メルセデスベンツGLBの厳選おすすめオプションとナビはどれ?
最終更新日 2021/11/1
世界の自動車販売ムーブメントは、今やSUVなくしては語れない状況にあり、あらゆるセグメントでラインナップされています。
業界の雄、メルセデスベンツもご多分に漏れずSUVの拡充を進め、2020年の今年、日本でもブランニューSUV「GLB」が発売となりました。時期的には兄弟車ともいえるGLAのフルモデルチェンジと併せての発表となり、これでメルセデスベンツのSUVはGLA、GLB、GLC、GLCクーペ、GLE、GLEクーペ、GLS、Gクラス、EV車のEQCと上から下まで隙の無い商品展開が完成しました。
予算や用途に応じて、どのセグメントからでもSUVがチョイスできるため、今後メルセデスベンツの販売ボリュームに占めるSUV比率はますます向上していくでしょう。
今回のクルドラでは、”ドラえもん”と共にやってきた初代の新型GLBを実際に購入しようとしたとき気になる豊富なオプションの中から、厳選したおすすめ品をご紹介していきます!
引用:https://dora-world.com/
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GLBのプロフィール
Aクラスが切り拓き、今やすっかり定番化した「コンパクトメルセデス」というジャンルですが、Aクラスにセダンが追加となったり、背が高くマルチパーパスなBクラスが誕生したりとすそ野は広がるばかりです。そこへGLAというSUVラインが加わるのは業界的には当然の流れでしたが、そこへもう一枚カードを切ってきたのがGLBです。
AクラスとBクラスの関係性をそのままSUVへ持ち込んだ格好で、クーペライクなフォルムのGLAに対し、ミニGクラスを彷彿とさせるスクエアデザインの7シーターSUVがGLBとなります。
引用:https://www.webcg.net/
メカニズムやグレード構成なども双子同然ですが、エクステリアと乗車人数でキャラ分けをし、よりパーソナルなGLA、よりファミリーなGLBで棲み分けを図っています。
GLBのスリーサイズは、もはやコンパクトというには少し気が引けるようになってきましたが、それでも4650mmの全長に3列シートを組み込んでいて、国産3列シートSUVのエクストレイルやアウトランダー、CX-8よりも短い全長で7名乗車を実現しました。
引用:https://www.gqjapan.jp/
グレードはシンプルに2種類で、標準車の「200d」はFF、2ℓ直4ディーゼルターボを搭載。上級の「250 4MATIC Sports」は4WDのみで、エンジンはガソリンの2ℓ直4ターボとなっています。いずれもトランスミッションには、新開発のデュアルクラッチ式8段AT「8G-DCT」の組み合わせです。
インテリアは現行Aクラスから続くカウルなしのインパネにメーターパネルなどの液晶ディスプレイが並ぶお馴染みのデザインが採用されています。
引用:https://www.netcarshow.com/
GLBのメーカーオプションはどうなっているのか
GLBのカタログをチェックしてみたところ、メーカーオプションは「200d」にしか設定がありません。「250 4MATIC Sports」にはある程度AMGラインのエクステリア等が標準となっていますが、サンルーフのように一部「200d」にしか設定できないオプションもあるようです。
引用:https://www.autoscout24.de/
メーカーオプションは高額ながら魅力的
クルマを購入する際に、まず決めなければならないのがメーカーオプションです。納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入の醍醐味でもありますね。
GLB「200d」に用意されているメーカーオプションは以下の通りです。
純正ナビゲーションならこれ一択
GLBには10.25インチのディスプレイが2枚も並んでいますが、このディスプレイでナビを使おうと思えば、「ナビゲーションパッケージ」の選択が必須です。
トヨタなど国産車で増えてきているコネクテッド方式によるスマホナビで十分、とお考えの方もいるかも知れませんが、GLBではスマホとの連携機能がありません。正確に言えば従来のコマンドシステムでは、USBケーブルで接続したスマホからApple CarPlayやAndroid Autoを使って地図アプリをディスプレイへ表示することができましたが、現在のMBUX(メルセデスベンツユーザーエクスペリエンス)では、その機能が搭載されなくなりました。
引用:https://web.motormagazine.co.jp/
ここは筆者のあて推量ですが、技術的に困難とも思えないので背景にはMBUXのシステムの範疇でナビからコミュニケーションに至るまで全てを囲い込みたいというメーカーの意図があるよう感じます。MBUX自慢の音声認識の精度も、外部端末等を介さない方がより高まる気もしますし。
ということでナビはスマホの音声だけで十分という強者を除けば、今どきクルマにナビが付いてないことは考えにくく、オプション選択をおすすめします(但し、ディーラー筋によれば輸入分のほとんどにこのパッケージは付いているとか)。
安全装備の拡充がスゴ過ぎ!
引用:https://intensive911.com/
また、ナビゲーションパッケージを選択することにより、ナビの他にフルセグのTV機能も加わりますが、それ以上に安全装備関連の充実が魅力です。具体的には「トラフィックサインアシスト」「アクティブステアリングアシスト」「アクティブレーンチェンジングアシスト」さらにアクティブディスタンスアシストディストロニック(いわゆるACC)に「自動再発進機能」も加わる大盤振る舞いです。
トラフィックサインアシストは一般道や高速道路で、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディスプレイに表示。制限速度を超えた場合は警告してくれるので、初めての道でも安心して走ることができます。
引用:http://syachiraku.com/
ステアリングに手を添えているだけで、車線をキープしてくれるアクティブステアリングアシストやウインカーさえ出せばセンサーが安全を確認の上、自動で車線変更してくれるアクティブレーンチェンジングアシストも未体験なら”未来のクルマ感”を半端なく実感できるでしょう。
またACCに自動再発進が付くのは大きいですよね。これがあるとなしとではドライバーの負担が大幅に違いますし、ACCの恩恵を最大限に享受したいなら外せません。
スポーティ感は2割増し!?AMGライン
引用:https://motor-fan.jp/
エクステリアに関しぜひおすすめしたいメーカーオプションが「AMGライン」です。
もはや説明不要のメルセデス車テッパンのドレスアップ仕様ですが、もともとGLAに比べるとGLBは背を高くし、ファミリーユースも見越したボクシーなエクステリアに仕上がっています。その分、牧歌的な雰囲気がありそれが個性でもありますが、AMGラインをまとえばその印象も違ってきます。
下のように並べてみれば一目瞭然ですが、AMGラインの方がシャープでスポーティに感じませんか?
オプション価格は280,000円とけっして安くありませんが、上記表にあるとおりフロントマスクだけでなく、19インチにサイズアップしたアルミ、専用の本革ステアリングやシート、カーボンインテリアトリムなど追加され、特に安全装備のマルチビームLEDヘッドライト&アダプティブハイビームアシスト・プラスがこのオプションのセットに入っているのは見逃せません。
この装備は、片側18個のLEDを瞬時に制御することで前走車、対向車を眩惑せずにより広い範囲を自動で照らし続ける先進のライトシステム。安心感のある夜間走行を実現します。
引用:ttps://performancedrive.com.au/
他社のオプション価格で見るとこのアダプティブハイビームアシストは10万円近い価格なので、専用のエアロパーツにシートやトリム、19インチアルミまで付くことを考えるとコスパは悪くないオプションでしょう。
250のAMGラインはひと味違う
ちなみに「250 4MATIC Sports」のエクステリアは、標準でAMGラインになっていますが、「200d」にメーカーオプションで付くものとは同じではありません。
「250 4MATIC Sports」用のものは”ナイトパッケージ”と呼ばれる仕様で、サイドスカートインサート、ドアミラー、ウインドゥライントリム、ルーフレール、アルミホイール(20インチ)、フロントグリルシングルルーバー、フロントスプリッター、リアエプロントリムがブラック処理されています。
「200d」にはナイトパッケージは設定されていませんが、20インチアルミはディーラーオプションで同じものを選択できます。但し、タイヤ込みの4本セットで539,000円もして、なおかつAMGラインに標準で付いてくる19インチタイヤとアルミが余るというムダも生じるため、このチョイスは悩ましいですね。
こちらの内装もけっこうイイ!
本革シートのメーカーオプションについては2種類ありますが、一つは前項のAMGラインを選択した場合の「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」。こちらは単にツートーンの本革シート(クラシックレッド/ブラックorチタニウムグレイ/ブラック)が装着できるだけです。
もう一方の「レザーエクスクルーシブパッケージ」はAMGライン非選択の場合の本革シート(ブラックorマキアートベージュ/ブラック)オプションです。こちらの方はシート以外に64色のアンビエントライトとブラウンウォールナットウッドインテリアトリムが付きます。アンビエントライトは今回からAMGラインに含まれているので、AMGレザーエクスクルーシブパッケージの方には入っていません。
ウッドインテリアトリムはこのレザーエクスクルーシブパッケージだけの装備で、シートカラーのマキアートベージュとの組み合わせは、GLBの内装パターンの中ではもっとも華やかな印象を与え、AMGのクラシックレッドもスポーティでイイけどこちらも捨てがたいと感じさせます。
250Sportsにはない装備がある
引用:https://genroq.jp/
「アドバンスドパッケージ」のヘッドアップディスプレイとアドバンスドサウンドシステムは「200d」にしか選べないオプションです。なぜか上級モデルの「250 4MATIC Sports」には設定がありません。
詳しい方なら従来のメルセデス車のアドバンスドパッケージには、360°カメラシステムが入り3点セットだったとお気づきでしょう。GLBではそのカメラシステムは標準装備品になるため、アドバンスドパッケージは2点セットになりました。ちなみに同じくこれまでメルセデス車のメーカーオプション定番であったACCや緊急ブレーキ等を組み合わせた「レーダーセーフティパッケージ」も標準となっていますので、今のモデルには25万円相当のオプションは含まれている本体価格なのです。
運転に必要な情報を前方の道路状況から目を離さずに確認できるヘッドアップディスプレイは、かなり装備されるクルマは増えてきました。GLBのそれは約2.5m前方に浮かんでいるように見える高解像度のカラー画像に、車速やナビ、ACCの設定内容などを表示します。
アドバンスドサウンドシステムは、GLBのインテリア専用に開発された、高性能10スピーカーと225Wアンプのオーディオシステム。豊かな臨場感とともに心地よいナチュラルサウンドが愉しめます。
「200d」を選択する方なら「250 4MATIC Sports」にはないこれら装備、ぜひ選択することをおすすめします。
ディーラーオプションは機能性重視で選択
ディーラーオプションはメーカーオプションと違い、あとから欲しくなったときや、ボーナスが出たときなどでも追加できるわけですからじっくりと検討できます。むしろ新車は購入する時点が一番熱くなっているときなので、ついつい不要なものまで購入しがちなので注意が必要ですね。
エクステリアは標準で完成形?
GLBのオプションカタログには、カッコいいアルミホイールは何点か紹介されていますが、それ以外にエクステリアを彩るパーツはほとんどなく、せいぜいルーフスポイラーがある程度です。
昨今、国産車のオプションカタログには派手目なエアロパーツがズラリと並びますから、比較するとわりと実用品を中心にした控えめな品揃えに映ります。
裏を返せばエクステリアは購入した状態で十分な完成形であるというメーカーの自負かも知れませんね。
セットで買えばお買い得!
その実用的なアクセサリーについて、カタログには下記のように「GLBおすすめパッケージ」なるものが用意されていました。
フロアマット、ドライブレコーダー、ETC2.0車載器、タッチスクリーン保護フィルム、USBケーブルの5点セットで、別々に購入するよりも22,000円お得になる価格設定です。いずれも新車には欲しいものばかりで、ドラレコが入っているのが今ドキです。
この中で気になるものとしては、ETC2.0車載器でしょうか。純正品のETCは少々高額になりますが、純正ならではの特徴としてGLBに標準の最新インフォメントシステムMBUXに対応する機能があるためです。このETC2.0を装着した場合、VICS3メディアになり、自動渋滞回避ルート案内機能など、より充実した道路交通情報がインフォメントシステムへ表示できるようになります。
社外品のETC2.0車載機でも対応できるか動作確認は不明ですが、MBUXは現行メルセデス車の大きなセールスポイントだけに、使える機能は皆使いたいですよね。
ドラレコ+デジタルミラーが新定番
「GLBおすすめパッケージ」の中に含まれるドラレコは、2020年版として若干従来のものからマイナーチェンジしているようですが今や市販品の種類も大きく増えており、低価格で高スペックなものが選べる環境です。例えば市販品で4万円以上出すなら前後別体の2カメラモデルも楽に手に入ります(純正品はOPで2カメラにした場合は5~7万円弱)。
カタログにはもう一点、「ドライブレコーダー付きデジタルルームミラー」が掲載されています。後席の同乗者や大きな荷物で見えにくくなる後方視界を、リヤカメラで補助するデジタルルームミラーは、今や軽自動車にも設定されるほどメジャーになってきました。このミラーにドライブレコーダー機能を組み合わせたのがこのアクセサリーです。
メルセデスベンツでは従来Vクラス専用のオプションでしたが、ようやく他モデルにも展開となりました。トヨタでも2020年に発売となった新型ハリアーで装備されていますが、今後一気に拡大していくと思われます。
GLBのデジタルミラーでは、エンジン停止後に前後監視カメラとして、指定時間を継続し録画。当て逃げや、車上荒らし等の記録を高画質(フルハイビジョン)で残すことができるなど、トヨタのものよりドラレコとしてのスペックは上になっています。
価格は少々お高いのがネックですが、今新たにドラレコを購入するならぜひこちらのデジタルルームミラー一体型をおすすめします!
スリーポインテッドスター付きアクセサリー
ベンツオーナーの所有欲を満たすベンツマーク付きアクセサリーってけっこう揃っています。
カーペットはもちろん、アッシュトレイ、チャイルドシート、フロントサンシェード等々しっかりとマークが入っています。
例えばルーフボックスは、おそらくTHULE(スーリー)かINNO(イノー)のライセンス商品だと思われますが、サイドとリアにメルセデスのロゴとスリーポインテッドスターがプリントされているだけで、ベンツ専用デザインのように感じられるから不思議です。
GLBの最新購入情報
今年6月25日に発売となり、8月6日現在まだ2か月も過ぎていませんが、早くもGLBの初回輸入ロットは売り切れ目前のようです。
引用:https://minkara.carview.co.jp/
上級の「250 4MATIC Sports」は既に店舗に在庫がある分だけ、「200d」ももはやカラーやオプションは自由に選べるような状態ではありません。もちろん今後も継続して輸入されるわけですが、コロナ禍による本船の配船スケジュールにも不透明なところはあり、年内に間に合うかどうかといった状況です。
GLBはヨーロッパ市場では4グレードが設定され、ガソリンエンジンも2種類あるし、7シーターだけでなく5シーターのモデルもありますから、時間は掛かるでしょうが今後はローンチにはなかったワイドなバリエーションで輸入されることもあるのでは。
今やどこのメーカーもSUV頼みの傾向があり、売れるものはしっかりと玉を揃えてくるはず、気長にいきましょう。
引用:https://www.carscoops.com/
以上、メルセデスベンツGLBのおすすめオプションのご紹介でした。
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