キューブのおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/9/22
かつては日産を代表するコンパクトカーだったキューブ。現在ではそのポジションをノートに奪われてはいますが、キューブの魅力である使い勝手の良いボディサイズと広い車内空間は、現在でも充分に通用します。
長らくフルモデルチェンジを行っていないため、全体的に目新しさは感じません。しかし、言い方を変えればそれだけ熟成を重ねられている車であって、完成度は非常に高いです。
そこで、実際の購入者の「生の声」を元に、5つのうちどのグレードが一番あなたにピッタリなのか、それぞれの特徴を解説しながら見ていきたいと思います。
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日産・キューブのグレードを徹底解剖!
キューブは日産が2008年から販売しているトールワゴンタイプのコンパクトカー。発売してから既に10年が経ち、外観や内装に目新しさは感じられず、ライバル車種も続々と登場しているのが現状です。
しかし、キューブの独自性の強いデザインが幸いして目新しさはなくとも古さは感じませんし、広い車内空間は今でも充分に通用します。
発売してから10年が経っても売れ続ける魅力が、キューブにはあるのです。
今回はそんなキューブのグレードを徹底解剖してみます。
ベースグレードの15X
15Xはキューブの中で最も安価なベースグレードです。外観や内装の質感、標準装備の類をできるだけ抑えることで安価な価格を実現しています。
ここだけの話ですが、15Xに関しては絶対に選んではいけないグレードです。ただでさえデザインが10年遅れなのに、外観の質感が抑えられていることで若干古臭い印象があります。
内装に関しては質感こそ抑えられているものの、デザインが個性的なので古臭い印象は感じません。
しかし、「インテリジェントオートライトシステム」などの快適装備が標準採用されていないうえ、エアコンはまさかのダイヤル式マニュアルエアコンです。
価格が1,620,000円(税込)スタートであるにもかかわらず、オートエアコンすら標準装備されていないことには疑問を感じます。
快適性をプラスした15X Vセレクション
15Xをベースに快適装備をプラスした量販グレードが15XVセレクションです。外観こそ15Xと大きな差はありませんが、15Xで標準装備されていなかった「インテリジェントオートライトシステム」や「インテリジェントエアコンシステム」が標準装備となっています。
これにより、キューブの快適性は大きく向上しました。内装はアイボリーを基調としていた15Xに対し、グラファイトグレイを基調としたシックなインテリアに変更。
インテリアの雰囲気に関しては好みによるところが大きいですが、15XVセレクションの方が上質感は高いです。
それでいて、価格は1,782,000円(税込)スタートと、15Xと比べ約16万円しか差がありません。15X Vセレクションのコストパフォーマンスは高いと思います。
特別仕様車の15X Vセレクション マイキューブ
15X Vセレクションをベースに、人気装備の追加と個性的なインテリアを採用した特別仕様車が15X Vセレクション マイキューブです。
上級グレードにしか採用されていないバイキセノンヘッドランプや「日産オリジナルナビ取り付けパッケージ」を標準装備し、上質なインテリアを採用することで、より魅力的なグレードに仕上がっています。
15X Vセレクション マイキューブの大きな魅力であるインテリアは、5種類の中から選ぶことができます。
北欧気分でリラックスできるRorbu。
アーバンマリンの洗練と落ち着きを表現したIndigo Blue。
セレクトショップのような居心地の良さを感じれるVintage Camel。
本革と手編み装飾の組み合わせによって上質感を演出したKODAWARI Brown。
大人の時間を楽しみながらレトロな雰囲気に包まれるLounge Brown。
価格は1,854,360円(税込)スタート。15X Vセレクションとの価格差が約7万円しかないことを考えると、非常にお買い得なグレードです。
標準装備を増やして満足度を高めた15G
キューブの上級グレードに位置するのが15Gです。15X Vセレクション マイキューブにも採用されているバイキセノンヘッドランプや15G専用16インチアルミホイールを装着することで、上級グレードらしい雰囲気となりました。
内装はキャメルカラーのシート生地を採用し、おしゃれな空間を演出しています。主な標準装備は6スピーカー(15X・2スピーカー/15X Vセレクション・4スピーカー)とSRSカーテンエアバッグシステムです。
車内空間の音響にこだわりたい人、リアシートの安全性も重視したい人にはオススメのグレードとなっています。価格は1,987,200円(税込)スタートと、上級グレードなだけあって高めの価格設定です。
AUTECHがチューニングを加えたライダー
最後に紹介するグレードは、キューブのスポーティーモデルであるライダーです。ライダーは15X Vセレクションをベースに、AUTECHが外観を中心に手を加えたグレード。
おしゃれでかわいいキューブから一転、クールな雰囲気に包まれています。直線的なメッキガーニッシュをふんだんに盛り込んだ攻撃的なエアロパーツを採用。
ライダー専用の16インチアルミホイールやスポーツマフラーがいかにも速そうな雰囲気を醸し出しています。内装もブラックを基調としたカラーリングに変更され、スポーティー感を演出。魅力的なグレードに仕上がっています。
ライダー専用の特別装備は多数ありますが、快適装備自体は15X Vセレクションとそう変わりはありません。価格も2,030,400円(税込)スタートと高い部類には入りますが、人とは違うキューブに乗りたいという人には自信を持ってオススメできるグレードです。
キューブの主な標準装備を比較
最後にキューブの主要装備を比較します。
15X | 15X Vセレクション | 15X Vセレクション マイキューブ | 15G | ライダー | |
ヘッドライト | マルチリフレクターハロゲン | マルチリフレクターハロゲン | バイキセノン | バイキセノン | バイキセノン |
インテリジェントオートライトシステム | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
エアコン | マニュアル | プラズマクラスター搭載フルオート | プラズマクラスター搭載フルオート | プラズマクラスター搭載フルオート | プラズマクラスター搭載フルオート |
日産オリジナルナビ取り付けパッケージ | ×(※メーカーオプション) | ×(※メーカーオプション) | 〇 | ×(※メーカーオプション) | ×(※メーカーオプション) |
SRSカーテンエアバッグシステム | × | × | × | 〇 | × |
日産オリジナルナビ取り付けパッケージとは、ステアリングスイッチ、GPSアンテナ、TVアンテナ、TVアンテナ用ハーネス、リア2スピーカーがセットになっているパッケージです。
15X Vセレクション マイキューブでは標準装備ですが、そのほかのグレードについてはメーカーオプションとして12,960円が車両価格にプラスされます。
キューブのおすすめグレードは15X Vセレクション マイキューブ
今回解説したキューブのグレードの中で、私が最もオススメするグレードは15X Vセレクション マイキューブです。
その理由はベースとなっている15X Vセレクションのコストパフォーマンスが非常に高く、15X Vセレクション マイキューブはそこに新たな付加価値が加えられているから。
おしゃれな内装が女性には打ってつけですし、15Gで人気の装備がプラスされているという点も大きいです。それでいて、価格の上昇が約7万円しかないというのも魅力があります。
コストパフォーマンスという点に関しては15X Vセレクションの方が上ですが、コストパフォーマンスと魅力を兼ね備えているのが15X Vセレクション マイキューブなのです。
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