよく似合います。
引用:https://www.fmosaka.net/
GRパーツはエアロ以外も充実のラインナップ
GRはトヨタのモータースポーツ部門を総称する”TOYOTA GAZOO Racing(トヨタガズーレーシング)”の頭文字に由来します。トヨタのレーシング部門で走りに関するチューニングを専門としていて、ヤリスやスープラなどではコンプリートモデルも製造しています。
ルーミー用にはGRエアロパーツセットの他にスポーツサイドバイザーやドアハンドルプロテクターなど機能性用品もラインナップ。GRらしいパーツとしては「ディスチャージテープ」があります。
これはGRロゴ入りのアルミテープですが、ボディ4カ所に貼り付けることで、車体の帯電を取り除き車両本来の性能を引き出す、、、そうです。
この件は一時ウソだのホントだの議論が沸いた時期もありましたが、トヨタがアルミテープを貼ることで空力と燃費が良くなると正式に発表したのは2016年。細かい説明は省略しますが、車体には常に静電気が発生しており、空気中の静電気と反発するため空気抵抗が悪化します。
引用:https://www.tm-chukyo.co.jp/
アルミを貼ることで車体に発生している静電気を逃がすことができ、空力が改善=燃費も良くなるという論法です。
ワンポイントのドレスアップにもなるアイテムですから、気になる人はぜひ試してみてください。
インテリアに上質な印象を与えるパネルキット
さて、インテリアに関するオプションからもまずはモデリスタパーツのご紹介。エアロパーツのイメージが強いモデリスタですが、いくつかのトヨタ車にはインテリア用品も用意しています。
一番多いアイテムは「インテリアパネルセット」で、ルーミー用にはインテリアパネル3箇所、レジスターパネル2箇所の5点セットがあります。インパネ部には暖かみのある”ウッド調”、モダンでシックな”ブラックウッド調”、艶やかで光沢のある”ピアノブラック調”の3種類を設定。センターレジスター部には金属調のパネルをセットすることで、先進的なインテリア空間を演出します。
なお、インパネ部のウッド調とピアノブラック調については、トヨタオリジナルパーツの「インテリアパネルセット」と同時装着すればインテリアの意匠統一を図ったコーディネートも可能です。ベタですがカスタムやターボグレードのブラック内装にはピアノブラック調、ノーマル系のアッシュブラウンの内装にはウッド調が似合いますね。
小さなお子さんとのドライブで役立つアイテム
もう一点インテリア関連ですが、明るいブラウン2トーンも鮮やかな「キックガード」と「シートエプロン(リヤセット)」はセットで装着したい中々大胆なアイテム。ルーミーはクルマの性格的にまだお子さんが小さいご家庭でのニーズも高いでしょう。キックガードもシートエプロンも素材に撥水加工が施してあり、お子さんの足けりや食べこぼしによるシートの汚れを防ぎます。
アイテムのカラーも明るく、車内でお子さんをのびのびとさせてあげたいパパ・ママには、ぜひ購入をご検討してほしいところ。
引用:https://gaikokusya-daisuki.com/
キックガードは付けてしまうとシートバックテーブルが使いづらくなりますが、何より被せてあるだけなので着脱が簡単なため、帰省やドライブのときだけ使用し、普段はラゲージに収納しておくのもありでしょう。
インテリアイルミネーションも充実のルーミー
近頃クルマのトレンドでは、アンビエントライトなどの間接照明的なアイテムが人気です。輸入車を中心に採用車種は拡大していて、中には50色以上のイルミネーションで夜の車内を彩るモデルもあります。
国産車もそこまでハデではありませんが、オプション等で選べるものも増えてきていて、ルーミーにも純正アクセサリーが用意されています。
前後フロア、ドアハンドル&ポケット、オープントレイ、フロアトレイ、ピラーライトがあり、ブルーもしくはホワイトのLED光が車内をムーディに照らします。
他社のモデルでもあまり見かけないのがピラーライト。ドアハンドルやオープントレイの灯りが実用性も備えるのに対し、ピラーライトはあくまでドレスアップ用品であり、ベーシックカーとは思えない拘りの装備です。こうしたライティング状態に慣れてしまうと、付いていないクルマに乗ったとき「なんか真っ暗・・・」と感じるようになるそうですよ。
少し残念なのはけっこうな数のライティングアイテムが揃うのだから、全部もしくは何点か同時購入する場合には、お得なパッケージ販売を用意して欲しかったですね。
空きスペースを有効活用できる”おくだけ充電”
スマートフォンも世代が進み、今では充電をワイヤレスで行う方も多いでしょう。車載の「おくだけ充電」も、現行モデルの多くに採用されています。パターンとしてはセンターコンソール下段のトレイ状となっているスペースなどを利用するものが多いですが、ルーミーのオプションは画像のとおりコンソール上部の少しの隙間を有効活用したスタイル。
スマホを差し込んだ状態でも正面のランプの色で充電状態はしっかりチェックできる他、画面がほぼ見えなくなることで、脇見運転などのリスクも低減できるかも知れません。
異物感知機能付きなので思いもかけない発熱状態となったときには、充電を自動で停止する安心設計となっています。
車中泊を愉しみたいならこの2アイテム
ご家族連れではちと厳しいですが、ソロあるいはカップルでなら最近流行りの車中泊をお考えのユーザーさんもいるのではないでしょうか。
ディーラーオプションではそんなときに役立つアイテムがあります。それが「プライバシーシェード」と「室内カーテン」。ルーミーはフロント&リヤシートを後ろに倒すと大人二人が寝られるベッドスペースが出来ます。
多少の凹凸や傾斜はありますが、ここに厚めのクッションを引いたら何とか眠ることはできるので、あとは車外からの視線をシャットアウトするだけ。そんなときにプライバシーシェードと室内カーテンでしっかりとガードしましょう。視線や街灯の灯りをブロックすることは、安眠はもちろんですが防犯対策としてもとても有効です。
カタログには自宅用遮光カーテンのようなスペック表示はないですが、キャンパーさんのブログなどをチェックしたところ、このトヨタ純正カーテンの実力を評価しているものもありました。そこにはプライバシーシェードのガラスへ貼り付ける吸盤の質感にも高評価があり、市販品に比べ高額なだけの価値はあるようです。
新コンセプトのトヨタ純正サウンドシステム
最新のトヨタ車に共通のオーディオアイテムとして「プレミアムダブルツィーターシステム」があります。かつてトヨタは80年代からスーパーライブサウンドシステムと銘打ち、多スピーカー構成によるオーディオシステムに力を入れてきました。今でも上級車種やレクサスモデルにはプレミアムサウンドシステムとして用意がありますが、ベーシックモデル群にはディーラーオプションでこのダブルツィーター方式が広く設定してあります。
ルーミーにあるのはダブルツィーター、8ch高性能別体アンプ、プレミアムドアウーファーからなるパッケージです。
システムの特徴は運転席と助手席で左右から音が到達するタイミングを一致させ、左右均等に広がるサウンドを醸成。車種専用音響チューニングもされていて、尚且つボーカルサウンドに厚みと迫力を持たせる信号処理もあり、ステージを間近で見ているような臨場感溢れるサウンドが楽しめます。
ナビに”T-Connect“を求めるかどうか?
通常のトヨタ車であれば、最新のモデルは全車がディスプレイオーディオとDCM(車載通信機)を標準搭載しており、コネクテッドカーとしてスマホ連携したり、トヨタ自慢のT-Connectサービスを使用したりできます。スマホの地図アプリナビで機能不足を感じる方には、ディーラーオプションで標準ディスプレイに表示させるナビキットが用意されていて、こちらを購入することで従来の車載型ナビと同じ機能を手に入れることもできます。
ところがルーミーは少し事情が違います。
前述のとおりマイチェン後から9インチディスプレイオーディオをメーカーオプションで装着することができるようになりましたが、その場合はT-Connectの機能は使うことができない仕様になっています。
ここは中身がダイハツ車であるため仕方のないところなのでしょう。逆にダイハツは自社でダイハツコネクトを展開していますが、ルーミーでそれは使えないわけでここはOEM車のネガなポイントです(例えば他車ではスズキからOEMされているマツダフレアワゴンなども同じ状況)。
そのためルーミーでT-Connectを使いたい場合には、ディーラーオプションの”ナビシステム“を購入することになります。他トヨタ車の”ナビキット“とは違い、フツーのモニター付きナビゲーションを購入する形なので、やはり価格は高くディスプレイオーディオと同じ9インチの場合で24万円。7インチにしても15万円オーバーで、その下にあるエントリーモデルは9万円台ですが、こちらにはT-Connect対応機能がありません。
引用:https://response.jp/
もちろんナビ機能としてはスマホ連携のナビよりはずっと高性能で、新しい道路情報を3年間1回無償で自動ダウンロードしてくれる「マップオンデマンド」やビッグデータを活用した地図データで最適なルート探索をしてくれる「ハイブリッドナビ」などは魅力的。CD/DVDなど物理メディアの再生プレーヤーがあるのもディーラーオプションナビだけの利点です。純正品らしくメーカーオプションのパノラミックビューを使うことも可能。
絶対的にT-Connectが使いたく、かつスマホナビではない従来と同じ使い慣れたナビ操作や地図表示を希望される場合には、ディーラーオプションナビを選んでもいいでしょう。
引用:https://www.gqjapan.jp/
以上、ルーミーのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を読んでくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうすれば一番お得な値引き交渉ができるか、次の記事でぜひチェックしてみてください。
ルーミーをお得に買うには下取り車を高く売ることがカギ
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