シルフィのおすすめグレードを比較して検証!後悔しないために選んでおきたいのは
最終更新日 2021/9/22
昨今の車は右を見ても左を見てもスタイリッシュで、若者受けするようなデザインの車ばかり。それはまだいいとしても、メッキパーツを多用してギラギラしたフロントマスクのミニバンなどは、ちょっと下品なのではと思ってしまいますよね。
もちろん、そのような車ばかりではありません。日産が製造・販売を手掛けているシルフィはスタイリッシュさの中にも落ち着きがあり、上品かつ美しいスタイリングを実現しています。
経験を重ねた大人の男性にこそ乗ってもらいたい質の高いセダンです。今回はそんなシルフィの全グレードを徹底解説。後悔しないために選んでおきたいおすすめのグレードを紹介したいと思います。
目次(タップで飛べます)
セダンとしては少々豪華さに欠けるS
シルフィには全部で5種類のグレードが設定されていますが、その中のベースグレードを担っているのがSグレードです。廉価モデルのポジションも担っているため、シルフィのグレードの中で唯一車両価格が200万円を下回っています。
安さをウリにしているグレードなので、比較的手が届きやすいです。しかし、外観・内装の質感が低いところや標準装備が充実していないところなど、至るところでコストの削減を感じてしまいます。
心身ともに大人の男性が乗るセダンとしては、少々豪華さに欠けているといわざるを得ません。純粋な移動手段として購入するならアリですが、セダンならではの上質感を求める人は避けた方がいいグレードでしょう。
標準装備が充実した量販グレードX
Xはシルフィの量販グレードとしてラインナップされているグレードです。ベースグレードのSと比べて、多数の快適装備や豪華装備が標準採用されています。
装備が充実したとはいえ、全体的に見るとベースグレードに近い存在です。ところが、本革巻ステアリングホイールの採用など、上質なセダンをしっかりと満喫できるような仕上がりとなっていて、コストパフォーマンスは高め。
車両価格は2,154,600円(税込)~となっています。Sよりも16万円ほど高価になっていますが、それでもまだまだリーズナブルな車両価格です。Xならコンパクトカーとさほど変わらない値段で購入できますよ。
また、Xはシルフィのグレード唯一の「助手席回転シート設定車」がラインナップされています。その名の通り、回転することで乗降性を高めてくれる助手席を採用している福祉車両です。足が不自由な方や年配の方を乗車させるときに重宝します。
豪華装備が盛りだくさんの上級モデル、G
シルフィの上級グレードであるG。お得感の強いXをベースにさらなる標準装備の充実、外観・内装の質感を高めた豪華なグレードです。SやXは価格の安さを重視していることもあって上質感は控えめですが、G以上のグレードはプレミアムな品格が漂う、上質なセダンとしての魅力が備わっています。
Gの車両価格は2,458,080円(税込)~、です。セダンとしてはまだまだリーズナブルな印象を受けますが、高級車然とした雰囲気を手に入れたことで、価格以上の魅力を感じることができる仕上がりとなっています。
本革とアルミホイールで上質感が増した、G ルグラン
シルフィの上級グレードであるGをベースに、更なる上質感を追求した最上級グレードがG ルグランです。Gに採用されていた豪華装備の数々はもちろんG ルグランにも全て採用されています。
外観の大きな変更点は16インチアルミホイールが標準装備となっていること。 これにより昨今のセダンとしては落ち着いた印象のあるシルフィに上品かつスタイリッシュな印象をプラスしています。
また、内装ではシート素材に本革を採用。シルフィに設定されている5種類のグレードの中で本皮シートを採用しているのはG ルグランだけなので非常に貴重です。これにより、セダン本来の上品な乗り心地を堪能できます。
ドアトリムにはフェイクレザーがあしらわれていて、些細な点ではありますが車内の上質感アップに貢献しています。 そんな G ルグランの車両価格は2,674,080円(税込)~です。Gと比べると約20万円の価格差がありますが、この価格差でさらなる高級感を手に入れることができるとなると、選ばない手はありませんよね。
外装を中心に手が加えられたS ツーリング
最後に紹介するグレードはシルフィのベースグレードであるSをベースに、スポーツテイストを大きく取り入れたS ツーリングです。Sがベースなので質感や装備が物足りないと感じる人がいるかもしれませんが、基本的にはGと同等の装備を採用しています。
そのうえで、S ツーリングにはS ツーリングだけの専用装備が多数採用されているのです。変更点の多くは外観に関するものが中心となっています。
特にフロント周りは多数の変更点があり、ややおとなしい印象のあったフロントマスクが迫力のある見た目に変貌しています。フロントグリルはメッキからグロスブラックに変更されたことで引き締まった印象が与えられました。
フロントバンパーもS ツーリング独自のものを採用しており、より攻撃的かつスタイリッシュな仕上がりとなっています。そのほかにもサイドシルプロテクターやリアスポイラー、リアエアロバンパーなどスポーツテイストを高めるアイテムが標準装備となっているので、セダンであっても車に若々しさを求める人にはうってつけのグレードとなっています。
また、大きな目玉装備としてキセノンヘッドランプの採用が挙げられます。シルフィはS ツーリングを除く全グレードにマルチリフレクターハロゲンヘッドランプが採用されているので、この点は大きな進化です。
S ツーリングの車両価格は2,458,080円(税込)~、となっています。Gとほぼ同等の装備に加えて S ツーリング専用装備も採用されているので、とてもお得感がありますね。シルフィのグレードの中では決して安い価格帯ではありませんが、コストパフォーマンスは優れていると感じました。
シルフィの最もおすすめなグレードはS ツーリング!
これでシルフィに設定されている5種類のグレード全てを紹介しました。2012年の発売から7年が経過しているので中身の熟成は非常に進んでいますが、外観に関しては少々古臭い印象も否めません。
それを踏まえた上で今回おすすめしたいグレードがS ツーリングです。S ツーリングはシルフィのほかのグレードと異なる外観を採用していることはお伝えしましたが、攻撃的でスタイリッシュな分、デザインが新しく見えます。
そのため、古臭い印象が薄く、2019年現在でもまだまだ通用するスタイリングです。落ち着きのあるシルフィにエアロバンパーの採用したことで、地味でも派手過ぎるわけでもなく、本当にちょうどいい仕上がりとなっています。
装備面に関しても上級グレードのGとほぼ同等のため、標準装備が少なくて後悔することもありません。価格帯に関してもGよりわずかに高い程度で、高すぎると感じることはないです。S ツーリングはどの面から見てもバランスよく、年齢や性別にこだわることなく誰でも似合うグレードだと思います。
個人的なおすすめはS ツーリングですが、セダンならではの上品さに欠けると感じる人はG ルグランの購入をおすすめします。G ルグランであれば、本革シートや合皮ドアトリムのおかげで内装のランクがワンランク上質に見えるはずです。
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