プジョー508のおすすめオプションと不要なオプションを徹底検証!
最終更新日 2024/11/29
プジョー508はフランスプジョー社の誇るミドルクラスセダンです。
現在、日本でのプジョーラインナップの中では、唯一のセダンとなり、2018年11月にフルモデルチェンジして登場となりました。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
フランス車らしい個性的なファストバック4ドアセダンは、数多あふれるクルマの中でもひときわ目を惹くルックスであり、確実にクラスを超えたクオリティを感じさせます。
ここではプジョー508を実際に購入しようとした際、気になる「オプション」関連をチェックし、ぜひ付けたいオプションや逆にそうでもないオプションを徹底検証していきます。
目次(タップで飛べます)
プジョー508のプロフィール
プジョーライナップ中、ミドルクラスセダンは40*シリーズが担ってきましたが、2011年に407がモデルチェンジする際、一つ上の607と統合する格好で生まれたのが508です。
初代モデルは2011~2018年まで製造され、セダンとステーションワゴンの2タイプで新世代プジョーのフラッグシップモデルとなっていました。
二代目は2018年に登場、前述の通りこれまた新しい時代のプジョーデザイン言語を体現したモデルとなりました。2024年12月には、セダンに加えステーションワゴンのSWも追加され、こちらもまた飛び切りスタイリッシュなルックスとなっています。
メーカーオプションは一択「全部のせ状態」!
508のメーカーオプションの設定は、とてもシンプルになっていて、選択できるのは「フルパッケージ」と呼ばれるパッケージオプションの一択です。
こちらのパッケージの詳細を見ていくと、構成はナイトビジョン、フルパークアシスト、フロントカメラ(360°ビジョン)、パノラミックサンルーフ、ブラックナッパレザーシート(運転席メモリー付)となっており、これで65万円也です。ちなみにGT系グレードのみに用意され、ベーシックグレードのアリュールには選択できません。
Dセグで唯一のナイトビジョン
フルパッケージの内、もっともトピックとなるのは「ナイトビジョン」でしょう。
夜間走行中にフロントグリルの⾚外線カメラが前方の歩⾏者や動物を検知。デジタルインストルメントパネルに前⽅の状況をグレースケールで表⽰しながら、進路上に進⼊するリスクのあるターゲットをハイライトしてドライバーに知らせる機能です。
508が位置するDセグメントでは初搭載となる装備で、同クラスのBMW3シリーズやベンツCクラスにもまだ設定されていません(2019.7現在)。
進化したパーキングアシスト機能
また「フルパークアシスト」も注目装備です。ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、いずれの操作も行うことなく、ボタンを押すだけでシステムが駐車スペースを検出し、縦列駐車、車庫入れを自動的に行います。
駐車アシストそのものは、もはや目新しい装備ではありませんが、508にはこのシステムに、狭い駐車スペースから安全に車を発進させるアシスト機能も付いており、これは重宝しそうです。
フルパッケージのコスパ検証!
ネックになるのはパッケージオプションの価格でしょうか。5点セットのため、ナイトビジョンだけ欲しいとか、サンルーフは要らないとかはできません。
設定金額65万円が高いか安いかを検証してみると、まず本革の中でも特に高級とされるナッパレザーシートですが、アウディ辺りを参考にするとざっと25万~30万位の価格設定。
パノラマルーフが同様に18万前後、パーキングアシストが12万、360°カメラが5万位と見積もるとそれだけでざっと60万円近くなる計算です。
残るナイトビジョンは、ベンツSクラスやBMW7シリーズなどの車格でしか見かけない装備で、こちらはBMWの価格を参考にすると29万円もするオプションです。こう考えてくると508の「フルパッケージ」ってこれはもうバーゲン価格に近いのではないでしょうか!
各装備に必要性を感じているなら、おすすめNO.1オプションです。
ディーラーオプションは地味なラインナップ
後付け可能なディーラーオプションは、必要が生じたときにいつでも選べるので、じっくりと検討するのもよいと思いますが、やはり値引きの厳しい輸入車では、新車購入時のサービスとして狙っていく人も多いかも知れません。
508のディーラーオプションは、品数はそれほど多くはありませんが、実用性を中心にしてオーソドックスな商品が並びます。
ドレスアップパーツはアルミだけ
オプションカタログを眺めて見ると、エクステリアパーツはアルミホイールだけで、その他はタイヤのエア注入口のキャップだけです。最近の国産車に多いド派手エアロパーツなどは用意がありません。
508はどのグレードでもアルミは標準装備だし、カタログで一番目立つ扱いのものはGTへ標準のアルミのようなので、下位グレードのアリュールに用意されているのかと思っていました。しかしよぉく見ると、カタログには19インチとあります。トップグレードのGTでも標準は18インチだったので、1サイズアップのものが用意されていたのだと気付きました。
雰囲気が標準の18インチによく似たデザインなので、これだと積極的に購入しようと思う人はいるのかな?とも思いますが、アリュールの17インチアルミを一気にこの19インチに変え(当然タイヤも購入しなければなりませんが)、足元のみ下剋上を図る、ってユーザーさんもいるかもですね。確かに大径ホイールってドレスアップ効果は高いですから。
引用:https://clicccar.com/
可能ならライン装着となるメーカーオプションで、この19インチアルミが設定されていれば、コスト的に大きく魅力が増したはずです。計算するとディーラーオプションでこの19インチを選択した場合、タイヤのグレードにもよりますが、アルミ代+タイヤ代でざっと24万円にはなります(さらに工賃も必要!)。
国産車の例になりますがマツダアテンザで標準17インチアルミを、メーカーオプションで19インチに変えた場合、価格は54,000円です。安い上にディーラーオプションで装着した場合のように、元から付いている17インチアルミとタイヤが余るというムダもありません。
広々ラゲッジ用アイテムは充実
ラゲッジルーム関連には、積極的におすすめしたいアイテムが揃っています。
引用:https://response.jp/
508の特徴は、正統派セダンのルックスなのにリアハッチを持つ5ドア、あるいはファストバックと呼ばれる美しいエクステリアです。通常のトランクよりも、リアラゲッジルームの使い勝手に優れます。
アクティブな趣味のギアに関しても、広い開口部を持つリアハッチと分割可倒式のリアシートを使えば大概のものは呑み込んでくれますので、ラッゲジルームを保護するマットやトレーはぜひ装備したいところです。
多人数乗車が常となる場合には難しいですが、そうでない方は、これでルーフキャリアを取付けなくても済むことになり、508の流麗なルーフラインを犠牲にせずに済みますよね。
ドラレコはお買い得?
今やドライブレコーダーを必需品と考える人も多くなってきました。最近は品数が増え、スペックにもよりますが相当に低価格な商品も売られています。
508のディーラーオプションにも当然用意があります。
このモデルは㈱TCLが扱っている「Smart Reco WHSR-510」という商品で、プジョーの他にBMWでも純正オプションに採用されており、そのスペックは現時点で十分に満足できる水準になっています。
ディーラーオプションの価格は税込37,600円となっていますが、TCLのHP直販やAmazonでは税込32,200円で販売されています。一瞬、ディーラーで買ったら損?と映るかも知れませんが、オプションカタログでは、このドラレコにGPSモジュールが附属と書かれています。
このモジュールは通常別売りで税込7,020円しますので、直販等で買うと実質39,220円となり、ディーラーオプション価格と逆転します。ディーラーを通すと手数料的な割増があっても仕方ない気もしますが、プジョーさんは太っ腹です。
ちなみに㈱TCLのホームページではこのドラレコの外装をカラーセレクトでき(+2,200円)、その中にはフランス国旗のカラーリングもありましたよ。純正オプションはブラックの一択なので、こちらが欲しい方は悩ましいところですね。
これは要らない?オプション
どのような用品が必要なのかは、人それぞれ。ペットを飼っていない人にペットケージやペット用シートベルトは不要だし、スキーをしない方なら、付けてあげると言われてもスキーキャリアは欲しくないでしょう。
そういった意味では、“これは不要なオプション”と判定してしまうのはとても難しいので、これは筆者の主観であることが前提です。
508のディーラーオプションカタログの中で、断トツに要らないと思えるのは「バンパープロテクションモール」&「ドアプロテクションモール」ですね。
もちろん、機能として車体をガードできるというのは百も承知なのですが、要らない最大の理由は・・・不細工(ぶさいく)だから!
再三書きましたが508のセールスポイントは数多あれど、何はさておいてもそのボディデザインの美しさに異論のある方は少ないのでは?
その流麗なデザインにまるで「ばんそうこう?」とも思えるような長方形の樹脂を貼りつけるって、エクステリアデザイナーさんの苦労も水泡に帰す気がしませんか。
傷防止の機能製品として見ても、上手い具合にあの絆創膏の範囲にダメージが起きればいいですが、あのサイズでボディを守りきるのはチト苦しいかと。
引用:https://www.adac.de/
だったら普段、508の美しいボディラインを雑音なしに鑑賞できる方がよっぽど価値があるかなぁ・・などと考えたりもします。
いずれにせよフランス車ゆえに販売の絶対数もそれほど多くなることはないと思われ、他人と違う自らの拘りをサラリとアピールするのに「プジョー508」が、最適なクルマなのは間違いありませんね。
以上、プジョー508のおすすめ&そうでもないオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
508を安く買うには下取り車を高く売ることがカギ
新車を買うときに、下取り車があるならさらにオトクに購入可能です。
下取り車をそのままディーラーに出してしまうと、相場よりも安く買いたたかれてしまいます…。
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