イグニスのおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/10/9
今回は2016年に発売された、スズキのイグニスについて各種グレードを比べていきたいと思います。
イグニスはもともとスズキから発売されている【軽自動車 ハスラー】と【エスクード】の中間という
位置づけのコンパクトSUVです。全車マイルドハイブリッドを搭載したエンジンが1200ccとは
思えない力強い走りを実現しています。それでいて燃費もいい。室内空間、荷室も十分に確保され、コンパクトでありながらファミリーユースにも十分応えるイグニス。それでは見ていきましょう
現在販売されているグレードは基本的に3グレード。【MZ】【MX】【MG】に分かれます。
グレード名で聞くとよくわからないので簡単に言い換えると・・・
【MZ】⇒上級グレード
【MX】⇒標準グレード
【MG】⇒廉価グレード
こんな感じです。このほかに【MZ】をベースにした【Fリミテッド】と
【MX】をベースにした【Sセレクション】の二種類の特別仕様車、さらにすべてのグレードに【4WD】の設定がありますが、ここでは基本となる3グレード、2WDについてみていきましょう。
基本的なボディ、エンジン、トランスミッションなどの車の基本性能である【走る】【曲がる】【止まる】ということに関してはいずれも変わりありません。変わってくるのは
【見た目】【快適さ】そして【価格】です。それでは比べていきます。
価格の違い
まずは【価格】です。
イグニスに搭載されるメーカーオプションの【セーフティパッケージ】。これは全車共通で
税込97,200円ですが、【SRSカーテンエアバッグ】【フロントシートSRSサイドエアバッグ】
【デュアルカメラブレーキサポート】【誤発進抑制機能】【車線逸脱警報機能】【ふらつき警報機能】
【先行車発進お知らせ機能】【エマージェンシーストップシグナル】これだけの機能が追加されますので、
絶対につけておいた方がいいです。万一の事故の際の乗員の保護から、他の車との接触や、ちょっとした運転ミスの軽減にもなります。【先行車発進お知らせ機能】は信号待ちや渋滞などで前に止まっていた車が前進を始めると、パネル表示と音で知らせてくれます。これは乗っていて面白いし、何よりも渋滞の回避にもなるので機会があれば試乗車などで試してみていただきたい機能の一つです
※新車のオプションには【メーカーオプション】と【ディーラーオプション】があり、前者はメーカーの製造ラインにて搭載されます。後者はラインにて完成した車両が、販売店舗に届いてから、販売店で取り付けます。よって、【メーカーオプション】は発注時に注文しておかないと、後から「やっぱ付けたいな」ということが出来ません。悩んだなら付けておいたほうがいいでしょう。
車体税込み価格
【MZ】 1,738,800円
【MX】 1,598,400円
【MG】 1,479,600円
【MZ】と【MX】の差が140,400円
【MX】と【MG】の差が118,800円
MXとMG
今回は標準グレードである【MX】をベースに見ていきましょう
まず、廉価グレードである【MG】は足元が違います。足元を引き締める16インチアルミホイールではなく、フルホイールカバーの15インチスチールホイールです。
その他の外装においても、【MX】以上には装着されている【メッキフロントグリルガーニッシュ】・【メッキフロントフォグランプヴェゼル】が無いため、フロントマスクの凛々しさは上位グレードには劣るものがあります。
※フォグランプ搭載は【MZ】のみ。
【MX】
また、エンジン始動は最近の車に装備されることの多いスマートキータイプのプッシュスタートではなく、キー差し込みのタイプとなります。
また、後席スライド機能が無いため、【人優先】【荷物優先】のレイアウトはできず、後席を前側に倒した際も、フルフラットにはなりません。その他にも、収納はポケットなどが少なくなっており、全体的にちょっと物足りなさを感じてしまいます。
【MG】
そんな【MG】が上位グレードに勝っている部分が【燃費】です。廉価グレードであるがゆえに、快適装備が少ない分、車両重量は上位2グレードよりも30kg軽くなっています。その影響もあり、JC08モードによる測定で上位グレードよりもガソリン1リッターあたりの距離が0.8km優れています。32㍑のガソリンタンクですから、一回の給油が30㍑だとすると、満タン一回当たり24km変わってきます。車の使用方法によっては大きいですよね。
快適装備で高級感のあるMZ
それでは次に上位グレードである【MZ】を見ていきましょう
こちらは上位グレードだけあって快適装備が満載です。
まずは外装からLEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、LEDポジションランプが標準装備され、それをコントロールするオートライトシステムが搭載されています。
ハロゲンランプと比較すると抜群の夜間の視認性です。何よりカッコイイ!
さらにリヤフォグランプも装備されています。
ドアハンドルはメッキに変更され、一気に高級感が上がります。
フロントガラス、運転席、助手席のガラスにはIR(赤外線)カット機能付きのガラスが採用され、日焼け対策だけでなく、室内の温度上昇の防止も改善されています。
また、ブラック2トーンルーフを選ぶことが出来るので、さらにスタイリッシな自分好みの一台にすることが出来ます。※メーカーオプション
インテリアではステアリングホイール、シフトノブ、パーキングブレーキレバーは本革巻きとなり上質な見た目と、ソフトかつエレガントな操作感を体感できます。
さらにステアリングホイール裏側にはパドルシフトが装備され、7速マニュアルモードを使用することで、快適なドライブだけでなく、よりダイレクトなフィーリングで【車を操る楽しさ】を体感できます。
さらにクルーズコントロールが装備されているので、高速道路を使用して遠出や旅行をする際もストレスなく、目的地までのドライブを楽しめます。
冒頭の価格の差、内容だけ見ればもっと価格差があってもおかしくないいと思いますが、これだけの内容が、これくらいの価格差で手に入るならば、上位グレードである【MZ】が圧倒的におすすめだと思います。
そして忘れてはいけないのが特別使用車の存在。こちらもご紹介します。
アクティブ派のFリミテッド
これは【MZ】をベースに、コンパクトSUVをよりアクテイブに楽しむ方に最適な仕様となっています
専用のルーフレールが装着され、フェンダーアーチモール、サイドアンダーモールが追加されます。ホイールは専用の物が用意されます。アウトドアをされる方には最適ですね。ルーフレールにキャリアを載せれば沢山の荷物でお出かけできます。
この【Fリミテッド】を買うなら4WDにしたいところですよね。
そして【Sセレクション】
シティ派のSセレクション
こちらは【MX】をベースにLEDヘッドランプや本革巻きステアリングホイールを採用した、大人のコンパクトでしょうか。助手席シートヒータを搭載し、シティユーズをより快適かつ優雅にこなせる仕様となっています。
まとめ
せっかく新車を買うのですから、気に入った一台を選んでいただきたいですよね。やはりおすすめのグレードは【MZ】です。あれだけの充実装備がこの価格差で手に入るならば悩むことはないと思います。
今後、車の使い方が変わって、買い替えをすることになった場合でも上位グレードは下取り価格に差が付きます。【MZ】と【MX】だとそんなに変わらないと思うかもしれませんが、いざ乗ってみたときの満足感は絶対に【MZ】の方が上だと思います。
今回はグレードごとの装備について執筆させていただきました。これが車両購入をする方の参考に少しでもなれば幸いです。
楽しいカーライフになる事をお祈りしております。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
イグニスを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
査定額の相場を知らなかったばかりに20~30万も損をした人がたくさんいます!
愛車の査定相場を知っておくためには「ナビクル車査定」が最適です。
最大10社の査定が無料で受けられて、しかも入力はたったの45秒で完了。
それでも・・・