メルセデスベンツAクラスの値引き相場レポート【グレード別・2024年12月最新】実販売データから合格ラインを算出!納期、リセール情報も
最終更新日 2024/11/29
メルセデスベンツのエントリーモデルとなるAクラス。既に4代目となり、マーケットでも高い存在感を放ちます。
グローバルでは、同じセグメントのベンチマークであるVWゴルフをついに販売実績で上回りました。昨年セダンも追加となりバリエーションが充実したAクラスですが、そんなAクラスの購入を考えている方が一番気になっているのが”どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
この記事を読めばわかること
- Aクラスの効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- ライバル車はワールドクラスのCセグメントが揃う
- Aクラス同士を競合させるコツ
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!
どうしてこんな普通はわからないような情報が手に入るかというとそれには理由があって…
このページは最新値引き情報とAクラスのおすすめポイントだけにフォーカスしていますので最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年12月最新】
Aクラスの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 35万 | 30% |
ライバル車を出して交渉 | 30万 | 20% |
特に交渉なし | 18~21万 | 0~5% |
値引き難易度:緩い リセール価値:C+
攻略の決め手はゴルフとの競合。ヤナセ店とシュルテン店を競合させるのも有効。
4代目Aクラスも発売から4年が過ぎ、マイナーチェンジも経て後期モデルへと進んでいます。そのため値引きについても、話の分かる商談が増えています。メルセデスベンツのディーラーとなれば敷居が高いイメージを持つ方もいるでしょうが、近頃はFFベースのラインナップも充実し、営業マンも国産車からの乗り換え、競合などは手慣れたもの。
遠慮せずにガンガン行きましょう。商談レポートには30万円を超える特大条件が引き出せたものもありますよ。
モデル後期に入っていることを前提に粘れば好条件は必ず引き出せます。
「BMW1シリーズの条件を伝えると、かなり値引きしてくれた」
「車両本体値引きはそこそこでも用品サービスが大盤振る舞いだった」
などの口コミが上がってきています。
グレード別の値引き相場
ハッチバック
グレード | 車両価格(税込) | 値引き相場 (付属品含まず) |
---|---|---|
A180 | 498万円 | 27万円 |
A200d | 558万円 | 30万円 |
メルセデスAMG A35 4マチック | 754万円 | 34万円 |
メルセデスAMG A45 S 4マチック+ | 922万円 | 36万円 |
セダン
グレード | 車両価格(税込) | 値引き相場 (付属品含まず) |
---|---|---|
A180 セダン | 505万円 | 28万円 |
A200d セダン | 570万円 | 30万円 |
メルセデスAMG A35 4マチック セダン | 761万円 | 34万円 |
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車種と競合させるのが基本!
自動車市場で高い人気なのはSUVやミニバンで、国産Cセグメントのハッチバックやセダンは実は風前の灯。カローラやマツダ3が残る程度で、今このクラスを考えるなら輸入車の方がはるかに選択肢があります。
Aクラスのライバル筆頭は、BMW1や2シリーズ。アウディA3もAクラスと同じくセダンボディを持つところではライバルガチ勢でしょう。
その他にも北欧の雄ボルボV40、フランス勢ではプジョー308など確かに現在このクラスは輸入車が充実しています。これだけあればご自宅や職場の近くにあるディーラーから、競合車種をピックアップできるので商談もしやすいでしょう。その分、しっかりと回って納得いく値引きを勝ち取りたいですね。
ライバル車を出すことにより競争意識を煽り“どちらにするか本気で悩んでいる“と思わせれば、気持ちを変えさせるため更に値引きを引き出せる場合もあります。
参考に次の記事も読んでみてくださいね。
「BMWと競わせてうまくいきました」
東京都 男性 40代
グレード:A180
値引き額:車両本体25万
サービス:オプションから20%値引き
BMW1シリーズかボルボV40、Aクラスのどれかを買おうと考えていたんですが、近くにあったベンツのディーラーで試乗してみてAクラスに決めました。値引きは最初から20万円とまあまあのものをいただいたのですが、目標が25万だったので粘って交渉することに。
「実は妻がボルボがいいんじゃない?って話しててどちらにしようか迷っている。私自身はよくしてくれるあなたから買いたいんだけど」
と営業マンの気持ちに訴える作戦に出たところ、明らかに表情に変化が…
営業マンが「これ以上は私では決済できないので店長に相談してみます」と奥で5分くらい話した後戻ってきて「25万円までなら値引けます。これが限界なのであとは下取り車を3万高くします」とのこと。
オプション値引きも含む総額では37万円引きまで出て、妻も大喜びのとても満足できる買い物になりました!
Aクラス同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車による競合でうまくいかなかったときは、経営資本の異なるメルセデスベンツ店同士で競わせる方法も有力です。
メルセデスベンツのディーラーといえば一昔前はヤナセで決まりでしたが、現在はメルセデスベンツJAPANが整備するシュテルン系のディーラーが増えています。ヤナセはヤナセですが、シュテルンについては地場の自動車屋さんといった感じで独立資本の販社が多いです。
従ってシンプルにはヤナセvsシュテルンのディーラーで同士競合が分かりやすですが、しっかりと調べればシュテルン〇〇vsシュテルン〇〇の競合もいけますので忘れずに!
行ける範囲の経営資本の異なる複数店舗を回って「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えればさらに条件が良くなることも期待できます。
手間も掛かりますが多くの店舗を回ることで、中には販売ノルマに未達のディーラーや営業マンに遭遇するときもあります。
そのときは鼻血が出るくらいがんばって値引いてくれますのでかなりお得な買い物ができますよ。
「Aクラス同士の競合が効いた」
愛知県 30代 男性
購入したグレード:A200d
値引き額:25万円
サービス:ボディコーティング
感想:以前から付き合いのあるヤナセでAクラスの見積もりを取ったところ、値引きは15万円。。。
ヤナセは厳しいと聞いたこともあり、それでは妻のOKがもらえないため別系列のシュテル系のディーラー2店で見積もりを取りました。
良い方は20万円まで出たので、近所の方に戻って「あっちは25万まで値引きしてくれたよ。今のままなら向こうで買っちゃうよ?」と多少話を盛って伝えてみると、営業マンも「いや~わかりました。こちらもご近所さんを取られたくないですし、同じ25万円までアップします。さらに即決ならボディコート5万円をサービスします。これからもお付き合いよろしくお願いします!」とダメ押しまで獲得できました!
面倒くさがらずに足を延ばしてよかったです。
オプション値引きはマストです!
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。
営業マンにお願いするだけなので手間もかかりません。Aクラスの場合は選択用品価格の概ね25%程度を目標に交渉しましょう。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「最後にこのオプション品を”おまけ”で付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとした純正アクセサリーなら付けてもらえることもあります。
具体的には…
・パフュームアトマイザー
・コンフォートシステムハンガー
・コンフォートシステムテーブル
・純正ウェットティッシュホルダー
・折りたたみ収納ボックス
などがねらい目です。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙いましょう。具体的には取付工賃がかからないものを選ぶのがポイント。
また、ハンコと印鑑証明を用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
予算は伝えるべきか?
値引き交渉をするときに“こちらの予算を伝えない”というやり方もありますが、営業マンもその道のプロです。黙っていてもおおよその予算は見抜かれます。
ですのでおすすめのやり方としては、これは営業マンにはもしかしたら嫌われてしまうかもしれないのですが、最初に少なめの予算を伝えて値引きを引き出しましょう。
「予算は○○万円なので、これ以上は1円も出せません。オプション品込みでこの予算内に収まるなら即決するよ」などと勝負を賭ける方法もあります。
ちょっとやり過ぎかな?と思うくらい無理めの予算を伝えてしまっても意外となんとかなることも多いです。
値引きのセオリー、セール・決算期を狙う
車検等に余裕があるなら、いっそ腰を落ち着けて期末セールや在庫一掃的なフェアに合わせ値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
納期は1~3か月と思いのほか短め
世界的な半導体不足やロジスティクス網の停滞などから、新車の納期が異常に長く掛かっていましたが、一部では生産や工場稼働が軌道に乗りはじめたメーカーもあります。しかしメルセデスベンツやBMWなど欧州メーカーはロシアとウクライナの戦争の影響もあり、未だ厳しい見通しです。
Aクラスについては通常にオーダーを入れると1~3程度の納期になりそうです。それでも1~2年などと言われるメルセデスベンツのSUV系モデルに比べればまだマシな方でしょうか。
納期が気なる方は各ディーラーの保有している在庫車を狙いましょう。先行オーダーで輸入しているモデルは、比較的ウレ線のカラーやオプションになっていて選びやすく、系列の違う複数店を回れば1か月程度での納車も夢ではありません。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
それでも・・・
Aクラスの魅力はココだ!
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
メルセデスベンツのエントリーモデルであるAクラス。「小さなメルセデス」として大いに話題となった初代モデルの誕生から早4半世紀が過ぎ、現行モデルは2018年に発売となった4代目Aクラスです。
Aクラスは2代目までが独特な二重フロア形態を持つ風変わり(?)なBセグメントハッチバックでしたが、先代にあたる3代目からCセグメントへとステップアップ。5ドアハッチバックに加えセダンも用意し、そのフォルムはVWゴルフなどをライバルとする正統派なものへと転身しました。
4代目のエクステリアの特徴は、昨今のメルセデスベンツ流デザイン言語に則ったもので、過度なキャラクターラインなどを控え、シンプルながらも面の構成で魅せるデザイン。もっともこれは日本でもマツダは既にその路線を極めつつあり、BMWの最新モデルなどを見てもこれが世界的なトレンドだと感じられます。
フロントマスクは逆スラントしたグリル形状に、吊り上がった薄いヘッドライトがシャープな印象を与え、シャーク(鮫)マスクと呼ばれています。
ハッチバックとセダンの違いですが、2730mmのホイールベースは両車共通。一方、全長はセダンが130mm長く、独立したトランクルームはハッチバックよりも容量が50リッター広くなっています。
マイナーチェンジで内外装をブラッシュアップ
2023年初頭にAクラスはマイナーチェンジが実施されていて、エクステリアにも変更を受けています。前後バンパーやリアディフューザー、アルミホイールのデザインが変わり、さらにボンネット中央にはパワードームと呼ばれる2本のラインが設けられ存在感が高まりました。
またAMGラインパッケージを装着した場合のフロントグリルは、従来の四角いドット模様ではなく、“スリーポインテッドスター”形状のドットがちりばめられている凝りようです。
引用:https://www.webcg.net/
インテリアも正に現在のメルセデス流と言えるタブレットを2枚並べたような横長ディスプレイ、ジェットエンジンのタービンを模したエアコン吹き出し口など、上位セグメントのモデルと同じ意匠となっています。こちらはマイチェンのタイミングで、従来センターコンソールにあったインフォテインメントシステムを操作するタッチパネルが廃止され、小物入れへ変更。また、ステアリングはリムに静電容量式センサーが組み込まれる3本ツインスポークホイールへと換装されました。
現行Aクラスがデビューしたときに話題となったのが、”MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)”を搭載したこと。これはAIを取り入れた自然対話式音声認識インターフェイスのことで、エアコンやオーディオ、カーナビなどの操作や設定が普段しゃべっているような声色で可能となります。「ハーイ、メルセデス」とCMでも盛んに流れていましたね。
こちらもマイチェンで最新世代へとアップデートされ、地図を表示したままオーディオの操作が行えたり、カメラ画像にルート案内を重ね合わせて表示する”ARナビゲーション”も使えたりなど操作性が向上しています。
パワーユニットには1.3ℓ直4ガソリンターボと2.0ℓ直4ディーゼルターボの2機種を設定。いずれもマイナーチェンジ前と同じスペックで、トランスミッションもガソリンに7段DCT、ディーゼルには8段DCTが引き続き搭載されています。
Aクラスのグレードと価格
現在販売されているAクラスのグレード構成と車両本体価格は以下のとおりです。
ハッチバック、セダンともにガソリンとディーゼル搭載モデルを1車種ずつ揃え、計4グレード展開となります。2022年モデルまでPHEV(プラグインハイブリッド)のA250eが設定されていましたが、今後は不明ながら2023年の現時点では一旦カタログから消えています。また、4MATICと呼ばれる四輪駆動の設定もありません。
現ラインナップでもっとも安価なモデルはハッチバックのA180。かろうじて500万円を下回るスタートプライスになっています。但し、実際のところはAクラスの魅力であるMBUXなどの最新インフォテイメントシステムやARナビゲーションなどを備えようと思えば、すべてメーカーオプションとなるため追加費用が掛かります。ちなみに前述の2つのオプション代は計71万円。さらにカッコ良いAMGラインも選びたいとなればアッという間に600万円に迫ろうかという価格になります。
Aクラスと言えど、やはり安くはありませんね。
AMG仕様のAクラスは性能も価格も別次元!
メルセデスベンツ・ラインナップの常ですが、AクラスにもAMGモデルが用意されています。
AMGのエントリーモデルとなる”AMG A35 4MATIC”はハッチバックとセダン両方に設定。ハッチバックにはさらに強心臓が与えられた”AMG A45S 4MATIC+”も用意しています。
AMG A35 4MATICは最高出力306PS、最大トルク400NmのM260型2.0ℓ4気筒ターボエンジンを搭載。先のマイチェンではこれにスターター兼ジェネレーターのモーターと、容量約1kWhのリチウムイオン電池を搭載し48Vマイルドハイブリッド化しています。またエクステリアも縦ルーバー型となるAMG伝統の「パナメリカーナグリル」が採用されました。
AMG A45S 4MATIC+はエンジン構成こそ同じ2.0ℓ直4ターボですが、一基ごとに一人のマイスターが手作りで組み上げる逸品。完成機には生産者の名前が刻まれ、その最高出力は何と421PS。最大トルクも500Nmを絞り出し、排気量に対しての最高出力はもちろん世界最強クラス。ノーマルボディから54mmも拡大されたフロントフェンダーや、跳ね上がったリアスポイラー上のリップスポイラーなど、AMG A35が大人しく見えるくらい只モノでない感が伝わるルックスです。フツーのAクラスの2倍近くとなる車両価格も当然只モノではありませんが…
Aクラスのおすすめグレードはどれ?
グレード構成表のとおり、2023年モデルはとてもシンプルなラインナップ。
まず検討するのはボディ形状ですが、軽快なハッチバックも上質なセダンもそれぞれ魅力がありますので、ご自身の主観でどちらを選んでも満足度は高いでしょう。
その上でとなりますが、基本ボディをハッチバックとして考えた場合のセダンのおすすめポイントを考えてみます。
前段にもあるとおり独立したトランクルームを持つ3BOXスタイルは、やはり2BOXのボディに比べるとフォーマルかつ上質な印象を与えます。実際セダンの方が全長は130mm長くなっていることも影響しているでしょう。
けっこう前になりますが国産車にもハッチバックをセダン化したモデルは、フィットアリアやティーダラティオなどありました。けれどもお世辞にもカッコ良いとは言い難いところもあり、比べるとAクラスはさすがのデザインワーク。もっともアウディA3セダンやBMW2シリーズグランクーペなどを見るとドイツ勢全体に言えることかも知れませんね。
おすすめはセダン+ディーゼルエンジンのA200d
セダンはノッチ部(トランク)の効能で空力特性もハッチバックより上回っていますから、燃費面でも若干有利です。また、メルセデスベンツのセダンの中で唯一となるFFセダンであることも注目ポイント。Cクラスより上のセダンはすべてFR(もしくは4WD)です。FF車のメリットである広い室内空間(特に後席)は、ボディサイズの大きなCクラスとほぼ同等であり、Aクラスセダンをオススメする大きなポイントです。
エンジンもガソリンかディーゼルかの選択となりますが、ここは後者がオススメ。メルセデスベンツのディーゼルは、排ガスのクリーンさで他社に先駆けているうえ、まるでガソリンエンジンのような回転フィールと言われています。これにはガソリンモデルには未導入の、8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用している効果もあるでしょう。
引用:https://www.webcg.net/
価格差は約30万円ほどありますが、600万円近い買い物となるこのクラスの場合には、十分価格に見合ったメリットを感じられるはず。クルドラ的結論としてはセダンのA200dがおすすめグレードとしてイチ推しです。
ライバル車比較:ジャーマンブランド対決アウディA3
Aクラスのライバルは多々ありますが、本稿では同じジャーマンブランドからアウディA3をピックアップします。
A3は1996年に登場した当時アウディのエントリーモデル。ベースは親会社にあたるVW(フォルクスワーゲン)のゴルフになっていて、初代モデルからCセグメントのハッチバックでした。そのためAクラスとは、同車がCセグへと移行した3代目モデルより真のライバル関係となります。ともにハッチバックが基本ですが、セダンについてはA3が2013年の3代目時代から設定したのに対し、Aクラスは2018年の4代目からなので後追いした格好です。
現行A3は2020年にフルモデルチェンジを受けた4代目。スポーティなデザイン、高効率化されたエンジンと洗練されたサスペンション、よりデジタル化した操作系や高機能になったインフォテイメントシステムを誇ります。先代同様にセダンも用意されますが、3ドアハッチバックやカブリオレなど(共に日本未発売)は消滅しています。
アウディは5ドアハッチバックを「スポーツバック」と呼称していて、日本ではそのスポーツバックとセダンを販売中です。両ボディともに1.0ℓ直3ガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッドと2.0ℓ直4ガソリンターボをラインナップ。2.0ℓの方にはアウディ自慢の四駆方式=”クワトロ”が採用されています。
引用:https://response.jp/
ドイツを代表するプレミアムコンパクトは互角の勝負
A3とAクラスはどちらもプレミアム・コンパクトを標榜していて、スペース効率を重視したFF車が基本となるところも同じ。価格帯を考えてもこのクラスになると、ADAS系を含めそこまで大きな違いはなく、まずは買う方の主観によりどちらのデザインが好みかで選べるでしょう。
その上で些細な違いを挙げるとA3はマイルドハイブリッド仕様があり、比較的軽めな車重と相まって燃費性能ではPHEVモデルがなくなったAクラスを上回ります。
一方でAクラスにはA3にないクリーンディーゼルがあり、トルク感のある走りや軽油のランニングコストに惹かれる方も多いでしょう。
またさらに過激なホットモデルを希望する場合も、Aクラスには前段でご紹介したAMGモデル。A3にもほぼ同じコンセプトになるRSモデルが用意され、まさに互角の両車だと言えます。
引用:https://www.webcartop.jp/
以上、メルセデスベンツAクラスの値引き相場レポートをお届けしました。