クルドラ

エクリプスクロスの厳選おすすめオプションとナビを徹底解説!

最終更新日 2021/11/1

誰も予想しなかった2020年クルマ業界もご多分に漏れず厳しい風が吹いたわけですが、その中でも春頃までの操業停止状態からイチ早く立ち直り、新型車投入などで回復軌道に乗せたメーカーもあれば、通年で低空飛行に喘いだメーカーもありました。

残念ながら三菱自動車は後者であり、その業績は芳しいものではありませんでした。そうした状況打開すべく三菱では、2022年までの新中期経営計画「Small but Beautiful」が策定され、様々な構造改革経営資源投入見直しなどにより再起を賭けます。その計画上におけるプロダクト一番手が、本稿の主役マイナーチェンジしたエクリプスクロスです。

引用:https://www.goo-net.com/

現行エクリプスクロス2018年国内デビューした初代モデルですが、三菱らしい高い四駆性能に最新のトレンドでもあるクーペルックをまとったSUVは、他車にはない強力な個性を発揮しています。
2020年の12月に早くもビッグマイナーと呼べる商品改良が実施されたわけですが、車齢が伸びつつある昨今、異例とも言えるかなり早いスパンでのテコ入れ三菱の気迫が伝わります。

引用:https://autoc-one.jp/

今回のクルドラではエクリプスクロスを実際に購入しようとした際、気になるオプションについてメーカーオプションディーラーオプションに分け、さらにナビゲーションについても厳選したおすすめ品をご紹介していきます!

最新型エクリプスクロスのプロフィール

2018年エクリプスクロスデビューした際、三菱国内新型車としては実に4年ぶりだったこともあってかなりの注目を浴びました。特にパジェロアウトランダーといったこれまでのコンサバなSUV路線から、一気にデザインコンシャスクーペSUVへと転じたことが話題に。

引用:https://gazoo.com/

また、各種媒体での試乗レビューの評価も高く、三菱復活への期待が高まりました。ところが評価とは裏腹に、販売台数は期待されたラインには届かず、コロナ騒ぎの渦中に入っては4ケタに届かない登録月もありました。

そこで三菱は比較的短い期間で大規模な商品改良を実施します。

まずエクステリアについては、全長が140mm拡大されフロントリヤ共に大きく化粧直し。クルマで140mmサイズ変更とはモデルチェンジに近いほどの改良です。フロントマスクディテールも変わりましたが、寸法の多くはリヤセクションに割かれ、デザインの変更はもとよりラゲッジスペース拡大されています。

引用:https://response.jp/

最大のトピックはその心臓部にあり、従来の2.2ℓクリーンディーゼルに変わって新たにPHEV投入されました。基本は世界一売れているPHEVでもある兄貴分のアウトランダーのユニットと同一の2.4ℓエンジン前後1基ずつモーターが組み合わされる仕様。

また、足回りには”ランエボ”でもお馴染みの三菱が長年にわたり培ってきた四輪制御技術S-AWCが奢られ、エクリプスクロス4WDの軽快なハンドリング実現しています。

引用:https://autos.goo.ne.jp/

今後三菱日産・ルノーとの連合の中で、PHEVを主力とした商品展開を担うポジションのようですから、その先鞭たるエクリプスクロスは大きなカギを握っています。

満足度の高いメーカーオプションは?

ご承知のとおりメーカーオプションだけは新車購入時にしか選べず、見方を変えれば新車購入の醍醐味です。

エクリプスクロスでは全グレードに設定できるのはルーフレールだけで、それ以外のメーカーオプショングレード毎に異なります。ちなみに最新エクリプスクロスグレード価格は、以下の通りとなっています。

さて、エクリプスクロスメーカーオプションを一覧にするとざっと以下の通りです。

上記の中から、クルドラ的におすすめオプションをいくつかピックアップしてご紹介します。

スタイリッシュSUVを完成させるには

エッジの効いたエクステリアデザインワークがウリのエクリプスクロス新デザインコンセプトDaring Grace」は大胆にして、優雅。小ぶりに魅せるキャビンベルトラインフロントフェンダーに向かい前傾気味に突っ込んでいく造形は、シンプルにカッコ良さを狙いに行っているようです。

引用:https://driver-web.jp/

そうしたエクステリア付加価値を与えるメーカーオプション電動パノラマサンルーフでしょう。

日本車では80年代2ドアクーペに見られるデートカーブームの頃にウケていたサンルーフも今や下火。但し、現代デートカーとも取れるSUVでは話は別かも知れません。特に長めのルーフを活かした前後席にまたがるようなパノラマサンルーフは、人気も高く装着率も高めです。

当然エクリプスクロスにも設定があり、価格も魅力的。通常20万円近いオプション費用が見込まれますが、エクリプスクロスのそれはルーフレールセット16万円弱。ルーフレール単独の価格を除けば、12万円ちょっとで電動パノラマサンルーフが手に入る計算です。当然ですがSUVサンルーフ系オプションはその分、手放す際のリセールバリューでも高評価です。

引用:https://motor-fan.jp/

さらにセットになるルーフレールだって、SUVアイコンとも呼べるアイテムです。もともとデビュー当初は、全グレードルーフレール標準装備されていました。マイナーチェンジで何故かメーカーオプション化されてしまいましたが、実際にキャリアを積んだりするかしないかは別にしたドレスアップ効果もあるのでは?コレはおすすめです。

よりアッパークラスの雰囲気を高める

エクリプスクロスは当初コンパクトSUVカテゴリーで企画されていましたが、同社には既にRVRがありました。上にはミドルクラスアウトランダーもあるため、必然エクリプスクロスのポジションとしてはRVRよりは上級コンパクトSUVに。もちろんそれはグローバル位置づけであり、日本国内でいえばエクリプスクロスサイズ感コンパクト類いとは言えないかも知れません。

引用:SAN-EI SHOBO MAGAZINE

そうした立ち位置のエクリプスクロス一段上モデルに仕立てるのに効果が高いのは、オプション本革シートです。前段で現代のデートカーと評しましたが、言い換えるとスペシャリティカー(死語?)なエクリプスクロス本革シートは相性が良いはず。

特にマイチェン前まではブラックだけの設定でしたが、今回新たにライトグレー本革シート追加になっています。グレーと言ってもパッと見はホワイトのような感じで、ドアトリム同色コーディネートされることから、より上質スポーティな空間に感じられます。新ボディカラーホワイトと併せれば、より華やかな印象に。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

さすがに価格はけっこうしますが、オプション内容本革シートだけでなく「助手席パワーシート」やリヤシート左右に「シートヒーター」も加わりますのでコスパは悪くなくおすすめします。

PHEVだからできる万一の備えに

エクリプスクロスPHEVモデルなら車内に設置した100V AC電源(最大1500W)により電化製品電力供給可能で、アウトドアレジャーでは便利な、非常時には頼もしい電力源となります。

さらに急速充電口を使いV2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)機器接続すると、クルマに蓄えた電力で使うことができる家庭用の蓄電池となります。自ら発電することもできるため、満タン・満充電の状態からでは一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給できます。

このような非常時には災害対策車としても活躍が期待できるPHEVモデル所有するなら、ぜひAC電源(要はコンセント差し込み口)は付けておくべきでは?エクリプスクロスPHMVではMグレードのみメーカーオプション(GPグレードは標準)になっています。

セットオプションのためLEDヘッドライト&フォグ同時装着となり価格はやや高めですが、ぜひ検討すべきオプションです。

引用:https://blog.evsmart.net/

こちらもPHEVモデルをご検討ならぜひ

電気温水式ヒーターPHEVモデル全車オプション設定があります。通常、エンジン車暖房はエンジンのを利用しますが、このオプションを付けたエクリプスクロスPHEVモデルではそれに加え電気温水式ヒーター使用できます。

これによりEV走行中(EVプライオリティモード)にもエンジンを掛けない暖房の使用が可能になり、静かな走りが楽しめます。当然燃費にも寄与しますし、同じメーカーオプション三菱リモートコントロール装着すれば、スマホからの暖房・デフロスター設定操作も可能になり、出発時車内寒い思いをせずに済みます。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/

“高音質”の三菱にこだわるならコレ

三菱といえばダイヤトーン(DIATONE)に代表されるオーディオには一家言あるメーカーです。

当然、三菱車に搭載されるカーオーディオ水準の高いものが期待できます。エクリプスクロスにはメーカーオプションミツビシパワーサウンドシステムが用意されています。ダイヤトーンのようなブランドアピールはありませんが、その内容は車両形状に合わせて音響チューニングが行われたハイパワーアンプ8個のスピーカーで構成。フロントにはアルミ蒸着グラスファイバー製スピーカーカーボン製コーンを採用したミッドツイーターを、リヤドアにはツイーターを同軸に配置したコアキシャル2Wayスピーカーを搭載し、なめらかでみずみずしい音質を実現しています。

引用:https://bestcarweb.jp/

ガソリンモデルPHEVモデル共に最上級グレードにしか設定がありませんが、トップモデルを選ぶ方ならぜひ一緒に検討おすすめします。

新世代のボディカラーにも注目

メーカーオプションという括りではありませんが、有償塗装色新色追加になっています。それがホワイトダイヤモンドです。

2018年のデビュー時にはレッドダイヤモンド新色で、難易度の高い塗り重ねが必要となる多層コート高輝度塗装でしたが、今回はそのホワイト版。このホワイトダイヤモンドは、パールの白い輝き金属の陰影を併せ持つとしており、爽快でありながら艶やかな大人のエレガントさを演出しています。

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エクリプスクロスをチョイスするなら、この2色ダイヤモンドカラーに注目です。

おすすめディーラーオプションをチェック

三菱ではディーラーオプション、即ち純正アクセサリー充実度は高く、エクステリアからインテリアまで実用性機能性に富むアイテムが揃っています。カタログには、MITSUBISHI MOTORS COLLECTIONとしてタンブラートートバッグ扇子コンテナボックスといったグッズ類も豊富に用意があり、三菱党は要注目です。

迫力のエクステリアならこのパッケージ

まずはエクステリア関連オプションですが、かつて三菱車ドレスアップパーツ走行機能パーツといえば「ラリーアート」という時代がありました。ラリーアート三菱モータースポーツ部門であり、80年代から2000年代頃はスポーティ三菱車イメージリーダー的な側面もありました。
残念ながら2010年頃から活動停止になってしまいましたが、三菱オリジナルデザインでしっかりエクステリアパーツは揃います。

引用:https://www.area-agnes.com/

おすすめ3点セットの「スタイリングパッケージ」です。フロントアンダーガーニッシュサイドエクステンションリヤアンダーガーニッシュ3点で構成され、個別購入することもできますが、セット装着することでシャープかつダイナミックなスタイリングをより引き立て、さらにスポーティSUVに仕上げます。特にリヤアンダーガーニッシュは、長尺メッキ調モールが仕込まれていて、標準状態とかなり印象が変わりリヤの迫力を高めます。

また、このパッケージは好みやボディカラーとの相性に合わせ「ELEGANT STYLE with Silver」と「SPORTY STYLE with Black」の2色展開となっていて、シルバー系ブラック系選択できます。

迫力大幅アップ間違いなしのこのセット特別価格も適用されるのでいかがでしょうか。おすすめです。

もう一つ合わせ技でいかが?

スタイリングパッケージで車体下回りドレスアップをするなら、併せてもう一点「スポイラーパッケージ」も検討してみてはどうでしょう。

エクリプスクロス標準でもルーフエンドはスポイラー形状となっていますが、このパッケージ大型テールゲートスポイラーは、凹凸のある立体的な造形個性を発揮する存在感あるデザイン。交換によるインパクトはハンパないです。迫力だけでなくスポイラー表面ボディ色裏面マットブラックに塗分けられた純正品らしい処理も忘れません。

これに加えテールゲートリップスポイラーも一緒にパッケージングされるため、リヤビューはさらに引き締まります。

スタイリングパッケージ同様、セットなら割引もありぜひ”合わせ技”でキメてみては?

小ワザながら新しい提案かも

小さなアイテムですがカタログ中ドアハンドルカバーが目を引きました。通常ドアハンドルカバーとなると、ドアハンドル全てを覆うような造形のものが主流ですが、エクリプスクロス純正アクセサリーでは、ドアハンドル上面に貼り付けるタイプになります。これであるとボディ同色箇所がのぞくので一体感がある一方、コントラストが効きカバー部分も控えめでいて存在感が増すといった印象です。

多くのクルマのアクセサリー記事を執筆する中、これまで見かけなかったアイテムであり、今後増えそうな予感もします。カラーのメッキシルバー艶ありブラックは、どんなボディカラーにも対応できそうでいいチョイスです。

引用:https://creative311.com/

ちなみにマイチェン前は、このアイテムメッキミラーカバーをパッケージした「メッキカバーセット」の用意もありましたので、そちらと一緒に考えてみるのもアリでしょう。

ナイトドライブをクールに彩るアイテム

インテリア関連からはパーソナライズドインテリアイルミネーションおすすめ。近頃ハイブランドの輸入車や、国産アッパークラスでの採用が増えているのが、車内イルミネーションです。夜間足元を照らす的な実用品としてではなく、あくまで車内のムードを盛り上げるようなアイテムとして採用されているクルマも多く、中には30色60色といったカラーチェンジができるものもあります。

エクリプスクロスのそれは、運転席助手席足元8色の光で照らし、さまざまな彩りの空間を提供してくれます。欲を言えば照射箇所がもっと多くなればという気もしますが、比較的安価な設定でもあり仕方ありません。それでも十分、ムーディナイトドライブ演出気分を変えたい時などには役立ちます。

面白い演出イルミネーションの明かりを固定する以外に、波のように順番に変化していく「やすらぎモード」や、一定時間でランダムが変わっていく「フラッシュモード」を選択できること。

ドアの開閉時には、連動して白色に点灯させるウェルカム機能も装備しています。

ナビゲーションはメーカーOP?ディーラーOP

エクリプスクロスではナビゲーションシステムについては、2つの選択肢があります。

一つは前項のメーカーオプションに含まれる「スマートフォン連携ナビゲーション」、もう一つはディーラーオプションの「オリジナル7型(ハイスペック)ナビゲーション」です。

スマホ接続で機能アップのメーカーOPナビ

引用:https://www.as-web.jp/

メーカーOPスマートフォン連携ナビゲーションは、8インチディスプレイが装備され、ナビマルチアラウンドモニターフルセグのテレビが標準となります。他社のディスプレイオーディオではスマホ連携前提でナビ機能が省かれているものもありますが、エクリプスクロスではしっかり装備されているのはうれしい点。もちろんスマートフォンUSBポートにつないで、Apple CarPlayAndroid Autoなど多彩なアプリケーションも楽しむこともできます。中には三菱オリジナルの、お出かけスポット紹介アプリ「週末探検家」や会員専用の充電スポット検索アプリ「電動車両サポート」も用意されています。

他方、最新のクルマに増えてきているDCM(車載通信機)の類いはまだ三菱車では設定がないようなので、トヨタT-Connect日産ホンダ等のコネクテッドサービス的なものは使えません。

ドラレコ等と連携できるディーラーOPナビ

ディーラーOPオリジナルハイスペックナビゲーションは、一般的なワイド2DINサイズナビモニターサイズはイマどきだとやや小さめな印象の7インチ。但し、メーカーOPナビと違い市販品同等機能が揃っているため、高度なルート設定DVDCDなど物理的ソフトの再生ができ、無料地図更新といったサービスも付きます。一番大きいのはドライブレコーダーとの連携機能があること。ナビ画面ドラレコの録画再生各種設定操作ができる他、カーナビ位置情報ドラレコに反映させることで、録画した映像とその場所画面上確認することもできます。

純正アクセサリーならではの特典としては、「ナビドラ+ETC2.0 パッケージ」というドライブレコーダーETC2.0車載器3点をセットとして割引価格が設定されています。前述の通りディーラーOPナビドラレコETC連携機能がありますから、ここはセットでの選択がお得でおすすめです。

ベストチョイスのジャッジはドローか

では、メーカーOPナビディーラーOPナビのどちらがベストチョイスか?ですが、ここはズルのようですが引き分け妥当だと感じます。

本来なら最近の趨勢からメーカーOPスマホ連携ナビを推しがちなのですが、エクリプスクロスの場合はマルチアラウンドモニターこそ魅力的ながら、他社主流コネクト機能がないため、他の内容はわりと平凡なスペックに過ぎません。さらに一番のネックになるのは選択範囲の狭さです。スマホ連携ナビガソリンモデルPHEVモデル共にトップグレード標準装備ですが、その他のグレードでメーカーOP選択できるのは、PHEVの”G”一つだけです。ガソリンモデルにはオプション設定さえありません。

引用:https://kakakumag.com/

賛否もあるようですが、トヨタディスプレイオーディオのようにDCMと併せ全グレード標準、くらいの意気込みが欲しかったところです。

ディーラーOPナビはやはりモニターサイズ小さいのが物足りないところ。やはりナビ視覚情報が重要なので画面大きいに越したことはありません。三菱軽自動車(eKX他)にも9インチナビ用意されるのでなおさらです。

ということで筆者ならどうする?という限定的な話であれば、アルパインのビッグX等、市販大画面ナビ安いところでポチり、取付工賃新車購入値引き材料として交渉するかなぁというところです。

引用:https://www.gqjapan.jp/

以上、エクリプスクロスおすすめオプションのご紹介でした。

 

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