ヤリスの厳選おすすめオプションとナビはどれ?後悔しないために付けておきたいのは…
最終更新日 2021/9/8
1999年に初代ヴィッツが「21世紀My Car」をキャッチコピーに登場して、早20年。令和の世に”ヤリス“と名称変更して4代目モデルが誕生しました。国内外で爆発的なヒットを記録し、5ドアコンパクトカーブームを巻き起こした初代からの系譜を新型モデルもしっかりと受け継いでいます。
トヨタ車の中ではカムリやプリウス、RAV4に並ぶ世界戦略車となるヤリスは、今回プラットフォームからハードウェア、内外デザイン全てが刷新された意欲作です。世界のコンパクトカー市場に多大な影響を与えた初代モデル同様に、再び新世代コンパクトとして旋風を起こしそうなトヨタヤリス。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
今回のクルドラでは新型ヤリスを実際に購入しようとした際、気になるオプションについて、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
新型ヤリスってこんなクルマ
前述の通りヴィッツ(ヤリス)はトヨタを代表するコンパクトカーとして、世界中で販売されてきましたが、今回の4代目からは開発に大きな変化がありました。ベース車両は「世界共通」の考え方を改め、日本・欧州といった先進国向けと新興国向けは別開発としたのです。
そのため日本のヤリスはトヨタの新開発設計思想TNGAプラットフォームの最終版となるGA-Bを投入、新開発エンジン、情感豊かなスタイリング、質感の高いインテリアなど3代目ヴィッツと比べてあらゆる面で大きな進化を果たしました。
加えて2017年から復帰したWRC(世界ラリー選手権)にヤリスWRCの名称で参戦していることもあり、今回日本においてもヴィッツからヤリスへ車名変更を行ったのでしょう。
引用:https://clicccar.com/
4代目ヤリスの特徴は”コンパクトで小さいこと”を最大の価値と捉え、ボディの大小によるヒエラルキーにとらわれないクルマ、ファーストカーとして選んでもらえるクルマを標榜。そのため後部座席やラゲッジルームは先代に比べると割り切られた作りで、ファミリーカーというよりはドライバーズカー、パーソナルカーとしての面を強調しています。
名前以外全く別のクルマですがイメージリーダーとしてWRCのホモロゲーションモデルである「GRヤリス」を頂くなど、新型ヤリスは”走り”についても強い拘りを持っています。
引用:https://motor-fan.jp/
中でも新開発のハイブリッド用エンジンは、高速燃焼や3気筒化によって熱効率を2%向上させながら、出力は約25%の高出力化を達成しました。
満足度の高いメーカーオプションは?
グレードにより選択できる範囲が違いますが、ヤリスのメーカーオプションはざっと以下のとおりです。
ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味です。値の張るオプションもあるため、選択には気を使うところですがクルドラ的おすすめ品としては以下を推します。
アルミはメーカーオプションがお得!
新型ヤリスは全グレードで樹脂フルキャップ付スチールホイールが標準のため、アルミホイールはメーカーオプションかディーラーオプションでの選択になります。
引用:https://www.webcg.net/
価格だけで考えれば、標準装着のフルキャップとスチールホイールの差額分が吸収されること、販売店での取付け工賃が不要なことなどから当然メーカーオプションがお得になっています。
例えばGグレードにディーラーオプションで15インチアルミを付けようと思うと4本分で211,200円+タイヤ代(2WDのとき)+工賃が必要ですが、メーカーオプションなら59,400円(2WD)のみです。Zグレードのメーカーオプションアルミは標準の15インチが16インチにサイズアップされるためやや高価ですが、それでも82,500円です。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
もちろん肝心のデザインは好き嫌いがあるでしょうから、安くても形が気に入らない等あれば純正アクセサリーや社外品から選択するしかないですけどね。
目からウロコ!回るシートは癖になる
「ターンチルトシート」を選択すれば、カンタン操作でシートが回転しながらチルト(傾く)する機構を装備できます。この手の装備は各メーカー共、福祉車両に用意がありましたが新型ヤリスでは標準モデルへの装備品として展開してきました。
引用:https://www.sankeibiz.jp/
確かに福祉用途に限らず、あれば便利な装備ですよね。特にタイトスカートをはいている時や和服を着ている時の乗降時に役立ちそうなのは容易に想像できます。また、身体をひねる動きが少なくなることから足腰への負担軽減にも貢献してくれるはずです。
回転&チルト後のシートは、背もたれを軽く押すことで車内に戻せる機構もあり利便性は高く、標準モデルとしてはトヨタ初採用となるこのオプションはおすすめです。
但し、このオプションを選択した場合に同時装着不可の装備がけっこうありますから注意してください。また、最上級のZグレードには「運転席イージーリターン機能」(こちらもトヨタ初)が標準装備のため、ターンチルトシートを選択することはできません。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
コスパ高過ぎなコンフォートシートセット
新型ヤリスのインテリアはクラスレスな質感の高さを目標として開発され、最上級のZグレードで特にそれを感じます。
「コンフォートシートセット」は、一つ下のGグレード用のオプションになりますが、これを加えればほぼトップグレードと遜色ないインテリアが手に入ります。内容盛りだくさんなので以下に別記しますが、これだけ付いて51,700円はかなりリーズナブルな価格設定です。Gグレードを検討の方にはぜひおすすめします。
いつか役立つ日がくるかも?
次におすすめしたいのは、ハイブリッド車専用品となりますが「非常時給電システム付アクセサリーコンセント」です。
昨今、地震等の停電時に役立つとして注目が集まるのが、ハイブリッドやプラグインHVなどの”電源車”です。近頃では公的機関や自治体などでも、導入が進んでいると言います。ヤリスを電源車として活躍させるのに必要なのが、メーカーオプションのアクセサリーコンセントです。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
コンセントに4万円は高いと感じる方もいるかも知れませんが、ヤリスのそれは非常時給電システム付で1500Wのスペックを誇ります。
これなら調理用のホットプレートや電子レンジを作動できるだけの容量となっており、有事の際、こういった家電が使えれば避難時の食事にもバリエーションが出せますし、他にもドライヤーや冷蔵庫の電源にも使えるためQOL(生活の質)は格段に上がります。
ハイブリッド車の能力を引き出すこのオプションは非常時に十分な助けになるはずです。
安全装備はモレなくがイマドキ
新型ヤリスは衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense」が”ほぼ”標準装備(相変わらずToyota Safety Senseなしの最安グレード[X”B”パッケージ]を設定している)ですが、安全装備は一度事故を起こせば、オプション代金など吹き飛ぶような修理代や賠償が発生する可能性もあり、ここは追加料金を投じてでも考えるべきではないでしょうか。
ヤリスに残る安全装備関連のメーカーオプションは、ブラインドスポットモニター(BSM)とリヤクロストラフィックアラート(RCTA)+インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]になります。前者は隣を走る車両をレーダーで検知し、インジケーターを点灯させて注意を促してくれます。
後者の二つは駐車場から後退する際に、左右後方から接近してくる車両をレーダーで検知し注意を喚起してくれる装備と、周辺監視しながら低速取り回し時の衝突回避、または衝突被害の軽減をサポートする装備です。ガソリンの6MT車のみ、ブラインドスポットモニターの単独選択が可能ですが、それ以外のグレードは3点がセットになります(X”B”パッケージ除く)。
セットオプションの部分もあり、その他装備の必要性にもよりますが、ショッピングモール等へのチョイ乗りや駐車時の安全性が全グレード(X”B”パッケージ除く←クドい)で一段高まった点は評価できます。
トヨタ初の高度駐車支援システムがヤリスに
駐車が苦手な人にありがたいオートパーキングのシステムは、今や軽自動車にも装備される時代となりましたが、今回ヤリスにオプション設定された「トヨタチームメイト」はトヨタ車初の装備となりました。
駐車したいスペースの横に停車後、アドバンストパークスイッチを押して駐車位置を確認。その後、開始スイッチを押すと、カメラとソナーによって周囲を監視しながら、ステアリング・アクセル・ブレーキを制御し、各操作をアシストして駐車を完了させます。
これまでのシステムはステアリングのアシストが基本で、アクセル・ブレーキはドライバーが操作しましたが、今回の装備はそれらもクルマが行いドライバーのすることは前進・後退のシフト切り替えだけです。
また、併せて駐車枠等のない場所でも車載カメラがその場所を記録。以後その場所を駐車スペースと認識させることもできます。こちらは世界初!となる機能で、今のところトヨタチームメイトはハイブリッド車専用になりますが、これは付けるしかないオプションでは?
おすすめディーラーオプションをチェック
トヨタは他社に比べるとディーラーオプションの充実度はとても高く、エクステリアからインテリアまで実用性や機能性に富むアクセサリーが揃っています。
引用:https://clicccar.com/
まずエクステリア関連からトヨタ定番のエアロ等ドレスアップパーツをご紹介。ヤリスにはGRブランドとモデリスタの二種類がスタンバイしています。
ルックスと機能に拘ったGRブランド
GRパーツの方は、今回GRヤリスが2020年の7月から販売をスタートすることもあり、そのエッセンスを感じさせるアグレッシブでスポーティなルックスになっています。
特にツヤ消しブラックで統一したフロント、リヤのスポイラーとサイドスカートはオリジナルよりも22mm~66mmも地上高をダウンさせる造形で、車体をより低くワイドに見せるデザインです。マットブラックに塗装された鍛造アルミも低く構えたデザインにマッチしています。
アクセサリーカタログにはエアロ以外のGRパーツも掲載があり、GRのエアロキットを購入される方は「メンバーブレース」もおすすめです。ルックスをこれだけスポーティに装う以上、実際の”走り“に直結する機能パーツとしてチョイスされてはいかがでしょうか。
このメンバーブレースを入れることにより、ボディ剛性が向上しますので、しなやかな乗り心地と安定したロードホールディングを確保できます。
GRパーツで他に気になるものとしては、「GRディスチャージテープ」です。GRロゴ入りのアルミテープですが、ボディ4カ所に貼り付けることで、車体の帯電を取り除き車両本来の性能を引き出す、、、そうです。
この件は一時ウソだのホントだの議論が沸いた時期もありましたが、トヨタがアルミテープを貼ることで空力と燃費が良くなると正式に発表したのは2016年。細かい説明は省略しますが、車体には静電気が発生しており、空気中の静電気と反発するため空気抵抗が悪化します。
アルミを貼ることで車体に発生している静電気を逃がすことができ、空力が改善=燃費も良くなるという論法です。少し検索すると色々なクルマで絆創膏のようにあちこちにアルミテープを貼っている画像がヒットします。
引用:https://www.carsensor.net/
性能改善はともかく見栄えはイマイチなものが多く、このGRパーツのテープは”GRロゴ“がデザインされ小ぶりなサイズもあって良いワンポイントになる気もします。
トヨタ車にベストフィットのモデリスタ
モデリスタはトヨタ市販標準車に対するユーザーの様々な要望を具現化させる組織として1997年に設立されました。既に20年以上、トヨタのカスタマイズパーツを手掛けており、エクステリア、インテリア共に高いクオリティが評価されています。
新型ヤリス用のモデリスタパーツは、GRと対象的にクールなイメージに仕立てています。エアロパーツのポイントはボディ同色にして、ヘッドランプ、ドアミラー、ドアハンドルにキラリと光るメッキガーニッシュを装着しています。フロントスポイラーはGRのものより大型で取り付け後の全長は33mmもプラスとなります。
モデリスタはインテリアパーツの開発にも定評があり、ヤリス用には「おすすめインテリアパッケージ」を用意しました。
インストルメントパネル1個、パワーウインドゥスイッチパネル2個とシートカバーで構成され、どちらもカラーはキャメルで統一されています。インテリアパネルはウッド調のプリントになっている他、シートカバーはサイド部がネイビーカラー。さらにワンポイントでチェックのアクセントが入るこだわりの仕上がりです。
パネルとカバーを別個に購入することもできますが、一体感が素晴らしくぜひセットの装着をおすすめします。
ベーシック用品はお買い得セットあり
純正アクセサリーの定番は、フロアマットやドアバイザー辺りですがヤリスでは下記の通りベーシック用品をまとめて値引きしたセットを用意しています。
マット、バイザーがどのセットにも共通なのは分かりますが、「ドライブレコーダー」も全セットに入っているのはイマ風でしょうか。オーナー用には夜間の足元を照らす「プロジェクションイルミネーション」が入っているのが特徴で、単独だとチョイスされるかどうか微妙なアイテムも”セット”にされると「買っとくか」となりやすいのでしょうね。
フォグランプはバイカラーの時代
ヤリスは全グレードでフォクランプは未装備なので、ディーラーオプションで選択します。
単色(ホワイト)のLEDフォグランプもありますが、おすすめは約9,000円高になる「バイカラーLEDフォグランプ」です。
2パターンの発光色(ホワイト・イエロー)を手元のスイッチ操作で切り替えができます。特にイエロー色は悪天候時(雨や雪、霧など)に周囲へ自車の存在をいち早くアピールし運転をサポートします。ひと昔前はイエローかホワイトを決め打ちしないといけなかったものですが良い時代になりました。
雪国なら”必需品”がお得なセットに
「スマートアシストセット」は、フロントガラスに付着した霜をあたたかいウォッシャー液で溶かし、冬季の車両始動時をサポートする”霜取りウォッシャー”と離れた場所からリモコン操作でエンジンを始動できる”リモートスタート”の組み合わせ商品。
カタログに記載のイラストを見ると頼まずにはいられないセットです。特に通勤でクルマを使用する方なら冬場の朝、車内が温まるまでのアノ時間の何と長いことか・・・とお感じのはず。確かに少々お高いオプションですが、案外アルミホイールよりも後々ありがたみを実感できるような気がしませんか。
お得なセット価格になっていますので、ぜひご検討してみては?
ナビゲーションはナビキットで用意
新型ヤリスは全車にディスプレイオーディオが標準装備されています。そのためディーラーオプションではそのディスプレイに表示させることができるナビキットが2種類用意されています。
スマホを使わず、従来と同じ使い慣れたナビ操作や地図表示を希望される場合には、ナビキットを選んでも良いと思います。
但し、ヤリスにはディスプレイオーディオが標準な上、コネクテッドカーとしてDCM(専用通信機)も搭載されているので、SmartDeviceLinkを経由してスマートフォンでやりたいことがディスプレイ上で直接操作可能。ナビ案内をはじめ電話、メッセージ、音楽など、運転中でもアプリを利用できる他、もちろんトヨタ自慢のT-Connectサービスも契約の上、利用できます(ヤリス購入者は最初の5年間無料)。
T-Connect契約者はオプションでTV(フルセグ)+Apple CarPlay+Android Autoも選択できますよ。
ここまでディスプレイオーディオの利用環境が標準で整っている以上、ヤリスのおすすめナビはスマホ利用によるコネクテッド方式でしょう。これが最もリーズナブルであり、また今後クルマナビのスタンダードとして定着していくよう感じます。
引用:https://www.goo-net.com/
以上、ヤリスのおすすめオプションのご紹介でした。
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