車で煽られた時の対処法・予防法まとめ
こっちは普通に運転していても、煽ってくるバカは居ますよね…
相手にしないことが一番なのですが、絡まれてしまったり、危ない目に合った時などのための対処法、あらかじめできる対策などについて詳しくまとめました。
つい最近も家族旅行の帰りに夫婦が亡くなるという痛ましい事件がありました。
東名高速死亡事故の石橋和歩容疑者が逮捕←fnn-newsの記事
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まずは落ち着く
運転中に煽られた場合に気をつけるべきことは、焦らない、そして腹を立てないことです。
焦りは状況判断を誤る原因となり、事故を引き起こす可能性が高まります。
慌てて確認もせず進路を変えようとすると大変危険ですから、落ち着いた行動をとるように心がけましょう。
また、腹を立てて急ブレーキを踏んだり速度を上げたりすると、事故だけでなく相手とトラブルになるかもしれません。
相手のペースに巻き込まれるように無茶な運転をすれば、あなたのリスクが大きくなるばかりです。
できるだけ冷静に対応することを心がけましょう。
車で煽られた時の対処法
どうしても焦ってしまったりイライラするようであれば、ルートの変更をして下さい。
結果遠回りになるとしても、危険な相手から遠ざかることが優先です。
その場合、出来るだけ人通りの多いルートを選べば、たとえ相手が付いてきたとしても派手なことはできないでしょうし、あなたも心強く感じるでしょう。
もしあなたがその土地の地理に詳しければ、交番や警察署の方向へ向かうのも良い案です。
そのまま駐車場に入ってしまえばひと安心というものですから。人を怖がらせて面白がる者相手に、いつまでも付き合う必要はありません。
車外に出てはいけない
煽ってくる車の中には、無理やり前に停めて、進路をふさいでしまって車外に出てこさせようとする輩が居ますが、窓を閉めて絶対に外に出ないようにしましょう。
車の窓ガラスは外からの力では素手では絶対に割れないようになっています。(非常事態の脱出のために内側からは比較的簡単に割れるようになっています)
そしてすぐに警察を呼んでください。
相手も興奮していますのでなにを話しても無駄ですし、警察を呼んでいることがわかると相手が立ち去る可能性も高まります。
車で煽られた時には安全な場所に停車して警察に連絡する
先ほど警察まで行くようにお伝えしましたが、煽り行為がしつこい時点で警察に連絡を入れることも考えて下さい。
バックミラーでナンバープレートを確認しておきましょう。
あまりにも近すぎてナンバープレートが見えないときは、左右どちらかに走行位置をずらすと見やすくなります。
確認できたら路肩に止まって警察に教えて下さい。
文字が小さすぎて読み取れなければ、車の特徴を覚えましょう。
色、形、分かるようならメーカーや車種等、情報が多いほど警察も対応しやすくなります。
同乗者に見てもらうことも出来ますが、振り返って見るのは得策ではありません。
相手と目が合うのはその方も怖いでしょうし、逆上することも考えられます。
カーフィルムを張っておくと煽られることが少なくなる
あまりオススメはできませんが、ガラスにカーフィルムを張っておくと煽られにくくはなります。
車内が見えないので、煽っても大丈夫な相手か判断できないためです。
誰だって危なそうな人に近づこうとは思わないため予防効果はありますが、あなたが周りの人から警戒される可能性が出てきます。
それでも取り付けたければ、法律の許容範囲に収まる製品を使用して下さい。
可視光線透過率というものが決まっていますので、お店でよく確認してから取り付けましょう。
ただ、威嚇されないために威嚇する、というのもなにか釈然としませんので、最終手段と思ってください。
ドライブレコーダーを付けておけば相手が悪い時の証拠になる
近年、ドライブレコーダー搭載車が増えており、トラブルが起きた時の証拠として役立つので人気があります。
後ろも記録できるタイプを取り付けておけば自分に非がないことを証明できます。
実際に裁判の証拠として提出された例もありますので、積極的に導入を検討するのも良いでしょう。
ただし、ドライブレコーダーは事実を記録しますので、当時の自分の運転もそのまま記録されますから、常に正しい運転を心がけて下さい。
記録されているという緊張感が良い刺激となって、安全運転に繋がることも期待できます。
煽り運転は交通違反
煽ってくる理由はいくつか考えられますが、もしあなたが交通の流れを阻害するほど低速で走っていた場合、短気な人ほど煽りたくなるでしょう。
初心者や運転に自信のない人はゆっくり走りたいと思うでしょうから、結果として流れに乗れないことも十分有り得る事です。
そんなときは後ろの状況を常に意識しておき、車間距離が近いと感じたら、左に合図を出して寄せながら減速して下さい。
煽られないためには譲る義務があることも知っておきましょう。
状況への理解がないまま前方だけを見て走るのはトラブルの元です。
もちろんどのような理由があっても煽って良いことには絶対になりません。
安全な車間距離を保つことは法律で義務付けられていますので、煽り行為は明確な法律違反となります。
追い掛け回す、激しくパッシングする、追い越すと見せかけて後ろへ戻るを繰り返す。
これは危険運転ですから、身を守るためにも上記のような対策を行って下さい。
あおり運転で「一発免停」も
悪質で危険なあおり運転をした運転者に対し、交通違反による点数の累積がなくても最長180日間の免許停止ができる道交法の規定が適用されるようになりました。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO24737730W7A211C1CZ8000
「後方からの追い上げ」「急な割り込み」「蛇行運転」「幅寄せ」などの危険運転が対象です。
こうした危険な運転や交通トラブルから暴行や傷害、脅迫、器物損壊などに至った場合は点数制度に関係なく、危険性帯有者として処分される場合があります。
この場合も根拠となるのはドライブレコーダーの記録ですので、公道から危険運転をする危ない輩を一人でも少なくするためにもドライブレコーダーは役立ちますね。