プジョーリフターのおすすめオプションはどれ?絶対チョイスしたいアイテムはコレ!
最終更新日 2021/11/1
フランスのプジョー、シトロエン、DSオートモビルからなるグループPSAジャパンの業績が好調です。2020年から2021年にかけてはコロナ禍の影響があり多くの自動車メーカーが苦戦を強いられる中、同社は日本で16,688台(2020年実績)を販売し、異例の前年比超えを達成しました。
傘下の3ブランドはいずれも好調ですがとりわけプジョー車は絶好調で、足元の状況を見ても2021年の第1四半期(1~3月)登録台数が3,907台と、日本におけるプジョーの同期間最高記録となっています。好調の背景にはCOTYのインポートカーオブザイヤー等を受賞したBセグメントハッチバック208や、同コンパクトSUV2008の人気が高いこと、そこへさらに3008と5008のSUV2車を1月末にマイチェンして販売に勢いをつけたところです。
そんな好調プジョーから2019年後半に発売されたのが新型MPV(マルチパーパスビークル)の「リフター」です。このときは特別仕様車デビューエディションのみの発売でしたが、2020年の暮れにようやく通常のカタログモデルとして国内本格デビューとなりました。
引用:https://with-cars.com/
今回のクルドラでは、プジョー最新のMPVリフターにフォーカスし、実際に購入しようとしたときに役立つおすすめオプションをご紹介していきます。
目次(タップで飛べます)
リフターってこんなクルマ
フランスの名門プジョーは、現在フィアットやアルファロメオ、ジープ、シトロエン、DSオートモビルズ、オペルなど13社からなる企業グループSTELLANTIS(ステランティス)を構成する1ブランドです。
プジョーのポジションとしては、ラリーやレースで培われたDNAを継承したスポーティなモデル群。かつてはネコ足で鳴らしたコンパクトなモデルが主力でしたが、現在は業界のトレンドに沿いSUVのラインナップがとても充実しています。
引用:https://www.webcartop.jp/
その中で最新なのがリフター。従来本国ではプジョーの商用車だった”パートナー“が2018年に3代目へモデルチェンジするにあたり、乗用車モデルを”リフター“として独立させました。
兄弟車シトロエンベルランゴよりSUV度高め
現在日本でもシトロエンから発売されているベルランゴは、基本ボディからプラットフォームまで共有している兄弟車ですが、ブランドの違いは鮮明に打ち出していて両社のデザイン言語をベースにフロントマスクやインパネデザインは全くの別モノです。
ボディもプレスラインは両車同じながら、リフターにはサイドシルやホイールアーチにクラッディングが施されていてSUV仕立てです。もちろん”SUV風”というだけではなく、地上高もベルランゴよりリフトアップされていますし、機能装備でもアドバンスドグリップコントロールやヒルディセントコントロールも装着されるなど差別化されています。
引用:https://camping-cars.jp/
日本仕様には1.5ℓディーゼルターボの”BlueHDi”と8速ATの組み合わせ一種類で、ベーシックなアリュールと上級のGTが用意されました。
リフターにメーカーオプションの設定は無い!
新車を購入する際、一発勝負となるのがメーカーオプション選びです。ご承知の通り、原則的にハンコ付いたらもう後からどうこうできないため、慎重に選びたいところです。
ところがリフターについては、その悩みはありません。現在のところカタログモデルにはメーカーオプションの設定が無いからです。
現行販売モデルは、前述のとおりプジョー車定番のベースグレード「アリュール」とアッパーグレード「GT」だけなので、リフターの場合はグレード選択がメーカーオプション選択と同義と言えるかも知れません。まずはベースとなるアリュールをチェックしてみましょう。
装備充実のエントリーグレード”アリュール”
ベースグレードとは言っても国内でのリフターは、グレード展開も絞られていることからアリュールにも十分な装備が備わります。8インチタッチスクリーン、6エアバッグ、アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、インテリジェントハイビーム、フロント&リアフォグランプ、ルーフレール等々。
引用:https://sapporonishi.peugeot-dealer.jp/
エクステリアはGTとほぼ同一で、大きな違いはタイヤ・ホイールが16インチなこととマルチパノラミックルーフがないこと。細かいところではフロントグリルのフレームとルーフレールがアリュールはシルバー、GTはブラックになるあたりでしょうか。
コスパに優れたイチ推し上級グレード”GT”
2グレード展開なので当然GTはフル装備になります。アリュールの装備に加え、17インチのアルミホイール、マルチパノラミックルーフ、アドバンスドグリップコントロールの3点が追加になります。これらはアリュールには設定できませんので、この3点の装備が欲しい方はメーカーオプションを選択するようにGTグレードを選ぶしかありません。
引用:https://www.tvk-yokohama.com/
アルミホイールのサイズ違いは、乗り心地の面で16インチの方が優位に働くこともありますが、その他の2点はやはり付いていれば魅力的な装備。
マルチパノラミックルーフは、リアシートの頭上まで広がる開放感抜群のガラスルーフだけがウリではなく、多機能ルーフストレージを組み合わせて一体となる収納システムがセリングポイントです。
ルーフ中央を通るフローティングアーチは14ℓの容量で小物を収納することができ、サンバイザー上部にも約18ℓの収納スペースがあります。さらにラゲッジルーム上部には車内、車外どちらからでもアクセスできる60ℓの収納ボックスも設置されているので、これらルーフ周りだけでトータル約92ℓの容量を確保しているのは他車にない魅力です。
引用:https://response.jp/
アドバンスドグリップコントロールはセンターコンソールのダイヤルセレクターでノーマル、スノー、サンド、マッド、OFFのいずれかを選ぶだけで、路面状況に応じ最適なトラクションコントロールや駆動輪左右ブレーキの独立制御で最大限の駆動力を引き出す機能です。
4WDの設定がないプジョー車では、2008から5008までSUVシリーズすべてに同機能が用意されています。
引用:https://www.goodspress.jp/
リフターのおすすめグレードはGT!
アリュールとGTの価格差は22万円です。差額は小さくはありませんが、先の3点の装備内容がその価格であるならばバーゲンプライスと言えるでしょう。
通常、輸入車のグラスルーフ的な装備は大抵20万円前後するものですから、アドバンスドグリップコントロールと17インチタイヤ&アルミは2万円?って風に考えたら分かりやすいですね。
クルドラ的にはリフターならGTをおすすめします。
引用:https://www.webcg.net/
豊富なディーラーオプションで個性派に個性を!
リフターの純正アクセサリーはベーシックな機能性用品が中心となっています。
アクセサリーカタログにはエクステリア関連のパーツはほとんどありません。他モデルにはよくあるアルミホイールもなく、あるのはカラーのセンターキャップだけです。
フレンチMPVでアウトドアへ出掛けよう
SUVらしくレジャーシーンで活躍しそうなのが、カーサイドタープです。
エアフレーム・リビングシェルターとも呼ばれ、独自のエアチューブ構造になっています。 つまりタープの柱部分が浮き輪のようになっていて、付属のポンプで空気を注入するだけで、強固な自立型のタープが完成。キャンプ地などで素早い設営、撤収を可能にします。
通常タープといえば屋根にあたる部分だけのようなイメージですが、これなら簡易テントともいえる形態でプライバシーが高まります。広く快適な室内空間は車両の横以外に後部への装着も可能。車体とタープは複数のベルトで固定され、接合部専用のカバーシートが外気の侵入も緩和します。
引用:http://mscraft.under.jp/
リフターのあるアウトドアでの楽しさを予見させるアイテムはおすすめです。
前段のカーサイドタープを買うなら、ぜひこちらも一緒に用意したいのが各ウィンドウのサンシェードです。車中泊ブームが来ているそうなので、ココから始めるのもいいかも知れません。
大きなルーフを活かしたトランポアイテムが充実
リフターには全車標準でルーフレールが設定されています。そのルーフレールを生かすためにルーフキャリアバーを購入して、各種トランポアイテムを揃えてはいかがでしょうか。
スキーや自転車が趣味の方なら専用のラックが必要でしょう。そうでない場合もフルで乗車してレジャーへ向かうときなど荷物は想像以上に膨らむもの。そんなときのためにルーフボックスやバスケットラックも候補です。
特にバスケットラックはデザインがスタイリッシュで、マッシブなフォルムのリフターによくマッチしています。
引用:http://mejiro.peugeot-dealer.jp/
リフター専用に設計されたプレミアムスピーカー
空間効率の高いリフターは、ドライブなどではやや音量高めに音楽を愉しみたいもの。そこでおすすめなのが「ビーウィズプレミアム2ウェイスピーカーセット」です。
ビーウィズ社(BEWITH)は日本の高級カーオーディオメーカーで、これまでプジョー車などのオーディオ用品定番であったフランスFOCAL社の輸入代理店でもあります。
今回はFOCAL製品ではなく、自社のスピーカーセットを用意しました。ポイントはリフターの音響特性を解析し、構成部品を最適にセッティングしてあること。フロント2スピーカーとツイーターのシンプルなセットながら、クリアでバランスの取れたリッチな音質を奏でます。なお、装着は標準装備のスピーカーとの入れ替えになります。
引用:https://gazoo.com/
タフなMPVを感じさせるマットはコレ
ディーラーオプションの定番はフロアマットやドアバイザー等のベーシック用品ですが、リフターで目を引くのはラバーマットです。スキーやアウトドアなどが趣味の方で、汚れた靴で乗り込む機会が多い方には、カーペット系のマットより選ばれやすいのがゴム、あるいはラバー系のマットです。
リフターの純正品ラバーマットは、通常のゴムマットにありがちな安っぽさがなく、デザイン的にも社名やヘキサゴン柄で魅せ、別売りのリヤラゲッジに敷くラゲッジトレイも同意匠なため、コーディネートして装着してみてはいかがでしょうか。
価格はカーペット生地のマットよりも高価なのがネックですが、その分品質が高いということなのでしょう。
引用:http://www.radius-revolt.com/
ドライブレコーダーは純正品じゃなくてもOK!
もはやクルマの必需品となりそうな勢いのドライブレコーダーですが、リフターのカタログには2社で3種類が用意されています。
一つはセルスター社の「CSD790FHG」と「CSD670FH」。セルスターは日本メーカーで、ドラレコ界では大手になり数多くの製品を販売しています。
おすすめは「CSD790FHG」で、こちらはフロントとリアの同時録画タイプになっています。やはり”あおり運転”対策にはリアカメラは重要で、この製品は後方もしっかりHD画質で記録できます。またGPSが内蔵されているのもポイントで、これにより映像だけでなく、位置情報や時間などを併せて記録できるのでより詳細な情報を残すことができます。
引用:https://www.gqjapan.jp/
ネックは大きい躯体でしょうか。こちらは2018年の発売ですが、現在はモニターレスのコンパクトなモデルも増えてきていますので、やや旧態然としたデザインです。またせっかくの大きな躯体のわりにモニターサイズは2.4インチとそれほどでもないのは残念ポイント。
もう一つのドラレコは㈱TCLが扱っている「Smart Reco WHSR-510」という商品で、プジョーの他にアルファロメオやBMWでも純正オプションに採用されています。ロングセラー商品のためやや時間は経っていますが、夜間に明るさを補正するナイトビジョンや駐車監視モードなどスペックは平均的で概ね満足できる水準になっています。
引用:https://www.webcartop.jp/
セルスター社製が2018年、TCL社製が2017年発売なので純正ドライブレコーダーは、どちらのモデルもやや旧式ですから、一度カー用品店などで他ブランドの最新モデルと比較するのがいいかも知れません。
ちなみにTCL社のSmart Recoは後継モデルの「WHSR-610」が2020年に登場しています。
純正カーナビはなるべく付けたい!
リフターのアクセサリーカタログにもカーナビの設定があります。但し、リフターは標準で8インチのタッチスクリーンが装備されていますから、オプションでナビユニットを購入して、タッチスクリーンに地図画面を映し出すという形になります。
引用:https://news.line.me/
高スペックのパイオニア製ナビを用意
ナビ本体はパイオニア製で、運転中の瞬時の見やすさを実現した地図画面や正確な自車位置測位技術、独自のアルゴリズムを用いたルート探索機能、VICS WIDEによる情報サービスの提示など高スペックモデル。さらに12セグの地デジ放送も受信できます。
スマホ利用がイマドキナビ?
しかしここでもまた悩ましい問題が出てきます。
リフターは最新のクルマらしくミラーリング機能があり、Apple CarPlayおよびAndroid Autoなどでスマートフォンの接続が可能です。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
これによりタッチスクリーンにアプリを表示することができ、マップ機能を使ったナビ、通話、メッセージの送受信、音楽を聴くなどスマホにできることを車内で活用できます。運転中でも音声コントロールに対応しているため安全、快適に操作を行えます。
純正カーナビには、ナビ独自の高機能があることは先の通り間違いありませんが、普段ナビをA地点からB地点までの誘導だけに使えればよいという方は、スマホナビで十分となるかも知れませんね。
但し注意が必要なのは通信料、パケット代が掛かるということです。大容量の定額プラン等を契約しているなら大丈夫でしょうが、最近は格安SIMなどで低容量プランを利用される方も多いようですから、すぐに通信制限が掛かってしまう恐れもあります。制限が掛かると一気に通信速度が低下してしまい、スマホの一般利用にも影響するので不便ですよ。
コネクテッドカー方式への展開に期待!
引用:https://response.jp/
最新のトヨタ車のように通信モジュール(DCM(専用通信機))を標準装備し、一定期間一定容量はコスト負担なしで使えるコネクテッドカー式になれば理想的ですが、プジョーではまだそこまでの設定はありません。
リフターがそうなように、おそらくタッチスクリーンやディスプレイオーディオの標準化は加速していくでしょうから、輸入車にも”コネクテッドカー”方式が拡大していくことに期待です。
以上、プジョーリフターのおすすめオプションをご紹介致しました。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
リフターを安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
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