SUVの購入で失敗しないためのポイント5選
自動車業界における売れセンのカテゴリーは、軽自動車とハイブリッドを持つ小型車という図式は相変わらずですが、ジャンルとして注目されているのはSUVです。
SUVはジャンルの間口が広いため車種も豊富で国産、輸入車共に各メーカーは力の入ったモデルを続々と投入しています。今、新車の購入をお考えの方は、ファミリーユースであっても、若いシングルの方であってもSUVはいくつか候補に入ってくるのではありませんか?
今回のクルドラでは、そんな「SUVを買うぞ!」と目標を定めたあなたにぜひ読んで欲しい、購入で失敗しないためのポイントを5つご紹介します!
目次(タップで飛べます)
新車購入の流れ
引用:https://www.enfini-aomori.co.jp/
さて、今回は初めての購入でしょうか、それともお乗り換えでしょうか。どちらにしても新車購入に至る流れはあまり変わりません。
ざっくりと言えば情報収集⇒ 資料(主にはカタログ)入手⇒ 販売店(ディーラー)訪問⇒ 商談⇒ 成約、こんな感じですね。
ポイント①コレ1択!よりも3択くらいで行こう
情報収集はネットや雑誌で十分できる時代です。多くの方は気になるモデルがある程度、頭にありピンポイントでチェックされることでしょう。その際は少し間口を広げて眺めてみるのもコツです。
例えばトヨタRAV4が良いな、と思っているようならハイブリッドのSUVは他社だと何だろ、もう少し安いモデルは何だろ、とこの段階では第3候補くらいまで設定しておくほうが後々、お得な買い物ができる可能性が高まります。後述しますが、実車を見て気持ちが動くことだってよくあることですから。
ポイント②カタログ集めで気分も上がる
HPで簡単入手
資料の入手は、各メーカーのHPよりメール一発で自宅へカタログが郵送されますから、まだ販売店に出向かなくてもOK。HPを通じてカタログを送ってもらうと、大概は”本カタログ”が届くのもイイですね。
販売店はカタログもメーカーから購入しているので、一見(いちげん)さんには簡易カタログで済ませ、商談に進みそうな顧客には本カタログを渡してくるのが一般的。カタログも販売店にとってはタダじゃないですからね。気の利いたメーカーは、一緒にオプションカタログも同封してくれています。
じっくり読めば買う気も上がる
もっとも何するにせよウェブありきのご時世。カタログの内容はまんまHPに記載があるから紙のカタログがいるか?な気もしますが、紙媒体で「読む」「見る」は画面を眺めるのとは違う発見があるものです。スマホの小さな画面では見落とす情報があるかも知れませんし、ぜひ入手されることをおすすめします。2台、3台とカタログがメーカーから届く度に購入マインドも上がってきますよ。
また、これから愛車となるクルマの写真集のようでもあるカタログは、新車購入の記念品的な趣きもあります。
ポイント③いざ販売店へ!実車を前に確認したいこと
さて、予習万全となったら次はお待ちかねの実車とのご対面です。目指すクルマの販売店がどこにあるかチェックしたら出発です。その際、販売店に訪問する旨を連絡しておくかどうかで悩む方もいるかも知れません。
あなたが何らかの事情で、少しでも早く成約、納車してもらいたい状況なら別ですが、そうでもないなら基本初回のアポ取りまでしなくても大丈夫です。ショールームに希望のクルマが置いてあるかどうかのチェック位でいいと思います。土日ならまず問題ないですし、平日でも留守番の営業マンは一人くらい置いているものですから、説明を聞いたり見積もりをもらったりはできます。
本丸は一番最後に取っておこう
引用:https://www.corolla-hakata.jp/
販売店を訪問する際のポイントは、可能なら第1候補あたりからスタートしてみた方がいいかも知れません。理由は2つあって、1つは意中のクルマを初っ端から目にすると、舞い上がってしまいもうキミしか目に入らない!状態になる人がけっこういるからです。そうなると他の候補車をイーブンな目で見ることができなくなると感じます。
もう1つは販売店を訪問するコツみたいなものが、徐々につかめてきますので、一番慣れた状態で第1候補に臨むことができるからです。
SUVならではのチェックポイント多し
引用:https://www.c-kobe.co.jp/
さて、販売店にて実車を目にした際にチェックすべきポイントですが、SUVですから車体のディメンションがやや特殊です。特にセダンやハッチバックといった普通乗用車から乗り換える場合、高めな車高、そのための昇降性、視界の状態などはそれなりに変わります。
また、何よりも気にすべきは車両感覚を違和感なくつかめるかどうかです。もちろん慣れということはありますが、車体サイズによっては慣れでは済まない状況もあり得ます。いつになったら慣れるんだろう、、、と思いながら運転したくないですよね。高い着座位置で見晴らしはいいはずですが、例えばフロント左前の車幅を把握できるだろうか、などは要チェックです。
引用:https://www.webcartop.jp/
遠慮せずリヤゲートも開けてもらい、”エアー”荷物の出し入れなども忘れずに済ませてください。SUVは比較的ボディ、タイヤのサイズも大きくて見栄えが良く、カッコいいし惹かれるわけですが、実車を目の当たりにしたら多少、現実感も忘れずに。
ポイント④試乗は可能な限り徹底的に
よほど特殊なモデルでなければ、多くの販売店で試乗車が用意されています。高い買い物ですから、実際に乗りもせずに買う人は少ないでしょう。もっと言えば、わずか数分の試乗でイイの悪いの決められるのか、とさえ思います。
引用:https://ameblo.jp/
そうだ!レンタカーがあるじゃないか
そうお考えなら、レンタカーでまる1日借りて乗り倒す!なんて方法もあります。
調べてみたところトヨタ車はトヨタレンタリースでけっこう幅広くSUVを揃えています。ライズ、RAV4、C-HRにハリアー、ランクルプラドまで用意しているお店もありました。タイムズレンタカーではマツダのCX系のSUVが揃っていましたし、エクリプスクロスやBMWのX1などマイナーなものも。1日借りると、上級クラスはけっこういい使用料になりますが、それで何百万の買い物が確実なものになるなら価値があるのでは?
また、期間や販売店が限定的になりますが、1泊2日や24時間の試乗サービスを実施しているところもありますので、希望にはまれば活用したいところです。
試乗は普段の使い方に当てはめてみよう
試乗する際のポイントは、前項同様ですが車両感覚がつかみやすいかどうかは最重要課題。
可能なら自宅まで走っていき、車庫入れしてみるのも手です。すんなりと行けばいいですが、切り替しが増える、乗り降りでドアを開くスペースがメッチャ減った、などは今後マイカーとしたときに毎日のストレスになる可能性もありますよ。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
ブレーキやアクセルの感触も大切で、特に乗り換えの方はそれまでのクルマに慣れている部分があるでしょうから、同じ感覚で踏み込んだ場合でもクルマの挙動が違うことは多々あります。
自分の好みに合うかどうかを確認してください。後は小物入れの数や収納のレイアウトも大事なチェックポイントです。毎日運転する中で、普段何気なく置いている物のスペースが無くなったとか、こんな使いにくいところにカップホルダーが、とかありそうです。
同乗者さんの意見も忘れずにチェック
引用:https://www.alpine.co.jp/
さらにご家族の同乗機会も多いなら、皆さんで乗っておくことも大事ですね。SUVの数少ないデメリットとして、クルマに乗り込む際の高さが、お年寄りや小さなお子さんにはハードルとなることがあります。オプションの電動ステップなどで対処することもできますが、まずは実際に乗ってみることです。同乗者目線による意外な”気付き”が指摘されるかも知れません。
この段階でのポイントは、ムリに初志貫徹を意識しすぎないことでしょうか。例えばRAV4がいいと思っていたけど、余裕で扱うサイズ感ならロッキーじゃないか、あるいはエクストレイルなら7名乗車がいけるんだ、とか実際に現車に触れてから見方が変わるようならそれはそれでいいでしょう。そのための下見であり試乗なのだと思います。
ポイント⑤商談は自身の合格ラインを決めよう!
さあ試乗まで済ませて、そのクルマが候補から外れないことが確認できたら、いよいよ商談です。
商談ではお金の話だけではなく、グレードやボディカラー、オプション選択まで営業マンと詰めていきます。
どこまで自分の希望を通すかの線引きを
もちろんグレードやカラーに決め打ちで希望を持たれているのなら、それはそれで構わないのですが、その場合納期や金額でムリが利かないことも多くなります。どんなクルマにも人気グレードやカラー、オプションがあり、メーカーの製造ラインも無限ではないため、ある程度それらを見越して生産されるものです。それらはメーカー在庫となり、販売店には即納できるモデルとして通知されます。
例えば車体色でブラウンのメタリックが気に入っているが、納車は半年待ち。でも白なら今月中に行けます、みたいなことはよくあります。決算月に当たっている場合など、白なら値引きもココまで出します、といった展開も多いものです。この点については個人の考え方次第なので、白の方が絶対得とも、少し待ってでも一番好きな色にすべきとも言えません。
一昔前なら下取りを考えたら白か黒に、マニュアルMTではなくオートマで、なんて話も聞かれましたが、現在は中古車マーケットも拡大していて多様なモデルに一定の引き合いはあります。
但し、「今より大きなSUVになるし小傷も付けそうだ」などを想定して「修理しやすい色にしておくか」、などの妥協はアリだと思います。
クルマは値引きだけでは決められない?
引用:https://www.east-mitsubishi-motor-sales.com/
商談でもっとも重要と見なされるのは値引き交渉でしょうね。世間ではワンプライスが増えている環境ですが、ことクルマに関しては未だに値引き文化が健在です。
同じクルマを買うなら少しでも安いところから、と考えるのは人情ですが、クルマが他の耐久消費財と違うところは、購入した後にも販売店との付き合いが継続するという点です。点検や車検、修理に保険手続など何かと足を運ぶ機会があります。購入する店舗はその後の利便性も考慮に入れて選択すべきでしょう。単純には自宅から近いほどいいとなりますので、当然販売店の候補は限定されるわけです。
商談のポイントは、他店よりいくら以内の差なら、その店から買うという基準を自身で持つことです。逆に言えば、いくら以上開くなら多少遠くなってもB店から買うという基準でもあります。
これは本命モデル同士の競合でも、他メーカーモデルとの競合でも変わることはありません。販売店、あるいは営業マンもそれぞれ個性がありますから、その好みによって決めることだってあると思いますが、そのときも同様で一番安いところから、というよりはいくらまでならこの人(販売店)から買うという方が、その後のカーライフが何かと豊かになるように感じます。
なぜSUVはウケるのか?
引用:https://motor-fan.jp/
冒頭にある通りSUVは今、人気のジャンル。ユーザー側からすれば巷にあふれる軽自動車やミニバンには乗りたくない。かと言ってセダンやハッチバックではフツー過ぎてつまらない、スポーツカーは家庭事情が許さず。そうした流れの中で自然とクローズアップされてきたのがSUV。
適度に大きな車体は、燃費には多少不利でも衝突安全性は高そう、何より見栄えが良く所有感が満たされる。また、人気ジャンルなので下取り価格も高いなどユーザーのメリットは大きいです。
引用:https://www.shakaika.jp/
メーカー側からすれば、SUVといえど基本コンポーネンツは乗用車のものを流用するからコストを抑えることができ、一般的に大きなクルマほど値付けは高めに設定できるため利益率もよい。オプション品の装着率も高いため、販売店の粗利にも貢献と量産しやすいジャンルなのです。
売れるジャンルは様々な技術開発も積極的に行われるから、性能も上がります。大柄な車体をカバーする運転支援システムの拡充に、悪いと思われがちだった燃費も、軽量化や電動化によりモデルチェンジの度に向上しています。正に買い手も売り手もウィンウィンの関係となるクルマがSUVと言えます。
あなたがSUVから愛車を選ぼうとするのは正解です!
引用:https://sp.walkerplus.com/
以上、SUVの購入で失敗しないポイント5選をご紹介致しました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、主なSUVの値引きの記事をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
トヨタのSUV
>>RAV4の値引きレポート、>>ライズの値引きレポート、>>C-HRの値引きレポート
ホンダのSUV
マツダのSUV
>>CX-30の値引きレポート、>>CX-8の値引きレポート、>>CX-5の値引きレポート、>>CX-3の値引きレポート
スバルのSUV
日産のSUV
ダイハツのSUV
SUVを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
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