クルドラ

メルセデスベンツBクラスの厳選おすすめオプションはどれ?

最終更新日 2021/9/25

メルセデスブランドの中でも比較的新しいモデルと思えていたBクラスも、2019年6月に国内発売となった新型で早くも3代目となります。

ラインナップの中ではAクラスと並び、ベンツ入門用として誰にでも扱いやすいサイズ感インターフェイス、そして高い安全性機能性を誇るBクラス

今回のクルドラでは、Bクラスを実際に購入するつもりになって、気になる豊富なオプションの中から厳選したおすすめ品をいくつかご紹介していきます!

新型Bクラスはこんなクルマ

初代Bクラスが登場したのは2005年。プラットフォームを同じくする兄弟車のAクラスよりホイールベースを拡大し、全高も高くとることで一段上のユーティリティを確保したコンパクトスポーツツアラーでした。

2011年には2代目へとスイッチ。初代よりもやや全高を下げて機械式駐車場への入庫を可能とし、Bクラス初の4WDモデルを追加設定するなど、ファミリーカーとしての使い勝手を高めてきました。

そして2018年末3代目が発表、半年ほど遅れて今年日本でも発売となりました。

フォルムは初代からの印象を引き継ぐものの、全長・全幅とも先代モデルよりも拡大。デザイン的にも最新メルセデス言語によるフロントマスクを構え、CLSクラスを彷彿とさせる”カッコいい”ルックスとなっています。

最新モデルらしく安全装備は上位クラスとも遜色なく、加えてベンツ肝いりの「ハイ!メルセデス」でAIが起動する自然対話式音声認識機能MBUXも抜かりなく搭載されています。

仮想Bクラス購入にチャレンジ!

Bクラスメルセデスブランドの入門用として、比較的若い層を取り込み、その後CクラスEクラスへと乗り継いで行ってくれるユーザーを獲得する使命を帯びています。

ベンツ日本のホームページでも、Bクラスは”らしくない”ほど極端にポップな印象を与えるスペシャルサイトを準備し、そこに置かれた購入に関する手引きコーナー等でもそれが感じられます。

グレード選びは超シンプル

さて早速、購入するつもりになって自分好みのBクラスをシミュレートしていきましょう。

登場間もない3代目Bクラスは、グレードに関してはわずかに2種類で、1.4ℓガソリンターボモデルの「B180」と、2.0ℓディーゼルターボモデルの「B200d」です。カタログを読む限り装備差はほとんどなく、エンジンの好みで選択すればいいでしょう。当然ディーゼルの方がパワフルでしょうが、40万円弱の追い金が必要になってきます。只、ガソリンエンジンはハイオク指定なので、燃料代ではディーゼルエンジンの方が経済的なのですけどね。

メーカーオプションは高額ながら魅力的

まず、クルマを購入する際に決めなければならないのがメーカーオプションです。

引用:https://www.carsensor.net/

納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入時の醍醐味でもありますが。

Bクラスに用意されているメーカーオプションは以下のとおりです。

最高の安全性を手に入れよう!

この中からおすすめオプション第一位に推したいのは、レーダーセーフティパッケージです。Bクラスは標準の安全装備にもブレーキアシストやフルエアバッグが備わりますが、上記したようにSクラスなど上位モデルと遜色ない安全装備となると、このパッケージオプションを選択する必要があります。

特に高速道路走行中、ステアリングに手を添えているだけで、自動加減速ステアリングアシストにより前走車との最適な距離と車線をキープするアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(長!)、要は国産車で言うACCはイマドキのクルマとしては外せない装備ですし、斜め後方の死角にいるクルマや自転車に気づかず車線変更しようとすると、警告自動補正ブレーキでサポートしてくれるアクティブブラインドスポットアシストも日常でのヒヤリ回避には有効な装備です。

さらに停車時に、後方から接近するクルマに気づかずドアを開けようとすると、インジケーターと音で警告する降車時警告機能も付きますし、このパッケージを選択することで、例えば標準のブレーキアシストが「歩行者飛び出し検知機能付」へアップグレードとなるなど、安全装備がより充実します。

安全の付加価値を上げるナビセット

次に選択したいのは、ナビゲーションパッケージです。筆者自身もそうですが、近ごろはスマホの地図アプリが十分実用に耐えるものになっているため、クルマに乗った際も簡単に目的地設定ができるスマホを利用する方が多いのでは?

ですがロングドライブでは、ナビの方へしっかりとルートを入れて移動することで、視認性も上がりより高い安全性が確保できます。今のところBクラスには、スマホのミラーリング的機能(AppleCarPlayやAndroid Auto)はないので、なおさらです。地デジチューナーが付いたり、ネットを介してクルマと通信するMercedes me connectが付いたりするところも魅力ですが、このセットをおすすめしたいポイントは他にあります。

それが前項のレーダーセーフティパッケージとの連携による機能追加です。具体的には先のアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(長!!!)へ、先行車の停止に合わせてクルマが停止した際、前のクルマが再び動き出したときに自車自動的に再発進してくれる機能が付きます。これは国産車等におけるACCの最新機能として採用も拡大してきており、渋滞時走行の疲労軽減にかなり効果があるとされています。

その他にもナビゲーションパッケージセットとなることで、ウインカーを点滅させるだけで車線変更できるアクティブレーンチェンジングアシストもレーダーセーフティパッケージに追加される仕様となります。

引用:https://response.jp/

そうなるとレーダーセーフティパッケージナビゲーションパッケージのセット装着となり、オプション価格429,000円とけっこうな金額となります。ちなみに特におすすめには含めませんが、メーカーオプションのアドバンスドパッケージ(204,000円)は、レーダーセーフティパッケージが付いていないと選択できないので、これまで付けたいとなれば計63万円超

ディーゼルモデルなら大方500万円近い車両価格となり、入門用と言われるハッチバック車でも、Sクラス並みの安全装備を纏うとなれば、やはりそれ相当の対価は覚悟しないといけないようです。

安全も大事だけど見た目も・・・

追い打ちを掛けるようで何ですが、ぜひ装備したいメーカーオプションとしてあと一点、AMGラインは何とか頑張りたいところです!

冒頭、3代目Bクラスはなかなかに男前になったと申し上げましたが、カタログやWEB上で見るその「カッコいいBクラスは、ほとんどAMGライン装着のモデルである気がします。特にBクラスは、クルマの特性上FFを生かした高いユーティリティを維持する必要があり、サイドからリヤにかけてのボディラインがことさらスポーティに絞り込まれるようなこともありませんし、リヤ周りのデザインもわりとのっぺりとした感じです。それだけに人形ではありませんが、「顔がいのち」となるわけです。

引用:https://www.autocar.jp/

上のように並べてみれば一目瞭然ですが、AMGラインの方が一枚、いやなんなら二枚三枚上手のように感じませんか?

オプション価格は255,000円とけっして安くありませんが、上記表にあるとおりフロントマスクだけでなく、インチアップしたアルミナッパレザー本革ステアリングカーボン調インテリアトリム、安全装備のアダプティブハイビームアシスト・プラスなど追加される項目は多岐に渡ります。

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ノーマルだと若干ファミリーカー臭の強いBクラスが、一目置かれる(言い過ぎ?)くらいに見違え、費用対効果は高いと感じます。もちろんAMGレザーエクスクルーシブパッケージまで付けてとの贅沢は申しません!

ディーラーオプション「おすすめパッケージ」はお得?

さて、メーカーオプションでけっこうな金額を掛けてしまいましたので、ディーラーオプションについては機能性重視で必要なものを厳選していきましょう。

もっともメーカーオプションと違い、あとから欲しくなったときや、ボーナスが出たときなどでも追加できるわけですから心配いりません。むしろ新車は商談する時が一番熱くなっているので、ついつい不要なものまで購入しないよう注意が必要ですね。

Bクラスのオプションカタログを開くと、はじめにAMGのカッコいいアルミホイールが出ていますが、ここはAMGラインを選択しているので華麗にスルー。そうすると実はBクラスには例えばリヤスポイラーだとか、サイドスカートだとかのエアロパーツ系のオプションは何もないのが分かります。

通常ディーラーオプションでは、サイドバイザーフロアマットなどベーシックなオプションを考えますが、カタログには下記のように「Bクラスおすすめパッケージ」なるものが用意されていました。

フロアマットドライブレコーダーETC(2.0)車載器USBケーブル4点セットで、単体計が111,240円のところ90,000円となっていますから別々に購入するよりも2万円以上お得になります。いずれも新車には欲しいものばかりで、ドラレコが入っているのがイマドキですかね。

悩ましいのはどの商品も、純正用品でなくともカーショップ通販で揃えられなくはない点ですね。例えばセットで最も高額なフロアマットは、新型Bクラス用18,000円程度で販売されていました。その他の用品も、ささっと検索しましたがあと三割は安く揃えられそうです。

この内、価格以外の面で要検討なのがETC車載器ですね。純正品のETCは少々高額になりますが、純正ならではの特徴として、Bクラスに標準の最新インフォメントシステムMBUXに連携する機能があるためです。ETCの利用履歴や区間料金などが、MBUXによりディスプレイに表示されるようになります。

MBUXは今回3代目モデルの大きなセールスポイントだけに、使える機能は全て使いたいですよね。

反対にドラレコはムリして純正品を選ぶ必要があるかどうかが気になります。

純正ドラレコは画素数画角解像度ともに中々にハイスペックな仕様となっていますが、市販品の種類も大きく増えており、低価格で高スペックなものが選べる環境です。例えば市販品で3万円出すなら前後別体の2カメラモデルも楽に手に入ります(純正品はOP2カメラにした場合は5万円弱)。

純正品ならではの価値があるとすれば、デザインコンパクト(本体に液晶画面を搭載していないため)に出来ており、取付け感がスッキリすること。あと忘れてならないのは、本体側面に輝く「スリーポインテッドスター」ですよね!

実際にこのために純正を選ぶという方は絶対いらっしゃるでしょう。

まぁ先にも申しましたが、ディーラーオプションは後付けできるので、今回はMBUXとの連携がどうしても気になるためETC車載器だけ買っておく、という選択にしておきます。フロアマットUSBケーブルはショップで買うか、楽天でポチっときましょう。

これぞ純正用品ならではの出来!

ディーラーオプションのカタログを眺めて”これは!”と気になったものを最後にひとつ。それが「ドリンクホルダー」です。ご覧の通り、これが純正品の仕事だと思いませんか?

エアの吹き出し口を使って、飲み物の冷暖を取るアクセサリーはカーショップにも山のようにありますが、この商品ほどインパネ周りのデザインにフィットしたものはないでしょう。未使用時の収まり方が最高ですね。

商談の最後にセールスマンさんへ「おねだり」するにも適した価格な気も。

Bのベンツプライスはアリ?ナシ?

さて、これにて車両本体の仕様が決まりました。

ガソリンのB180を選択した場合は、メーカーオプションディーラーオプションを合わせまして4,552,080円也。

当然これに諸費用が乗ってきますし、メルセデスケア(有料保証延長)も付けたくなりますよね。そうなるとトータル支払い500万円超えは確実です。さらに10月以降に購入を考えている場合には、消費税2%上がってしまうことも念頭に置かねばなりません。

入門クラスとはいえさすがにベンツっぽい価格になります。しかし昨今、安全装備の充実がクルマの製造コストを引き上げているためであり、ここは安心とのバーターなので納得もできます。デイズやN-BOXといった軽自動車だって、安全装備をフルに詰め込めば簡単に200万円は超えている状況ですから。

言わずもがなの世界水準でトップレベル安全性を誇るメルセデスベンツを所有するわけですから、フトコロココロを広く持つしかありませんね!

あ、今ふとパノラミックスライディングルーフも欲しくなりましたが、、、キリがありませんね。

引用:https://www.autocar.jp/

以上、Bクラスのおすすめオプションのご紹介でした。

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