ハリアーの値引き相場をレポート!【2024年12月最新・グレード別】実販売データから導き出された限界と合格ライン
最終更新日 2024/11/29
世界的なSUV人気の中、スキのないラインナップを展開するトヨタのDセグメント上級SUVハリアー。2020年の発売から一年が過ぎてもいまだ人気が衰える気配はありません。
そんなハリアーの購入を考えている方が一番気になっているのが“どのくらい値引きが可能なのか“だと思います。
- ハリアーの効率的な値引き交渉のやり方
- グレード毎の適正な値引き額
- オプション値引きとオマケしてもらう方法
- ライバル車競合はCX-5とフォレスターが効果的
- ハリアー同士を競合させるコツ
- 最上位グレード「ハイブリッド Z Leather Package」に月々17,700円で乗る方法
特にこの辺りの情報を包み隠さずご紹介します!(記事の中で詳しく解説!)
どうしてこんな普通はわからないようなリアルな情報が手に入るかというとそれには理由があって…
最後まで見ていただけると嬉しいです!
目次(タップで飛べます)
値引きの相場・限界は?【2024年12月最新】
ハリアーの値引き相場はズバリ
交渉のレベル | 車両本体 | OP値引き |
---|---|---|
限界まで値引き交渉 | 35万 | 25% |
ライバル車を出して交渉 | 27万 | 15% |
特に交渉なし | 7~8万 | 0~5% |
値引き難易度:やや緩い リセール価値:A
もともとライバルの多いセグメントだけにフルモデルチェンジから時間も経ち、緩み傾向に。 限界はオプション込みで50万です。
しかし全く交渉しないと7~8万でお茶を濁されてしまいます。
「ハリアー同士の競合で値引きが伸びた」
「フォレスターの名前を出すのが効果的だった」
などの口コミも上がってきています。
グレード別の値引き相場
駆動 | グレード | ガソリンorHV | 車両本体価格(税込み) | 値引き相場(付属品含まず) |
---|---|---|---|---|
2WD | S | ガソリン | 299万円〜 | 23万円 |
ハイブリッド | 358万円〜 | 31万円 | ||
G | ガソリン | 341万円〜 | 29万円 | |
ハイブリッド | 400万円〜 | 38万円 | ||
G“Leather Package” | ガソリン | 371万円〜 | 33万円 | |
ハイブリッド | 430万円〜 | 42万円 | ||
Z(1番人気) | ガソリン | 393万円〜 | 37万円 | |
ハイブリッド | 452万円〜 | 46万円 | ||
Z“Leather Package” | ガソリン | 423万円〜 | 41万円 | |
ハイブリッド | 482万円〜 | 50万円 | ||
4WD | S | ガソリン | 319万円〜 | 26万円 |
ハイブリッド | 380万円〜 | 35万円 | ||
G | ガソリン | 361万円〜 | 32万円 | |
ハイブリッド | 422万円〜 | 41万円 | ||
G“Leather Package” | ガソリン | 391万円〜 | 37万円 | |
ハイブリッド | 452万円〜 | 46万円 | ||
Z(1番人気) | ガソリン | 413万円〜 | 40万円 | |
ハイブリッド | 474万円〜 | 48万円 | ||
Z“Leather Package” | ガソリン | 443万円〜 | 44万円 | |
ハイブリッド | 504万円〜 | 50万円 |
グレードの違いがよくわからない方は下の記事を参考にしてください。
ワンポイント
納期が改善される車種が多く新車を買いやすくなっています!
新年セールは割安に購入するチャンス!
"カーナビ無料装着"や"期間限定の低金利ローン"などのキャンペーンは誰でも付けてもらえるものなので、満足せずに本体値引きを狙うのが鉄則です!
ライバル車と競合させるのが基本
ライバル車と競合させて値引きを引き出す方法は、クルマ購入の王道なので必ず挑戦しましょう。
それぞれのクルマに良いところと悪いところがあるので
「ハリアーの悪いところが気になる…」風を装えばばっちり。
欠点、不満点に関しては下の記事を参考にしてください。
石川県/男性/30代 グレード:Z ガソリン
値引き額:車両本体30万円 サービス:用品サービス、下取り金額上乗せ
感想:今乗っている古いアクセラの車検が近づき、マツダの担当さんからCX-5やCX-8への乗り換え攻勢が始まりました。流行りのSUVには興味もあり、前向きに検討することに。
マツダSUVのほかにハリアーとホンダCR-V辺りも合わせて商談をスタート。
ところが家に近いトヨタ店で試乗したハリアーが、想像以上にすばらしく一気に本命候補に浮上。値引きは3台とも最初から20万円近い線が獲得でき、まずまずでしたが目標を30万円に置いていたので粘って交渉することに。
「実は妻がCX-5がオシャレだと気に入っていて、他所で0円のアクセラにも下取価格をつけてくれている。私自身もマツダ党だったが、今回はハリアーにはすごく惹かれているし、商売熱心なあなたからぜひ買いたいのだけど・・・」 と営業マン氏の気持ちに訴える作戦に出ると、明らかに表情に変化が…
営業マン氏が「これ以上は私では決済できないので店長に相談してみます」と奥で15分くらい話した後戻ってきて「30万円までなら値引けます。これが限界なのであとは下取り車も3万円で引き取らせて頂きます」とのこと。
オプション込みの総額だとトータルで43万円引きとなり、マツダ以上の条件も獲得でき、妻も大喜びの買い物になりました!
ハリアー同士を競合させれば大幅値引きも
ライバル車種と競合させても思ったほどの値引きが得られなかったという人は、ハリアー同士を競合させれば決め手になります。
全てのトヨタ車は2020年からトヨタ全チャンネルで売られているので同士競合は簡単です。少し前までハリアーはトヨペット店で専売となっていため、ハリアー同士の競合は越県する必要等ありましたが、今やどのトヨタディーラーでも売っているので相見積もり取りやすい状況になりました。
同士競合させる場合、経営母体が違うディーラーを見つける必要がありますが、〇〇トヨタやカローラ〇〇といった店舗名の〇〇の箇所が違えば基本、別資本と考えていいでしょう。
その複数店舗を回り「他店ではここまで値引きしてくれたよ」ということを伝えれば、さらに条件が良くなることも期待できます。
値引きに満足できないときはサブディーラーという手も
ライバル車や別資本の同士競合でも満足できる値引きを得られなかったときは、サブディーラーを当たるのも一つの方法です。
サブディーラーとは新車販売も手掛けている自動車整備工場や中古車販売店のこと。表の看板に「新車・中古車販売」「全メーカー取り扱い」などと書かれていたらソコです。
サブディーラーはメーカーから直接仕入れができるわけではなく、正規ディーラーから業販(業者販売の略)という形で新車を卸してもらいます。そのためマージンを稼ぎやすい利幅の大きいクルマほどサブディーラーでは売りやすいため、ハリアーのような高額商品はけっこう取り扱いが多いはずです。
サブディーラーを簡単に見つけるには中古車販売サイトで、探している車種の「走行距離0~1,000km」「住んでいる地域」を入力し検索してみてください。
新車がヒットすれば、その店舗はサブディーラーとして新車販売もしているということです。
メリット、デメリットや正規ディーラーとの違いなどは「サブディーラーでも新車はオトクに買えるのか」で解説していますのでぜひチェックしてくださいね。
オプション値引きはマスト
オプションからの値引きも車両本体値引きと同様、大切なポイント。
ハリアーの場合は選択用品価格の概ね25%程度を目標に交渉しましょう。
トヨタの場合は営業マン個人の裁量で、メーカーOPは5%まで、ディーラーOPは20%まで値引きを出せると言われています。
また、契約直前だけに通用するやり方ですが、「このオプションをサービスで付けてくれたら契約するよ」と言えば、ちょっとしたアクセサリー類なら付けてもらえることもあります。
具体的には
・ラゲージトレイ
・センターコンソールトレイ
・バンパープロテクター
・GRディスチャージテープ
・サイドBOXゴミ箱(運転席用)
・エアコンドリンクホルダー
などがねらい目。
もちろんサービスなので、あまり贅沢は言わずに簡単に付けられるものを狙うのがポイント。ハンコを用意しておくなどして本気度をアピールしましょう。
どのオプションを付けるかまだ決めかねている方はこちらの記事を見てから決断してくださいね。
ハリアーの先進運転支援装備
緊急自動ブレーキ | クルマ・人 |
誤発進抑制 | 前進・後退 |
追従クルーズコントロール | 全車速 |
ステアリング支援 | 車線維持 |
細かいサービスのオマケをお願いする
思うように値引きが引き出せなかった場合でも、契約直前が一番ワガママを聞いてくれるタイミングですから、- ・総支払金額からの端数切捨て
- ・ボディーコーティング・メンテナンスパック
- ・登録手数料のサービス・半額
- ・納車時ガソリン満タン
- ・ローンを組むなら金利の引き下げ
鹿児島県/男性/30代 グレード:HYBRID G
値引き額:車両本体20万+ディーラーOP20%OFF サービス:ボディコーティング、端数カット
感想:ハリアーを買おうと商談に行ったのですが、営業マンから 「人気モデルなので積極的な値引きはちょっと…」 とのツレないセリフ。
事前にこのサイトで調べておいた通り「ではオプション用品値引きと下取り査定の上乗せで頑張ってもらえませんか?」と相談してみると「わかりました!頑張らせていただきます」 となかなかの好感触!用品合計から2割引きまでOKとの提示がありました。
当初見積もりにはディーラーのおすすめOPだけにしていましたが、もともとトヨタ車は純正アクセサリーやカスタマイズパーツが豊富。再見積もりに欲しいオプションを加えていくとそれだけでけっこうな額になりました。それだけに総額から20%引きは大きい!さらにコーティングと端数カットはサービスしてもらえ、下取り金額にもイロが付いたのでトータルで考えると大勝利と言っていい内容になりました!
セール・決算期を狙う
期末セールや在庫一掃的なセールに合わせ、大幅値引きを狙う方法もあります。
決算期も相場以上のビックリするような値引きもあり得ますので
■中間の決算期(8月下旬~9月末)
■年度末の決算期(1月~3月)
■夏のボーナス時期の6月~7月
■冬ボーナス&年末商戦期の12月
こうしたタイミングを見計らって値引き交渉してみてもいいかもしれません。
広島県/50代/男性 グレード:Z(ガソリン車)
値引き額:車両本体29万円 サービス:フロアマット無料サービス
感想:知人が買ったハリアーがあまりにもカッコよく、どうしても欲しくなり購入を決めました。
一般に決算月は値引きが拡大すると言われているので、自分もそのタイミングを狙うつもりでしたが仕事が忙しく、カタログ集めで終わりなかなか商談へは進めず。3月中に契約すればと考えていたところ、条件が良くなるのは3月中に納車まで完了する場合のディーラーがほとんど。
既に決算月セールは過ぎたタイミングとなり、しばらく乗り換えは見送るかと思い始めたときトヨペットの営業マンから「決算の翌月になりましたけど、値引きはがんばらせてもらいます!」との連絡が。半信半疑で商談を進めてみると決算セールに遜色ないと思える値引きの提示がありました。
調子に乗り「もう見送ろうと考えていたが、せっかくなので支払総額がジャスト〇〇〇万円にしてくれるなら即決します」と攻めてみました。これがうまくいき、付属品込み29万円の値引きをゲット。決算期を外してしまったものの、今回はやる気のあるディーラーに当たりツイていました。
納期は5~10か月
内訳はPHEVは8~10か月、ガソリン車のZ・2WDは5~6か月。HVのZは7~10か月。ガソリン車のS/G・2WDとG/Z・4WD、HVのG・2WDとG・4WDも6~10か月待ち。
特にハイブリッド車はガソリン車の+1か月を見る必要があります。一時、納期が短縮に向かう時期もありましたが、世界的な半導体不足で人気車は再び長いウェイティングに。値引きは緩んでいますので、購入の意思があるなら早めの商談がオススメ。
今は買い時としては悪くない
納期は前項のとおり長く掛かりますが、ハリアー自体は登場からまだ1年と少ししか経っておらず市場では高い人気を誇ります。その上最近は商談の条件もよく、リセールバリューも期待できることから今は買い時としてはベストと言えます。
最上位グレードの「ハイブリッド Z Leather Package」に残価設定ローンを使えば月々17,700円で乗れる
上の画像が見積もりの例ですが、頭金100万、月々の支払い17,700円でハリアーに乗ることも可能です。
ハイブリッド Z Leather Package | |
グレードは人気のハイブリッド Z Leather Package、支払回数は60回(5年)、ボーナス時は12万なのでかなり現実的な条件ですよね。もちろん値引きを頑張ればもっと支払額は減ります。
頭金なしだと毎月40,700円の支払いになりますので頭金は少しでもあったほうが月々が楽。
ハリアーはリセールも特A、残価も高く設定されるので、残価設定ローンを利用するのに向いてる車種。最近では新車購入者の8割が利用しているというメーカーもありますので検討されてはいかがでしょうか。
残価設定ローンの上手い利用方法を知りたい方は下の記事を参考にしてください。
交渉がニガテな方は作戦変更
どうも値引き交渉をするのは苦手だし、時間もとれない…という方もいるでしょう。そもそも交渉したところで、値引きが期待できないような車種もあります。
そういう方や場面には、今乗っている愛車を高く売ることに全力を注ぐことをオススメします!
愛車を高く手放すためには、ディーラーでの下取りや査定は期待薄です。やはり”餅は餅屋“ではありませんが、流通経路や販路の広さから買取専門店が強いです。ただ少し検索しても多くの買取専門店が出てきますが、その中を順番に回り査定してもらうのは大変ですね…
しかし大丈夫です。
ものの数分で複数の査定をしてもらう「無料一括査定」という方法があります!
まずは次のセンテンスをチェックしてみてください。
ディーラーで下取りすると安く買いたたかれることが多い!
新しく車を買うときにはその販売店で今の愛車を下取りに出すことが一般的です。購入と売却をワンセットで行えるので手間もかからずにお得な気もしますが・・・
理由は簡単。競合がいないからです。
なのでこの下取りで損をしている人がめちゃくちゃ多いんです。
しかし営業マンに言われるがままでは損をしてしまうことも…
下取り額を大幅にアップさせる方法
同じ車でもどこに売るかで査定額は変わります。
下取りに出すときに損をすることなく、むしろ下取り額アップに成功した人に話を聞くとある共通点がありました!
答えは簡単です。複数の車買取店を競合させて愛車の買い取り相場を知っておく。
そうすればその査定額をディーラーにバシッと言うだけであっさり下取り額がアップします。
これはうまくはまったパターンですが、もしダメでもその時は買取店で売ればいいだけの話なのであなたに損は全くありません。
しかし一軒一軒買取店を回るのは手間も時間もかかりすぎます。
そんなときに便利なのが一括査定サイト。複数の買取業者に出張査定してもらえるサービスです。
・最大10社の買取店から最高査定額を選べる
・東証一部上場企業グループが運営
・電話がかかってくるのが面倒な人はメールだけで対応可能
↓ナビクル車査定の公式サイト(無料)で愛車の査定額をチェック↓
※査定額だけ確認してすぐに売らなくてもOKですよ!
ハリアーの魅力はココだ!
昨年の6月発売ですから、ちょうど一年が過ぎようとしているハリアー。新聞記事にもなるほど驚異的な販売台数でスタートダッシュを決めましたが、その勢いは2021年下期に入っても衰えを知りません。月間販売目標は3,100台ですが発売直後に8,000台、9,000台と売り捌き、昨年度の月平均は7,990台。今年の3月にはついに1万台もオーバー。新型感染症禍どこ吹く風と言わんばかりの実績を積み上げます。
現在はトヨタ全店で全車種を買うことができるため、人気のあるクルマは台数が大幅に伸びる傾向にあり、実質兄弟車にあたるRAV4が”爆売れハリアー“のあおりを食らったとも言われています。
ハリアーは1997年から続くトヨタの上級SUVブランドで、3代目は「日本専用モデル」であったことからも分かるように、国内では抜群の販売実績を誇ります。
引用:https://clicccar.com/
絶対的には高価な価格帯のモデルですが、それでも装備内容や内外装の品質を考えればスタートプライスはかなり抑えられている印象。それは現行の4代目ハリアーも同様で、それゆえの間口の広さもあり指名買いも多いのでしょう。
都会派クーペルックの先駆車ハリアー
現行モデルのエクステリアは「スタイリッシュかつ逞しいシルエット」がセリングポイント。 従来から武骨なSUVではなく”都会派”と形容されるデザインがウリでしたが、現行型はRAV4が併売されているためクロカン的な要素はそちらへ任せ、ハリアーの方はこれまでよりさらにクーペライクなフォルムに仕立てました。スリーサイズを見ると全高を30mm下げ、全幅は20mm広がっています。ホイールベースとトレッドも拡大しているので余計に低さが際立ちます。
引用:https://motor-fan.jp/
極端なことをいえば4代目はスタイリングのためなら、多少ユーティリティが削られるところには目をつぶるといった開発スタンス。具体的にはラゲージ容量を気にせず大胆に絞り込んだリアゲート周りの処理、相当に深くえぐったような形状のバックドアなどからも、あくまでカッコ良さが最優先されたのが伝わります。
また4代目はTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用しているため、デザインの自由度を高める余裕もできたのでしょう。
ハイセンスな仕上げが光るインテリア
エクステリア同様、インテリアに関しても使い勝手や視認性が許容されるギリギリまで、デザインを優先して作り込まれました。乗馬の鞍をイメージした優雅なセンターコンソール、メタルラッチとパイピングを組み合わせた新しい加飾など、従来のハリアーと比較しても新鮮に映る造形です。これまでの高級車ならステッチ処理だけで済ませる場面で、さらにパイピングオーナメントを持ってきたところにデザイン優先を感じさせます。
引用:https://www.webcg.net/
もちろんデザインだけでなく、実際の質感や上質さは徹底したこだわりが伺えます。例えば場所によっては樹脂やハードプラを用いるパーツもありますが、それらにも繊細なボーダー柄処理を施し、質感向上させている点はさすがです。
また上質感のためかエアコンのつまみや物理スイッチを出来るだけなくし、タッチ式の静電スイッチを使いインパネ周りもスッキリとしたデザインに。ゴテゴテ感がないため適度に落ち着いた雰囲気を醸し出してはいますが、実用面からいくと物理スイッチの方が便利な場面もありますけどね。
抜かりのない先進安全装備と運転支援
先進安全装備”Toyota Safety Sense”はもちろん最新バージョンのものになっており、3代目まではなかった夜間の歩行者や自転車まで検知するプリクラッシュブレーキも装備。それ以外にもパーキングサポート付きのインテリジェントクリアランスソナーやレーントレースアシストなど充実しています。
2種類のパワーユニットから選べる
パワーユニットに関しては2種類が用意され、ハイブリッド車は2.5ℓエンジン、ガソリン車は2.0ℓエンジンとなっています。3代目にあった2.0ℓターボはカタログ落ちとなりましたが、これまで4WDでしか選択できなかったハイブリッド車をFFでも選べるようになりました。
4代目はTNGAプラットフォームの導入により、車重が軽くなっている(50~60kg)にも関わらず、ハイブリッドもガソリンも”ダイナミックフォースエンジン“を得てパワーアップしています。そこへRAV4譲りのダイレクトシフトCVTやステップ変速制御も加わり気持ちの良い走行フィールを味わえるはずです。
引用:https://www.goo-net.com/
ハリアーのおすすめグレードは”Z”
ハリアーのグレード設定はシンプルです。上記2つのパワーユニットに装備差で各3グレード展開。GとZには30万円高で本革シートのパッケージもあります。マニュアルMTの設定はなく、逆に4WDは全タイプで選択できます。
アンダー300万もある守備範囲の広い高級車
ベースグレード”S“(FF、ガソリン)の299万円というプライスタグはインパクト大です。カタログの装備表を細かく見なければ、現車はとても200万円台のクルマには思えません。カローラの最上位(4WD、ハイブリッド)とさほど遜色ない価格です。
基本装備はもちろん先進安全のToyota Safety Senseは上位グレードと遜色なく、エクステリアの違いも中間グレードと比較して、アルミホイールのサイズ以外はメッキパーツの有無程度しかありません。一方インテリアでは、シートの機能がかなり省かれることやパネルの加飾がないこと、足元照明やパワーバックドアもない等々差異箇所が多めです。
そのため200万円台という縛りのない中間の”G“グレード、そして最上位の”Z“グレードが「華やかさ」と言う点でハリアーの車格感にはよりマッチしているでしょう。
引用:https://dressup-navi.net/
やはり中間グレード以上がハリアー本命か?
Sで物足りなかったインテリアも、例えばステアリングのチルト&テレスコ機構の電動化、サテンメッキ加飾、ステアスイッチのピアノブラック塗装などが加わります。メーター内のインフォメーションディスプレイはSの4.2インチから7インチへと拡大し、シートも8ウェイパワーシート、合成皮革、電動ランバーサポートが追加され、さらにGとZならLeather Packageを選択することができ、本革シートだけでなくステアリングヒーターやシートベンチレーションも同時に備わります。
トップエンドのZグレードはセンターディスプレイが特大の12.3型になり、空調パネルもダイヤル型から静電タッチパネル式のスッキリとしたデザインになります。メーカーオプションの目玉となる調光パノラマルーフとパノラミックビューモニターが選べるのも”Zだけ”です。
各グレードともにセリングポイントが変わってくるので、一概におすすめは難しいところですが、高級SUVというポジションを考えるとやはりZグレードが光ります。もちろん絶対的には高額なモデルですが、Gとの装備差を金額換算すれば案外とリーズナブルな価格設定になっているのもわかります。
また2つのパワーユニットでは、ハイブリッドに目が行きがちですが2.0ℓガソリン車のエンジンもRAV4のモデルチェンジで登場した新開発の直噴ダイナミックフォースエンジンです。最高出力(171PS)、最大トルク(207Nm)ともにエンジン単体ではハイブリッド用の2.5ℓにも匹敵するパワーの持ち主で、熱効率の良い最新型ユニットです。ハイブリッドとの価格差約60万円を燃費によるランニングコストで回収するには、相当な走行距離が必要なことを考え合わせると2.0ℓガソリンはおすすめです。
引用:https://www.suv-land.jp/
リセールバリューは特Aクラス
デビューからまだ1年にしかならない4代目ハリアーなので、現行モデルの実績はまだ不透明ですが、3代目ハリアーの経過を元に考えるとリセールバリューランクはA~A+と上々になることが予想できます。
特に車格から上位グレードの残価率が高めの傾向なので、前項のとおりZグレードはやはりおすすめです。言うまでもなくボディカラーは白か黒で。
さらにパワーユニットに関しては、ハイブリッド車は年式および走行距離が嵩んでいくと極端に残価率が低下していく傾向にあり、2回以上車検を受ける予定なら2.0ℓガソリン車の方が条件は良くなることも。これは兄弟車のRAV4でも同じ結果が出ていて、ハイブリッド車は乗り換えのタイミングを早めに検討した方がお得かも知れません。
ライバル比較:ワールドクラスSUVのCR-V
今やどのメーカーにとってもドル箱的な要素もあるDセグメントSUV。ハリアーの属するこのクラスには各社ともしっかりとライバルを設定していますが、その中から本稿ではホンダCR-Vをピックアップします。
CR-Vはホンダの世界販売台数でも上位を占める主力SUV。ハリアーの兄弟車RAV4とは90年代から長らく市場でもライバル関係を構築してきましたが、2018年に国内へ投入された5代目モデルは都市型SUVともいうべきアーバンな雰囲気となったため、今やRAV4よりハリアーのライバルと見る方が自然な感じです。
全長とホイールベースはハリアーが若干長く、全高はCR-Vが少し高いですが全幅は両車同一でサイズ感に大きな違いはありません。
引用:https://www.goo-net.com/
エクステリアは全高が低く、リアゲートが寝ているハリアーの方がよりクーペライクですが、その分キャビンのグラスエリアが広めのCR-Vは居住性の良さが伺え、実際室内長と室内幅はハリアーより数値は上回ります。また、タイプにより3列目シートを備えるのもCR-Vの美点。子供用とも取れる3列目ですが、イザというとき7名乗車が可能なのは万一の保険のようなものです。
パワーユニットも両車はガチンコで、CR-Vもハイブリッド車とガソリン車をラインナップします。ガソリンは1.5ℓのダウンサイジングターボで、出力・トルクともにハリアーの2.0ℓNAガソリン車を上回ります。
また2.0ℓハイブリッドも2020年の一部改良時に「e:HEV」と名称を変更した2モーター方式の上級システムを採用。ドライブ状況に合わせてハイブリッド走行、エンジン走行、EV走行と3つのHVシステムを切り替えて高効率な走りを実現します。
引用:https://www.sun-a.com/
基本、日常走行のほとんどをモーター駆動によりカバーできるため、パワフルかつ静かな走りが味わえます。ハリアーのハイブリッドはトヨタ伝統のTHS-Ⅱ。こちらはエンジンが主体で、電気モーターはどちらかと言えばアシスト役に徹します。CR-Vのようにモーター単独による走行領域が広いのがイマドキなのかも知れませんが、カタログ上の燃費スペックではハリアーの方が上回っています。
このように実力は伯仲している2車ですが、決定的に差が出ているのが”販売台数”です。
国内販売台数では圧倒するハリアー
ある意味もっとも大事な部分で相当な格差が付きました。圧倒的な人気を誇るハリアーに対して、残念ながらCR-Vは大苦戦中です。2020年の実績で見るとCR-Vは合計5,986台。本稿冒頭でも記したとおりハリアーの1か月平均7,990台にも及ばない”年間”販売台数です。
引用:https://gazoo.com/
外観などは個人の主観によるところですから何とも言えませんが、グローバルで見ればベストセラーカーに数えられるCR-Vなので決してクルマの出来がどうこうといった範疇でない課題があるのかも知れません。
対してハリアーはその成り立ちから、国内市場に軸足を置いた開発背景があり、4代目は海外でも販売することになりましたが、あくまで「日本基準の良いもの」で勝負という展開。CR-Vもそうですが、国産メーカーもグローバル基準で生産開発せざるを得ない状況な中、こうしたハリアーのような存在は稀有と言えますし、それが国内での成果につながったのでしょう。
引用:https://www.sun-a.com/
以上、ハリアーの値引き相場レポートをお届けしました。
当サイトに寄せられた質問(FAQ)
Q3日前にトヨタにハリアーを見に行って商談したところ、納期が5~6か月という話に。車検切れに間に合わないので、今回はあきらめようと思っていたところにキャンセル車があり、1か月程度で納車できるとのこと。さらに「取り置きはできない。今すぐ決めないと他のお客さんに買われてしまう」と畳みかけられて注文書にサインしました。
帰宅して家族に話したところ、妻や父から「キャンセル車は縁起が悪いし、コロナもあるし今回は買うのはやめた方がいい」と説得されました。自分でも焦りすぎたかなと思うのでキャンセルしたいと申し出たところ、販売店からはキャンセルはできない風に言われました。明日、話し合いに出向くのですがどうすればいいでしょうか?
Aきちんと購入できない旨を伝えるのが大事です。サインしたとしても3日程度では具体的な損害もないので賠償してくれと言われる可能性も低いですし、金額も特定できません。メールか注文内容を破棄する文書など契約の取り消しがわかる証拠となるものを残しておくようにしましょう。
Q祖父の代から4代にわたって付き合いのあるトヨペット店でハリアーの見積もりをもらったところ、「値引きは30万が限界」と言われました。代わりにオプション値引き10%してくれるそうです。このまま買っても大丈夫ですか?
Aおとなしく商談して競合をしないと、”やりやすいお得意様”と思われて一般的な値引き以上のものは出ません。オプション値引き10%は本体値引きにかかわらず誰でもしてもらえます!それだけ付き合いの長い販売店なら本体値引き35万(21年10月現在)までお願いしてみましょう。ダメなら他の3系列を回ってみると伝えるのも手です。もちろん実際に同士討ちに持ち込めば値引きが出やすくなります。
Qハリアーを買おうと思い、近くのトヨタ店に2回ほど足を運んで商談したのですが、どうも担当のセールスマンと相性が良くありません。変えてもらうことは可能でしょうか?また、それが商談に悪影響にはなりませんか?
A新車ディーラーでは一度商談するとそのセールスマンが担当という形になり、優先権を持ちます。なので簡単に変更はできません。どうしてもなら店長などの管理職に話を通して変えてもらうことになりますが、お互いめんどうですよね…。
別の系列の店舗に行ってしまうのが一番早いと思います。
QハイブリッドGレザーパッケージ(4WD)を買う予定で何度か見積もりした後にオプション込みトータル値引き50万程の条件を出してもらったので3日後に契約に出向く予定です。ただ、支払いを現金ではなくローンにしてほしいと言われました。今後の付き合いも考えて受けた方が良いでしょうか?金利は2.5%です。
Aローンで買うと金利分は値引きしてもらえなかったのと同じになります。条件自体は値引き率10%越えでとても良いので「妻に相談したが絶対にダメと言われた」などと言って断った方が良いでしょう。現金で買ってもその後の付き合いが悪くなったりはしません。
Qハリアーを契約前なのですが、納車が年末年始の前後になると連絡が来ました。それならわかりやすく1月に登録してもらいたいのですが、指定することは可能ですか?またデメリットはありますか?
Aディーラーからすると12月登録にして年内の販売実績にしたいという思惑がありますが、ユーザーには関係ありません。自動車税や下取り価格を考えても1月登録を申し出て契約に盛り込みましょう。中古車の月落ちは通常2~3万円ですが、12月と1月では「年落ち」が加わるので差がさらに大きくなります。早く乗れないこと以外のデメリットはありませんので1月登録にしてもらうのが得策です。
Qハリアーの購入を考えています。トヨタ同士の競合で値引きを引き出したい気持ちもありますが、アフターサービスなどこれまでの実績も考えるとトヨペット店で買った方が良いのかなとも思います。アドバイスを頂ければ。
A老舗で買った方が安心なのは消費者心理としては当然です。元専売店の意地もあるし値引きも出やすいです。トヨペット店同士の競合ができるならやってください。近くにない場合は他の販売系列を先に当たって値引きを確認しましょう。最後に本命のトヨペットでそれをぶつけて「上回る条件を出してくれるならここで買う」とやるのが良いでしょう
Q去年ハリアーを注文したのですが、7月になっても納車されません。一部改良が入るので旧型をやめて新型にしてもらうことは可能ですか?その際は値引き条件はどうなりますか?
A契約自体は改良前のモデルなので原則論で言うとダメ。の可能性が高いです。 ただし、ハリアーは人気も高く、旧型をキャンセルしてもすぐに新たな購入者が見つかることから、販売店も柔軟に対応してくれる可能性が高いでしょう。一度販売店に申し出てみましょう。 値引き条件に関してですが、そのまま据え置きしてもらえたという口コミも寄せられています。ダメもとでもアタックしてみてください。