ボルボV40のおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/9/16
V40はボルボが販売している車種の中でも、比較的手の届きやすい価格帯に位置している5ドアハッチバックです。カテゴリ的にはCセグメントに該当し、主要マーケットとなる欧州市場のみならず世界的に人気が高い車種となっています。
後部座席の広さやラゲッジスペースの広さなども実用的で、何より走りの質が非常に高いため、クオリティの高い欧州車を求めている人にもおすすめです。今回はそんなV40の全グレードを徹底解説するとともに、その上でおすすめのグレードを紹介していきたいと思います。
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最もリーズナブルな価格を実現しているT2 Kinetic
まず最初に紹介するのはT2 Kinetic。V40自体がボルボのラインナップの中では安価な価格設定ですが、その中でも最もリーズナブルな価格を実現しているのがT2 Kineticです。1.5L直列4気筒ターボエンジンを搭載しており、Cセグメントのパワートレインとしては申し分ありません。
欧州車ならではの上品な内装や先進装備は他のグレードと比べるとやや控えめですが、欧州で鍛えられた走りの質感は存分に堪能することができるでしょう。T2 Kineticの価格は2,990,000円(税込)となっています。国産車とほぼ変わりない価格帯で購入できるのはとても大きな魅力です。
ガソリン車/ディーゼル車のベースグレードにあたるT3/D4 Kinetic
続いて紹介するのはガソリン車のベースグレードにあたるT3 Kineticとディーゼル車のベースグレードにあたるD4 Kineticです。T3 KineticにはT2 Kineticと同じく1.5L直列4気筒ターボエンジンが搭載されていますが、発生させる出力が異なっています。
T2 Kineticは最高出力122馬力、最大トルク22.4kgmでしたがT3 Kineticには最高出力152馬力、最大トルク25.5kgmを発生することができるので、さらに力強い走りが期待できるでしょう。
D4 Kineticは2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載しています。最高出力は190馬力と、2.0リッターエンジンとしてはややおとなしめの出力ですが最大トルクは40.8kgmとディーゼルならではの力強いトルク感を満喫することが可能です。
T3 KineticとD4 Kineticで異なっているのはパワートレインだけで標準装備などはほぼ同じとなっています。それでもT2 Kineticと比べると質感が高く、快適性は大きく向上しているようです。
T3 Kineticの車両価格は3,390,000円(税込)、D4 Kineticは3,690,000円(税込)となっています。T2 Kineticと比べるとやや高価ですが、それでもコストパフォーマンスは非常に高いです。
コストパフォーマンスの面でやや不利なT3/D4 Momentum
V40の量販グレードとしてラインナップされているのがT3 MomentumとD4 Momentumです。どちらもパワートレイン自体はT3 KineticとD4 Kineticと変わりありませんが、内装の質感や標準装備が大幅にグレードアップしています。
特にD4 Momentumに関してはグレーの内装色を採用しており、質感が大幅に向上しました。下位グレードでは非採用もしくはオプション設定のみとされていた、ボルボガードシステムをはじめとする安全装備は標準装備になった他、電動パワーステアリングなどの豪華装備も採用されています。
欧州車ならではの力強い走りと上品なインテリア、国産車に乗っている人が羨ましくなるような豪華装備を堪能できますが、T3 Kinetic、D4 Kineticとパワートレインが同じであることを考えるとコストパフォーマンスはそれほど高くありません。内装の質感などもゴージャスな雰囲気をまとっていますが、それでも高級車と呼ぶにはもう一歩届かない印象を受けました。
T3 Momentumの車両価格は3,840,000円(税込)、D4 Momentumの車両価格は4,140,000円(税込)です。
高級車にふさわしい質感を手に入れたT3/D4 Inscription
V40の上級グレードに当たるT3 InscriptionとD4 Inscription。価格帯が高くなった分、 高級車と呼べるクオリティのインテリアや先進装備の数々を実現しています。T3 Momentum、D4 Momentumと同じようにT3 Inscriptionは1.5L直列4気筒ターボエンジンを搭載、D4 Inscriptionは2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載しています。
インテリアの最大の変更点はシート素材が本革になったことです。座り心地や手触りが大きく向上しました。また、これまではパワーシートの採用が運転席のみでしたが、T3 InscriptionとD4 Inscriptionでは助手席もパワーシートとなっています。フロントシートヒーターも標準装備なので運転席・助手席の快適性は非常に高いです。
プレミアムサウンドオーディオシステムや新たに採用された多数の専用装備によって、T3 InscriptionとD4 Inscriptionの車内空間は高級車に限りなく近づきました。上質なインテリアと高い快適性・実用性が備わっていて、それでいて走りの質感はそのまま。T3 InscriptionとD4 InscriptionはV40の中でも 特に魅力的なグレードに仕上がっています。
T3 Inscriptionの車両価格は4,140,000円(税込)、D4 Inscriptionの車両価格は4,440,000円(税込)です。Cセグメントとしては高価な価格帯に位置しますが、価格以上の満足感を得られるようになっています。
走りの良さを重視したスポーツグレードT5 R-Disign
最後に紹介するのはV40のグレードラインナップの中で最上級グレードに位置するスポーツグレード、T5 R-Disignです。T5 R-Disignは2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。最高出力は245馬力、最大トルクは35.7kgmとハイパフォーマンスで、スポーツカー顔負けの動力性能です。V40の中で最も過激な走りに期待できるでしょう。
ボディカラーは8種類設定されておりそのうちの4種類がT5 R-Disign専用色となっています。インテリアもT5 R-Disign専用のもので質感は非常に高いです。標準装備は基本的にT3 Inscription、D4 Inscriptionと共通しています。そこにT5 R-Disign専用装備が加わる形で、変更点は外観と内装が中心です。
フロントバンパーやアルミホイールのデザインもT5 R-Disign専用となっています。スポーツテイストが大きく取り入れられたことで、より攻撃的かつスタイリッシュなものへと進化しました。T5 R-Disignの車両価格は4,550,000円(税込)となっています。
T5 R-Disignの最大の魅力はやはりダイナミックな動力性能でしょう。Cセグメントの実用性とボルボ ならではの充実した先進装備の数々、高級車さながらのインテリア、そしてスポーツカー並みの走りの質感。
これだけの様子を上手に融合させている車はなかなかありません。T5 R-Disignは欧州車の魅力を堪能したい欲張りな人におすすめのグレードとなっています。
V40のおすすめグレードはT3/D4 Inscription!
今回紹介したV40の8種類のグレードの中で、購入後に後悔しないおすすめのグレードはT3 InscriptionとD4 Inscriptionです。何もかもが盛りだくさんのT5 R-Disignも魅力的ですが、Cセグメントとしては高価な価格帯に位置しています。
車両総額になると500万円を大幅に上回りますし、そうなるとV40よりもさらに車格が上のボルボ車を購入することができるのできりがありません。
その点、T3 InscriptionとD4 Inscriptionであれば価格帯もちょうどいい上、装備面に関してはT5 R-Disignとほとんど変わりがなく、コストパフォーマンスの面においても優秀だと思います。
D4 Inscriptionは車両価格がT5 R-Disignとほぼ同じなので、予算的に厳しい人はD4 Momentumをチョイスするのもおすすめです。
今回は基本となる8種類のグレードを中心に紹介しましたが、 ボルボの売れ筋車種であるV40にはたくさんの特別仕様車がラインナップしています。気になるものがあればそちらを購入するのも良いかもしれません。
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