カローラツーリングの厳選おすすめオプションとナビはどれ?
最終更新日 2023/1/31
日本のモータリゼーションを語るときに外すことができないブランドの一つは間違いなくトヨタカローラでしょう。
1966年の初代誕生以来、令和の現在まで途切れることなくブランドネームを維持し続け、既に12代目モデルとなったカローラ。その長い車歴の中ではいくつかのボディバリエーションが用意されてきましたが、今や売れセンNO.1であるのがステーションワゴンタイプです。国内初登場は1982年の4代目モデルですが、一気に知名度が上がったのは97年のステーションワゴンブームに乗って発売となった7代目モデルでしょうか。CMの影響から「カロゴン」の愛称で親しまれました。
2000年の9代目からワゴンは、カローラフィールダーと名称変更してシリーズ化され、2019年の12代目発売時にカローラツーリングとなりました。
今回のクルドラではカローラツーリングを実際に購入しようとした際、気になるオプションについて厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
カローラツーリングのプロフィール
令和元年となった昨年9月、トヨタは新型カローラ(セダン)およびカローラツーリングの販売をスタートしました。先行する形で前年にはオーリスから名称変更したハッチバックモデル、カローラスポーツが登場しています。
引用:https://kakakumag.com/
新たなセダンとツーリングは、カローラスポーツと違い日本専用のボディが与えられたのが特徴。カローラツーリングの全高は海外仕様と変わりませんが、全長155mm・全幅45mm・ホイールベースは60mmもコンパクトに仕上がっています。
寸法的にはかなりの数字が詰められた感じですが、パッと見の印象はそれほど海外仕様に比べて小さくは見えません。全幅の関係で3ナンバーにはなりますが、あくまで日本での使い勝手を優先した設計となっているところに、カローラに対するトヨタの矜持が感じられます。
引用:https://www.sun-a.com/magazine/
全体のフォルムはショートワゴンといった風情で、先代のフィールダーより荷室等は若干小さくなっていますが、その分スポーティで軽快な走りを予感させるエクステリアです(ちなみにフィールダーはビジネスユースなどを狙い、グレード等を整理して販売継続中)。
パワーユニットは1.8ℓ直4ガソリンと1.8ℓハイブリッド、さらにダウンサイジングターボとなる1.2ℓ直4ターボの3バリエーションになります(今年6月に500台限定で2.0ℓモデルが発売されましたが完売)。また、グレードは1.2ℓを除く各ユニット毎に上からW×B、S、G-Xが用意されました。
引用:https://www.webcg.net/
なお、本年5月からカローラ含むトヨタ車は全販売店(東京を除く)で全モデルが扱えるようになったため、従来のカローラ店以外のディーラーからでも購入できます。
満足度の高いメーカーオプションは?
グレードにより設定できる範囲が違いますが、カローラツーリングのメーカーオプションはざっと以下のとおりです。
ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味です。
カローラツーリングのメーカーオプションは、グレード毎にかなり細かく設定されていて、オプション価格も比較的リーズナブルです。一部セット装着が必要となるものもあるため、選択には気を使うところですが、クルドラ的おすすめ品としては次の通りです。
全方位の安全装備を目指すために
カローラツーリングは先進安全装備パッケージの「Toyota Safety Sense」が全車標準です。少し前にあったToyota Safety Senseを”なし”にして価格訴求するような廉価グレードがなくなったのは時代の流れでしょう。
但し、一部プラスアルファとなる予防安全装備がメーカーオプションで設定されています。有償とはなりますが一度事故を起こせば、オプション代金など吹き飛ぶような修理代や賠償が発生する可能性もあり、ここは追加料金を投じてでも備えておくべきではないでしょうか。
カローラツーリングに残る安全装備関連のメーカーオプションは、ブラインドスポットモニター(BSM)、リヤクロストラフィックオートブレーキ、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]で、グレードにより若干設定内容に違いがあるので注意が必要です。
ブラインドスポットモニターは隣を走る車両をレーダーで検知し、インジケーターを点灯させて注意を促してくれます。リヤクロストラフィックは駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知する装備。クリアランスソナーは、周辺監視しながら低速取り回し時の衝突回避、または衝突被害の軽減をサポートする装備です。1.2ℓのガソリンターボのみマニュアル車なので、これら装備がBSM+リヤクロストラフィックアラート、クリアランスソナー&バックソナーに変わります。
セットオプションの部分もあり、その他装備の必要性にもよりますが、ショッピングモール等へのチョイ乗りや駐車時の安全性が一段高まるのは確実です。
先進性を感じさせるオプティトロンメーター
Sグレード用のオプションになりますが、オプティトロンメーターを選択するとインフォメーションディスプレイが4.2インチから7.0インチへと大型化。グラフィカルで見やすく、先進性が高まります。
以下の比較写真を見れば一目瞭然ですが、メーターはドライバーが常に目をやるところなので、ここのグレードアップは所有する満足度が上がります。
ちなみにW×B系グレードには標準、G-Xグレードでは選択することができません。S系グレードをご検討なら、ぜひ選択をおすすめします。
少ない視線移動で情報を確認
カラーヘッドアップディスプレイは、W×Bグレードのみのオプションになります。
運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影。車速のほかにナビと連携したルート案内など、さまざまな情報を表示します。また、高輝度表示の採用により日中でも高い視認性を確保しています。
なお、ナビとの連携はディーラーオプションのT-Connectナビキットまたはエントリーナビキットを装着した場合に可能となります。
地味なインテリアを華やかに変える
こちらもW×Bグレードのみのオプションになってしまいますが、ホワイトカラーの合成皮革+レザテックシートをおすすめします。
元々カローラは日本を代表する大衆車なわけですが、先行しているハッチバックのカローラスポーツやワゴンのツーリングは、30代のヤングアダルト層にも訴求したいモデルです。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
そのためにはスポーティな味付けは絶対で、例えばカローラスポーツはナロー化していない欧州仕様のワイドボディや大径アルミをそのまま持ち込んでいますし、タンやレッドのインテリアカラーも設定されています。
対してカローラツーリングは、前述の通りボディサイズも日本仕様にややスリム化されていますし、インテリアも基本ブラックのみになりますが、唯一の例外がメーカーオプションになるホワイトカラーのインテリアです。
白内装は美麗ですが、汚れが気になる人も多いようです。このオプションでは合成皮革+レザテックになっているので、お手入れはしやすい部類に入るでしょう。何より黒内装と比べると若々しい印象が際立ちます。
また、オプション価格は28600円になっていますが、実はこの価格にはステアリングヒーター&シートヒーター(運転席・助手席)の27500円が含まれているため、実質1100円の追加費用でOKなのです。お得!
車内エアーの汚れを見える化
エアクリーンモニターはG-X系グレード以外の全車で選択できるオプションで、国内のトヨタ車では今回のカローラで初登場となります。常時、車室内の空気汚れを検知し、ヒーターコントロールパネル上のインジケーターに表示する機能で、クリーンになるほどグリーン表示になり、汚れているほどオレンジに近づきます(6段階表示)。スイッチを押すと清浄機能がスタートし、汚れ具合に応じて風量を調整してくれます。
引用:https://clicccar.com/
またエアクリーンモニターは「ナノイー」とのセットになっています。ナノイーとはパナソニック社の独自技術で、大気中の水分へ高電圧を加え微粒子イオンを生成、そのイオンがニオイのもととなる菌に反応し、脱臭・除菌してくれます。エアクリーンモニターとの組み合わせで、車内の衛生環境が整うのは間違いないですが、”国内初”とか聞くと触手が動きますね。
いつか役立つ日がくるかも?
次におすすめしたいのは、ハイブリッド車専用品のアクセサリーコンセントです。
引用:https://ameblo.jp/shiroshiro488/
昨今、地震等の停電時に役立つとして注目が集まるのが、ハイブリッドやプラグインHVなどの”電源車”です。近頃では公的機関や自治体などでも、導入が進んでいると言います。
カローラツーリングを電源車として活躍させるのに必要なのが、メーカーオプションのアクセサリーコンセントです。コンセントに約4万円は高いと感じる方もいるかも知れませんが、カローラのそれは非常時給電システム付で1500Wのスペックを誇ります。
これなら調理用のホットプレートや電子レンジを作動できるだけの容量となっており、有事の際、こういった家電が使えれば避難時の食事にもバリエーションが出せますし、他にもドライヤーや冷蔵庫の電源にも使えるためQOL(生活の質)は格段に上がります。
ハイブリッド車の能力を引き出すこのオプションは、非常時に十分な助けになるはずです。
おすすめディーラーオプションをチェック
トヨタは他社に比べるとディーラーオプションの充実度はとても高く、エクステリアからインテリアまで実用性や機能性に富むアクセサリーが揃っています。
まずエクステリア関連ではトヨタ定番のエアロ等ドレスアップパーツからご紹介。カローラツーリングにはモデリスタとTRDの二種類がスタンバイしています。
トヨタ車にベストフィットのモデリスタ
モデリスタはトヨタ市販標準車に対するユーザーの様々な要望を具現化させる組織として1997年に設立されました。既に20年以上、トヨタ車のカスタマイズパーツを手掛けており、エクステリア、インテリア共に高いクオリティが評価されています。
引用:https://dressup-navi.net/
写真の通りエクステリアは、後付けエアロにありがちな”派手”に行き過ぎない”純正+α”のバランスにまとまっていて好印象。元来、ツーリングは低目のボンネットですが、エアロ装着で前後とも30mmほど地上高が下がります。また、カローラスポーツには設定されていますが、セダンとツーリングには設定のない18インチアルミもモデリスタパーツとして用意されエアロとベストマッチです。
モデリスタはインテリアパーツの開発にも定評があり、カローラツーリングにも各種LED照明、スカッフプレート、ラゲージデッキボードなど揃いますが、おすすめはインテリアパネルセット。
カローラツーリングのインテリアは基本ブラックで統一されていて、スポーティなイメージはありますが、やや地味な印象です。そこへ差し色としてカラーのパネルが入ることで雰囲気が変わります。メーカーオプションのホワイト内装をチョイスした場合にはチタニウムグレインを選べば相性はバッチリな仕上がりです。
スポーツ度が上がるTRDブランド
トヨタのスポーツパーツブランドにはTRDの他にGRがありますが、カローラ用のパーツは設定がありません。今やトヨタはGRの方がイチ推しという雰囲気もありますが、ツーリングよりスポーティなハッチバック車カローラスポーツにもGRパーツはないのが不思議です。
そんなわけでカローラでスポーツチューンしようと思えばTRDパーツとなります。ツーリング用にはフルエアロキットのBLACK EDITIONがスタンバイ。フロント、サイド、リヤサイド、テールゲートの各スポイラーに18インチのブラックアルミとタイヤでドレスアップされます。
さらにチューニングブランドらしく「メンバーブレースセット」も用意され、ボディ剛性を引き上げて、しなやかな乗り心地とロードホールディング性を向上させることができます。
トータルではけっこうなオプション価格になりますが、おそらく今後街で多く見かけるであろうカローラツーリングを他人とは一味違う愛車に仕立てられます。
ベーシック用品はお買い得セットあり
純正アクセサリーの定番は、フロアマットやドアバイザー辺りですが、カローラツーリングでは下記の通りベーシック用品をまとめてお安くしたセットを用意しています。マットの種類によりA~Cセットが揃いますが、ワゴンらしくラゲージルームのアイテムも加わります。
ラゲージのソフトトレイやトノカバーはまだしも、フロアマット等はカー用品店で安いものが売っていますから悩ましいところでしょうか。確かにサードパーティー品でも、中にはしっかりと実車の採寸をして製品化していうる商品もあるようですが、純正品の強みはやはり車メーカーらしい品質感です。
例えば今回のフロアマットは、東大と富士通が共同開発した光触媒をカーペットに取り入れ、抗ウィルスやアレルギー、消臭、防汚機能が追加された高機能製品となっています。デザイン的にも純正らしいフィット感があり、ただ高いだけのアイテムではありません。
また、今回はお買い得セットになっているため、9000円前後の値引きにもなっていますよ。
冬場に重宝、ありそうでなかったアイテム
霜取りウォッシャーは、フロントガラスに付着した霜を温かいウォッシャー液ですばやく溶かしてくれるアイテム。寒い地方に限らず、冬場の朝などにヤカンのお湯を掛けて霜を溶かす方は多くないですか。筆者もウォッシャー液がお湯だったらな、と思ったことは数知れず。
この霜取りウォッシャーは、原理は単純でウォッシャー液を加熱&保温する装置。単に加熱するだけでなく、魔法瓶と同じ真空断熱容器の中にウォッシャー液を蓄えておくのがポイント。容器の中には電熱線が入っており、走行中に加熱&保温しておいて次回始動時に備えます。極寒の朝でもウォッシャー液は30℃位には保たれているとのこと。
目からうろこのこのアイテム、おそらく今後トヨタ車はもちろん他社にも拡大していくと予想します。
ちなみに離れた場所からリモコン操作でエンジンを始動できる「リモートスタート」と併せ、お買い得価格としたセットも2種類用意されています。
話題の装備をディーラーオプションで用意
電子インナーミラーは新型車での装着が急増しているアイテムです。バックドアガラス内側に取り付けられたカメラの画像をインナーミラーへ表示。後席の同乗者やラゲージ内の荷物等によって視界が遮られることなく、クルマ後方の状況をミラーで確認できます。
メーカーオプションで用意するメーカーもありますが、トヨタではディーラーオプションになっているので、後から思いついたときに取り付けられるのが嬉しいですね。
最新型のハリアーでは、この電子ミラーに画像の録画機能が加わり、正にドライブレコーダー代わりとなるスペックも備わっています。今後ますます装着率が向上していくアイテムでしょう。
ナビゲーションはナビキットで用意
カローラツーリングは全車にディスプレイオーディオが標準装備されています。ヤリスやハリアーなどもモデルチェンジ毎に標準化しており、トヨタは全てのモデルでディスプレイオーディオをデフォルトにしていく計画です。
9インチモニターへのアップグレード推奨
そのディスプレイオーディオはカローラの標準で7インチモニターが装着されていますが、”メーカーオプション“には9インチモニターも用意されています。しかも6スピーカーもセットで28600円と良心的な価格設定。モニターの大画面化はメリットが多く、新車購入時にはぜひ装着をおすすめします。
ディーラーオプションでは、そのディスプレイに表示させることができるナビキットが2種類用意されています。
高いナビ機能と慣れた操作感を望むなら
どちらを選んでも通常のナビゲーション機能は同一ですが、T-Connectナビキットの方はT-Connectのスタンダードサービスが全て使えるのが特徴。
特にエントリーナビキットにはない、新しい道路情報を3年間無料で自動ダウンロードしてくれる「マップオンデマンド」やビッグデータを活用した地図データで最適なルート探索をしてくれる「ハイブリッドナビ」などは魅力的です。
スマホナビではなく、従来と同じ使い慣れたナビ操作や地図表示を希望される場合には、ナビキットを選んでもいいと思います。モニターが標準な分、価格もリーズナブルですしね。
おすすめはスマホ連携のコネクテッド方式
但し、カローラツーリングには”コネクテッドカー“としてDCM(専用通信機)も搭載されているので、SmartDeviceLinkを経由してスマートフォンでやりたいことがディスプレイ上で直接操作可能です。
ナビ案内はもちろんのこと電話、メッセージ、音楽などのアプリを利用できる他、ディーラーオプションナビキットと同様にトヨタ自慢のT-Connectサービスも利用できます(最初の5年間無料!)。
ここまでディスプレイオーディオの利用環境が整っている以上、カローラツーリングのおすすめナビはスマホ利用によるコネクテッド方式だと考えます。
引用:https://motor-fan.jp/
導入コストが最もリーズナブルなのはもちろん、今は機能面で見劣りするナビアプリも今後は車載ナビキットに並ぶくらいのアップデートは行われていくでしょう。業界盟主のトヨタが主導しているだけに、同社と資本関係または業務提携関係にあるダイハツ、マツダ、スバルそしてスズキはディスプレイオーディオとDCMを今後、標準装備化する可能性は高いです。
そうなるとクルマ用ナビのスタンダードとして、コネクテッド方式がますます定着していくはずです。
引用:https://www.goodspress.jp/
以上、カローラツーリングのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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