三菱eKクロススペースのおすすめオプションとナビはどれ?購入時にしか付けられない上級運転支援セットも!
最終更新日 2021/11/1
2020年も終盤を迎え、いろいろあった今年も例年通り「2020-2021日本カーオブザイヤー」が発表となりました。イヤーカーはスバルレヴォーグが受賞しましたが、同時に今回から新たに設けられた軽自動車のベストを選出する「K CAR オブザイヤー」部門を三菱eKスペース及びeKクロススペースが受賞しました(もちろん兄弟車日産ルークスと併せて)。
引用:https://www.as-web.jp/
ちなみに昨年は「K CAR オブザイヤー」の前身だった「2019-2020スモールモビリティ部門賞」をeKクロス(with日産デイズ&eKワゴン)が受賞しており、eKシリーズが2年連続で日本カーオブザイヤーの軽/スモール部門を制した格好です。
今回のクルドラでは、イヤーKカーとなった三菱eKクロススペースを実際に購入しようとした際に気になる”オプション品”の数々をメーカーオプションとディーラーオプションに分けご紹介していきます。新車選びのご参考にどうぞ!
目次(タップで飛べます)
eKクロススペースのプロフィール
三菱と日産の軽自動車事業に関わる合弁会社NMKVから2013年に発売されたハイト系ワゴンの日産デイズとeKワゴンは、2019年にモデルチェンジして2代目へ移行。それから約1年遅れでスーパーハイト系ワゴンの日産ルークスとeKスペースも新型へチェンジしました。
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本稿の主役となるeKクロススペースは、今回のモデルチェンジからeKスペースに追加されたSUVテイストなブランニューモデルです。昨年先行して登場していたeKクロスのスーパーハイト版となります。ちなみに現在の軽自動車の分類は以下のような感じです。
最も売れているジャンルがスーパーハイト系ですが、三菱はこの分野ではパイオニア。1990年代にはミニカトッポという全高1700mm超えのモデルを既に販売していました。
eKクロススペースの特徴は、新三菱顔ともいえるダイナミックシールドを軽にも持ち込み、同社のデリカD:5等にも通じるフロントマスクを構築。彫刻的で立体感のあるキャラクターラインや、ブラックのサイドシルガーニッシュやホイールアーチを用い、SUVらしい力強く安定感のあるデザインに仕上げました。
eKクロススペースのデザインは高い評価を得て、2020年度グッドデザイン賞も獲得しています。
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全長と全幅は先代から軽規格枠を使い切っていて変更はありませんが、ホイールベースは拡大され、後席前後方向の足元空間はさらに余裕が増し、後席のスライド量はクラストップの320mmを確保しています。さらに高い全高と併せて前後ドアとも乗降性に優れ、特につま先キックで開くオート機構付リヤスライドドアの開口部650mmはクラス最大級です。
先進安全装備の三菱e-Assistは前方衝突予測警報、ミリ波レーダーが追加されたACCのマイパイロットなど新機能も加わり万全のレベルへと進化しています。
エンジンはターボと自然吸気が用意されており、どちらも減速時のエネルギーで発電してリチウムイオンバッテリーに充電し、その電力でモーターを回してエンジンアシストやアイドリングストップなどに再利用するマイルドハイブリッドを採用しています。
引用:https://kakakumag.com/
注目のメーカーオプションはコレだ!
新車を購入するときに悩ましいのがメーカーオプション。何と言ってもチャンスは一度きりで、納車後(場合により契約後)に気が変わって取り付けるようなこともできません。その分、新車選びの醍醐味の一つでもありますけどね。
eKクロススペースには下記の通りメーカーオプションが用意され、その中のいくつかはパッケージオプションになっていて単独で選択できないものもあります。
では早速これらメーカーオプションの中からおすすめしたいものをピックアップしてご紹介します。
イマドキ外せない上級運転支援セットはコレ
最初におすすめするのは「先進快適パッケージ」です。昨年eKワゴンがフルモデルチェンジした際に話題となったのが軽自動車”初”の高速道路同一車線運転支援技術”マイパイロット”が搭載されたこと。前車追従のACCと車線維持のLKAが一緒になった装備となり「ついに軽もココまで来たか・・」と思ったものですが、わずか1年で後発の軽自動車にも次々に搭載され、クルマ業界の日進月歩を実感します。
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マイパイロットの操作は簡単で、わずか2ステップで作動状況を作り出せます。渋滞時に車間距離を保ちながら追従してくれるのはもちろん、電動パーキングブレーキもパッケージセットに含まれるため、先行車が止まれば続いて停止までしてくれます。
停止後約3秒以内に先行車が走り出すと追従走行を継続してくれますし、停止時間が約3秒を過ぎた場合でもマイパイロットスイッチの左隣にある「RES+」スイッチか、アクセルペダルを軽く踏めば追従走行を再開。ノロノロした渋滞時の疲労軽減はもとより、空いた高速を淡々と流すときのリラックス感もあって一度体験すると「なしのクルマ」には後戻りできない装備です。
引用:https://driver-web.jp/
ほんの数年前までは一部の高級車や外車にしか考えられなかった装備が、今日このクラスにまで備わったわけで、この機に選ばない理由はないと言っても過言ではないのでは?おすすめです!
兄弟車にはないセールスポイントはコレ
「先進安全パッケージ」に含まれるデジタルルームミラーも昨今装着が増えつつある機能です。デジタルルームミラーとは車両後方にあるカメラの映像をルームミラーに映し出す装備で、乗っている人やラゲッジルームの荷物で後ろが見えにくい場合や、夜間や悪天候のときに、リヤカメラの映像に切り替えればすっきりクリアな後方視界が得られます。
操作も簡単でミラー下部のレバーで、通常のミラーとリヤカメラの映像に切り替えることができます。
新しいところだと2020年にモデルチェンジしたトヨタハリアーでは、このデジタルルームミラーにドライブレコーダーの機能が合体していて、このアイテムも日進月歩は確実。ならばこのタイミングで新車を購入しようとするなら、ぜひ選んでおいて損はないはず。
もちろんミラーだけでなく、セット装着されるマルチアラウンドモニターも見逃せません。
真上から見下ろしているような映像をデジタルルームミラー内のモニターに表示し、安全を確認しながら駐車を行うことができます。また移動物検知機能も付いており、自車の周囲を移動する人や自転車などを検知して注意を促す機能まで搭載しています。
引用:https://www.webcg.net/
メーカーオプションではもっとも高価にはなりますが、このデジタルルームミラーは兄弟車日産ルークスにはなぜか設定がなく、eKクロススペースにしか付けられないアドバンテージでもあります。ぜひ、こちらも行っときましょ!
クロスオーバーSUV感をアゲるならコレ
前項のデジタルルームミラーの他にも日産ルークスに用意がなくeKクロススペースだけの装備があります。それがメーカーオプションの「ルーフレール」です。
引用:https://motor-fan.jp/
そもそも三菱車といえばSUV、昔風に言うならRV、クロカンといったイメージの強いメーカーでしたが、モデルチェンジしたeKクロスとeKクロススペースは、軽自動車という枠の中にそうしたエッセンスを上手に取り入れたことで高い評価を得ています。
SUVの文法でいけばルーフレールとの相性は間違いのないところで、それゆえeKクロススペースにはメーカーオプションになっているのでしょう。ちなみにメーカーの広報試乗車はほとんどこのルーフレールが付いているようで、むしろ下の写真のようにルーフレールなしの方が珍しいのかも知れないですね。
引用:https://caniva.jp/
これに関連して後にご紹介するディーラーオプションでも、eKクロススペースにだけアウトドアを充実させるキャリアやアタッチメント類が豊富に用意されています。
仮に実際にはルーフレールを使用しない場合でも、クロスオーバーらしいドレスアップ効果が期待できます。繰り返しになりますが、後から付けることはできないのでじっくりと検討しておく必要がありますね。
軽の枠を超えた上質さを求めるならコレ
インテリア用のメーカーオプション「プレミアムインテリアパッケージ」は、掛け値なしにeKクロススペースのクオリティを一段階押し上げるだけの魅力を秘めています。
標準の黒っぽい内装が濃淡のあるブラウン系の大人っぽいカラーリングをまとい、三菱をイメージしたようなダイヤ型のモチーフからなる手触りのいいファブリック地。それを挟むような形でオレンジのステッチが効いた合成皮革で構成される前後シートは、軽レベルを軽く超えている印象です。またダッシュボードの一部が同じくステッチの入ったレザー調クッションになっていますが、もともとの樹脂パーツのシボ部分の質感も高いため、そうした造形が違和感なく溶け込んでいます。
このパッケージは他にもブラウンの本革ステアリングや樹脂ラゲッジボード&PVC後席シートバックもセットになっていて、それで55,000円とコスパも文句なしです。
引用:https://gazoo.com/
ちなみに水や泥のついたアウトドア用品なども、気にせず積むことができる樹脂ラゲッジボード&PVC後席シートバックもeKクロススペースだけに設定されていてルークスには用意されません。このあたりにもクロスオーバーSUVらしさが伺えます。
コレは残念SOSコールの設定はなし
メーカーオプションの中でいくつか兄弟車のルークスにはなくeKクロススペースにはある、といった装備の紹介をしましたが、もちろん逆のパターンもありそれが「SOSコール」です。これはルークスのハイウェイスター系に標準、その他にはメーカーオプションで用意があります。
SOSコールとは事故自動通報システムのことで、㈱日本緊急通報サービスが運用する”ヘルプネット“を利用していて、エアバック作動レベルの事故が起きた際、NTTドコモの回線を通じてオペレーターへ接続。万一応答できない場合は、オペレーターから警察や消防へ出動要請が行われます。昨今は”あおり運転”を受けた際にも通報が可能で、位置情報を読み取り警察の出動を要請できます。
残念ながら三菱自動車はこのヘルプネットの運営に資本参画していないため、この装備を付けられません。日産の他、トヨタ、マツダ、ホンダ、スバルなど主要メーカーは利用しているので、三菱にも今後期待したいところです。
なお、ちょいちょい出てきます日産ルークスについては、別ページになりますがクルドラで紹介記事をアップしていますので併せてぜひご覧ください。
引用:https://car-me.jp/
満足度の高いディーラーオプションはどれ?
メーカーオプションと違い納車後でも選べるディーラーオプションは、必要に応じてや予算に応じて、と後々考えられるのがメリット。アクセサリーカタログには内外装ともに、ドレスアップ商品から便利グッズまで充実した品揃えとなっていますが、SUVテイストなeKクロススペースに最適なエクステリア関連からご紹介します。
広大なルーフを有効活用するなら
eKクロススペースを購入する際、メーカーオプションでルーフレールを選択されますか?もし選択されるなら、アウトドアイベントにご興味をお持ちなのでしょう。であればディーラーオプションには豊富なキャリアグッズが用意されていますよ。
基本となる「ベースキャリア」を購入して、後は海派なら「ウインド&サーフボードアタッチメント」がありますし、ウィンタースポーツ派なら「スキー&スノーボードアタッチメント」を選択できます。
中でもおすすめは「ルーフラックアタッチメント」です。いかに軽自動車枠で最大級のラゲッジ容量を誇るeKクロススペースでも、4名以上でキャンプなどに出かける場合にはやはり不安な面も。そのようなときは写真にあるように大きなルーフの面積を活かしたルーフラックで余力を確保しておくのが正解。エクステリアにもとてもマッチしたデザインです。
雰囲気重視ならステッカーチューンもあり
ダイナミックシールド顔でSUVらしさをアピールするeKクロススペースですが、車体寸法に制約のある軽自動車では他のボディキット追加は難しいところがあります。特に車幅については現状で目一杯のサイズとなるため、そこへ被せるような厚みのあるサイドスカートやクラディングパネルは取り付けられません。
そこで純正アクセサリーにはクラディングパネルの造形をモチーフにした「サイドデカール」が用意されています。こうしたステッカー類によるドレスアップはフルサイズのクルマであれば、やや気恥ずかしい面もありますが、軽自動車サイズであればファッション的なノリでセーフなのかもしれないですね。実際、eKクロススペースの黒いフェンダーアーチモール状のものもデカールで表現されています。
このサイドデカールはピラーデカールとセット購入することで5,500円お得になる「デカールパッケージ」も設定されていますので、サイドビューをコーディネートしたい方はぜひご検討ください。
機能充実のユーティリティアイテムはこの2点
一度でもスーパーハイト系ワゴンに乗車した方はわかると思いますが、広大な頭上空間は圧巻です。解放感は十分ですが、反面”ムダな空間”と捉える向きもあるかも知れません。そこでおすすめなのが「オーバーヘッドコンソール」です。
高い室内高を収納スペースとして有効活用できる小物入れは、左右に扉があるので両側からの荷物の出し入れができるよう工夫されています。そもそも日本車、特にミニバンや軽自動車の収納スペースはグローバルな視点でも白眉だと思っていましたが、こうしたアイテムはそれを裏付けしてくれます。
もう一点は「ラゲッジトレイ」です。汚れ物を積載するときなどに便利なトレイで、リヤシートバックやラゲッジルーム床面のキズつきを抑える効果もあります。特にメーカーオプションで樹脂ラゲッジボード&PVC後席シートバックを選択しない場合には、こちらを用意すれば車内の汚れを気にすることなく、思う存分クルマを活用できます。
ナビのおすすめは迷わず大画面モデルを!
昨今ナビの大画面化はトレンドですし、三菱でも2019年2月に改良したデリカD:5には純正で10型オーバーのナビを用意しています。それに続く3月には新型となったeKワゴンにもついに9型ナビが投入されました。
軽自動車でも大画面化は加速中
軽自動車の大画面化もこの頃から加速し、eKワゴンも当初デザイン設計段階は7型ナビで進行していたそうですが、インテリア最終案でしっかりと9型を収めたとのこと。
今年発売のeKクロススペースは標準でナビやオーディオは付いていないため、ディーラーオプションで選択することになりますが、当然9型ナビも用意されています。
同時に7型のベーシックナビも用意されますが、並べると差は歴然。もとから9型用に設計されているような取付けスペースでは、7型を付けた場合の黒樹脂の面積が広すぎるような感じです。
9型だけのメーカーオプション連携機能アリ
7型でも主要機能の他、ドライブレコーダーやETC車載器との連携などに差はありませんが、9型には大きなアドバンテージがあります。それがメーカーオプションのマルチアラウンドモニター連携機能です。
メーカーオプション「先進安全パッケージ」を付けた場合に、マルチアラウンドモニターの映像は基本、デジタルルームミラー内に表示されますが、9型ナビを選べばその映像をナビの大画面で表示できるよう専用設計されているのです。
引用:https://driver-web.jp/
比べてしまうとデジタルルームミラーの画像はいかにも小さく、筆者のように老眼が入りつつ者にはちょいと厳しく。それがナビ画面で確認できるようになるのは、視認性の良さという安全の基本を大きく改善してくれます。
市販品でも多くのナビゲーションは売られていますが、あえて純正ナビを選ぶメリットはこうしたところにあるのではないでしょうか。
3種の神器がセットでお得なパッケージ
価格面でも三菱アクセサリーではお得なセットを用意していて、純正のドライブレコーダー及びETC2.0車載器を同時購入する場合には33,000円も安くなる「ナビドラパッケージ」があります(ETCなしのパッケージ(22,000円安)もあり)。どちらも現在のクルマには必需品とも呼べるアイテムだと思いますので、こうしたパッケージもおすすめです!
もっともパッケージ価格とはいえナビ類で30万円以上の出費は本体価格の20%にも及ぶグレードもあり、さすがに軽では贅沢かのように思う方もいるでしょう。
しかし国内の自動車販売台数の3分の1以上を占めている軽自動車は、今や品質向上が目覚ましく「軽だからガマン、仕方ない」という見方は失われつつあります。サイズと排気量で線引きされているだけで、一般乗用車とほとんど同列な先進安全性、機能装備を持つクルマも多く、特にセールスの中心にあるスーパーハイト系ワゴンについては、一家に一台のファーストカーとして選択されることも増えてきました。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
そんなファーストカーには、十分な機能を備えるアイテムをぜひご検討していただきたいと思います。
以上、eKクロススペースのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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