メルセデスベンツAクラスの厳選おすすめオプションはどれ?
最終更新日 2021/9/7
メルセデスブランドのエントリーモデルとして位置付けられるAクラスも初代から数え、令和の現在では4代目モデルまで進化してきました。特にコンセプトが転換した3代目モデルからは、BMW1シリーズやアウディA3、VWゴルフなど他社Cセグメントの真っ向ライバルとして日本市場においても存在感を発揮するようになりました。
引用:https://gazoo.com/
今回のクルドラでは、昨年セダンモデルも追加となった4代目Aクラスを実際に購入しようとしたときに気になる豊富なオプションの中から、厳選したおすすめ品をいくつかご紹介していきます!
目次(タップで飛べます)
最新Aクラスはこんなクルマ!
初代Aクラスが登場したのは1997年。元々メルセデスでは代替燃料(水素)車とすることを念頭に置き、フロアを二階建て構造にしていたため、短い全長に対し背の高い、トールワゴン的なクルマでした。実際にはインフラ整備や燃料電池開発の遅れから実現することはなく、単に個性的な外観を持つベンツ初のFF車ということがウリになりました。
2004年発売の2代目モデルまで同じコンセプトが続きましたが、前述の通り2012年に登場した3代目からは一気に方向転換。FFハッチバックとして王道のキャラクターが与えられます。結果としてこの転身は大当たりとなり、強力なライバルが並ぶCセグメントハッチバックの中でメルセデスベンツの入門車として広く市場に認知されるようになりました。
しっかりと市民権を得たクルマとして2018年にフルモデルチェンジされた4代目は、キープコンセプトですが最新べンツマスクの文法に沿った台形型グリルと吊り上がった薄いヘッドライトを持つシャーク(鮫)顔が与えられています。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/
もちろん安全装備も上位クラスと遜色なく、加えてメルセデス肝入りの「ハイ!メルセデス」でAIが起動する自然対話式音声認識機能MBUXも抜かりなく搭載されています。また、2019年にはクラス初のプレミアムコンパクトセダンも追加され、Aクラスワールドはさらに拡大してきました。
Aクラスのメーカーオプションはどうなっている?
Aクラスのメーカーオプションは、グレードにより相違がありますので、まずは2020年4月時点でのグレードをチェックしましょう。
Aクラスのグレードはシンプル
4代目Aクラスはデビュー直後には、1.4ℓ直4DOHC16バルブ直噴ターボのガソリンエンジンのみの設定でしたが、翌2019年には日本仕様Aクラスで初設定となる2.0ℓ直4クリーンディーゼルエンジンが追加されました。
そこで現在のグレード設定を見ると、ガソリンの「A180」「A180Style」とディーゼルの「A200d」の3グレードだけというシンプルな構成になっています(除くAMGモデル)。ご覧の通り標準状態で外観の差はほとんどなく、わずかにA180のみプライバシーガラスになっていない程度です。
カタログを読む限りA180はプライス優先で装備は簡略化されていますが、A180StyleとA200dの装備差はほとんどないためエンジンの好みで選択できるようになっています。当然ディーゼルの方がパワフルでしょうが、30万円の追い金が必要になってきます。
引用:https://car-me.jp/
只、ガソリンエンジンは燃料がハイオク指定なので、ランニングコストではディーゼルの方が経済的なのが悩ましいですね。
メーカーオプションは高額ながら魅力的
クルマを購入する際に決めなければならないのがメーカーオプションです。納車された後から、アレこれ付けることができませんので、じっくりと検討する必要があります。逆に言えば、新車購入の醍醐味でもありますが。
Aクラスに用意されているメーカーオプションは以下の通りです。
必須の安全装備が今なら無料!?
この中からおすすめオプション第一位に推したいのは「レーダーセーフティパッケージ」です。Aクラスは標準の安全装備にもブレーキアシストやフルエアバッグが備わりますが、Sクラスなど上位モデルと遜色ない安全装備となると、このパッケージオプションを選択する必要があります。
特に高速走行道路走行中、ステアリングに手を添えているだけで、自動加減速とステアリングアシストにより前走車との最適な距離と車線をキープするACC(ベンツの名称ではアクティブディスタンスアシスト・ディストロニック)はイマドキのクルマとして外せない装備。
引用:https://clicccar.com/
また、後方の死角にいるクルマや自転車に気づかずに車線変更しようとすると警告や自動補正ブレーキでサポートしてくれるアクティブブラインドスポットアシストも、日常でのヒヤリ回避には有効な装備です。
さらに停車時に後方から接近するクルマに気づかずドアを開けようとすると、インジケーターと音で警告する降車時警告機能も付きますし、このパッケージを選択することで標準のブレーキアシストが「歩行者飛び出し検知機能付」へアップグレードとなるなど、安全装備が相当に充実します。
MercedesBenz HPより
そして耳より情報ですが、令和2年の6月30日までにメルセデスベンツHPのプレオーダーシステムを利用の上、成約することになればこのレーダーセーフティパッケージが何と”無料“で提供されるキャンペーン中です。これだけで253,000円の値引きですから、これは見逃せないプランだと思います。
ナビは一択ながら拡張機能付きでお得
次に選択したいのは「ナビゲーションパッケージ」です。近ごろはスマホの地図アプリが十分実用に耐えるものになっているため、クルマには標準でディスプレイ(モニター)だけが付き、ナビについてはAppleCarPlayやAndroid Autoによるスマホのミラーリング方式を採るパターンが増えてきました。
引用:https://www.gizmodo.jp/
Aクラスにも10.25インチ(A180のみ7インチ)のディスプレイは標準となりますが、ミラーリング機能は標準でもオプションでも用意はありません。従ってAクラスでナビを使うにはナビゲーションパッケージを選択する必要があります。
追加費用は掛かるもののスマホナビと違い、車載ナビはパケット代や圏外を気にする必要がなく長距離の旅行などでも安心して使用できます。またメルセデスのナビパッケージを選択すると前項のレーダーセーフティパッケージに連携した機能が追加されます。具体的にはアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックを使用中、先行車の停止に合わせてクルマが停止した際、前のクルマが再び動き出したときに自車も自動的に再発進してくれる機能が付きます。
引用:https://www.webcg.net/
これは国産車等でもACCの最新機能として採用が拡大してきており、渋滞時走行の疲労軽減にかなり効果があるとされています。さらにその他にもナビパッケージとセットとなることで、ウインカーを点滅させるだけで車線変更できるアクティブレーンチェンジングアシストもレーダーセーフティパッケージに追加される仕様となります。
そうするとレーダーセーフティパッケージとナビゲーションパッケージのセット装着となり、オプション価格は442,000円とけっこうな金額となりますが、前述の通り6月30日までならナビパッケージ代だけでOKなのは大きいですね。
ルックスは2割増し!?AMGライン
エクステリアに関しぜひおすすめしたいメーカーオプションが「AMGライン」です。
A180には選択できませんが、HPや試乗動画などで見かける「カッコいい」Aクラスは、ほとんどAMGライン装着のモデルである気がします。
もともと3代目からは、真っ当なFFハッチバックとしてのルックスを持つAクラスですから、よりスポーツ性をアピールする方向のドレスアップは効果大。加えて今回の4代目は当初から同時期に登場したCLSクーペと共通のデザインテイストを持つマスクなので、AMGライン顔の方がむしろより自然な雰囲気さえ感じます。
下のように並べてみれば一目瞭然ですが、AMGラインの方が一枚か二枚は上手のように感じませんか?
オプション価格は263,000円とけっして安くありませんが、上記表にあるとおりフロントマスクだけでなく、18インチにサイズアップしたアルミ、専用の本革ステアリングやシート、インテリアトリムなど追加され、特に安全装備のマルチビームLEDヘッドライト&アダプティブハイビームアシスト・プラスがこのオプションのセットに入っているのは見逃せません。
この装備は、片側18個のLEDを瞬時に制御することで前走車、対向車を眩惑せずにより広い範囲を自動で照らし続ける先進のシステムで、安心感のある夜間走行を実現します。
引用:https://www.webcartop.jp/
他社のオプション価格で見るとこのハイビームアシストは10万円近い価格なので、専用のエアロパーツにシートやトリム、18インチアルミまで付くことを考えるとコスパは悪くないオプションでしょう。
ここまできたら全部のせ?
もう一つメーカーオプションとして設定のある「アドバンスドパッケージ」も地味に魅力的な内容です。こちらもA180には付けられませんが、内容は360°カメラシステム、ヘッドアップディスプレイ、アドバンスドサウンドシステムの三点セットになります。
360°カメラシステムは国産車でもおなじみの真上から自車を見下ろすように、周囲の状況を映像で表示し、駐車時の死角確認ができ安心感を高めます。運転に必要な情報を前方の道路状況から目を離さずに確認できるヘッドアップディスプレイも装備されるクルマが増えています。Aクラスのそれは約2.5m前方に浮かんでいるように見える高解像度のカラー画像に、車速やナビ、ACCの設定内容などを表示します。
アドバンスドサウンドシステムは、Aクラスのインテリア専用に開発された、高性能10スピーカー&225Wアンプのオーディオシステム。豊かな臨場感とともに心地よいナチュラルサウンドが愉しめます。
引用:https://togari31.com/
以上の通りオプション価格に見合うパッケージ内容と言えることに加え、このオプションを選択するには先のレーダーセーフティパッケージとAMGラインを同時に選んでいることが前提となるため、「せっかくココまで付けたのなら、コレも・・・」という気分にもなりますよね。
ディーラーオプションは機能性重視で選択
ディーラーオプションはメーカーオプションと違い、あとから欲しくなったときや、ボーナスが出たときなどでも追加できるわけですからじっくりと検討できます。むしろ新車は購入する時が一番熱くなっていて、ついつい不要なものまで購入しがちなので注意が必要です。
Aクラスのオプションカタログを開くと、AMGのカッコいいアルミホイールがズラリと紹介されていますが、それ以外にエクステリアを彩るパーツはせいぜいルーフスポイラーがある程度です。昨今、国産車のオプションカタログには派手目なエアロパーツがズラリとラインナップされていますから、比較するとわりと実用品を中心にした控えめな品揃えに映ります。
おすすめパッケージはオススメ?
その実用的なアクセサリーについて、カタログには下記のように「Aクラスおすすめパッケージ」なるものが用意されていました。
フロアマット、ドライブレコーダー、ETC(2.0)車載器、タッチスクリーン保護フィルム、USBケーブルの5点セットで、別々に購入すれば123,200円のところ101,200円と2万円以上お得になる価格設定です。いずれも新車には欲しいものばかりで、ドラレコが入っているのがイマドキですかね。
悩ましいのはどの商品も、純正用品でなくともカーショップや通販で揃えられなくはない点です。純正ではセットで10万円ですが、ささっと検索してみてもあと三割は安く揃えられそうですよ。特に輸入車でもベンツのように販売台数が多いモデルの用品は、フロアマットやドアバイザーなど様々用意されています。
MBUX連動なら純正ETCが安心
引用:https://www.kddi-fs.com/
この内、価格以外の面で要検討なのがETC2.0車載器ですね。
純正品のETCは少々割高になりますが、純正ならではの特徴としてAクラスに標準の最新インフォメントシステムMBUXに対応する機能があります。このETC2.0を装着した場合、VICS3メディアになり自動渋滞回避ルート案内機能の作動など、より充実した道路交通情報がインフォメントシステムへ表示できるようになります。
社外品のETC2.0車載機でも対応できるかの動作確認は不明ですが、MBUXは今回4代目モデルの大きなセールスポイントだけに、使える機能は皆使いたいですよね。
ドラレコはより取り見取りの市販品もアリ
反対にドラレコはムリして純正品を選ぶ必要があるかどうかが気になります。
純正ドラレコは2020年版として若干、従来のものからマイナーチェンジしているようですが今や市販品の種類も大きく増えており、低価格で高スペックなものが選べる環境です。例えば市販品で4万円以上出すなら前後別体の2カメラモデルも楽に手に入ります(純正品はOPで2カメラにした場合は5~7万円弱)。
引用:https://clicccar.com/
純正品ならではの価値があるとすれば、液晶画面搭載ながらデザインがコンパクトに出来ており、取付け感がスッキリすること。あと忘れてならないのは、側面に輝く「スリーポインテッドスター」ですよね!実際にこのために純正を選ぶという方は絶対いらっしゃるでしょう。
スリーポインテッドスター付きアクセサリー
引用:https://www.gizmodo.jp/
ドラレコに付いているように、メルセデスオーナーの所有欲を満たすベンツマーク付きアクセサリーってけっこう揃っています。
カーペットはもちろん、アッシュトレイ、チャイルドシート、フロントサンシェード、ナノイー発生機等々しっかりとマークが入っています。
例えばルーフボックスは、おそらくTHULE(スーリー)かINNO(イノー)のライセンス商品だと思われますが、サイドとリアにメルセデスのロゴとスリーポインテッドスターがプリントされているだけで、ベンツ専用デザインのように感じられるから不思議です。
Aクラスの最新情報
昨年の9月に開催されたフランクフルトモーターショー2019において、Aクラスのプラグインハイブリッド車「A250e」が初公開されましたが、今年3月からドイツ・ラシュタット工場で生産を開始したと発表されました。
引用:https://response.jp/
メルセデスでは電気自動車のEQシリーズに加えて、EQパワーの名で呼ばれるプラグインハイブリッド車のラインナップを拡充することで、パワートレインの電動化を一気に進める気配です。その最新作がエントリーモデルとなるA250eなのでしょう。
未だ日本での発売については具体的なアナウンスはありませんが、登場が待ち遠しい1台ですね。
引用:https://www.webcg.net/
以上、Aクラスのおすすめオプションのご紹介でした。
この記事を見てくれた人には新車購入時に絶対損をしてほしくないので、どうやって騙されずに値引き交渉すればよいのか、次の記事でチェックしてみてください。
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