アリアの厳選おすすめオプションはどれ?絶対に外せないメーカーオプションを解説!
最終更新日 2021/12/17
日産の2021年度上期決算は前年対比増収増益を確保し、事業再建計画Nissan NEXTが着実に進行していることを感じさせます。直近の国内販売ではノートおよびオーラ等ノートファミリーが好調で、先日「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞しました。さらに2022年にはフェアレディZやエクストレイルの次期型も視野に入ってきています。
そんな新型車群の中の1台が本稿の主役”アリア”です。リーフで国産電気自動車(EV車)の先頭を走る日産が放つEV第二弾として、2019年の東京モーターショーでコンセプトモデルが登場。2020年Nissan NEXT発表とほぼ同じタイミングで市販モデルがお披露目され、2021年夏からはウェブでの予約も受け付けが始まりました。早いグレードなら2022年初頭には納車される予定です。
引用:https://jp.wsj.com/
そのためまだ一般のディーラーやショールームで現車を確認することはできませんが、ウェブ利用による見積りや予約注文は可能となっていて、2021年秋に追加された廉価グレード”B6”であればディーラーでの商談もスタートしています。
今回のクルドラでは、Nissan NEXTの主役ともいえるアリアを実際に購入しようとしたときに気になる豊富なオプションの中から、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
アリアってこんなクルマ
完全なブランニューモデルとして登場したアリアは、流行りのクロスオーバー型SUVのEV車です。市販された時期は前後していますが、ノートに見られる新しい日産デザインのオリジンはこのアリアで、モダンな日本らしさを表現したデザイン言語「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」が導入されています。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
具体的には日本の伝統的な組子パターンを再現したフロントマスク、白く発光するVモーショングリル、ブレード形状のアルミホイールなどに個性が感じられます。
インテリアも斬新で水平基調のダッシュボードに物理的なスイッチはほとんどなく、電源を入れると木目調フィニッシャーにタッチ可能なアイコンが浮かび上がるハプティクススイッチを採用。スイッチは平らですが、操作時には振動で動作を伝えてくれます。
ノートで見慣れた感のある湾曲した12.3インチ液晶画面を2枚連結した統合型インターフェイスディスプレイもアリアがオリジナル。シフトノブとQi(チィー)規格のワイヤレスチャージャーがレイアウトされたフローティングタイプのセンターコンソールは、ドライバーのシートポジションに合わせて、電動スイッチで前後に動かすこともできます。
引用:https://hundred-cars.com/
EV車のアリアはパワーユニットに、大小二つのバッテリーサイズ(65kWhと90kWh)が用意され、各々2タイプの駆動方式(FFまたはe-4ORCEと呼ばれる4WD)から選ぶことができます。但しB6グレードは65kWhのFFのみです。
いよいよここまで来た”ミライ”
アリアでは”EV車のある暮らし“をこれまで以上に実感させてくれる進化したコネクテッドサービスも用意されています。
例えば「カレンダー連携」「ルートプランナー」「到着地までナビ」などの各アプリ連携ができる”ドアtoドアナビ”を使い出掛ける前に充電スポットを考慮したルートを作成。あらかじめカーナビへ送信しておけば、乗車後即出発、到着後の道案内もスマホで可能です。
乗車中は”ボイスアシスタント”で「ハローニッサン」と呼びかけると、自然な会話でナビや音楽再生など車内操作を行うことができ、帰路に入ればAmazonが提供する音声サービス”Amazon Alexa”を使って、帰宅前に車内から自宅の照明やエアコン稼働など車外の操作も行うことができます。
自宅でスマートスピーカーも使っていない筆者などには、未来感強すぎて使いこなせるかどうか悩むレベルです(笑)
アリアのグレードと価格
アリアのグレードと価格は以下のとおりです。
上記のとおり5タイプが用意され、グレード展開は実質3タイプ。B6以外はウェブ予約注文限定モデルとなり、台数限定ではなく期間限定の様子で既にB6リミテッドは予約注文が締め切られています。
各リミテッドグレードには専用ボディカラーやフロアカーペットが付き、B6グレードにはオプション設定となるナッパレザーシート、 パノラミックガラスルーフ、プロパイロット2.0等が標準装備になっています。
今しか手に入らないリミテッドはどう?
アリアリミテッドは今のところ日本限定商品となり、基本フル装備されたモデルへ2色の専用ボディカラー(+他3色)とリミテッド専用品として特別色のアルミホイールカバー、キッキングプレート、石庭調のフロアカーペットが加わります。
そうした装備類も確かに魅力ですが、今のところバッテリー容量91kWhのモデルや4WDを選ぶには、カタログモデルがまだ公表されていないためリミテッドから選ぶしかありません。
引用:https://www.webcartop.jp/
リミテッドのお買い得度を見てみると、現グレード構成だと価格比較できるモデルはB6とB6リミテッドしかありませんが、B6へB6リミテッドに備わる装備を追加オプションで補正していくとB6が約5万円高くなってしまいます。そう考えるとリミテッドは5万円安い上に、オプションで付けることのできない専用色のホイールカバーやボディカラーが選べる分はお得と言えるでしょう。
満足度の高いメーカーオプションはどれ?
上記のグレード紹介のとおり現在はウェブ限定のリミテッドシリーズとディーラーで発注できるB6の2パターン構成です。販売が軌道にのった時点でグレード構成は見直しが入るはずですが、現在のところ通常の購入ができるのはB6グレードのみ。従って本稿で以下のメーカーオプション紹介はすべてB6グレードが対象となります。
ご承知のとおりメーカーオプションは納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入の醍醐味でもありますが。
アリアに用意されているメーカーオプションは以下のとおりです。
セットオプションは3種用意されていて、①〜③は選択式です。プロパイロット2.0を中心としたセット①を基本として、それにパノラミックガラスルーフが加わったものが②、さらにルーフレールまで加えたものが③になります。
パノラマルーフとルーフレールは単品でもオーダー可能ですが、単品で同時装着はできない設定なので両方欲しい方はセット③を選ぶしかありません。ちなみにルーフレールはウェブ限定のリミテッドシリーズには設定がないアイテムになりますよ。
では数あるメーカーオプションの中から、これはオススメといえるアイテムをいくつかご紹介しましょう。
技術の日産を感じたいなら外せない「プロパイロット2.0」
プロパイロットは日産ADAS(先進運転支援システム)の中でも看板アイテムです。高性能カメラとレーザースキャナーが、走行している車線や前走車を高精度に算出することで、車間距離を把握し適切に加減速を調整。さらにステアリング操作のアシストが加わり同一レーンでの走行をサポートします。他メーカーのACC(アダプティブクルーズコントロール)が自動運転レベル1なのに対し、よりステアリングアシストの領域が広いプロパイロットはレベル2の認定を受けています。
アリアには標準でプロパイロットは搭載されていますが、メーカーオプションで選択すればプロパイロット2.0へアップデートできます。
2.0の最大のセリングポイントと言えば、一定条件下において「ハンズオフ(手放し運転)」が可能となることです。
2019年にマイナーチェンジしたスカイラインで初搭載され話題となりましたが、従来のカメラに加えてレーダーやソナー、準天頂衛星システム、3D高精度地図データまで用いて自車位置を測定。ステアリングに手を添えずとも、自動運転により近い滑らかなドライビングを実現してくれます。もちろん最新のアリアではセンサー類はカメラが7個、レーダーが5個、ソナーは12個と増えていますから、スカイラインのそれよりも遥かに高い制御が可能となっているでしょう。
車外からクルマを動かせる「プロパイロット・リモートパーキング」
最新のモデルにはカメラとソナーによって周囲を監視しながらステアリング、アクセル、ブレーキを制御し、各操作をアシストして駐車を完了させる駐車支援機能が備わります。日産なら「プロパイロット・パーキング」、トヨタなら「トヨタ・チームメイト」などと呼ばれていますが、アリアには「プロパイロット・リモート・パーキング」が選べるようになりました。
この機能はBMWなど輸入車ではお馴染みの機能ですが、パワーオフの状態で車外から専用キーの起動ボタンを押すとクルマが始動。前後の遠隔操作ボタンを押すとクルマが自動で動き、ボタンを離すと止まります。隣のクルマへのドアパンチが気になるような狭い駐車スペースでも、気にせず広い場所で降りてから駐車操作を行なえます。
こちらも分かりやすい近未来感ですね。
車種別設計の「BOSE Premium Sound System&10スピーカー」
高級車や上級モデルには音の専門メーカーとのコラボによる高音質なサウンドシステムが用意されますが、アリアには日産御用達のBOSEブランドが設定されました。このシステムはアリアの車内音響特性に合わせて設計・開発されていて、BOSEのサウンドへのこだわりが凝縮。車室内の分析、試聴評価、専用チューニングによるイコライジング技術を駆使して、クリアで臨場感あふれるサウンドを実現しています。
引用:https://blog.evsmart.net/
その音源を入念かつ精密に設計された10個の高性能スピーカーが、広がりのある包み込むようなサウンドを奏で最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
アシスト状況を光で伝える「アドバンスド・アンビエント・ライティング」
昨今のクルマのトレンドに車内イルミネーションやアンビエントライトなどがあります。輸入車では50色以上のカラーが選べるような華やかなライトもありますが、アリアに用意のある「アドバンスド・アンビエント・ライティング」は違った機能も持っています。
インテリアの周囲に配されたライン照明は、プロパイロットのアシスト状況に応じてカラーが変化。視認性を保ちつつ制御の状況を光と色で演出してくれます。プロパイロット2.0ハンズオフモード時はブルー、ハンズオンモード時にはグリーンに色が変わります。また、インテリジェントクルーズコントロールモードではホワイトに点灯します。
単なる夜間照明に止まらず、光に機能を持たせる先進感が最新EV車であることを感じさせます。
引用:https://hundred-cars.com/
なお、このライティングオプションはボディカラーに有償の特別塗装色を選択した場合、必ずセットになりますが、アリアのボディカラーって実は0円の標準カラーはダークメタルグレーだけです。従ってこの色以外をチョイスする場合には選択の余地もないわけですけどね。
ディーラーオプションも充実のアイテムが揃う
長く国内市場に対しては「塩対応」ともとれる状態であった日産。その反省に立ったかどうかは定かではありませんが、アリアに関しては販売店の利益に直接結びつくディーラーオプションについても充実したラインナップとなりました。
ミライ派デザインに効かせる「ダイナミックパッケージ」
新しい日産を感じさせるアリアのエクステリアですが、先進感あふれるこのデザインにアクセントを加えるのが「ダイナミックパッケージ」です。
このパッケージはフロントとリヤのアンダープロテクターの2点セットになります。ボディカラーや好みに合わせてフロストカッパー、フラッシュシルバー、ダークスティールグレーの3色から選ぶことができ、そのデザインはフロントは羽根のように薄く軽やかなブレードがダイナミックな流れを表現。リヤはスマートなプロテクターがEV車らしいクリーンなバックスタイルを演出してくれます。
フューチャリスティックな造形のアリアだけに、エアロパーツのフィッティングは難しいところですが、見事な一体感は純正品の強みと言えます。
光の演出でEV感がアガる「スタイリッシュパッケージ」
エクステリア面ではもう一つ「スタイリッシュパッケージ」があります。こちらは「フロントグリルイルミネーション」と「シーケンシャルドアミラーウインカー」の組み合わせ。前者はシグネチャーランプに連動してフロントグリルを水平に走るシャープな白色LED光が、夜間の存在感をさらに高めます。
また後者はノートオーラで日産初装備となったシーケンシャル・ウインカーに連携するアイテム。当然アリアも同じウインカーですが、シーケンシャル”ドアミラー”ウインカーを追加すれば、フロントのターンランプの位置からドアミラーまで光の流れが続いていく格好です。欧州車等でも流れるウインカーはよく見掛けるものの、それがドアミラー部まで続いていくモデルはまだ少なく、しばらくの間は目立ちそうですね。
光が映える「フロント・プロジェクション・イルミネーション」
EV車をアピールする方法としてライティングアイテムは親和性が高いと思われ、ディーラーオプションには「フロント・プロジェクション・イルミネーション」という他車であまり見られないアクセサリーが用意されています。
インテリジェントキーを持ってクルマに近づくと、シグネチャーランプに連動して車両前方をライトアップ。日本の伝統柄「組子」のパターンが路面を照らし、乗車するたびに感動を与える”光のアート”が現れます。
余裕があればボディサイドの「ウエルカム&セーフティーライト」も併せてチョイスすれば、前方左右側方を明るく照らし、見た目だけでなく夜間や暗い駐車場での安全な乗り降りもサポートしてくれます。
これは新しい!「ブラックライト・イルミカーペット」
もう一つヒカリものをご紹介します。「ブラックライト・イルミカーペット」はこちらもほとんど他車で見かけることのないアクセサリー。フロアマットにブラックライトを照射することで、またまた日本伝統の”ゆらぎ”模様が浮かび上がります。ブラックライトとは紫外線を放射するライトで、その光自体は見えず、ブラックライトを当てたものの中に含まれる蛍光体だけが発光します。
フロアマットの価格としてはけっこうなお値段ですが、アリアのフロアは新EVプラットフォームの恩恵でフラット感も高めなためこうした演出も映えますし、光に意匠性を持たせるところはインテリアデザインのコンセプトの一つでもあります。
もちろん「少し気分じゃないなぁ」、という日にはブラックライトをOFFにすることもできますよ。
フツーのカーペットもアリア的拘りが
ブラックライトカーペット以外のフロアマットもアリア用には、かなりの拘りを感じさせるデザインが揃います。
「石庭調カーペット」は現在ウェブ限定で予約を受け付けているリミテッドシリーズにも採用されているものと同デザイン(色味は違います)。その他にもフロントグリルと対になったような「組子調カーペット」やアリアではベーシックマットに当たる「夜明け調カーペット」も、日本の伝統美に着想を得た柄であり、タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズムを標榜するアリアにベストマッチ。室内をより一層上質に演出してくれます。
ラゲッジを有効活用したいなら「インカーキャリア」
未来感、先進感が前面に出るアリアですが、あくまでクロスオーバーSUV。アウトドアレジャーやデイリーユースでのラゲッジスペースの使い勝手も気になります。
アリアのラゲッジ容量はFFで466ℓ、4WDが408ℓあり、EV車のSUVというセグメントで見るとメルセデスベンツEQCやジャガーI-PACEよりは少なく、マツダMX-30よりは大きいというところ(輸入車の2台はボディサイズもやや大きいですが)。
そんなアリアのラゲッジスペースを有効活用できるアクセサリーが「インカーキャリア」です。可動式の仕切りを自在に移動させることで、シーンに合わせてラゲッジ内を整理できます。仕切りが走るレールの左側には、シートベルトのような素材でできた幅広のバンドが仕込んであって、小さなケースなどはそれで固定することも可能です。
運転中に大切な荷物が、ラゲッジ内をゴロゴロと転がりまわるのを防ぎ、スマートなドライブができますよ。
但し、こちらのアクセサリー装着時はラゲッジ床面のボードを活用したアレンジの類いはできなくなりますので注意も必要です。
石庭調カーペットとのセットが特におすすめ「ラゲッジトレイ」
ラゲッジ関連からもう一つ。もしアリアのフロアカーペットに”石庭調“を選択していれば、こちらの「ラゲッジトレイ」もオススメ。
機能としては濡れたものを安心して置け、水洗いもできる防水トレイなので、アウトドアなどのレジャー後にラゲッジルームを汚す心配も少なく、またお手入れも簡単です。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/
そして何より画像のとおり和の趣が楽しめる「石庭調デザイン」なので、フロアカーペットとのコーディネートも素敵ですよ。
定番アイテムをまとめてお得に「ベーシックパックプラス」
こちらは新車購入時の定番アイテムセットに日産オリジナル・ドライブレコーダーを加えたパックです。
定番アイテムのうち、フロアカーペットは上記でご紹介したものから選択式となり、SUVらしくラゲッジルーム用品の「ラゲッジエントリーガード」が組み合わされているのも良いチョイスだと思います。
日産オリジナルドラレコは、標準装備のナビゲーションと連動タイプになっていて、ナビの画面から設定や操作ができるようになっています。性能はスタンダードなスペックで、カメラは高性能なHDR対応、駐車時の録画機能もあり2カメラ方式なので後方からのあおり運転や追突事故への対策にもなります。設定・画像の再生などをスマートフォンのアプリから簡単に操作することもできます。
今やドラレコもベーシック用品の仲間入りをする時代ですね。ちなみにこのパッケージですが、オプションカタログに”お買い得”と謳っていましたので価格をチェックしてみたところ、個別に買った場合の合計金額より確かに2000円ほどは安くなっていました。
でも正直、「もう一声!」という気にもなりますよね。
以上、日産アリアのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
参考⇒アリアの値引きレポート
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