後悔しないために確認しておきたいヴェゼルの不満点4つ+α口コミまとめ
最終更新日 2023/7/6
猛威をふるったコロナ感染症も5類相当となり、苦しんできた自動車業界もようやく反転攻勢の兆しが見えつつあります。2023年初頭には”1社“を除きすべての国産メーカーが前年実績を上回る成績へと回帰しています。
さて、その残念な1社がホンダ。もちろんN-BOXは好調で軽王者の地位は揺るぎませんが、それ以外の登録車は振るいません。ベスト10にかろうじてフリードが滑り込んでいるものの、その他は軒並み低空飛行。フリードに続くのがマイチェンを終えたフィット、新型となったステップワゴン、次いで本稿の主役ヴェゼルとなっています。
ヴェゼルの販売自体は悪くなく、実際今オーダーを入れても納期はハイブリッドも純ガソリン車も半年以上の待ち。これは半導体のほか、塗料やガラスなどあらゆる部材供給がいまだ正常化していないためです。他社に比べホンダの調達能力がやや低いことも疑われます。
本来であれば初代モデルのようにSUV年間販売台数首位も狙えたはずのヴェゼルですが、その回復軌道へは今しばらく時間が掛かりそうです。
引用:https://car-me.jp/
そうは言っても「いくら待ってでも乗りたい」と思わせる魅力的なSUVであることは、今回チェックした口コミ件数の数でもわかります。件数が多くなればなるほど、当然ですが高評価に隠れた低評価も顔を覗かせます。
そこで今回のクルドラではヴェゼルを実際に所有した方や、体感した方の様々な口コミ情報に見え隠れするマイナスポイントを洗い出し検証していきます。ぜひぜひ、新車購入等の参考にしてください!
目次(タップで飛べます)
現行ヴェゼルのプロフィール
引用:https://www.automesseweb.jp/
2013年に初代モデルが発売となり、一躍ホンダを代表するSUVとしてポジションを確立したヴェゼル。冒頭のとおり何度も年間販売台数におけるSUV部門の首位を獲得してきました。
現行型は2021年に登場した2代目。メガヒットした初代の実績を引きずることなく、ドラスティックに様変わりした新型は大いに注目を集めました。
エクステリアはこれまでのキャラクターラインが際立つクーペフォルムから、最新のフィットやN-WGNにも通ずる面の仕立てで魅せるスリークなデザインへと変貌。特徴的なボディ同色グリルや伸びやかなルーフラインから、実寸以上の車格観を感じさせます。
インテリアも同様でドライバー中心の雰囲気があった先代から、水平基調でノイズの少ないスッキリとした造形に。基本はブラック基調の内装となりますが、現在受注が停止されている”PLaY”グレードなら爽やかなグレージュ調のカラーリングとなり、シフト周りのオレンジ系加飾と相まって、新型ヴェゼルらしさをより感じることができます。2022年夏の小改良時にZグレードへもグレージュ系内装が選択可能になったのは朗報です。
ヴェゼル用にチューンナップされたe:HEVを搭載
ヴェゼルのパワートレインは1.5ℓガソリン車もエントリーグレードとして残されていますが、主力は断然ハイブリッド車のe:HEV。発売後2年経過した登録実績を見てもe:HEVが全体の85%近くを占めているそうです。
引用:https://www.goo-net.com/
e:HEVは駆動用と発電用という2つのモーターを搭載、高効率な1.5ℓガソリンエンジンと組み合わせ、走行状況によって自動で駆動力を振り分けるホンダ独自のハイブリッドシステム。ベースは先行して発売されたフィットと同形式ですが、エンジン、バッテリーともに車重のあるヴェゼル用に出力アップが施されています。
ADAS系はもちろんホンダ最新の”Honda SENSING”が全車標準なのは言うまでもありませんが、今回のヴェゼルではホンダコネクトにも注目。昨今、各メーカーともクルマをスマホで結ぶコネクテッド機能の拡充は進んでいますが、ホンダでも自動地図更新や車内Wi-Fi、エアコンやドアロックなどのリモート操作、デジタルキーなどを設定(PLaY以外はオプション)、ますます利便性が高まりましたね。
ヴェゼルの不満点を確認
納期遅延問題はいまだ完全解決には至っていませんが、ちらほらと街でも見かけるようになってきたヴェゼル。早いもので発売から既に2年目へと入っています。そのせいかネット上ではかなりの数の口コミも上がっていて、その件数からもヴェゼルの注目度が窺えます。
とにかく先代モデルが販売末期まで高い人気と実績を残していて、当然その新型ともなればキープコンセプトの正常進化がセオリーですが、かなりの変化球が放り込まれた格好の2代目。ある意味ホンダらしいとも言えるモデルチェンジとなっただけに、必然その期待値も高くなるようです。それらをチェックしていくといくつかオーナーさん達に共通する傾向も見られました。
本稿ではネガティブな意見の多いものについてご紹介していきます。
①エクステリアの不満点はココだ!
実はデビュー前に物議を醸しだしていたのが新型ヴェゼルのエクステリア。前段のとおり先代とは大幅にコンセプトチェンジしたそのルックは、フロントはマ〇ダCX-5、リヤはト〇タハリアーそっくりじゃん!とクルマ好きの間ではそれなりに騒ぎになったと記憶しています。
しかしながら口コミを見ていくと”その部分”にそれほどの不満を上げる方は少なく、もう少し多岐に渡った意見が目立ちました。
いくつかあったものをピックアップすると以下のとおりとなります。
「外観はそれぞれ好みがあるので言っても仕方ないが、先代ヴェゼルとは似ても似つかぬ一貫性の無いエクステリアデザインは、ホンダが何を持って”HONDAの独自性”を主張したいのか分からなくなった」
「気に入らなかったのはボディ同色のフロントグリル、耳たぶドアミラー、切りっぱなしの貧弱マフラー、花柄デザインのアルミホイール。納車時にはフロントグリルをディーラーOPで交換し、マフラーカッターも付けた。フロントグリルは需要が多いそうで、納車に間に合わないかもしれないと言われた。それだけ皆、同じ意見なのだと思った」
引用:https://wansoku.com/
「後席外側のドアハンドルは普通の位置にあった方が落ち着いて見える。先代からの流れだろうが、新型はデザインコンセプトが違っているため、フロントドアから後部がやたら間延びしている。ウチの爺様は乗車時いつもドアハンドルを探しているよ」
「乗り込む際、屋根が低いので頭が当たる。あと5cm高いと良かったのに。トランクもルーフをもう少し高く、そして後ろに長くしたら使い勝手が良くなったろう。そしたらエクステリアが変わっちゃうかもだけど、そこを何とかするのがデザイナーの腕の見せ所では?」
「ZおよびPLaYグレードはタイヤサイズが大径になっている。カッコの問題だと思うが、せめて18インチはオプション扱いにして欲しかった。4本で100kg近い重量増となることや、最小回転半径が5.5mに膨らむため小回りにも不利。ちなみに16インチのGとXグレードは5.3m」
時間の経過と共に外観デザインの評価が大逆転!?
相対的に口コミの数としてはエクステリアに関することは少なめ。エクステリアはクルマを選択する上では入口であり、そこが気に入らなければなかなか購入には至らないでしょうから当然かも知れません。
発表された直後から1年、2年と経過していく中で口コミにも変化が見られ、その最たるものがエクステリアでした。
引用:https://autoc-one.jp/
デビュー当初に揶揄されていたフロントマスクやリヤ周りのデザインも、年数が経つにつれて評価が逆転したように感じられます。
目立ったのはWebや雑誌媒体で見ていたものと、実車の雰囲気はかなり違っていて、当然現物の方が良かったというもの。実車はCX-5やハリアーなどと全然違うという論調が多く、ココはホンダのデザイナーもしてやったりでしょうね。
②インテリアの不満点はココだ!
エクステリアに比べ、運転中ずっと目にして触れる機会も多いインテリア部分の口コミは多めです。外観同様にインテリアも先代のスポーティなコクピット感覚から、ゆとりを感じさせるスッキリとしたデザインへと変貌しています。一方で先代より全高を下げたことで車内高への影響などもありそうですが、そのあたりを中心に口コミ情報サイト等では以下のようなコメントが並びました。
「前車はマツダ車であったが比べると質感は今一歩に感じる。クラスとしては平均的かも知れないが、フィットより劣る前席収納やカップホルダー位置が使いにくいところは気になった」
「センターコンソール部分の質感。全体的にハードプラになってしまったが、ここは先代のピアノブラック仕上げの方が良かった。ソフトパッドっぽく見える部分でも実は硬めだったりする箇所もあり、特に運転時左足の膝が当たる部分が硬く気になる」
引用:https://koen-g.com/
「スタートボタンの位置はもう少し右に寄せられるのではと思う。現状はステアリングの裏になっていて、いちいち手首をまげる必要があり、とにかく押しにくい」
「けっこうフロントガラスの上下幅が狭い。頭上高はそれほど気にならないが、シートポジションを決めると視界に入るサンバイザーが気になる。ここが唯一の残念な点。なぜ先代と同じ程度にできなかったのか。後席も広いが天井高が低くなったので高身長の方だと気になるかも」
「後席膝前は広いがヘッドレストが低いのが気になった。また後席に乗り込む際、頭をぶつけないようかがむと、タイヤハウス上の樹脂パネルに尻が当たる。大柄な人は乗り込みづらいだろう」
「新型は後席のニースペースが拡大していることを強調するが、片方では頭上周りは低くなっているし、リクライニングは無くしているし、おまけに後席真ん中のヘッドレストは垂直にならないしとネガポイントも増えている」
「後席に乗車すると頭から後ろあたりにかけて風切り音が入ってくる。今まで乗ってきたクルマでは感じたことはなかった。どこかに隙間でも開いているのではないかと疑いたくなるほど。個体差だろうか?」
足下拡大の後席も頭上高とヘッドレストはイマイチ
不満の多くはリヤシート周りに集中している感じで、後席リクライニングがなくなった点と中央ヘッドレストの角度、高さについての言及は目立ちました。
引用:https://www.smauto.co.jp/
新型ヴェゼルでは先代に比べるとルーフ高は下がっていますが、タイヤ径の変更など含め地上高はアップ。それに伴い前席のアイポイントは10mm上がっているので多少頭上空間に影響が出ています。後席についてはシートフレームが新設計されているため、足元と膝前スペースは35mmずつ拡大されていますが、背もたれが2度寝かされていることから頭上空間の確保に苦慮した跡は感じられます。
それもこれも新ヴェゼルのスタイリッシュなフォルムを実現するためで、長めのノーズと水平基調のデザインで伸びやかな印象を構築するには、全高を低めに収めることがポイントだったようです。
後席ヘッドレストについてもヴェゼルオーナーさん界隈ではわりと上げられる不満点のようで、引き上げると垂直にならないため首の角度に沿わないとか、そもそも引き上がり幅が小さいので頭を支える位置にならないなど。高度な先進安全装備が持てはやされる昨今ですが、こうした基本的な安全策の簡素化、簡略化は如何なものかとの声も上がっています。
③装備や使い勝手についての不満点はココだ!
仕事柄、様々なクルマの口コミ情報をチェックしてきましたが、件数としてもっとも多いのがこのジャンルです。
ヴェゼルについても同様でインテリア以上に厳しい意見も。特に現行ホンダユーザーならほとんどの人が実感しているであろう「あの部分」については以下のとおり酷評が集中していました。
引用:https://news.mynavi.jp/
「メーカーOPのホンダコネクトナビだけは付けて後悔しかない。ホンダアプリセンターも早々に廃止になったし、これならディーラーOPのギャザスナビにすりゃよかった。アプリセンターってこれから進化していくから価値があるのでは?メーカーとは思えない稚拙さで、純正ナビはこれを最後にしたいと思う」
「ホンダコネクトディスプレイに備わるナビシステムがとても使いにくい。経由地の到着時刻が表示されないし、インターチェンジが指定できない。渋滞情報の案内が無いし、県境をまたいでも知らせてこないなど。もしや設定の仕方などあるかもしれないが、直感的な操作ができないナビは未完成品という印象。今後のアップデートを期待したい」
「高速で左右のルートに分岐する箇所があり、電光掲示板では左ルートは渋滞と出ていたが、コネクトナビは左ルートを案内。クルマを信じてその通り行くと見事渋滞に。他にもいつものルートを走行中、なぜか突然右へ行けと指示が出て、何かあったのかと思い右へ進むと渋滞の中へ突入。最新ナビでここまでイカれたものは初めて」
「フィットのアダプティブクルーズコントロール(ACC)は非常によくできていて安心、安全に前車を追従してくれたが、ヴェゼルのACCは不安定で急始動・急ブレーキが多く、ヒヤリとすることが増えた。高速はともかく一般道ではソフトウェアアップデートが入らない限り、ACCを使うべきではないと思う」
「走行用バッテリーが他社より小さいので仕方ないのだけど、ヴェゼルにはハイブリッドでもAC100V電源が付かないのが残念ポイント」
「ドリンクホルダーは先代のように2段底で深さ調整できないため、コーヒーカップSだと埋まってしまい取りづらい。全般にドリンクホルダーや収納場所が少なく、使い勝手は悪化している」
引用:https://motor-fan.jp/
「不満点はメーターパネル。アナログとデジタル、二つのスピードメーターが備わるがどちらか一つでいい。私はデジタルしか見ていないので、それならば全面液晶メーターにしてユーザーの必要な表示をカスタマイズできるほうがいい」
「ヴェゼル、シビック、ZR-V、ステップワゴンの液晶ディスプレイは、どれも表示パターンが一緒でつまらない。他社ならディスプレイ表示のデザイン変更を出来たりもするが、ホンダはそのような仕様にできず電飾系が弱いと感じる」
「ベースグレードGとXには売る気を感じない。純正アクセサリーも少なく、フィットにもある本革ステアリング、シフトノブもない。ウレタンステアリングだけはどうしても気に入らなかったので、Z用の革張りステアリングを”部品“で取り寄せ交換してもらった」
冒頭にある集中砲火を浴びていたのはメーカーオプションとなるHonda CONNECTディスプレイでした。これにセットされるナビシステムがイマイチ良い評価を得られていないようです。
実はヴェゼルに限らず”純正“とされるナビゲーションに不満を持つ方は多く、よく知られたところではフォルクスワーゲンの純正ナビなどもけっこうなヤリ玉に挙げられています。今や多くのクルマが通信機能を持つようになっていることから、スマホ連携による地図アプリを使用する方も多く、ヴェゼルの場合もHonda CONNECTディスプレイとナビゲーションは別個に選択できるのならよかったですね。
AC100V/1500Wコンセントでヴェゼルを給電車にしたい
口コミにあるAC100V/1500Wのコンセントが用意されないという件は、最近のトヨタや三菱車で採用が増えていることなどもあって不満を感じるのかも知れません。
普通のガソリン車では厳しくとも、ハイブリッドやPHEVなど容量の大きなバッテリーを積むモデルならAC100Vコンセントは確かに魅力的。それらは外部給電機能もあるため万一の災害時にポットや炊飯器、ドライヤーなど家電が使用でき、いざという時には心強い味方となるでしょう。
ホンダでもステップワゴン等に100WまでのAC100Vコンセントがディーラーオプションで設定されますが、ハイブリッドモデルなどにはもっと大容量コンセントを積極的に装備してもらいたいところです。
④走行フィールに関する不満点はココだ!
今年5月に2026年からの“ホンダF1復帰”が報道されましたが、やはりホンダといえばパワーユニットを中心としたスポーティな走りをイメージする方は未だ多いでしょう。ホンダ専門チューナーの”無限“ブランドなども有名です。
現在の車種ラインナップを見ればNSXやS660が消え、シビックタイプRこそ残っていても、それ以外にスポーツカーはなく少し寂しくもありますね。とは言えミニバンや軽、SUVであってもホンダ車となれば走行面でのパフォーマンスに期待は寄せられるのでしょう、各サイトの口コミには以下のような意見が寄せられています。
引用:https://jp.motorsport.com/
「前車のシャトルはアクセルを踏んだ分、レスポンスよく加速していたのに対し、ヴェゼルは踏み始めの加速がもっさり遅いと感じる。そのくせエンジン音はうるさく、やかましい。音質もがさつで、特に低速時の音は一昔前のクルマといってもいいくらい静粛性とはかけ離れている」
「アクセルを吹かした際のエンジン音は敢えて演出しているらしい。個人的には必要ないと思うが、ホンダ車のエンジン音が好きな方もいるようで、そうした味付けがされているのだろう。ただエンジン音の唸りの割には、ややレスポンス不足だと感じる」
「e:HEVはアクセルペダルをガッツリ踏んだ時のレスポンスが悪い。踏んでから2秒は加速しないため、高速の合流や追い越しが怖そう。むしろハーフスロットルの方がスッとスムーズに動く」
「足周りはまぁ許容範囲だがタイヤ、ホイールサイズの影響かロードノイズが我慢出来ない程にひどい。音楽かけてごまかすにしても限度を超えている。軽自動車なんかと変わらず、他メーカーの同クラスSUVで同じ道を走行したが明らかに劣っている」
「18インチアルミに50扁平のタイヤは、この足回りには荷が重すぎる。16インチスタッドレスを履いていた時の方が快適で、路面の凹凸やワダチ、マンホールなど乗り越えたとき見事にいなしてくれた。18インチアルミはとても重いし、外側に荷重がかかるので舗装の継ぎ目を通ると足回りがバタつき不快」
引用:https://www.webcg.net/
「カーブでのロール、少し波打つ路面での横ずれ、ブレーキング時のノーズダイブが気になった。総じて足回りが柔らかめ。ソフトな乗り味としてはいいのだが、段差越えでの振動の収まりが遅い。もう少し足回りを引き締めた方が乗り心地も良くなると思う」
ハイブリッドのe:HEVでも”ホンダサウンド”は響くのか?
走行フィールに関しての口コミは大別するとエンジン音とアクセルレスポンスの二つに意見が集中していました。
エンジン音は”がさつ”、”やかましい”など手厳しいものもありましたが、口コミ中にもあるようにホンダとしてはあくまで演出。e:HEVのエンジンは基本発電のために搭載されているので、効率の良い回転数を維持したまま稼働していればいいのですが、ドライバーにすると速度と音の関係が伴っていないと違和感を覚えるものです。すなわちアクセルを踏み込めば、エンジン回転数が上がり、変速と共に音質も変化していくという流れ。
ヴェゼルでは違和感がないように、燃費が悪化しない範囲でエンジン回転数を変え、あたかも変速していくように聞かせる制御を行っています。
まぁハイブリッドだけに淡々と静かに回っていてくれればそれでいい、という方もいるでしょうがホンダはこだわりを見せたわけです。
引用:https://gazoo.com/
もっともあいにくとエンジン音に対して、クルマのレスポンスがイマイチという評が多いのは、今後のチューニングに期待するしかないですね。
その他の不満をアレコレ集めてみた
大きくは括れない部分にも様々な口コミが集まっていました。主観的なところ、あるいはクルマの個体差などもあり感じ方は人それぞれですが、何点か興味深い内容もありました。
「高速道路をACCで巡航中、ステアリングを無意識程度に少しでも動かすとレーン逸脱警告が鳴る。機能がシビア過ぎるのか、これでは長距離クルーズで返って疲労する。前車N-WGNのホンダセンシングと比べ、ヴェゼルにはガッカリした」
「一般道と市街地はカタログ値に近い燃費だが、高速がやや悪いと感じる。e:HEVは高速に有利な”エンジンモード“で走れるわけだが、”エンジン+EVモード“の両方を頻繁に繰り返す印象。決してエンジンのみという訳ではない」
「ワイヤレス充電は微妙。スマホを置いてもエラーになることが多く、持ち上げては置き直すを繰り返すのでストレスが溜まる。充電速度も遅く、なかなかフルチャージにならない」
「タイヤの走行ノイズが思ったより気になる。出荷時からミシュランのプライマシー4を履いていて、それなりに良いタイヤなのでもうちょっと期待していた」
引用:https://www.suv-freaks.jp/
「e:HEV ZのFFで普通に装備を揃えると300万円。同じ300万円から買えるハリアーは、2クラスは上。ちなみにハリアーSの2ℓガソリンはETCとカーペットを買えば、普通に使える装備満載で総額330万円くらい。ホンダが作るとなぜこんなに価格が高くなってしまうのか?」
生産性を回復しSUVのトップランナーに返り咲くか!
もちろん本稿では意図して不満点を抽出しチェックをしてきましたから、それを持ってヴェゼルのクルマとしての魅力度が低いかといえば決してそうではないでしょう。
エクステリアの項でも書いていますが、あれだけデビュー前に賛否両論飛び交ったフロントマスクやリヤデザインも、現車が出回るようになると全くと言っていいほど違和感を唱える方が減ってしまいました。
それだけ実際のプロダクトは新しいヴェゼルを訴求するに足る資質を十分に備えていたということでしょう。
惜しむらくは部品供給や調達の遅れから正常な生産体制に戻らず、未だに登録台数が先代モデルに届いていないこと。確かに他メーカーでも一部人気車種(特にSUV)は似たような状態ですが、台数の稼ぎ頭となりうるコンパクトSUVだけにホンダも忸怩(じくじ)たる思いのはずです。
引用:https://response.jp/
以上、ホンダヴェゼルの不満点をいくつか検証してみました。
この記事を読んでくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうすれば一番お得な値引き交渉ができるか、次の記事をぜひチェックしてみてください。
ヴェゼルをお得に買うには下取り車を高く売ることがカギ
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